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すべての方の移動を情報で支援! ナビタグで未来を変えるプロジェクト

カテゴリー:健康・福祉 

main_img 達成

寄付金額 3,155,000

105.1%

目標金額:3,000,000

達成率
105.1%
支援人数
45
終了まで
受付終了

兵庫県神戸市(ひょうごけん こうべし)

寄付募集期間:2023年8月1日~2023年10月29日(90日間)

兵庫県神戸市 × 公益社団法人NEXT VISION

プロジェクトオーナー

神戸医療産業都市の眼科専門施設・神戸アイセンターでは、高度医療とともに、眼の障害に対する総合的なサポート=ロービジョンケアを提供しています。このプロジェクトではふるさと納税による寄附を募集し、視覚に障害のある方だけでなく、すべての方の移動を情報で支援することを目的として、ナビタグの敷設を行います。ナビタグで視覚障害者のQOL(生活の質)を向上させ、おひとりおひとりのWell-being の向上をお手伝いします。

ナビタグで未来を変える!

ナビタグ(ナビレンスやコード化点字ブロック、shikAIなど)は主に点字ブロックに情報を付加する二次元コードです。

これらの二次元コードは視覚に障害のある方が白杖や点字ブロックと併用することでさらに安全、便利に移動することが可能となります。また、視覚に障害のある方だけでなく誰もが利用可能なルート案内等の情報を提供でき、日本語以外の外国語にも対応しています。ナビタグが街中に設置されることで、安心・安全なまちづくりを推進し、誰もが暮らしやすいインクルーシブな社会を実現できると考えています。
このプロジェクトでは視覚に障害のある人だけでなく、他府県や海外からの観光客やさまざまな困りごとを持つすべての人にナビタグで情報を提供し、神戸市に暮らす・滞在するすべての人が安心・安全・便利・簡単に、そして楽しく過ごせる環境を提供します。
また、2025大阪・関西万博での運用を目指し、TEAM EXPO2025 共創チャレンジにも参加しています。

ナビタグで、新しい人生へ踏み出す勇気とチャンスを!

一般的に視覚に障害があることで仕事や日常生活に困難が生じると思われますが、神戸アイセンターにおける実証実験を通じて、実際は見えない・見えにくいことが「障害」ではなく、視覚に障害があることで必要な情報が得られないことが「障害」だとわかりました。つまり、視覚に障害があっても、必要な情報が得られれば社会の中に存在する段差などのバリアを低減することができ、障害に対する偏見・誤解を正しい情報に置き換えることができると考えます。そのために必要な情報を必要とされるタイミングで提供することが「障害」をなくし、インクルーシブな社会へつなぐ一歩になることから、ナビタグの敷設・普及活動を行います。

               

コード化点字ブロックは、点字ブロックと併用し、△と〇の印をつけるだけで、鋲を使用した点字ブロックにも情報を付加できます。
NaviLens(ナビレンス)は、21㎝四方のサイズのタグを壁などに貼ることで、約12m離れたところからでも読み取りが可能です。
このようにナビタグは、提供したい情報に合わせて、壁や床、点字ブロックと併用することが可能で、後付けも簡単です。情報の変更も管理画面から行え、常に最新の情報にアップデートできます。

              

視覚に障害のある方の外出・移動には、物理的・心理的に高いハードルがあります。
そのため、神戸アイセンターでは、最寄り駅の医療センター駅からエントランス、そしてロービジョンケアに関する情報を提供する空間「ビジョンパーク」、神戸アイセンター病院をナビタグでご案内しています。

神戸アイセンターでは患者さんやそのご家族が安心して受診し、そして、スマートフォンやタブレット、拡大読書器など、QOLを向上させる最新のデバイスに触れる機会を持てるようにナビタグを活用しています。ナビタグは視力の低下で失われるかもしれない日常生活を取り戻すきっかけになる可能性があります。
神戸アイセンター・ビジョンパークを訪れた方に、障害があってもさまざまなことに挑戦している人の姿に触れることで、新しい人生へ踏み出す勇気と機会を持ってもらいたいと考えており、そのためのツールの一つがナビタグなのです。

ナビタグを多くの方にご利用いただきました

ナビタグ利用者の感想

写真

・初めての場所で不安だったけれど、ナビタグを使って一人で来ることができました。もっといろんなところにナビタグがあるといいと思います。出かけるのが楽しみになります。
・街中にナビタグがあればウィンドウショッピングが楽しめると思います!
・ナビタグで移動しようと思っていたけれど、「何をされているんですか?お手伝いしましょうか?」と声をかけてもらい、その方と一緒にナビタグを使って目的地にたどり着きました。見える方もナビタグに驚いていましたが、一緒に会話しながら移動できて楽しかったです。

              

・ナビタグを試したくて神戸まで来ました。私の住む町にもナビタグをつけて欲しいです。
・多言語対応というのがいいですね!私は英語が話せないので外国人に道を尋ねられたらナビタグを使うことをおすすめしたいと思います。
・私は目は見えますが方向音痴なのでナビタグの案内がわかりやすかったです。
・カーナビと違って、目的の場所まで連れて行ってくれるのいいですね。
・耳が聞こえませんがスマホに表示される文字と振動で教えてくれるので便利です。

写真

ナビタグの情報ですべての方をお・も・て・な・し!

現在、ナビタグを敷設しているのは、神戸アイセンターのほか、市営地下鉄(三宮駅、御崎公園駅)、JR三ノ宮駅、ポートライナー(三宮駅、医療センター駅)です。本プロジェクトでは2024年に神戸市で開催される世界パラ陸上競技選手権大会で世界中から訪れる選手や観客、関係者の案内誘導を行うだけでなく、必要な情報を多言語(母国語)で提供します。
また、今後は事故や災害発生時の避難誘導時の活用を検討していきます。
ナビタグ敷設により神戸がすべての人にとって過ごしやすい町であることをアピールし、日本を代表する国際貿易港としてだけでなく、1995年の阪神・淡路大震災から復興を果たし、iPS細胞を用いた世界初の網膜シート移植手術の実施、スパコン「富岳」の稼働など様々なプロジェクトが進み、新たな成長を続けている「人」に寄り添う神戸を知っていただく機会にしたいと考えています。

KOBE2024世界パラ陸上競技選手権大会、2025年の関西大阪万博と日本国内だけでなく世界中の人々を神戸にお迎えする機会が続きます。美しい港町として知られる神戸をナビタグによるおもてなしで誰もが来たい、遊びたい、過ごしやすいまちとしてアップデートしましょう!

すべての方のWell-being が向上し、自分らしく生きるために。

視覚、聴覚、肢体などにさまざまな困りごとや困難のある方、外国からの来訪者や観光客などすべての方の安全な移動、回遊性の向上や災害時の避難誘導などを検討することで、ナビタグは実用的かつ有効な情報提供ツールとなります。
駅やバス停などの交通機関だけでなく、博物館や市役所、ショッピングセンターや観光施設、道路など、さまざまな場所にナビタグが設置されることで行きたい場所へ簡単に行くことができ、必要とする情報を得られます。
行動の制限から解き放たれ、おひとりおひとりの夢や希望を叶えることにつながり、自分らしく生きる一歩となる、ナビタグの敷設にご協力をよろしくお願いいたします。
※目標金額を下回った場合、超えた場合でも上記使い道に活用させて頂きます。

すべての方のWell-being が向上し、自分らしく生きるために。

事業に携わるスタッフの思い

ビジョンパーク情報マスター・和田浩一さん

皆さまのあたたかいお気持ちが、視覚障害者と社会全体を元気にします。

私は13歳の時に眼の難病と診断され、その後徐々に視力が低下し、現在は全盲です。見えなくなると当たり前にできていたことができなくなり、不便となります。その一つが自由な移動です。
今では多くの人の支援を受けながら日本中、白杖をもって一人で移動しています。初めて行く場所では周囲の状況が分からないため、困難がありますが、スマホのカメラとGPSで視覚障害者の移動に必要な情報を音声や振動で知らせるアプリが開発されて大変便利になりました。スマホのカメラが眼の代わりとなり、移動に必要な情報が得られるので、安心して安全な移動ができます。
私が勤務している神戸アイセンターには、受け付け、トイレ、消毒液の位置などに「ナビタグ」を敷設しており、スマホを使って案内が聞けます。初めて利用しても必要な情報を知ることができて便利です。さらに、「ナビタグ」は外国語対応となっているので、言葉の壁もありません。多くの人に役立つ情報が得られます。この「ナビタグ」をインフラとして普及させ、社会を笑顔にする取り組みに私たちは取り組んでいます。
私たちの取り組みにぜひご賛同いただき、あたたかい支援をいただけますようよろしくお願い申し上げます。

公益社団法人NEXT VISION理事 髙橋 政代 先生

医療だけではなく、テクノロジーと合理的配慮によって、「障害」を解決できる社会を実現したい。

我々は多くの支援者や協力者と共に再生医療研究を進め、ついに視細胞を含む神経網膜を移植する臨床研究に到達しました。再生医療を標準治療としてみなさんの元にお届けし、喜んでくださる笑顔を見たいという一心で活動していますが、これからの時代は医療だけではなく、テクノロジーが身体の機能障害だけでなく、各人が抱える社会的障害を解決し、生活がより便利に快適になることが期待されます。できないと思われていたことをテクノロジーや合理的配慮で可能にし、さらにその先に到達する。
障害のある人をできない人と思うのではなく、イノベーションの元となる「障害」の価値を強みと捉えられる社会こそ、インクルーシブな社会だと思っており、NEXT VISIONが行う活動がその実現のきっかけになればうれしく思います。
これからもNEXT VISIONの活動にご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2023年10月24日 11:01

    【目標達成のお礼!】ご支援いただき、ありがとうございます。

    皆さまのご支援により、目標金額300万円に到達することができました。
    応援いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
    「ナビタグで未来を変えるプロジェクト」ではこれからもナビタグの敷設を継続・加
    速するために、さらなるご支援をお願いしています。
    残りの募集期間もあとわずかとなっておりますが、ぜひお知り合いやご友人に本プロジェクトをご紹介いただけますと幸いです。
    拡散用のプロジェクトURL はこちら【 https://www.furusato tax.jp/gcf/2400 】
    引き続きよろしくお願いいたします。

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  • 2023年10月13日 17:00

    10月21日開催予定のセミナーのご案内

    「ナビタグで未来を変えるプロジェクト」を応援してくださっている
    パラリンピック柔道元日本代表・初瀬勇輔さんのセミナーを開催します!

    第10回NEXT VISIONセミナー 「パラスポーツから考える共生社会」
    講師:初瀬勇輔氏(ユニバーサルスタイル代表取締役)
    日時:2023年10月21日(土曜日) 10時30分から12時まで
    場所:オンライン(Zoom)
    参加費:無料
    定員:定員になり次第、締め切らせていただきますのでお早めにお申し込みください。
    対象:見えない・見えにくい方だけでなく、どなたでも参加できます。

    申込及びイベントの詳細は下記をご確認ください。

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兵庫県神戸市

海と山に囲まれた自然豊かな街並み、世界的に有名な神戸ビーフの生産地、太閤秀吉がこよなく愛した日本最古の温泉の一つである有馬温泉、異国情緒あふれる“みなとまち神戸”には、様々な顔があります。「BE KOBE」は 「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライドメッセージ。人と人との支え合いの風土が育まれ、2019年に世界生活環境・都市ランキングにおいて、国内都市で第一位に選ばれました。