孤独・孤立から子どもを守りたい。家でも学校でもない第3の居場所を立川市につくる
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 3,643,500円
目標金額:3,000,000円
- 達成率
- 121.4%
- 支援人数
- 186人
- 終了まで
- 受付終了
東京都立川市(とうきょうと たちかわし)
寄付募集期間:2023年11月10日~2023年12月31日(52日間)
東京都立川市×認定NPO法人育て上げネット

育て上げネットは孤立状態にある若者のために安心と安全が保障されたフリースペース「夜のユースセンター」を運営しています。少子化が続くなかでも「ひきこもり」「不登校」「虐待」や「ネグレクト」など望まない孤立を経験する若者は増え続けており、地域の支えが必要です。
試行で活動した2022年度は幅広い世代から希望があがり年間延べ1,000名を超える方が利用しました。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
「家に帰りたくない」若者たち
私たちは2004年から立川を拠点に若者への就労支援を行う団体です。
さまざまな悩みと生きづらさを抱える若者たちから「家に帰りたくない」という相談が日々、寄せられています。
夜は孤独感がいつもより強くなる――
自分が存在しているのかどうかもふわふわしている――
内閣府の調査では、10代から30代の若者の約5~7%が孤独感を「しばしば・常に感じている」という結果が出ています。
若者の生きづらさにつながる「不登校」「児童虐待」は過去最多を記録し、中学2年生のヤングケアラーは5.7%、高校2年生で4.1%と1クラスにひとりは苦しい境遇にある若者がいることがわかります。
いま、そういった境遇の若者たちにとって、「家」や「学校」、そしてそこにいる大人は心の底から安心して頼れる存在であるといえるのでしょうか?
家や学校が安心と安全を感じられる場でなくなったとしたら。
彼らの居場所と、一緒に問題解決に悩んでくれる新たな大人の存在が重要です。
ただそこにいられる居場所
23年度から本格的に夜のユースセンターという事業を始めました。
毎週土曜日18-21時にオープンする若者のためのフリースペースです。近隣の10代の若者、(元)ひきこもり、夜勤前の会社員——。さまざまな境遇の若者が訪れ、多いときは40名以上集まっています。
地域の飲食店に協力してもらって用意した夕食は無料で提供。参加人数より多めに用意されていて、気兼ねなくおなかをいっぱいにすることができます。ゲーミングPCやボードゲーム、さまざまな楽器もあり、みな思い思いの時間を過ごしています。
出入口には生活用品や食料品を準備しています。インスタントの食品やちょっとしたお菓子、ティッシュや生理用品など、帰り際に必要なものを詰めて持ち帰ることができます。
危険な道に進ませない「安全・安心な居場所」を
最近では「トー横」「グリ下」という言葉が世間に広く知られるようになりました。学校や家に居場所がない若者がSNSを通じて繁華街に集うようになりました。集合場所の略称がそのまま若者たちを指す言葉として浸透しています。
近しい境遇の人が集まっているこの場は若者自身が作り上げた居場所でもあります。否定されたり、排除されたりすることのない、自分らしくいられる場ともいえるでしょう。
しかし、そんな彼らが作り上げた居場所に、悪意ある大人が目をつけました。経済的な困窮や自尊感情に乏しさにつけこんで、売春や違法薬物の売買、闇バイトの紹介など、危険な行動に向かわせている報道が連日のようになされています。
若者が安心、安全でいられる場所が不足しています。
家や学校がその機能を果たせない現実を前に「第三の居場所(サードプレイス)」と呼ばれる取り組みが全国的に注目を集めています。
夜のユースセンターが若者にウケるワケ
従来からある支援とは大きく異なる点があります。
ひとつめは「夜に開かれたフリースペース」であることです。多くの支援プログラムは日中に行われているため、生活サイクルが夜型の若者や日中は学校やアルバイトをしていて接点を持つことができません。夜専用の支援であることで従来では支援が届かなかった若者にリーチすることができます。
そして、「長く付き合っていく」ことが前提のプログラムであることです。利用期限を設けることなく、気が向いたときに立ち寄れる空間を目指しています。行けば食べるものがある、話を聞いてくれる人がいる、気の合う仲間がいる。「働く」や「自立」といった具体的な目標にはあえて触れない支援を実施しています。
若者の求めるものを追求する
若者は「できれば相談したくない」し「支援を受けたくない」と言います。周囲から見たら「支援を受ける」必要性が高くても、若者自身がそれを選択するのはとても難しいことです。自分が何に悩んでいるか、困っていることはないか、どういう未来を望むか、そんなことを言語化して伝えなければなりません。何より、安心して伝えられる仲間や大人の存在がなくてはなりません。
しかし、彼らの境遇はその条件が整っていません。今日のごはん、明日の生活に手いっぱいの若者がたくさんいます。夜のユースセンターは彼らにその余裕を作ります。週1回3時間だとしても、彼らが自分らしくいられることで、自分のことを考える時間を作ることができます。それを応援するひとたちの存在を感じることができます。
育て上げネットは若者の「働く」と「働き続ける」を応援する団体です。自分の悩みが見えてきたら、その方にあった支援を提供することができるのが強みです。
夜のユースセンターはこれまで支援ができなかった若者とのつながりを作る最初の一歩になると考えています。
利用者の声
ふるさと納税の使い道
いただいたご寄付は主に以下の用途で使用します。
具体的な支出は若者の参加状況や実施回数によって異なります。週1回、年間50回を開催目標としています。
<想定される活用方法>
■食事代(夕食の提供)
■生活用品・食料品
■場所代(会場費・光熱費・通信費等)
■人件費(スタッフ・有償ボランティア含む5名体制)
<1回あたりの想定金額>
■食事代:500円×30人分=15,000円
■生活用品・食料品:1,000円×10人分=10,000円
■場所代:5,000円
■人件費:30,000円
------------------
合計60,000円
年間50回開催予定のため3,000,000円
※目標金額を達成しなかった場合でも事業は予定通り実施する予定です。
不足する費用については助成金など別の形で補填します。
※目標金額より多く集まった場合、
現在の想定では、持ち帰ることができる生活用品や食料品の提供料・種類を拡大することを検討しています。
目標の何倍ものご支援をいただいた場合は、開催日数や拠点数を拡大することも視野に入れています。
「この人なら話せる」の信頼関係を育む
夜であっても安心できる環境で、地域の大人とともに夕食を食べながら、若者や子どもたちがそれぞれのペースで過ごせる居場所が必要です。ゆるやかに時間を共有することで、「このひとなら話せるかも」という信頼関係を育むことができると、若者や子どもたちは、いま抱えている不安や悩み、困りごとを話してくれます。彼ら、彼女らが打ち明ける言葉を受け止められる居場所、「ほっと」できる環境がたくさんある社会を一緒につくりましょう。
育て上げネットについて
育て上げネットは2004年から活動するNPO法人です。2014年には運営組織および事業活動が適正であることを東京都より認定をうけています。法人の信頼性を示すグッドガバナンス認証、また、米国企業が助成先の選定で使用する団体データベースCAFに掲載されています。
よくある質問・お問い合わせ
Q.立川市にも困っている子ども・若者がいるのですか?
A.令和3年の統計では、立川市の中学校における不登校児童数は250名で生徒数の6.60%が不登校状態にあたります。東京都全体では5.76%、国全体では5.00%であり、比較して高い割合です。また、令和4年度の東京都教育委員会の報告では、都内公立高校に通う不登校数は3931名で前年から41%上昇しています。本文にあるヤングケアラー等に加え、既存の社会資源だけでは不足していることがわかります。
Q.立川市民でも、寄付して良いですか?
A. できます。通常通りの手続きを行うことで、ふるさと納税による税額控除を受けられます。立川市に納めることには変わりありませんが、その使途を「夜のユースセンター」に限定するという形になります。
Q.トー横は新宿ですが、立川市の子どもは関係あるのですか?
トー横には各地から若者が集まっており、多摩地域から通う方もおられます。また、立川市駅前など繁華街で夜に若者がたむろする姿も見られ、名称のない場であっても若者が集まる場は各地に存在しています。
Q.「家に帰りたくない」のは反抗期や思春期の現れではないのですか?
A.「帰りたくない」の理由は家族関係の問題だけではなく、家に帰っても家族がおらず孤食で孤独を感じたり、日中誰ともかかわることがなかったことを振り返って孤立感が強まることもあります。コロナ禍のさなかに入社した会社で働く若者はテレワークで始まった関係で親睦を深めることができる働いていても社会に所属している感触がない方もおられます。
Q,家族で解決すべき課題ではないのですか?
A.孤独・孤立状態にある方のお話を丁寧に聞いていくと、その根源には経済不況やコロナ禍などの社会不安がきっかけとなっていることが多くあります。当事者である方々も自分でどうにかしなければならないと考えていらっしゃいますが、第三者の力を借りるほうがスムーズに解消に向かうことが多くあります。家庭の問題として抱えてこませてしまうと支援の情報収集すらもしなくなってしまうため、みんなで子ども・若者を支えていく雰囲気を作っていくことも重要です。
Q.目標金額より多く集まった場合はどうするのですか?
A.現在の想定では、持ち帰ることができる生活用品や食料品の提供料・種類を拡大することを検討しています。目標の何倍ものご支援をいただいた場合は、開催日数や拠点数を拡大することも視野に入れています。
Q,クレジットカード以外の支払方法は?
A. PayPay、楽天ペイなどのキャッシュレス決済、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いなどのキャリア決済にも対応しています。
コンビニ支払いも利用することができますが、年内の寄付として控除を受ける場合は12月31日中にお支払いを完了する必要がありますのでご注意ください。
詳細については、画面上部にある「対応している決済方法」をご参照ください。
また、市窓口でも受付をしております。
寄付したい金額の現金をご用意の上、下記の窓口あてに持参してご来庁ください(平日8:30~17:15受付)
※事前に来庁時間をご予約いただくと、スムーズに受付できます。
※窓口
〒190-8666 東京都立川市泉町1156-9 立川市行政管理部総務課庶務係
電話:042-528-4306(直通)
※また納付書払いをご希望の場合は、別途、上記電話番号までご連絡ください。
Q,税額控除の対象にできるのはいつまで?
2023年12月31日(日)までに当サイトから申し込みいただき、決済が成立したものを2023年分の寄附として取り扱います。
Q.法人名義の寄付はできますか?
A.ふるさと納税には企業版と個人版の2種類があります。立川市の寄付は個人版のふるさと納税の対象です。東京都の自治体は企業版ふるさと納税の対象とはなりませんが、法人からご寄附をいただくことは可能です。その場合、会計上は全額が損金算入となり、節税効果があります。
なお、お礼の品がある場合は収益に計上する必要がありますが、本プロジェクトはお礼の品がないのでその処理も不要です。ご寄附いただく際には個人の方と同じ方法でご寄附いただけます。
詳しくは税理士等の専門家にお問い合わせください。
Q.運営団体への質問がある
なお、内容によっては、お答えできないケースなどもあるのでご了承下さい。
Q.生活用品や食料品を寄付したい
A.貴重なご提案をありがとうございます。検討されている提供物、量などを記載の上、
-
2025年12月20日 11:00
利用者インタビュー「僕、そんなにしっかりして見えますか?」10代・Bさん(前編)
日々、私たちの活動をご支援いただきありがとうございます。
支援の件数が増えていくのを見ていると、若者を応援してくださる社会があることを実感し励みになります。
今回も実際に夜のユースセンターを利用している若者へのインタビューをお届けします。
どんな若者が利用しているのか、なにが彼らにとって必要なのかリアルの声をぜひご一読ください。
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今年の4月ごろから顔を見せはじめたBさんは
当法人と連携関係にある都立全日制高校の3年生だ。
とても高校生には見えない落ち着きと風格(!)がある。
画像のレタッチや動画編集が得意なので、
卒業後は職業訓練校でクリエイティブ制作を学ぶことになっている。
―――――――――
中学1年生のときに双極性障害に。
つい最近まで調子が悪かった。
―――――――――
全日制高校に通っています。3年生です。でも、19歳です(笑)。
高校1年生のときに半年間入院したため、留年しています。
最初は精神科にうつで入ったんですけど、いろいろと健康状態も良くなかったし、薬の調整も難しかったので、入院が長引いてしまいました。
最初にうつになったのは中学1年生の終わりごろ。躁うつ状態で、元気だったり、かと思うとひどく落ち込んだり、気持ちの浮き沈みが激しかった。必死で学校に行くけど、給食を食べる時間くらいまでしか持たない。ちょくちょく入院もしていました。
「これってうつじゃないか?」と気づいたのは僕自身です。自分で本を読んでいたので心配になって、親に相談して、一緒に精神科に行ってもらいました。
自分の状態を先生に話して、いろいろな検査をしてもらって。ADHD傾向のある躁うつ病(双極性障害)と診断されました。
薬の効果が出ないときはきつかったですね。もう一日中イライラしているみたいな感じ。睡眠薬で強制的に眠るしかない状態が続きました。本当にしんどいんです。そのせいで学校にはあまり行けませんでした。
当時は細かく検査しなかったんですが、最近、ADHDの診断も出ました。
ずっと、自分は周りとはちがうという感覚があって、普通の子たちみたいに勉強ができない
んですね。机に向かって集中しようとしても、すぐにほかのことに目が行っちゃうので注意散漫になってしまう。
最初のうちは、「周りと一緒じゃなきゃいけない」という変な意地があったので、自分が周りとちがうことを認められませんでしたね。
でも、ちょくちょく倒れちゃうし、疲れて起き上がれないということが頻繁にあったので、少しずつ「自分は普通じゃない」ことに気づいていきました。
―――――――――
家族、親友、高校の先生……
多くの人が支えてくれた。
―――――――――
今は、母と弟、妹と一緒に住んでいます。父は、祖母の世話をするために地方に住んで、その地域で働いています。しょっちゅうは帰って来られないけど、夏休みには帰ってきていました。
僕が躁うつになったとき、特に母がすごく心配していました。ろくに中学校に通えていなかったので、「大丈夫? 大丈夫? 高校進学できるの?」とよく聞かれました。中学の先生たちからも、「全日制は無理じゃないか、通信制を考えてみては?」と言われていたので、心配したんでしょうね。
同じ中学の家族ぐるみで仲の良い親友が、少人数制の全日制を希望していることもあって、僕もがんばって受験して、無事合格できました。まぁ、入学後、すぐに入院しちゃうんですけど……(笑)。
高校の先生たちも、僕が入院するときに親身になってくれて、中退させられるかと思ったんですけど、留年で済んでよかったです。母は「中退しなくてもいいんですか? 良かった」と泣いてました。
母は本当に僕のことを考えていてくれて、めちゃくちゃ感謝してます。
普通なら、親と子はぶつかるものかもしれませんが、お互いにイライラしたときは、僕は親友の家に泊まりに行く。母は親友のお母さんに愚痴をこぼす。弟も妹もみんなで助け合う。母の調子が悪いときは、母方の祖父母が手伝いに入ってくれたり……。
高校の先生たちも含めて、僕は周りの人に恵まれています。周りに悪い人がいないんですよ。
■□■□■□■□■
投稿文字数の関係で後編に続きます。
夜のユースセンターを利用するBさんに起きた変化とは?
高校の留年。全国で約8000名、約0.3%というかなり珍しいケースではありますが、そうした人生を歩む道程は大人の私たちからみると険しく見えますが、少なくとも今のBさんはそれを受け入れながらも前に進む努力をされているように思います。
育て上げネット 寄付担当
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東京都立川市
立川市は、人口約18万人の都市で、東京都の中央やや西寄り、多摩地域の中心部分に位置しています。市域の南側には東西に流れる多摩川が、北側には武蔵野台地開墾の源となった玉川上水の清流が流れ、
都市農業や武蔵野の雑木林など緑豊かな地域を形成しています。市域中央には季節ごとに色とりどりの花を楽しむことができる都会のオアシス、国営昭和記念公園をはじめ、国立国語研究所、国立極地研究所や
立川広域防災基地などが存在し、中央南寄りには、東京都の東西を結ぶJR中央線が走り、東京駅からは、特別快速電車で40分です。また、JR青梅線、南武線が乗入れ、多摩都市モノレールの立川北駅・立川南駅に
挟まれたJR立川駅は、1日平均乗車人員が多摩地域で最も多い交通の要衝となっており、駅周辺は商業施設やオフィスが発展しにぎわいを見せています。
立川市では、産業や文化の振興によるにぎわいと、緑あふれる自然に囲まれたやすらぎのある空間がバランスよく共存し、多くの人が行き交うまちをイメージし、「にぎわいとやすらぎの交流都市 立川」を
将来像として定めています。今後も文化や教育、産業をさらに充実発展させ、笑顔あふれる地域社会の構築を目指していきます。ぜひ応援をお願いいたします。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。