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日本海の離島で挑む「緊急災害支援チームの強化×地域課題の解決」

カテゴリー:災害 

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寄付金額 40,364,943

40.3%

目標金額:100,000,000

達成率
40.3%
支援人数
19
終了まで
受付終了

島根県海士町(しまねけん あまちょう)

寄付募集期間:2023年9月15日~2023年12月31日(108日間)

島根県隠岐郡海士町 ✖️ ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

 海士町は、島根県の北に浮かぶ隠岐諸島の一つで、1島1町の小さな島です。人口は約2300人。雄大な自然、豊富な海産物、そしてIターン者が2割という地域活性化の先進地として知られています。
 一方で、離島が共通して抱える課題に海士町も直面しています。緊急時に「見捨てない医療」を実現する手段、人生の最期を島で豊かに暮らせる福祉サービス、また、若者の定住を可能にする雇用機会の創出といった課題に対し、持続的に取り組む必要があります。
 今年、海士町と包括連携協定を結んだピースウィンズ・ジャパンは、この島を災害支援の日本海側の拠点として、ヘリコプター、船舶等を配備し、大規模災害に即応するための支援体制を強化します。同時に、医師・看護師をはじめとする人材を活用し、島のみなさんが健康で豊かな暮らしを続けていけるように、さまざまな課題の解決をサポートします。
 「災害支援チームの強化」と「地域課題の解決」、その2つに一体的に取り組み、相乗効果を生み出そうというチャレンジです。

“命をあきらめない”災害支援の経験を地域課題の解決につなげる

 ピースウィンズが運営する空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”は、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。

 ロシアによるウクライナ侵攻では、医師・看護師・薬剤師などによる医療支援をはじめ、ウクライナ国内や隣のモルドバで物資支援を行いました。また、トルコ・シリア地震では発災当日に緊急支援チームを派遣し、現在も医療・物資支援にあたっています。国内では、東日本大震災、熊本地震、九州北部豪雨、西日本豪雨、北海道地震、2019年台風15号・19号、2020年7月豪雨などのほか、今年5月に起きた能登半島地震の被災地でも支援にあたりました。

 ARROWSが取り組むもう一つの課題が、離島や山間部をはじめとする地域医療の維持・拡充です。医師などの人材が都市に偏り、へき地では医療へのアクセスが難しい地域が増えています。
 災害時に「一秒でも早く、一人でも多く」命を救うための体制を維持しつつ、日ごろは地域の医療の充実に貢献することが、ARROWS発足当初からの使命です。ピースウィンズの本部がある広島県神石高原町では、地元の診療所への人的支援や新型コロナのワクチン接種支援などを続けてきました。

 ARROWSには現在、医師2人、看護師7人が所属し、ほかに災害時の活動に参加してくれる登録型の医療スタッフが約300人います。海士町を災害支援のベースの一つにすることで、これらの人材や医療機材などを地元のためにも活用し、被災地にも地元にも貢献できるようにします。

ピースウィンズが海士町で進めている取り組みの一部をご紹介します。

災害に備えたロジスティクスの強化

 国内外での災害発生時にいち早く現場に駆け付け、レスキュー、医療、物資など、必要とされる支援を届けるため、航空機や船舶を中心としたロジスティクス(人員や物資の調達・輸送)能力の充実・強化を図ります。
 私たちは、数々の現場経験から、災害の緊急支援においてロジの確保が何より大切だと学んできました。特に広域に被害が及ぶ大災害では、空や海からのアプローチが欠かせません。日本海に位置する海士町に新たな拠点を設けることで、山陰をはじめ、九州、近畿、北陸の日本海沿岸地域を中心とした災害により迅速に対応することをめざします。

離島で暮らす人たちの健康づくりと持続可能な医療への貢献

 離島で暮らす人が安心して島に住み続けることができるように、MRIなどの高度な医療機器を導入し、がん検診などを提供します。また、島民が健康を維持し、病気にならないための取り組みもサポートします。

 災害支援用に配置する医療人材やヘリ、船舶を、ふだんはそのまま、地域のためのリソースとして活用できます。条件が整えば、緊急時の患者や医療人材の搬送、持続可能な地域医療の仕組みづくりにも、地元の医療機関と協力して取り組みたいと考えています。

地域課題の解決に貢献

 ピースウィンズは、国際協力や災害・医療支援のほか、産業振興、教育、観光など多くの分野で地域づくりのプロジェクトにも取り組んでいます。その経験とノウハウを生かし、海士町の振興につながるさまざまな活動を支援します。
 地域づくりで大切なのは、住民のみなさんの思いと行動です。地元のイニシアティブを大切にし、その活動を後押しするとともに、ピースウィンズが持つ国内外のネットワークを活用した人材の誘致や育成にも取り組みます。

 私たちは、東日本大震災以降、多くの大規模災害の現場に出動し、民間組織として支援活動をしてきました。災害発生が予測される場合に、発生前から対象地域に入って備えることや、声が届きにくい被災者に寄り添い、行政の支援が行き届かない地域や自主避難所などにも支援を行うことは、民間ならではの強みです。
 海士町から国内外の災害現場へ、そして地元の方々とともに地域へ。ピースウィンズがこれまでに培った経験を生かし、それぞれの場所で必要な支援を届けられるように努めます。

海士町長 大江和彦 メッセージ

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日頃より海士町を応援してくださり誠にありがとうございます。海士町では島民一丸となって承前啓後の考え方を根底に「海士町の新時代」という次なるステージへ飛躍するため、島の様々な挑戦を推進しながら、一層魅力的な町を目指してまいります。
ガバメントクラウドファンディングを活用して、海士町創生総合戦略「エンジン全開計画(人口ビジョン)」に基づき、町の掲げる3つの「かん」(ひとの還流、暮らしの環境、里山里海の循環)を推進する新たな挑戦が増えていくことを願っております。私たちの取り組みをぜひあたたかい目で見守ってくださいますと幸いです。海士町のまちづくりを応援してくださる皆様からのご協力を心からお待ちしています。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

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