動物避難所とペット同行避難が当たり前の社会を作りたい!
カテゴリー:動物
寄付金額 1,095,000円
目標金額:5,000,000円
- 達成率
- 21.9%
- 支援人数
- 72人
- 終了まで
- 受付終了
岐阜県岐阜市(ぎふけん ぎふし)
寄付募集期間:2023年10月10日~2024年1月7日(90日間)
岐阜県岐阜市 & 特定非営利活動法人全国動物避難所協会
度重なる豪雨災害、繰り返される震災。
『ペットがいるから…』と避難しなければ、人もペットも大切な命を守れません。
全国動物避難所協会では、災害時に人とペットの命を守るため、動物避難所を全国に広めると同時に、すべての飼い主に同行避難への備えを促す活動を行っています。
そして、本クラウドファンディングを通じて、東南海地震に備えた支援者同士の広域ネットワークを作ると共に、動物避難所が地域のペット防災の核となるための研修を実施し、人とペットの避難が当たり前の社会を目指します。
ペットがいても安心して避難できる社会に…
人の命も、動物の命も、共に守る
災害が頻発する日本列島。その中では、人だけでなく動物も被災します。
近年の豪雨災害では、「ペットがいるから…」と避難をためらった飼い主が氾濫に巻き込まれ死亡する事例が報告されています。
「ペットと共に避難」ができなければ、人もペットも共に命を落とすことになりかねません。
「ペットと共に避難」できるから、人もペットも、大切な命を守る事ができると私たちは考えています。
全国180の連携事業者
動物避難所とペット防災啓発窓口
当団体では、2021年11月22日に、動物避難所の登録プラットフォームである『うちトコ動物避難所マップ』WEBサイトをオープンさせ、災害時に人とペットの避難場所を提供する『動物避難所』と、各地域でペット防災についての啓発を行う『ペット防災啓発窓口』の募集を実施してきました。
2023年9月現在、動物避難所17件、ペット防災啓発窓口170件の登録を得ています。登録者が参加する月1回の情報交換会を行っている他、台風接近時には動物避難所開設について互いに情報交換を行いながら、ペット防災の啓発と、避難所開設を行っています。
各地で開設される動物避難所
繰り返される豪雨災害での活動
2022年8月3日から降り続いた大雨により、東北・北陸地方を中心に、各地で河川の氾濫や土砂災害等による甚大な被害が発生しました。
動物避難所として登録している、青森県の『Cafe Doggies』さんでは、人とペットが同伴避難する避難所(駐車場の提供)を開設し、2家族の避難者を受け入れました。
岐阜市では、2022年9月19日の台風14号の接近時に『犬のしつけ教室ONELife』にて、動物避難所が開設され、浸水歴のある住宅に住む独居高齢者の避難に関して、民生委員から相談が寄せられました。
2023年8月15-16日には、台風7号の接近に伴い、兵庫県と岐阜県にて動物避難所が開設されています。幸い、避難者の受け入れはありませんでしたが、着実に各地域で活動が進展しています。
動物避難所を起点とした、地域防災の進展と、地域間連携
動物避難所を核に、課題解決を一歩前へ
動物避難所が設置されたからといって、ペットとの避難の課題が解決されるわけではありません。
動物避難所だけがペット避難の受け皿ではないからです。
動物避難所は、災害時に動物の受け入れを行う場所であると同時に、平時には、飼い主と地域住民がペットを連れた避難について考える場、教育・啓発の場を担う役割を持ちます。
大切なことは、動物避難所を核として、自主防災組織や、ペット関連事業者、行政らと共に、地域でペット防災・ペット避難の課題を解決していくネットワークを築いていく事です。ペット防災に地域ネットワークが築かれてこそ、課題解決が一歩前に進んでいくのです。
動物避難所、そして、ペット防災啓発窓口が、各地でネットワークづくりのリーダーとなり、課題解決を一歩前へ進めていくという未来を作っていきたいと私たちは考えています。
大規模災害に備えた地域間連携
東海地域では、将来的に必ず訪れる東南海地震への備えを現実的に進めていくことが求められています。東南海地震で想定されるような広域に影響のある大規模災害では、地域内の支え合いだけでなく、地域・県域を越えた支え合いのネットワークが不可欠です。
動物を避難させるといっても、東日本大震災でそうであったように、被災した地域内だけで保護しきれないということも想定されます。様々な支援物資の調達も被災地内だけで行うことは難しいでしょう。
岐阜県内はもちろんのこと、岐阜・愛知・三重・静岡の東海四県、そして、近畿や北陸との、そして全国とのつながりづくりがその備えになってきます。
動物避難所研修とペット防災フォーラムで、地域内&地域外ネットワークを構築
このような課題を解決するため、本事業では、動物避難所とペット防災啓発窓口が、地域のペット防災の核になり、各地域での取り組みを前へ進めるための実践的な研修プログラムを提供することを目指します。
さらに、地域間連携を目指し、全国でも初となる、ペット防災フォーラムを岐阜にて開催し、『ペット防災』をキーワードに、全国の支援者が繋がり合う場を作ります。
事業目標・スケジュール
①動物避難所・ペット防災啓発窓口研修
内容:平時の防災活動のレベルアップ、災害時の救援活動が確実に実施できる体制づくりを行う。特に、東南海地震などの大規模災害発生に備え、近隣県同士の連携を深める機会を作る。
期間:2024年3月~2025年2月(各月1回)
形式:オンライン10回、オフライン2回
目標:のべ参加者数:240人
②全国ペット防災フォーラム
テーマ:「東南海地震に備える、ペット防災ネットワークの構築」
内容:東南海地震に備えて、ペットとの避難や、ペットに関わる支援体制はどのようにしていけば良いかを考える機会とする。集まった人同士が顔と顔のみえる関係となり、発災時に連携しあえる関係づくりを行う。
時期:2024年12月
実施場所:ぎふメディアコスモス等の岐阜市内の会場
目標:参加人数200人
寄附金の使い道
寄附金は、研修およびフォーラム開催のための資金といたします
一般的なふるさと納税と異なり、返礼品のご用意はありません。
【内訳】
講師謝金 54万円
旅費交通費 54万円
広告宣伝費 86万円
業務委託費 231万円
その他経費 75万円
【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取り扱い】
目標金額に達しなかった場合、全体の事業規模を縮小して実施いたします。
【目標金額以上に寄附金が集まった場合】
目標金額を超えて寄附金をいただけた場合、広報面を強化していきます。
ご支援くださる皆様へ
岐阜市 市民協働推進部 市民活動交流センター
岐阜市では、「協働のまちづくり」を推進しており、共に地域社会の課題解決を目指すNPO等の事業を応援しています。この事業を皆様にも応援していただくために、ふるさと納税を活用しています。
この事業によって、市民の皆様が誇りを持てる個性豊かな地域社会の実現を目指します。
動物支援ナース 西村裕子 さん
ひとも動物も!地域全体で考え、避難の選択肢を増やすことを
2015年頃、犬猫の飼育頭数が、15歳未満の子どもの数を越え、空前のペットブームだと騒がれました。そして現在もその飼育頭数は、右肩上がり。加えてエキゾチックアニマルの飼育頭数も増えています。また日本は、先進国の中でも高齢化率が最も高く、感染症などもあり、国や地方自治体にとって課題が多いことは明らかです。
高齢者+ペット、病気とともにある方+ペット、多頭飼育など、日頃は問題なく飼養管理ができているかもしれません。ですがそれが問題として顕著になるのが「災害」です。だからこそ、社会全体で考えることも、自助を強化しておくことも、隣近所と事前に助け合えるコミュニティ形成を行っておくことも大切な「ペット防災」と言えます。
その上で本プロジェクトが進展し、飼い主とペットにとっての「避難の選択肢が増える」一助となりますことを切に願い活動を行っています。またこのような取り組みが進むと、飼育者や非飼育者関係なく、レジリエンスな復旧復興が進む手段の一つとなると考えます。
NPO法人全国動物避難所協会 理事長 獣医行動診療科認定医 奥田順之
ペットも社会の一員に
毎年起こる豪雨災害、そして、いつ起こるともしれない東南海地震の際に、人もペットも大切な命を守ることができるように、私たちの社会は進化しなければなりません。
社会の担い手は、行政ではなく市民です。市民が立ち上がってこそ、ペット防災は進むと私は考えています。動物避難所もペット防災啓発窓口も市民の活動であり、それが核となって、行政を動かし、地域防災組織を巻き込み、ペット防災は進展していくものと考えます。
しかし、それらのプレイヤーだけでは、社会は変わりません。そうした活動を応援してくれる、支えてくれるサポーターがいてこそ、プレイヤーが力を発揮できます。本クラウドファンディングもそのひとつだと思います。我々の活動を応援していただける皆さまに、是非、ご寄付いただき、社会の進化を後押ししていただきたいと考えています。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2024年03月17日 15:30
プロジェクトご支援のお礼
このたびは、当プロジェクトへのご寄附をいただき誠にありがとうございました。
全国から寄せられたたくさんのご支援に、関係者一同、心より感謝申し上げます。
いただいたご寄附は、ペットも飼い主も安心して避難できる「動物避難所」を全国に広めると共に、「ペット防災フォーラム」を開催する資金として大切に活用させていただきます。
「令和6年能登半島地震から学ぶ、人とペットの災害対策(仮)」をテーマとし、令和6年能登半島地震で活動された方を招き、支援活動での教訓を学ぶフォーラムの実施を、12月頃に予定しています。引き続き支援が必要な能登半島への支援活動のあり方、被災地外からどのような支援を行えばいいかという点や、今後発生が予想される南海トラフ地震に備え、私たちにできること備えられることは何かについて学びたいと考えています。
今後も、人もペットも共に避難し、共に命を守れる社会の実現を目指して活動を続けてまいります。
引き続き、ご支援と応援をよろしくお願いいたします。
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岐阜県岐阜市
ガタン、ゴトンと、名古屋から電車で約20分揺られた先に、岐阜市はあります。
岐阜県の県庁所在地である岐阜市には、魅力が満載。
玄関口であるJR岐阜駅周辺に並ぶ高層ビル。
昭和の面影を残しながら新たな活気がみなぎる柳ケ瀬商店街。
1,300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われる清流長良川。
そして、岐阜城を冠する自然豊かな金華山があり、斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将ゆかりのまち。
そんな、まちと自然がバランスよく共存する岐阜市には、暮らしやすさと豊かさがあります。
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あなたのその想いが
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