歴史的不漁でも諦めない漁業者を応援したい!!「いか釣り漁船」応援プロジェクト!
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 1,760,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 176%
- 支援人数
- 141人
- 終了まで
- 受付終了
山形県酒田市(やまがたけん さかたし)
寄付募集期間:2023年10月3日~2023年12月31日(90日間)
山形県酒田市

スルメイカの大漁と乗組員の安全を願い、今年もいか釣り船団出航式が賑やかに開催されました。近年、スルメイカは海水温の上昇や様々な環境的な要因により漁獲量が大幅に減少し、全国的に不漁が続いています。また、長引く燃油高騰により経営が圧迫されており、山形船団でも廃業船が出るなど非常に深刻な状況です。こうした厳しい状況下でも頑張っているいか釣り漁船を応援するため、酒田市では船上での食事や帰港時の生活環境支援を行い、「いかのまち酒田」を旗印として地域水産業の活性化を図りたいと考えています。
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酒田市の水揚げを支えているスルメイカ漁業を応援したい!
今年も「いか釣り船団出航式」を盛大に開催!

■多くの市民や関係者が乗組員を激励
「いか釣り船団出航式」は、山形漁撈長会に所属する中型いか釣り漁船、通称「山形船団」が北海道や石川県から酒田港に集結し、スルメイカの大漁と8か月にもわたる操業の安全を家族や関係者と祈願する式典で、酒田の初夏の風物詩になっています。

式典では、主催者である山形県漁業協同組合の本間昭志代表理事組合長の挨拶後、丸山至酒田市長より船団を激励する挨拶をはじめ、全国から駆け付けた多くのご来賓からご祝辞を頂戴しました。これを受け、「山形船団」を代表し、第86若潮丸(199t)の漁労長である本間 健(ほんま けん)船団長は「いろいろと心配はあるが盛大な見送りは力になる。必ずたくさんのイカを釣って酒田に帰る」と力強い決意表明を述べ、会場に駆け付けた多くの市民から盛大な拍手が送られました。
式典後、長い航海に向かう乗組員たちは出航までの短い間、暫しの別れとなる家族や親せき、友人らと名残惜しい時間を過ごします。

いよいよ出航の時、乗組員から五色のテープが家族や市民に手渡され、テープを握りしめる人々に囲まれる中、いか釣り漁船は1隻ずつ力強く汽笛を鳴らし出航します。「頑張って来いよー!」「大漁で帰って来いよー!」という声援を受け、漁船はさらに大きく汽笛を鳴らし、乗組員が大きく手を振りながら大海原に出航していきました。


スルメイカ漁は、酒田港から西へ約600㎞にある大和堆から北海道西沖の日本海を漁場とし、北上するスルメイカを追いながら1か月から2か月もの期間に渡り沖合で操業し、翌年1月末まで続けられます。
山形船団の減少に歯止めがかからない
数々の苦境が待ち受ける中でも大漁を目指して操業を続ける山形船団!

山形船団には、かつては地元酒田をはじめ、いか釣り漁業が盛んな地域から20隻以上もの中型いか釣り漁船が所属していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響による価格の低下や近年の不漁により、船団に所属する中型いか釣り船は減少の一途をたどっています。
特に近年は全国的にスルメイカが不漁となっており、2013年には日本全体で17万トンあった水揚げが、2018年には5万トン弱、2019年には1.5万トンと数年で大きく減少してしまいました。不漁の原因は気候変動や外国船による違法操業等が影響しているとも言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
また、沖合の漁場(我が国の排他的経済水域内)はミサイルが着弾する可能性がある海域であり、漁業者の安全が脅かされており、乗組員の家族にも不安が広がっています。さらには、長期に渡って続いている燃油価格の高騰で、いか釣り漁業はこれまでに例を見ないほど非常に厳しい状況にあります。

特に近年は全国的にスルメイカが不漁となっており、2013年には日本全体で17万トンあった水揚げが、2018年には5万トン弱、2019年には1.5万トンと数年で大きく減少してしまいました。不漁の原因は気候変動や外国船による違法操業等が影響しているとも言われていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
また、沖合の漁場(我が国の排他的経済水域内)はミサイルが着弾する可能性がある海域であり、漁業者の安全が脅かされており、乗組員の家族にも不安が広がっています。さらには、長期に渡って続いている燃油価格の高騰で、いか釣り漁業はこれまでに例を見ないほど非常に厳しい状況にあります。
こうした数々の困難にも負けず、今期の大漁を誓い、多くの市民の期待を背に受け大海原に立ち向かう船団を応援します!入港の際には充実した支援により乗組員から心身を休めていただくとともに、活力を養っていただきたいと思います。
酒田港では船団の入港を待っています!
関係者一丸となって、酒田港入港を歓迎します!
スルメイカは酒田港の水揚の約7割を占める、本市にとって最も重要な水産物です。酒田港にスルメイカを水揚げするために数々の苦境に立ち向かい、洋上で頑張っている山形船団を市民を挙げて応援しています。
山形船団は、一度の航海で40日から60日にわたり操業します。操業中に獲ったイカはサイズ毎に仕分けされ、船上で急速冷凍されて船内の冷凍庫に保管します。冷凍庫が一杯になると水揚げするために入港し、乗組員とともに漁協の職員が総出で水揚作業を行います。

酒田市では、水揚作業の終わりから次の出航までの少しの間、乗組員が心と体をリフレッシュできるようにレンタカーの利用を可能にするほか、屋外風呂シャワー施設を設置するなど乗組員の生活環境支援を行っています。また、船凍いかを収納する段ボール箱購入を補助するほか、船上での食事で英気を養ってもらうために酒田産米つや姫の支給を行っています。
【事業実施のスケジュール】
■2023年9月から入港しています(最盛期は12月)
生活環境支援、イカ収納ダンボール箱購入費の補助や酒田産米の支援を随時実施します。
【寄付金の使い道】
・屋外風呂設備の設置と移動用レンタカー借上補助
・船凍いかを収納する段ボール箱購入費補助
・荷揚げ時の作業軽減を図るためのベルトコンベア設備改修
・船上での食料となる酒田産米の支給
※目標金額に達しなかった場合、また、目標金額以上の寄付をいただいた場合でも、上記の費用として大切に活用させていただきます。
『いかのまち酒田』を目指して!
スルメイカは酒田にとって重要な『水産資源』

酒田港は、県内外の多くのいか釣り船が入港・水揚する全国でも有数のスルメイカの産地です。中でも山形船団が水揚する冷凍スルメイカは釣り上げて直ぐに急速冷凍するため、非常に鮮度が良く、しかも使いやすいように1尾ずつ凍結しているのが特徴です。
酒田市ではスルメイカのブランド化を図るため、酒田港で水揚げされた冷凍スルメイカを「酒田船凍いか」として商標登録しています。市内にある水産物加工会社では高鮮度の「酒田船凍いか」を使った刺身や塩辛を製造しており、市民はもとより全国の皆様から大変好評いただいております。特産のスルメイカを皆さんから愛されるブランドとして育て上げ、スルメイカの消費拡大により酒田を「いかのまち」として全国に発信し、水産業を盛り上げていきたいと思います。
関係者からのメッセージ
酒田市長 矢口 明子
■いか釣り漁業をこの地域の水産業のけん引役に!

ここ庄内浜は、四季を通して130種類もの魚介類が水揚げされる豊かな海です。
春はサクラマス、ヒラメ、夏はスルメイカ、秋は庄内おばこサワラやマダイ、ブリ、冬はマダラ、トラフグ、ズワイガニなどが水揚げされますが、近年、漁業者の減少により水産業の衰退が深刻な課題となっています。
酒田市では、酒田港の重要品目であるスルメイカに注目し、いか釣り漁業の活性化を図ることで「いかのまち酒田」をアピールし、地域水産業全体の活性化につなげていきたいと考えています。現在、スルメイカ資源の減少により歴史的な不漁が続いており、好漁場である「大和堆」での外国船違法操業や燃油高騰など、いか釣り漁業者にとって非常に厳しい状況が続いていますが、市として出来る限りの支援を行ってまいりますので、船団の皆さんには安全に留意しながら頑張っていただきたいと思っています。
山形県漁撈長会 本間 健 船団長
■これまで経験したことがない厳しい不漁、それでも漁場を探して船を進めるしかない!

今年8月のスルメイカの漁獲量は不漁と言われた昨年の同時期の約2割という記録的な不漁となっており、本間船団長も「漁師人生でこれほど悩む年はない」と危機感をあらわにしています。若潮丸は出航式以降、対馬沖、大和堆、小樽沖、八戸沖など全国の漁場で操業を行いましたが、どの漁場でも漁にならないと言います。
そのような状況でも、昨年は入れなかったロシア海域での漁に向け、「とにかく漁場を探して船を進めるしかない」と話します。
山形県漁業協同組合 専務理事 西村 盛
■スルメイカは酒田の主力!

<写真右:西村専務理事、写真中央:本間船団長、写真左:有賀漁業交渉通訳>
これまで中型いか釣り漁業がこれだけ多くの国際問題を抱え、イカを獲ることに専念できない状態が続く事は有りませんでした。
日本海大和堆での外国漁船の密漁、北朝鮮のミサイル、ロシアのウクライナ侵攻などの影響により漁場が無くなると皆さんにイカを届ける事が出来ません。その漁場を守らないと、乗組員とその家族を養うことが出来ません。諸問題にも負けず最高の結果を残す。これが山形船団の真骨頂です。
出航式では多くの皆様から勇壮に五色のテープで見送られながら下を向いて帰って来る訳にはいきません。皆さんからイカを食べて頂くことで需要が高まると、船団の酒田港への水揚げ回数が増える事でしょう。酒田市にある日本一のいか釣船団を応援してください。
プロジェクトを応援する声
酒田市民 斎藤さん
美味しいイカを届けてくれることに感謝!
毎年、いか釣り船団を応援するために出航式に必ず出かけます。各船の船長さんをはじめ、乗組員の方が酒田出身ということで応援したくなりますし、色鮮やかな紙テープを握りしめた人々に見送られる中、強く汽笛を鳴らし出航していく船を見送るところはとても感動的で、酒田が港町であることを改めて感じさせてくれます。
ずっと海の上でイカの群れを探しながら操業すること自体、大変な作業だと思いますが、それ以外にも多くの課題を抱え、中には命にも関わるような大変な環境の中で頑張っていることは本当に凄いことだと思います。新鮮でおいしいイカを食べることができるのも、船団の皆さんが命がけで獲ってきてくれるからと感謝していますし、私たちが沢山イカを食べることで皆さんを応援することにつながっていると感じています。
イカは、刺身や天ぷら、から揚げ、煮つけ、一夜干し、塩辛、シーフードカレーなど、色々な食べ方ができる素晴らしい食材だと思います。特に酒田の船凍いかは本当に鮮度が良く、家庭用の冷凍庫でも半年以上保存できるので、その点もすごく良いと思っています。
山形船団は、常に全国トップの水揚げと聞き、酒田市民としてとても誇りに感じています。様々なご苦労があって大変なお仕事ですが、沢山イカを獲って無事に帰ってくることを心よりお祈りしています。
現在進捗情報はありません。
山形県酒田市
今年もスルメイカの大漁と乗組員の安全を祈願する「いか釣り船団出航式」が賑やかに開催され、山形船友漁撈長会所属の中型いか釣り船が力強く出航しました。いか釣り船は大和堆や北海道沖、ロシア沖などを中心に約8か月にわたりスルメイカを追い、操業を続けます。
近年、スルメイカ漁は漁獲量の大幅な減少と燃油価格の高騰により。経営が非常に厳しい状態です。そのような過酷な状況にもめげず、新鮮なスルメイカを届けるために頑張っている山形船団を応援するため、ガバメントクラウドファンディングに挑戦します。酒田市は、北に鳥海山、南に出羽三山を望み、山形県の母なる川「最上川」の河口に位置する港町です。江戸時代には川村瑞賢によって整備された西廻り航路の拠点として北前船交易により栄え、今でも上方文化を感じることができる史跡や建築物が多い街です。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
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