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幻の地鶏「福地鶏(ふくじどり)」でご縁の輪をもっと広げたい!

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 126,000

8.4%

目標金額:1,500,000

達成率
8.4%
支援人数
5
終了まで
受付終了

福井県(ふくいけん)

寄付募集期間:2023年11月27日~2024年2月25日(91日間)

福井県 × 有限会社黒川産業

プロジェクトオーナー

卵も肉も美味しい福井県で生まれた地鶏、それが私たちが育てている「福地鶏」です。黄身は一般の卵より大きく、箸でつまめるほどの弾力があり、白身はプルプルでこちらもまた弾力性に富んでいます。
味はもちろん、卵独特の匂いもなく、卵嫌いの方にもファンがいるほどの良質な卵です。肉質も狭い鶏舎で育てられるブロイラーとは異なり、のびのびと自由に動ける広い環境で長い期間飼育された地鶏ですので、濃厚なうまみとしっかりとした歯ごたえが特長です。
そんないいとこ取りに思える福地鶏にもひとつ問題もあります。それは知名度が低いこと。卵も肉も食べていただければ絶対の自信があるものの、圧倒的に知られていないという意味で「幻の地鶏」に甘んじているのが現状です。あわら市のふるさと納税の返礼品としてもご提供し、ご好評をいただいていますが、もっともっと積極的にアピールしていきたいというのが私たちの願いです。
今回のプロジェクトは、あわら市外だけでなく福井県外の皆様に福地鶏の卵も肉も味わっていただける機会を増やしたいという思いで挑戦します。なにとぞ応援のほど、よろしくお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

年間生産数わずか5,500羽、その意味するもの

●平飼いでストレスフリー

私たちが鶏舎を構えるあわら市は、空気にも水にも恵まれた土地。
ここで広いスペースで自由に動き回れる「平飼い」という方法で飼育しています。
止まり木や産卵スペース、気温を保つ仕掛けなど、鶏たちがストレスなく安心して、生活・産卵できるようにしています。

●徹底した衛生管理

外部との接触や細菌との接触を防ぐため、鶏舎に入る際の防疫や、窓を設けない“ウィンドレス鶏舎”を導入するなど、徹底して外部から鶏たちを守っています。

●鶏たちとスキンシップ

採卵時には鶏たちに声をかけながら、毛並みや毛艶、トサカの色などを見て体調をこまめにチェックしています。
体調の悪そうな鶏がいれば、別の鶏舎に移して元気になるまで様子をみるなど、品質に直結する体調管理を大切にしています。

●長い飼育期間

福地鶏は、ブロイラー(肉用鶏)ではなく、卵を採る鶏(レイヤー)です。約45日で出荷されるブロイラーと異なり、およそ450日に渡って大切に飼育し、卵を産んでもらうという飼育になります。
飼育期間が長い分、鳥インフルエンザ等の疫病感染の等に大変気を使います。
長く飼育する分、その空間を快適に過ごしてほしいため、敷料や飲水器具など細目に管理する必要があります。

このように福地鶏をしっかり育てようとするとどうしても細かい作業やお世話が必要になります。
さらに畜産試験場から発生する雛数が少ないので、「幻の鶏」と言われていますが、生産者は一羽たりとも死なせずしっかり450日まで育てたいと、日々努力しています。

福地鶏ともったいない精神

私たちと福地鶏の関わりは、品種の誕生から始まっています。
2016(平成28)年から県畜産試験場で開発が始まりましたが、同じ年の10月には当社も実証試験に参加、翌年の2017(平成29)年4月から正式に飼育を開始し、同年6月から卵を販売しています。
このように福地鶏を世に出すために少なからず貢献してきた自負を持っています。
それだけに、殻の厚み、キズ、汚れ、変形などで品質に何の問題もないのに、規格外の烙印を押されてしまう卵の存在がもったいなくて仕方がないのです。

「6次産業化」という言葉をご存じでしょうか?
これは、私たちのような1次産業を担う農林漁業者が、自ら2次産業である「加工」や3次産業の「販売・サービス」を手掛け、生産物の付加価値を高めて所得を向上する取り組みのことです。つまり、「6次産業=1次産業(農林漁業)×2次産業(加工)×3次産業(販売・サービス)」と、1次産業にほかの産業を掛け算することで6次産業と表現しています。
私たちは普通であれば市場に出回ることのない卵を、自らの手で加工・商品化し、生卵以外に福地鶏の卵の魅力を多くの人に知っていただこうと考え、行動に移すことにしました。
言葉でいうと難しく聞こえるかもしれませんが、日本には昔から「もったいない精神」がありますよね。要はそういうことです。

養鶏業者がスイーツ作りにチャレンジ!

卵を使ったスイーツづくりで悪戦苦闘

規格外の卵でスイーツを作ろうと決めたまではよかったのですが、私たちはあくまでも養鶏業者であって、スイーツ作りにはなんのノウハウもありません。
しかし、娘が通っていた調理製菓専門学校でご縁のあった平沢さんの存在が次のステップに移行する力を与えてくれました。
彼女を仲間に迎えたことで、自分らだけでは到底無理だった重い扉を開けることができたのです。

平沢さんのコメント

元々は調理師を目指していた私には、スイーツ作りは未知の領域でした。ですが6次産業に関心があったこともあり、みんなで一歩一歩問題を乗り越えてきたという思いが強いですね。
パティシエとしての私の思いはただ一つ。「卵を美味しいものに仕上げること」。今でこそ主力商品に育ったプリンにしても、完成までは試行錯誤の連続。作ってはダメ出し、作ってはダメ出しを繰り返し、ようやく出来上がったものです。
今回、寄付の返礼品としてご用意した「エッグタルト」もプリン同様の悪戦苦闘を経て出来上がったものであり、自信作でもあります。ぜひ召し上がっていただきたいですね。

平沢さんの苦労は傍から見てもよくわかるほどでした。でもその苦労はきちんと実って、黒川産業のもうひとつの柱になろうとしています。

福地鶏と福井を一緒にアピールするためのもう1台!

関係者からのメッセージ

ここまでは私たちのお話でした。ここからは皆さんとの話をさせてください。
今回のプロジェクトに託した思いは、県外にアピールの場を広げるためにキッチンカー事業を拡大するということです。
すでに県内を回るためのキッチンカーはあるのですが、県外活動にもう1台、どうしても必要だと思っています。
卵のスイーツをきっかけに福地鶏の存在を知っていただくことと、福地鶏のふるさとであるあわら市、そして福井県に関心をもっていただくことが新キッチンカーの使命です。

具体的にはキッチンカーには自社サイトに誘導するQRコードを組み込み、サイト内で福地鶏とあわら市をPRします。
サイトにはあわら市を巡るマップを掲載して、「行ってみたい」というファンを獲得したいと考えています。
手前味噌かもしれないですけど、私が育ったあわら市も素敵なところです。また福井県は本当に素晴らしいところだと思っていて、誰に頼まれたわけでもないのですが、福井のファンを増やしたいし、移住や定住につなげることができたらと思っています。

最近、東京をはじめ県外からあわら市で新規就農に取り組む方が増えてきていて、“やっぱり福井も捨てたものじゃないな”と思っています。
夢みたいな話かもしれないですけど、そんな方たちと手を取り合ってあわら市と福井県を盛り上げていけたらと私は本気で考えています。
そんな私たちに、ご支援のほどよろしくお願いします。

寄付金の使い道

キッチンカーを1台導入し、県外での出店などに活用します。
また、出店時に使用するPOPツール(のぼりなど)の作成、QRコードから自社webサイトに誘導する仕組みの確立、自社webサイトの改修などに使用します。

※目標金額を超えた場合でも、目標金額に達しなかった場合でも、上記活動を推進するための費用として大切に活用させていただきます。

現在進捗情報はありません。

福井県

福井県は子どもたちの学力・体力全国トップクラス、健康長寿、安定した雇用などにより、「幸福度日本一」と評される暮らしやすい県です。
世界三大恐竜博物館の一つである「県立恐竜博物館」や曹洞宗の大本山「永平寺」、北陸地方唯一の現存天守を有する「丸岡城」、柱状節理世界三大絶勝の一つともいわれる「東尋坊」、ラムサール条約指定湿地の「三方五湖」など豊かな歴史、文化、自然があります。