不治の病の子どもたちに「治るよ」と伝えたい ―希望する全ての患者が移植を受けられる日を目指してー
カテゴリー:健康・福祉
寄付金額 33,473,906円
目標金額:30,000,000円
- 達成率
- 111.5%
- 支援人数
- 783人
- 終了まで
- 受付終了
佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)
寄付募集期間:2023年10月3日~2024年1月31日(121日間)
佐賀県NPO支援×日本IDDMネットワーク

不治の病1型糖尿病を”治る”病にするための研究支援をはじめて15年が経過しました。
根治に一番近いと期待され、集中的に支援を行ってきたバイオ人工膵島移植(膵島補充療法)も準備が進み、2025年には第一例目の移植が待たれます。
そして2035年に、希望する全ての患者がバイオ人工膵島移植(膵島補充療法)を受けられる社会を実現するため、ご支援をよろしくお願い申し上げます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
目標達成のお礼とネクストゴールについて
この度、私たちの研究テーマ「不治の病の子どもたちに「治るよ」と伝えたい―希望する全ての患者が移植を受けられる日を目指してー」に対する御支援のクラウドファンディングが、3,000万円の目標金額を達成できました。
多くのご寄付やメッセージに大変感謝するとともに、この病気を治すことの使命を痛切に感じております。
2020年に保険適応になった、脳死ドナーを用いたヒト同種膵島移植は、ドナー不足と、免疫抑制剤を一生涯飲み続けるという2つの課題があり、ごく限られた1型糖尿病患者さんにしか届けられない現実があります。
ドナー不足を、医療用ブタでカバーし、免疫抑制剤の使用を、膵島を免疫隔離カプセルに入れることで不要にする、究極の膵島移植がバイオ人工膵島です。私自身、海外でのバイオ人工膵島の臨床応用に関わってきており、免疫抑制剤を使わない、膵島移植は、患者さんにとって、安全性の高い素晴らしい治療と実感しています。
皆様のおかげで、研究が進み、日本でもブタ膵島の製造方法、免疫隔離膜、衛生度の高いブタなど、それぞれの、基礎研究は、ほぼ完成しています。
一方で、農学系の研究である衛生度の高いブタの作成を、実際に医学系の研究である臨床応用にするにはどうすればよいかという、畜産の分野から、医療への分野の橋渡しが必要になります。この橋渡しをどうすればよいかと考えた末、私自身がこの役割を担うのが一番であるという結論に至りました。
そこで、このたび「一般社団法人医療用ブタ開発機構」を神戸大学肝胆膵外科内に立ち上げました。畜産系で培われた衛生度の高いブタを、医療サイドが要求するグレードにマッチさせるには、科学的に、さらに法規制上に何が必要かを洗い出し、実際に必要な事項を揃えることを主体的に行おうと考えております。
つきましては、ネクストゴールとして3500万円を設定し、引き続きのご支援をお願いしたいと思います。追加の500万円(※佐賀県庁の事務経費15%を含むので実質425万円)によって、日本でのバイオ人工膵島移植開始のすべてのパズルを早急に揃えます。
まずは、2025年にバイオ人工膵島を実現し、皆様と一緒に成功を祝い、そして2035年に希望する患者全員が日帰りで移植を受けられるよう、全力を尽くしますので、引き続きご支援をよろしくお願いします。
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 理事
国立国際医療研究センター研究所 膵島移植企業連携プロジェクト 研究アドバイザー
神戸大学 客員教授
一般社団法人医療用ブタ開発機構 代表理事
松本慎一
“不治の病”1型糖尿病

1型糖尿病は、子どもを中心にどんな年代でも発症します。
一生治らない“不治の病”です。
突然発症し、発症がわかったその日から、
生涯にわたり、毎日4-5回の注射又はポンプによるインスリン補充と血糖測定が必要になります。

この「治らない」ということに患者やその家族は絶望してしまいます。
特に母親は、「発症当時は、絶望して毎日涙していた」と言います。
こうしている間にも、1型糖尿病を発症している子どもたちがいて、
「治るよ」と言ってあげることもできず、心を痛め涙する親たちがいます。
1型糖尿病の治療
現在の医学で、1 型糖尿病を治す方法は、膵臓移植と膵島移植です。
しかし、膵臓・膵島移植には、深刻なドナー不足と、移植後から生涯にわたり免
疫抑制剤を飲み続けなければならないという問題があります。
ドナー不足と免疫抑制剤の問題を解決する「バイオ人工膵島移植(膵島補充療法)」とは

ブタの膵島を用いることで、ドナー不足の問題は解決され、免疫細胞をとおさない特殊なカプセルをつかうことで、免疫抑制剤を服用する必要もありません。
このバイオ人工膵島移植(膵島補充療法)によって、毎日のインスリン補充や血糖測定を行う必要のない発症前の生活を取り戻すことができます。
バイオ人工膵島移植(膵島補充療法)のこれまで
日本IDDMネットワークでは、1型糖尿病根治に最も近いと期待されるこの「バイオ人工膵島移植(膵島補充療法)」の研究に、ふるさと納税によるご支援もあり、これまで3億円を超える助成を行うことができました。
そして、研究者の方々の努力で、2025年の第一例目の移植実現の道がみえてきました。
これまで進めてきた研究

今回のプロジェクトで目指すこと
基礎研究から産業化(希望するすべての患者が移植を受けられるようになる状態)までのプロセスにおいて乗り越えなければならない障壁は、魔の川・死の谷・ダーウィンの海と表現されます。

現在は、魔の川と死の谷の間です。2025年の治験(第一例目の移植手術)は、もうすぐです。治験で効果や安全性を確認できれば、バイオ人工膵島を製薬企業が製造販売できるようになります。
ここまでは、これまでご支援いただいたふるさと納税等を財源に現在準備が進められています。
今回のプロジェクトでは、この素晴らしい技術が“希望する患者全員に届けられる社会の実現=産業化”を目指す研究への資金を募っています。
ロードマップ

希望する患者全員が、移植を受けられる社会へ
2035年に希望する患者全員が日帰りで移植(膵島補充)を受けられる社会を実現するために、今回のクラウドファンディングでサポートする研究は、以下の3つです。

膵島を分離する作業は、現在全て手作業で行われています。移植(膵島補充)に必要となる膵島は、患者の体重1kgあたり5,000個にもなるため、手作業では、希望する患者全員に届けることはできません。
そこで、膵島分離専用AIロボットの開発に着手し、バイオ人工膵島の大量生産を目指します。
(神戸大学 浅利教授)

ドナーである医療用ブタの感染症検査は、厚生労働省の指針に示されているほとんどのウィルスに対する検査方法を確立することができました。
バイオ人工膵島は、清潔度の高い医療用ブタから精製した膵島を用いる為、ブタ由来のウィルスに感染する確率は低いのですが、安全を期する為、移植後の感染症モニタリングも欠かせません。
PCR検査では、血液中にブタ由来のウィルスがいないかを検査しますが、ウィルス本体よりも早く血液中に現れる「抗体」を調べる検査方法も確立します。
抗体検査を PCR 検査などの従来の検査と併用することで、検出の感度をより高めることができ、万が一感染した場合も、治療を早期に行うことができます。
(摂南大学 井上教授)

ブタ膵島は、ヒト膵島によく似ていますが、ヒト膵島と比べてインスリンをだす能力がやや弱いという特徴や、ある薬剤に反応してインスリンがよくでるという特徴があります。
ブタ膵島細胞のインスリン分泌のメカニズムを解析することで、バイオ人工膵島の機能を向上させ、より少量の補充で有効性を高める研究を続けます。
また実験の効率化を図る為、ブタインスリン分泌細胞株(細胞が一定の性質を保ったまま、長期間増殖・培養できる状態になったもの。実験の度に膵島を採取する必要がなくなる。)の樹立も目指します。
ブタの膵島細胞を手に入れやすくなることで、研究の裾野が広がることも期待されます。
(日本大学 小須田先生)
寄付金の使途
〇移植用膵島の「量産化」技術の開発:1,000万円
膵島分離ロボット:300万円
周辺機器、ソフトウェア開発 :495万円
非臨床試験(膵島分離用資材、実験動物(ブタ・マウス)):205万円
〇移植後の患者の健康維持・安全確保のための検査技術の開発:1,000万円
人件費(研究補助員(週3日×2年間)):300万円
プラスチック消耗品:160万円
試薬類:200万円
組み換えタンパク質作製:300万円
旅費:30万円
検体輸送費:10万円
〇移植効率と安全性を確保するための要素技術の開発:550万円
実験用動物(ブタ12頭※輸送費含む):160万円
試薬類:210万円
放射性同位元素(グルコース):27万円
細胞培養 :70万円
プラスチック消耗品:51万円
RNA sequencing 受託解析:32万円
〇佐賀県庁の事務経費450万円(寄付額の15%)
研究にかける想い
神戸大学大学院医学研究科特命教授
浅利貞毅 先生

ヒトからヒトへの膵島移植は、1 型糖尿病治療として 2020 年 4 月に保険適用となりました。
しかしながら、臓器提供者不足や生涯にわたる免疫抑制剤の服用という課題により、医療ニーズを充足するには限界があります。
神戸大学では、過去に行ったヒト膵島移植の経験をもとにバイオ人工膵島移植研究開発チームを立ち上げました。
日本 IDDM ネットワークのご支援のもと、企業や神戸市と連携し、この新しい移植医療を多くの患者様に安心して受けていただけるよう、膵島分離専用 AI ロボットの開発を中心にバイオ人工膵島の大量生産を目指した革新的なシステム作りに取り組みます。
摂南大学農学部応用生物科学科動物機能科学研究室教授
井上亮 先生

移植の際には、感染症リスクを可能な限り下げることが重要です。PCR 検査は最も検査感度が高い方法のひとつですが、他の検査法を組み合わせることで、感度をさらに上げることができます。
皆様のご支援のおかけで、バイオ人工膵島に感染し得る病原体の PCR 検査法はほぼ確立できました。
次は、さらに検査感度を上げるために、抗体検査法の確立を目指します。検査感度を高めることで、より多くの方に安心して移植を受けて頂けるようにしたいと考えています。
日本大学医学部内科学系糖尿病代謝内科学分野助手
小須田南 先生

バイオ人工膵島移植が実現した暁には、患者さんに安全に移植を受けて頂くことが重要です。
2035 年には希望される患者さん全員が移植を受けられるようにする、という目標に向けて、今回のチームで行う研究には、患者さんに安心して、移植を受けて頂くために重要な要素がそろっていると考えます。
1 型糖尿病の患者さんに根治の第一選択肢としてバイオ人工膵島移植を紹介・提供できるよう、人工膵島の質の向上にむけた研究に全力で取り組みます。
理事からのメッセージ
松本慎一
(認定NPO法人日本IDDMネットワーク理事 / 国立国際医療研究センター研究所 膵島移植企業連携プロジェクト 研究アドバイザー / 神戸大学 客員教授)

医療用ブタから分離した膵島を免疫担当細胞から隔離するための膜に包んだ、「バイオ人工膵島」は、膵島移植のドナー不足と免疫抑制剤の一生涯の内服という2つの課題を解決する次世代の治療です。
海外では、10年以上前から1型糖尿病患者さんに投与され、安全性と効果のデータが重ねられてきました。
免疫抑制剤を使用しないため、副作用がとても少なく、通常の「移植」のイメージとかけ離れているので、「膵島補充療法」と最近、命名しました。日本でも、2025年に1例目を目指し、研究を進めています。
「2025年のその先へ」
「膵島補充療法」という、新しい糖尿病治療法が始まると次は、必要なすべての患者さんに提供できる治療へと進化させる研究が続きます。
そのために重要な研究が、膵島の量産、安全性のモニタリング、膵島機能の向上の3つになります。
膵島の量産には、医療用ブタの量産の研究や膵島製造の機械化が必要となり、今回のクラウドファンディングでは、膵島製造の機械化を目指します(神戸大学 浅利教授)。
新しい医療をより多くの方に提供するためには、治療が安全であることを確認することが重要となります。そのための、安全性のモニタリングの確立として、今回のクラウドファンディングにより、移植後患者の感染症検査の研究を推進できます(摂南大学 井上教授)。
いち早く、多くの方に提供できるように、膵島機能を向上させ、より少量の補充でより有効性を高める研究も、今回のクラウドファンディングにより実施できます(日本大学 小須田先生)。
また、外来移植を目指して、移植部位を皮下注射にする研究も進められています。(神戸大学 大谷教授)
2035 年に希望する患者全員が日帰りで膵島補充療法を受けられるよう全国各地の研究機関、企業とともに全力を尽くします。
すでに、解決の道のりは見えています!解決するには、資金が必要です。
ご支援をよろしくお願いいたします。
1型糖尿病患者と家族の想い
娘の笑顔を守ってくれるもの
しおりちゃん 10歳

娘は 8 歳で 1 型糖尿病と診断されました。その時一番辛かったのは、1 型糖尿病は現在治る病気ではなく一生インスリン注射が必要ということでした。娘は 1 日約 6 回インスリン注射をするので、1 年間に打つ注射の回数は 2000 回以上。“2000”という数字は途方もなく大きく、娘が立ち向かわなければならない現実の厳しさに目の前が真っ暗になりました。
「退院できるように注射がんばるよ!」と言われた時、どう伝えたら悲しまないか、頭の中で必死に言葉を探しましたが見つかりませんでした。
「注射は退院してからも必要かもね」苦しくてあまり覚えていないけれど、そんな風に答えました。娘は下を向いたあと顔を上げ「ママ、私は退院できるんだから。泣くのは今日までにしよう」そう言って、それから本当に泣かずに前を向いて笑顔で過ごしてきました。なんてかっこいいんだろう。娘のしなやかな強さを心から誇りに思います。
そして、前を向くとそこには希望がありました。
日本 IDDM ネットワークのサイトで 1 型糖尿病を治る病気にするための研究が進んでいることを知ったのです。
「いつか治る」その希望が娘の笑顔を守ってくれるもの。1 型糖尿病が治って、インスリン注射をしなくても元気に生きられる日がくることを心待ちにしています。
これまでご支援いただいたバイオ人工膵島移植に関するプロジェクト


ふるさと納税で難病の1型糖尿病が支援できます
大人気のお礼の品をご紹介!
呼子剣先イカ活き造り(3人前)
獲れたての鮮度、うま味そのままの剣先イカの活き造りです。
刺身はコリコリとした歯ごたえと甘みで、天ぷらにすればプリプリ感がたまりません。
調理いらずで流水解凍したらそのまま食べることができます!

佐嘉平川屋 温泉湯豆腐
日本三大美肌の湯 嬉野温泉の名物湯豆腐で、付属の調理水で湯豆腐にすると豆腐が溶け出し、とろけるような食感になります!
直営店では、温泉湯豆腐を食べようと県内外からお越しになり土日祝日には行列ができます。
ご家庭でご賞味ください。

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【佐賀牛】肩ローススライス(1kg)
40,000 円
【対象者の要件】寄附金の使途に認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークをお選びいただき、4万円以上のご寄附をいただいた方
【佐賀が世界に誇るブランド牛】
日本のみならず世界でも高い評価を得ている”佐賀牛”。
肩ロースはほど良い食感で、濃厚な肉の旨味と脂の甘みのバランスが良いのが特徴です。
すき焼きやしゃぶしゃぶ、焼き肉にいかがでしょうか。
おいしいお肉をぜひご贈答用・ご家庭用でお楽しみ下さい。
提供:(株)ミートフーズ華松(上峰町)
告示第5条第1号:佐賀県内で肥育された佐賀牛を仕入れ、三養基郡上峰町内にある精肉店で加工されている。佐賀県NPO支援
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【佐賀牛】ロース焼肉用(500g)
30,000 円
【対象者の要件】寄附金の使途に認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークをお選びいただき、3万円以上のご寄附をいただいた方
【佐賀が世界に誇るブランド牛】
全国のブランド牛の中でもトップクラスの肉質基準をもつ「佐賀牛」
肉質等級4級以上、霜降りの度合いを指すBMS値が12段階中の7以上という厳しい基準をクリアした佐賀牛をお届けします。
きめ細かい肉質で、スジが少なく脂の濃厚な旨みが感じられるロースを焼き肉用にカットしました。
おうちバーベキューにもおすすめ。
おいしいお肉をぜひご贈答用・ご家庭用でお楽しみ下さい。
提供:(株)ミートフーズ華松(上峰町)
告示第5条第1号:佐賀県内で肥育された佐賀牛を仕入れ、三養基郡上峰町内にある精肉店で加工されている。佐賀県NPO支援
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【佐賀牛】ヒレステーキ(150g×2枚)
35,000 円
【対象者の要件】寄附金の使途に認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワークをお選びいただき、3万5千円以上のご寄附をいただいた方
【佐賀が世界に誇るブランド牛】
全国のブランド牛の中でもトップクラスの肉質基準をもつ「佐賀牛」
肉質等級4級以上、霜降りの度合いを指すBMS値が12段階中の7以上という厳しい基準をクリアした佐賀牛をお届けします。
その中でもヒレは一頭から3%しかとれない大変貴重な部位。柔らかさは随一で、脂身も少なく食べやすいのが特徴です。
おいしいお肉をぜひご贈答用・ご家庭用でお楽しみ下さい。
提供:(株)ミートフーズ華松(上峰町)
告示第5条第1号:佐賀県内で肥育された佐賀牛を仕入れ、三養基郡上峰町内にある精肉店で加工されている。佐賀県NPO支援
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2024年05月14日 13:20
【バイオ人工膵島移植の研究4件へ6,030万円の研究助成】
ガバメントクラウドファンディング『不治の病の子どもたちに「治るよ」と伝えたい-希望する全ての患者が移植を受けられる日を目指して-』(寄付募集期間:2023年10月3日~2024年1月31日)では約3,300万もの温かいご支援をいただき誠にありがとうございました。
これらのご寄付を財源とし、2024年4月11日(木)、“日帰りで受けられる膵島移植治療”を目指す「バイオ人工膵島移植(膵島補充療法)」の研究4件に対し助成金贈呈式を行いました。
【助成研究について】
以下4件の研究に助成を行いました。
○研究テーマ:バイオ人工膵島移植のための国産医療用ブタ製造
研究代表者: 松本慎一(まつもと しんいち)一般社団法人医療用ブタ開発機構 代表理事
助成額:3,480万円
○研究テーマ:移植用膵島の「量産化」技術の開発
研究代表者: 浅利 貞毅(あさり さだき)神戸大学大学院医学研究科 特命教授
助成額:1,000万円
○研究テーマ:移植後の患者の健康維持・安全確保のための検査技術の開発
研究代表者: 井上 亮 (いのうえ りょう)摂南大学農学部応用生物科学科動物機能科学研究室 教授
助成額:1,000万円
○研究テーマ:移植効率と安全性を確保するための要素技術の開発
研究代表者: 小須田 南(こすだ みなみ)日本大学医学部内科学系糖尿病代謝内科学分野 助教
助成額:550万円
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2024年04月11日 10:23
ブタ膵島移植 臨床研究へ(読売新聞掲載)
2024年4月10日読売新聞の一面に、ご支援をいただいた「バイオ人工膵島移植
(膵島補充療法)」の記事が掲載されました。
霜田雅之国立国際医療研究センター・膵島移植企業連携プロジェクト長は「免
疫抑制剤を使わないで済む可能性が高く、体への負担も軽い。インスリン注射な
しで生活できる治療を目指したい」と語っておられます。
このプロジェクトリーダーである松本慎一神戸大客員教授は、「ブタのインス
リンは、薬として広く使われてきた歴史があり、十分な効果が見込まれる」と語っ
ておられます。
当方の理事長岩永は「患者は子供の頃からインスリン注射を毎日打たなくては
ならず、本人も家族も負担が大きい。いつか治る病気にしてもらいたい」と2025
年の実施に向けて大きな期待を寄せています。
研究資金が皆様からのふるさと納税などによる寄付であることにも触れられて
います。
詳細は読売新聞をご覧いただければ幸いです。
タイトルは「糖尿病患者にブタの膵臓組織を移植、国際医療研など臨床研究…
特殊カプセルに包み拒絶反応を防止」です。
引き続きご支援をよろしくお願い申し上げます。
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2024年02月01日 15:43
あたたかいご支援ありがとうございました。
プロジェクト「希望する全ての患者が移植を受けられる日を目指して」へのご支援、ご協力をありがとうございました。
年末年始の4か月という短期間に多くの方々からご支援を届けていただき、当初の目標額の3000万円を大きく超え、さらにネクストゴールとしての3500万円に挑戦いたしました。そこには今一歩届きませんでしたが、皆さまからの心のこもったメッセージとともに本当に大きなご支援を頂戴し、日本IDDMネットワークを代表して心よりお礼申し上げます。
このたびのプロジェクトは目前に迫った2025年の「バイオ人工膵島移植」(膵島補充療法)の治験開始の次のステージである「2035年に希望する患者全員が日帰りで移植を受けられる」ことを目指した新たな挑戦と位置付けました。
対象とした3つの異なる技術課題は、まさにこの膵島補充療法を本当の意味の実用化、すなわち産業化(ビジネス)に導くためには欠かせないものです。本プロジェクトをスタートすることで、確実に企業の参入の道を開き、さらに患者の健康状態のモニタリングという実用医療には欠かせない技術も確立してまいります。
今回支援させていただいた浅利先生、井上先生、小須田先生そして本プロジェクトリーダーの松本先生には、すぐそこに見えてきた「1型糖尿病の根治」の実現に向けて、本プロジェクトを一層加速していただきます。
日本IDDMネットワークも2025年の1型糖尿病の「根治」はもちろん、その先の最終ゴール1型糖尿病「根絶」に向けて、役職員一同、これからも全力を尽くします。これからも私たちの活動を注目していただき、今後のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 理事長 井上龍夫
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2024年01月04日 10:14
目標達成のお礼とネクストゴールについて
この度、私たちの研究テーマ「不治の病の子どもたちに「治るよ」と伝えたい―希望する全ての患者が移植を受けられる日を目指してー」に対する御支援のクラウドファンディングが、3,000万円の目標金額を達成できました。
多くのご寄付やメッセージに大変感謝するとともに、この病気を治すことの使命を痛切に感じております。
2020年に保険適応になった、脳死ドナーを用いたヒト同種膵島移植は、ドナー不足と、免疫抑制剤を一生涯飲み続けるという2つの課題があり、ごく限られた1型糖尿病患者さんにしか届けられない現実があります。
ドナー不足を、医療用ブタでカバーし、免疫抑制剤の使用を、膵島を免疫隔離カプセルに入れることで不要にする、究極の膵島移植がバイオ人工膵島です。私自身、海外でのバイオ人工膵島の臨床応用に関わってきており、免疫抑制剤を使わない、膵島移植は、患者さんにとって、安全性の高い素晴らしい治療と実感しています。
皆様のおかげで、研究が進み、日本でもブタ膵島の製造方法、免疫隔離膜、衛生度の高いブタなど、それぞれの、基礎研究は、ほぼ完成しています。
一方で、農学系の研究である衛生度の高いブタの作成を、実際に医学系の研究である臨床応用にするにはどうすればよいかという、畜産の分野から、医療への分野の橋渡しが必要になります。この橋渡しをどうすればよいかと考えた末、私自身がこの役割を担うのが一番であるという結論に至りました。
そこで、このたび「一般社団法人医療用ブタ開発機構」を神戸大学肝胆膵外科内に立ち上げました。畜産系で培われた衛生度の高いブタを、医療サイドが要求するグレードにマッチさせるには、科学的に、さらに法規制上に何が必要かを洗い出し、実際に必要な事項を揃えることを主体的に行おうと考えております。
つきましては、ネクストゴールとして3500万円を設定し、引き続きのご支援をお願いしたいと思います。追加の500万円(※佐賀県庁の事務経費15%を含むので実質425万円)によって、日本でのバイオ人工膵島移植開始のすべてのパズルを早急に揃えます。
まずは、2025年にバイオ人工膵島を実現し、皆様と一緒に成功を祝い、そして2035年に希望する患者全員が日帰りで移植を受けられるよう、全力を尽くしますので、引き続きご支援をよろしくお願いします。
認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク 理事
国立国際医療研究センター研究所 膵島移植企業連携プロジェクト 研究アドバイザー
神戸大学 客員教授
一般社団法人医療用ブタ開発機構 代表理事
松本慎一
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IDDM さん
たくさんの寄付者の方々の想いを乗せて、松本先生、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024/1/10 13:16
IDDM さん
たくさんの寄付者の方々の想いを乗せて、松本先生、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024/1/10 13:16
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2023年12月26日 15:31
1型糖尿病が”治る”未来の実現にむけて、引き続きのお願いです。
「不治の病の子どもたちに「治るよ」と伝えたい―希望する全ての患者が移植を受けられる日を目指してー」に、ご支援いただいた皆様、そして応援してくださる皆様に心よりお礼申し上げます。
2025年に人で初めての移植を実現し、2035年には希望する患者全員が日帰りで移植を受けられる日を実現するためには、まだ資金が足りません。
日本初の膵島移植医である松本慎一先生は「すでに解決の道のりは見えています。あとは資金です」と言われています。
つきましては、このクラウドファンディングの募集期間を2024年1月31日(水)まで延長することといたしましたので、1型糖尿病が”治る”未来の実現にむけて、引き続きのご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
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ゲスト さん
微力ですが寄付させていただきました。
早く1型糖尿病をもっている方に届いてください。完治が夢ではなく現実のものとなるよう応援してます!2023/12/26 19:01
ゲスト さん
微力ですが寄付させていただきました。
早く1型糖尿病をもっている方に届いてください。完治が夢ではなく現実のものとなるよう応援してます!2023/12/26 19:01
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2023年12月04日 09:22
YouTubeLive配信&患者・家族交流会のお知らせ
12月5日(火)1型糖尿病患者の職員 石郷(18歳発症)と中新井(12歳発症)が、膵島移植の第一人者であり日本IDDMネットワーク理事でもある松本慎一先生に直接会いに行き、バイオ人工膵島移植の話・糖尿病の未来について伺います。
12月5日(火)『YouTubeLive配信&交流会』with 松本慎一先生
【日時】 2023年12月5日(火)19:00~22:00(お店は18時OPENです)
【場所】 MUSIC BAR&FOOD CODA
[神戸市中央区中山手通1丁目22-27 2F]
電話番号 090-8124-9782
【対象】糖尿病患者・家族、医療関係者、研究者、一般の方々など、どなたでもご参加ください。
※会場は出入り自由で、当日飛び込み参加も大歓迎です。
※飲食代はご自身でお支払いください。
12月6日(水)は神戸にあるiddm café にて患者・家族交流会を行います。
「直接聞きたい!」「仲間とお話したい!」「情報が欲しい」など、糖尿病のお友達やご家族を誘ってぜひご参加ください。たくさんの方々にお会い出来ることを楽しみにしています!
詳しくは、日本IDDMネットワークのHPをご覧ください。
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佐賀県NPO支援
佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。