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譲渡対象から外れた犬にも未来を【真の殺処分ゼロに向けて】

カテゴリー:動物 

main_img 達成

寄付金額 5,560,000

278%

目標金額:2,000,000

達成率
278%
支援人数
101
終了まで
受付終了

群馬県前橋市(ぐんまけん まえばしし)

寄付募集期間:2023年10月10日~2024年1月8日(91日間)

群馬県前橋市×ドラクロア・ドッグ・ランチ

プロジェクトオーナー

犬猫殺処分ゼロに向けて各自治体がボランティア団体と力を合わせて犬猫の譲渡を推進していく中で、病気や怪我、問題行動などを理由に譲渡対象から外れてしまう犬も少なくありません。
適切な医療を行えば・・・ プロのトレーナーさんの力を借りられれば・・・ そんな犬たちにも未来を用意してあげることが可能になります。
諦めなければいけなかった命も諦めたくない。「処分されてもしょうがないよね」とは言わせない。そんな思いから病気のある犬も引き取りの対象とし、適切な医療を施して譲渡を行います。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

真の殺処分ゼロに向けて

Delacroix Dog Ranch(ドラクロア・ドッグ・ランチ)は、保護した犬猫の新しい旅立ちを応援するボランティア団体です。

関東とその近県を活動範囲とし、保健所に収容されている犬猫(主に犬)を引き出し、協力をしてくださる動物病院、トリミングサロン、ドッグトレーナーさんの力も借りて、保護した犬のケア、里親探しと里親への譲渡を行っています。
特に保健所収容時に疾患が明らかな犬、ハイシニアで体のあちこちに問題の有りそうな犬、怪我をしている犬、人馴れの乏しい野犬は一般譲渡に回らず、動物愛護団体としても費用の面で引出しを尻込みしてしまっているのが現状です。

医療費やトレーナー費用さえあれば救える命があります。Delacroix Dog Ranch(ドラクロア・ドッグ・ランチ)では、協力動物病院・協力トレーナーさんの全面的なバックアップの元、正しい医療とトレーニングを施して、失われていたかもしれない命を未来に繋いでいっております。

現在多くの自治体が「犬猫の殺処分ゼロ」をスローガンにかかげ、たくさんの取り組みを行っております。
ただ、その「殺処分ゼロ」が何を意味しているのかを知っている人は以外にも少ないような気がします。
環境省が定める「殺処分数」の分類は以下のように分けられています。

①譲渡することが適切ではない(治療の見込みがない病気や攻撃性がある等)
②上記①以外の殺処分(譲渡先の確保や適切な飼養管理が困難)
③引き取り後の死亡

多くの行政が目指す「殺処分ゼロ」は②の数字がゼロであることを指しているのです。

「元野犬だから」「怯えているから」「病気だから」「捕獲時に噛みついたから」「老犬だから」
そんな犬は②には含まれず、
「譲渡することが適切ではない犬」として殺処分されることがあたかも肯定されているかのように殺されてしまうのです。

「譲渡することが適切ではない」判断基準は自治体によって異なるのも現状です。

赤城山をいだく前橋市は野犬の問題とは切っては切れない状況がもう長く続いております。
子犬のシーズンになったら、せめて、野犬をこれ以上増やさないように、藪をかき分け道なき道を進み、保健所の職員の方々は子犬の捕獲に向かいます。
捕獲器に成犬が入ることももちろんあります。年老いて病気になった老犬が山に遺棄されることも珍しくはありません。

人馴れしていなくても、捕獲のときにびっくりして口を当ててしまった臆病な犬にも、老犬でも、病気でも。
なんとか一頭でも未来につなげてあげたいのです。

そのための医療費、そのためのプロのトレーナーのサポート費用。
真の殺処分ゼロを目指すためにはそういった費用がどうしてもかかってしまうのが現状です。

ドラクロア・ドッグ・ランチはシェルターを持っていません。それは引き取った犬にとって、もしかしたらドラクロア・ドッグ・ランチが最期のお家になるかもしれないからです。
そのため、預かりボランティアのお家で普通の家庭犬として過ごしながら新しいお家を探すのです。

犬の一生は人に比べてとても短く、特に保健所から引き取った犬はすでにシニアの年齢に差し掛かっている犬も少なくはないのです。
そんな犬達が「保護犬」として飼い主を探す日々は、家庭犬と変わらない日々であって欲しいなと考えております。

令和2年10月より活動を開始した当団体ですが、譲渡実績は以下のとおりです。

令和2年( 10 月 ~12月) 保護19 匹 譲渡成立 19 匹
令和3年( 1月~ 12月) 保護67 匹 譲渡成立 65 匹、 看取り 2 匹
令和4年 (1月~ 12月) 保護69 匹 譲渡成立 63 匹、看取り1匹
令和5年(1月~8月)保護53匹 譲渡成立32匹、看取り3匹

他団体への譲渡を含めると年間100頭ほどの犬猫を保護しております。

譲渡の際には必ず避妊・去勢手術を行っており、シニアのみ避妊のメス犬がほとんど乳腺腫瘍が見られ、そちらに関しても必ず手術で取り除き(箇所が多い場合は2回に分けて手術します)、病理検査にも出しております。

群馬県を含む地方ではいまだに犬を外でつなぎ飼育する家庭も多く、フィラリアの予防への理解が浸透していません。そのため、犬を繋いでいた鎖が経年劣化して切れ、犬が逃げ出し保健所に捕獲されたときはフィラリア症に罹患していることが少なくありません。
ドラクロアドッグランチでは、フィラリア症に罹った犬はレントゲン及びエコーを行い、症状を適切に把握し治療を行っています。

また、シニア犬と呼ばれる犬は何かしらの疾患を抱えていることが多く、それに関しても正しい医療処置を行ってからの譲渡をしております。
時には夜間救急動物病院に飛び込むこともあり、必用であれば大学病院などの二次診療施設への紹介をもらい然るべき医療を受けさせています。

保護犬たちの本当の性格は、一般家庭でリラックスをして初めて見えてきます。
収容施設で休む間もなくけたたましく吠え続け、唸り、噛みつき手に負えない犬も一般家庭にやってくると憑き物が取れたように穏やかになることも多いです。それは複数の犬に囲まれている状態や、明日をも知れない自分の置かれている状況などを察知した犬の恐怖心からの行動なのかなと感じています。

寄付の使い道

みなさまからのご寄付は以下の活動に活用させていただきます。

◆団体の活動費用
引き出した後の医療費や、管理費等や食料などの物品購入費用等(ミルク、離乳食、トイレの砂、治療食、医療費等)

◆前橋市が実施する動物愛護事業
令和8年度以降の稼働を目指している「(仮称)前橋市動物愛護管理センター」の設置のための関係費
保護している犬猫のエサ代、ワクチン費、医療費、設備整備費
猫の去勢不妊手術の補助金事業費

目標金額に達しなかった場合でも、補助事業は実施します。
目標金額以上に集まった寄付金は、本プロジェクトの趣旨に沿った経費として活用させていただきます。

団体から寄付者のみなさまへ

少しでも多くの命を救うために

重篤な疾患を持つ犬や咬傷犬(人を噛んでしまった犬)など、一般譲渡対象から外れた犬にも、明るい未来を用意してあげたいです。
そのためには医療費とプロのトレーナーさんのトレーニング費用がどうしてもかかってしまいます。
処分対象の犬を1匹でも救えるよう、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

前橋市から寄付者のみなさまへ

前橋市衛生検査課から

こんにちは。前橋市保健所衛生検査課です。前橋市は平成21年に中核市になって以降、市保健所にて動物愛護管理業務を担ってきました。
動物愛護管理業務には、保護・収容した犬猫を、譲渡につなげていくという大切な役目がありますが、現施設は収容等された動物の一時保管を行うための施設として造られているため狭小で、譲渡のために必要な中長期的な犬猫の飼養管理やボランティアとの協働には不向きです。

そこで、①動物にやさしい設備、②ボランティア団体との協働、③教育・情報の発信をコンセプトとした、「(仮称)前橋市動物愛護管理センター」を設置し、さらなる譲渡推進を行っていきたいと考えております。
いただいた寄附金については、新しい施設の関連費用に使わせていただき、一部を保護している犬猫の飼養管理費として、また、エサ代やワクチンをはじめとする医療費などにも使わせていただきたいと考えています。
みなさまのお力添えをいただけると幸いです。

前橋市長から

前橋市では、令和3年度に初めて、犬の殺処分数ゼロを達成しました。これは市役所の力だけで達成できるものではありません。動物愛護に携わる皆様の熱意があってこそのものと思っています。
新しい動物愛護管理センターは、市役所や動物愛護団体、また様々な動物の課題に取り組む地域の人が協働しやすい環境づくりを目指し、動物の声に耳を傾けられる場所としていきます。
動物にやさしい愛護センター実現のため、皆様のお力添えをお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

群馬県前橋市

前橋市は、群馬県の県庁所在地で、日本百名山である赤城山のすそ野に位置する自然に恵まれた豊かなまちです。
まちの中心から1時間圏内に風光明媚な赤城山と利根川があり、四季折々の異なる風景を楽しむことができます。
前橋市は、目指すまちの在り方として、「めぶく。~良いものが育つまち~」を掲げています。「めぶく。」まち、すなわち「挑戦する人を応援するまち」「多様な生き方を肯定し見守るまち」として、人や街を幸せにするチャレンジを応援しています。