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飼料価格の高騰に苦しむ畜産農家を支えたい!!そして、全国の皆様に近江牛を食べてほしい!!

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 6,713,000

13.4%

目標金額:50,000,000

達成率
13.4%
支援人数
98
終了まで
受付終了

滋賀県東近江市(しがけん ひがしおうみし)

寄付募集期間:2023年10月2日~2023年12月31日(91日間)

滋賀県東近江市役所 農業水産課

プロジェクトオーナー

東近江市内には約2,400頭の近江牛と約400頭の乳牛、約40,000羽の鶏が飼養されています。農畜産業が盛んな東近江市は、日本三大和牛に数えられる日本最古のブランド牛「近江牛」の産地です。近江牛は400年以上前から飼養され、食用牛としては圧倒的な歴史を誇ります。その肉質はきめが細かく、脂は甘くとろける食味です。
そんな、東近江市の畜産農家が経営危機に見舞われています。
コロナ禍における外食産業の低迷による牛枝肉価格の下落に加えて、配合飼料価格が令和2年1月以降急激に高騰し、今後も価格下落の見通しが立たない状況となっています。
「このような状況に苦しむ畜産農家の経営を支え、よりよい畜産物が生産できる体制を構築したい。」と考えています。

解決したい問題

「畜産農家を取り巻く連続する問題により、負のスパイラルが発生。近江牛の未来に危機も」

◆ 牛肉価格の下落

コロナ禍による外食産業の低迷で、枝肉価格の下落し、まだまだ価格は戻ってきておらず、下落の余波を残した状況。

◆ 配合飼料(エサ)の価格高騰

2023年3月時点で前年同月の20%増(公益社団法人配合飼料供給安定機構発表資料より)

◆ エサ代を稼ぐためにも、近江牛を出荷。

枝肉価格が下落しているため、運営維持費用程度にとどまる。

◆ 子牛の仕入れを断念

通常だと、子牛を新たに仕入れるが、その余力もないため、仕入れを断念する。

◆ 管理頭数が減る状況が、東近江市全体に広がっていく

様々な要因から、畜産農家の経営が厳しくなっており、近江牛の頭数を減少させる問題へと発展しています。
近江牛だけでなく、養鶏や酪農など畜産農業が盛んな東近江市だからこそ、農家を取り巻く負のスパイラルの問題を解決していきたいと思っています。

その「負のスパイラル」を止めるために

これまで東近江市農業水産課では、上記のような支援を行ってきました。

【令和2年度~3年度】
・牛マルキン制度(牛の肥育にかかる費用に対し、売れた金額が下回った場合に9割補填する制度)に追加支援。
・子牛を仕入れる際の補助事業
【令和4年度~】
・飼料価格高騰に対する補助事業

しかし、いつまでこの状況(飼料高騰)が続くか分からず、まだまだ支援が必要だと思っています。
だからこそこういった支援をこれからも継続し、発展させていくためにも、今回のプロジェクトでご支援頂き、減少傾向にある近江牛の頭数を守り、本当においしい近江牛を未来に残していきたいと思っています。

寄付金の使い道

いただいたご寄付の活用について、現時点で想定している主な事業は次のとおりです。

①飼料価格高騰対策補助事業
 価格高騰している配合飼料の購入に対して、高騰分の一部補てんを行うことで影響の緩和を行います。
②肥育素牛(子牛)導入補助事業
 肥育農家の飼養頭数の増加を支援し、市内の畜産振興を図ります。
③繁殖雌牛の導入補助事業
 繁殖雌牛の増頭を支援し、市内の畜産振興を図ります。
④畜産環境の改善対策補助事業
 臭気対策や畜舎の屋根の断熱塗装によるエネルギー削減など、カーボンニュートラル(脱炭素社会)に向けた取組を支援します。
 etc.

※目標額を上回った場合、下回った場合も本事業に活用します。

近江牛の歴史

日本三大和牛の一つに数えられ、国内最古のブランド牛と言われている近江牛。近江牛の始まりは、江戸時代と言われています。江戸時代には牛肉は薬用とされていましたが、1687年に彦根藩で武具や馬具に使う牛皮を調達した後の牛肉の味噌漬けが考案され、反本丸(へんぽんがん)という名の”養生薬”として、彦根藩から将軍家や徳川御三家への献上品にもなっていました。当時、彦根藩の区域であった東近江市(愛東・湖東・能登川地区)においても、農耕用として牛が飼われており、近江牛の起源に関係していると考えられます。
全国的に近江牛の名が知られるようになったのは明治時代です。当初は陸路や海運により東京に出荷されていましたが、明治22年に東海道本線が開通し、近江八幡駅から貨物での輸送が始まると、「近江牛」の名が使われるようになりました。そして100年の時を経て、近江牛としてのブランドが定着しました。

全国の皆様に近江牛を食べていただきたい

東近江市は鈴鹿山脈からの良質な水と、湖東平野に広がる肥沃な土壌という農業に最適な環境に恵まれ、栄養バランスの良い飼料で育まれた肉質は霜降り度合が高く、特有の香りと肉の柔らかさに加え、甘い脂のくちどけが特徴で、各地の品評会でも高い評価を得ています。
近江牛の品質は、一頭、一頭丹念に育て上げる生産者のたゆまぬ努力によって守られています。

近江牛の特徴

【肉がきめ細かく、柔らか】
 肉は、きめが細かいほど美味しいと言われ、近江牛はそのきめが細かいのが特徴です。

【美しいサシが消えない】
 肉と脂肪とのいりまじりを”サシ”といい、近江牛には、全体に細かいサシがはいっています。

【独特の粘りを持つ脂肪】
 良い脂肪とはツヤがあり、適度に粘りがあるものです。

お礼の品一覧

  • 2023年12月31日 23:59

    東近江市の畜産振興プロジェクトにご賛同いただきありがとうございます。

    この度は、東近江市農業水産課の実施した本プロジェクトにご賛同いただき誠にありがとうございました。
    ご寄付いただいた資金は、本市の畜産振興事業として来年度から活用させていただきます。
    今後とも、東近江市や近江牛を応援していただけますと幸いです。

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滋賀県東近江市

滋賀県東近江市は、日本のほぼ中央部、近畿圏と中京圏の中間に位置しており、東の鈴鹿山脈から西は琵琶湖に面し、森・里・川・湖といった多様な姿を見ることができます。近畿最大の耕地面積を有し、農業算出額は滋賀県内1位、近畿圏内10位で、愛知川等によって育まれた肥沃な農地を利用し、近江米をはじめ、野菜、果樹、近江牛等の質の高い農業生産が行われています。