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現代生活にも気軽に取り入れられる商品を生み出したい!佐賀の伝統工芸事業者と取り組む商品開発プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 551,000

27.5%

目標金額:2,000,000

達成率
27.5%
支援人数
18
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2023年12月25日~2024年3月24日(91日間)

佐賀県NPO支援×ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

認定NPOピースウィンズ・ジャパンは、佐賀県の伝統工芸を支援し地域活性化に寄与する「ピースクラフツSAGA」プロジェクトに取り組んでいます。
佐賀県には、有田焼・伊万里焼をはじめとした、たくさんの魅力的な伝統工芸が受け継がれています。しかし、売上減少や後継者不足が深刻化しています。
私たちは、こうした課題解決の一助として、商品開発、助成事業、佐賀の伝統工芸品のみを扱ったオンラインショップの運営など多彩な支援を実施しています。ふるさと納税のお礼の品はすべて事業者と選んだ佐賀県の伝統工芸品です。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

佐賀の伝統工芸を未来へつなぐための商品開発プロジェクト

伝統工芸品に新しさと気軽さを

「ピースクラフツSAGA EDITION」は、ピースクラフツSAGAの商品・作品開発プロジェクトです。日常生活に気軽に取り入れられる工芸品の開発を目的にしています。
毎年、伝統工芸事業者の技術と世界的デザイナーによるデザインを融合させた、数々のモダンな商品を生み出しています。今年で6年目になるプロジェクトです。
ピースウィンズでは、デザイナーのデザイン費や諸経費の負担、デザイナーと事業者との打ち合わせの仲介、プロモーションを実施。事業者とデザイナーが商品づくりに集中できるようにサポートしています。
デザイナーは世界的デザイナーである澄川伸一さん。2023年の参加事業者は、武雄焼の康雲窯、有田焼のやま平窯・福珠窯、伊万里焼の青山窯の4事業者が参加。
日常をちょっと良くしてくれるアイテムばかりです。ふるさと納税返礼品となるほか、各事業者の店舗でお求めいただけます。
過去にご参加いただいた事業者からは、様々な前向きなお声をいただいているこの事業者。その一部をご紹介します。

「商品開発では、新たな発見もあり、楽しみながら進めることが出来ました。今後は作品づくりだけでなく子どもや若い方が参加できる体験型のワークショップのような活動にもチャレンジしてみたいと思っています。」
「打合せをするたびにアイデアが浮かび、それを取り入れることで作品が進化していく過程が楽しく、とても有意義な取り組みになりました。」
「デザイナーとつくり手の感性が共鳴し合って完成した作品は、とてもすてきに仕上がりました。ありがとうございます。」

また、「このシリーズの他の形状のお皿はないかと問い合わせがある。今後も商品開発を行っていきたいです」といった、商品開発の継続を希望される事業者も増えてきています。

また、実際にご使用いただいた方からも、たくさんの嬉しいお声をいただいています。
「とてもモダンなつくりで、伝統工芸と言われてもピンとこないくらいに新しさを感じます」
「とても使いやすくわが家の一軍選手になっています!」
これからも、現代生活にも気軽に使えるようなものづくりを進めていき、多くの方に佐賀県の伝統工芸の魅力を伝えていきたいと思い、このクラウドファンディングに挑戦しています。

アフターコロナでも依然として厳しい伝統工芸事業者を取り巻く環境

コロナ禍やウクライナ危機、円安による材料調達など多くの困難が伝統工芸事業者を直撃。さらにインボイス制度導入による材料屋の廃業などが相次いでいます

コロナ禍は、展示会の中止や国内・インバウンドの観光客の減少、外食産業の食器需要の減少などを引き起こし、売り上げの減少が続いていました。さらに、ロシアのウクライナ侵攻の影響で、ガス・電気窯に欠かせない燃料費や、有田焼などの絵付けの原料となる金属パラジウムも高騰。資源エネルギー庁によるとロシアはパラジウムの生産量の約4割を占めており、ウクライナ侵攻後は記録的な価格高騰が続いています。また、燃料費の高騰を受け原材料代も上がり、多くの事業者は、各商品の値上げを余儀なくされています。
今年の10月からは、インボイス制度が導入されてことがきっかけで、廃業を選択する筆や生地といった焼物の道具、材料屋の廃業が相次いでいます。今も残っている材料屋に注文が殺到し、安定的な生産が難しくなっています。

苦しい状況が続く中、事業者は希望を持ち、チャレンジに取り組んでいます。特に、アフターコロナで海外からのインバウンド旅行客へのPR、国内外のファン獲得に挑戦している事業者が多くいます。
私たちは、そんな事業者の皆様が少しでも前向きになれるよう、より一層支援活動に励まなければならないと考えます。そのひとつとして、事業者の高い技術力や伝統を活かした商品を新たに世に送り出す商品開発プロジェクトを行っています。

デザイナーが引き出す伝統工芸の新たな魅力

商品開発プロジェクト【ピースクラフツSAGA EDITION 2023】

「ピースクラフツSAGA EDITION」とは、ピースクラフツSAGAが手がける商品開発プロジェクトです。
各事業者の定番商品となることを目指し、伝統工芸事業者の個性や技を十二分に活かしながら、現代生活にふさわしい商品をつくることを目的に2018年からスタートし、2024年で7年目となります。

2023年は、デザイナーの澄川伸一さんと伝統工芸事業者の康雲窯、やま平窯、福珠窯、青山窯(せいざんがま)とをピースクラフツSAGAがマッチング、プロデュースし、プロジェクトを推進。

約1年の時間をかけ、以下の工程でプロジェクトを進めていく予定です。

1 事業者選定

商品開発を希望する事業者を募り、デザイナーとのミーティングによって決定します。

2 初回打ち合わせ

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デザイナーと事業者との打ち合わせの場をつくり、商品開発の方向性をすり合わせます。

3 デザイン案提示

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デザイナーが打ち合わせを元にデザインを提案し、事業者とのミーティングで調整していきます。
商品完成までミーティングは何度も重ねられます。
コロナの影響もあり、対面のミーティングだけでなく、オンラインミーティングなども取り入れながら進めます。

4 試作品の製作

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事業者が試作品を製作。
実物をデザイナーが見て事業者と意見交換し、デザインに修正を加えます。

5 ブラッシュアップ

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事業者が再度試作品を製作。
実物をデザイナーが見て、事業者と詳細を詰め、ブラッシュアップしていきます。

6 完成

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商品完成、デザイナーも事業者も万感の思い。

7 写真撮影

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商品完成後、プロモーション素材を用意するため、商品写真やイメージ写真、製作風景を撮影します。
写真もデザイナーがディレクションを行います。

8 プロモーション

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ふるさと納税返礼品への登録、ピースクラフツSAGA オンラインショップでの販売、プレスリリースなど広報施策を実施することで認知度の向上と販路の拡大につなげます。

寄附金の使い道

開発した商品は、ふるさと納税ではピースウィンズのみの取り扱いになりますが、参加事業者は今後、広く一般に販売していきます。
現代デザインと伝統の技を融合させることで、マーケットを広げることになり、事業者さんの未来を切り拓くことにつながります。

・起用したデザイナーのデザイン費:100万円
・打合せのための旅費交通費:30万円
・プロモーション費:50万円
・ふるさと納税返礼品購入費等:20万円

※目標金額に達しなかった場合でも、自己資金を投入し次年度の商品開発プロジェクトに取り組みます。
※目標金額以上のご寄付をいただいた場合、次年度の商品開発プロジェクトをさらに充実し伝統工芸事業者支援に活用します。

2024年は、更に事業者の想いを受け止め、事業者が安心・安定して生産できる商品開発、マーケティングの強化、販路拡大として展示会やオンラインショップで販売など、このプロジェクトをより良くしていきたいと考えています。
多くの寄付が集まることで、商品開発にご参加いただける事業者を拡大したり、開発商品数を増やせたり、開発設備面での支援を行うことができます。魅力ある商品を多くの方の手元にお届けすることができるようになると考えています。

かつての活気のあるものづくりの佐賀へ

2023年プロジェクトに参加した伝統工芸事業者とデザイナーの声

プロジェクトに参加する事業者は、この商品開発を通して、新しいデザインへの挑戦や、ブランドの構築を行い、より多くの方に工芸品の魅力を伝えていきたいと考えています。たくさんの魅力ある工芸品を生み出すことで、産地を魅力のある場所にすることを期待しているのです。
生まれてきた商品には、多くの人の日常生活をちょっと良くするアイテムにしたいというつくり手の想いが溢れています。2023年の商品開発に参加した事業者から参加の感想をいただいたので、ご紹介します。

康雲窯(武雄焼)

山口 康雄さん

最初はどのようなデザインがあるのか、それにお応えできるのか、緊張と不安が入り混じっていました。
しかし、澄川さんと打ち合わせを重ねるたびに作品が進化していくことがうれしく、また学びとなり、大変有意義な時間となりました。
今回開発した商品が、「自然と暮らしに寄り添う器」となれば幸いです。

やま平窯(有田焼)

山本 博文さん

私自身、長年商品開発に携わってきましたが、こだわりや理想を追い求め過ぎるが故に、視野が狭くなってしまい、判断力が鈍ってしまう事があります。
今回の商品開発で、澄川さんから俯瞰した冷静なアドバイスをいただいた事で、改めて気付かされることも多く、新鮮な感覚を覚えました。
ものづくりのアプローチや考え方も、今後の参考にさせていただきます。

福珠窯(有田焼)

福田 雄介さん

今回澄川さんとご一緒することで、これまで数々の素晴らしいデザインを生み出してこられた仕事の進め方や考え方を肌で感じることができました。
当窯がこれまで大切にしてきた想いを共有し、お力をお借りしながら福珠窯らしい永く愛されるものづくりができたと思います。
この器たちをお使いいただく方々の暮らしがより豊かなものになりましたら幸いです。

青山窯(伊万里焼)

川副 史郎さん

澄川さんデザインの自然をテーマにした森羅万象シリーズの花器は今回で3作目です。
青山窯代々の様式である鍋島焼は繊細な絵付を得意としますが、ライフスタイルの変化により、加飾が多すぎる商品は求められなくなり、このプロジェクトは引き算のデザインを学ぶ私に大きな刺激を与えてくれました。
実はもう1点、形状を維持するのが難しくて完成出来なかった作品がありますが、
その完成も含めて今後も新しいチャレンジを続けたいと思います。

デザイナー紹介

プロダクトデザイナー
澄川伸一(すみかわ しんいち)

大阪芸術大学教授/澄川伸一デザイン事務所代表

コロナ禍で、家の中で過ごす時間が圧倒的に増えてきました。
また、大人数の食事の機会が減り、一人または少人数での食事の機会が増えています。

そのような状況の中、丁寧につくられた食器で日常の食事を豪華に彩ったり、花を活けて生活空間を季節の移ろいとシンクロさせてその変化を楽しんだり、細部にまでこだわってつくられた玄関先のアイテムで、家に帰るのが楽しくなるような演出をしたりなどが大事になってきています。

今年度はそのような「家の中の生活を豊かに」のテーマで、佐賀県の伝統産業の作家さんたちと素敵なコラボレーションの作品群が誕生しました。
ぜひお手に取ってお使いいただければ幸いです。

大阪芸術大学教授/澄川伸一デザイン事務所代表

商品開発プロジェクト「EDITION」の意義

伝統工芸を未来に繋げるために

長い歴史の中で育まれた佐賀の伝統工芸を多くの方に知っていただきたい、そして未来へとつなげていきたい。その思いで私たちピースクラフツSAGAは「つくり手とつかい手をつなぐ」伝統工芸支援活動に取り組んでいます。

コロナ禍が明けた昨今、各事業者では、新たな魅力の創出、新規顧客の獲得、インバウンドへの取り組みなど様々な対策が必要とされています。多くの事業者が解決策のひとつとして自社の特徴を活かした商品開発に取り組みたいと思いを持っています。しかし、既存の商品の製作で多忙、開発資金が捻出できないなど、新しい商品を開発する余裕はないのが現状です。こうした時間的、金銭的負担を私たちピースウィンズが請け負い、事業者には商品制作に集中していただく。これも私たちができる支援の形だと思っています。

魅力のある事業者の既存商品にはなかった新たな魅力が詰まった商品を生み出すことで、さらに多くの方に伝統工芸の興味をもつきっかけにつなげていたいと考えています。魅力ある工芸品が生まれる場所には、たくさんの人やものや思いが集まります。
佐賀県をそんな場所にしたい。まだまだ課題は山積ですが、事業者の大きな販路のひとつとなれるよう、邁進しております。

今後もアイデアを出し合いながら「つくり手とつかい手をつなぐ」支援活動を充実させていきたいと考えています。
私たちは、伝統工芸事業者が希望を持てるようなプロジェクトに今後も取り組み、未来に繋いでいけるよう精一杯活動していきます。
どうか、みなさまの温かいご支援お願いいたします。

【 EDITION 2018 のお礼の品一覧はこちら 】

【 EDITION 2019 のお礼の品一覧はこちら 】

【 EDITION 2020 のお礼の品一覧はこちら 】

【 EDITION 2021 のお礼の品一覧はこちら 】

【EDITION2022のお礼の品一覧はこちら】

お礼の品を選び、伝統工芸事業者を支援する!

ふるさと納税を通じてピースウィンズの伝統工芸支援活動にご寄付いただいた方には、佐賀の工芸品をお礼の品としてお届けします。

600点以上もの工芸品をラインアップしています。実際に手元に置いて、品質の素晴らしさ、デザインの美しさを感じていただければ幸いです。

皆様のご支援が佐賀の伝統工芸事業者をさらに後押しします。

【注意事項】

佐賀県内の寄附者のみなさまへ
※平成31年4月1日付けで総務省から、ふるさと納税に係る返礼品等について、「当該地方団体の区域に住所を有する者に対して返礼品等を提供しないこと」との通知がありました。(平成31年総務省告示大179号第2条第1号二)

この通知を受け、佐賀県民の皆様からのふるさと納税(NPO等の支援)によるご寄附につきましては、送付ができなくなりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

※使途や受領後の対応など、寄付金の取り扱いに関しては、ホームページ上の「寄付金等取扱規定」でご覧いただけます。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。
お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。