• TOP
  • 過去実績
  • 宇美町の伝統を未来につなぐ【相撲場再建プロジェクト】

宇美町の伝統を未来につなぐ【相撲場再建プロジェクト】

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,311,000

131.1%

目標金額:1,000,000

達成率
131.1%
支援人数
87
終了まで
受付終了

福岡県宇美町(ふくおかけん うみまち)

寄付募集期間:2023年6月2日~2023年8月31日(91日間)

福岡県宇美町

プロジェクトオーナー

当町の相撲場上屋が白蟻被害により大きく傾き、倒壊の危険があるためやむを得ず解体しました。
相撲を通じて地域の活性化、青少年の育成のため、利用者からは当該相撲場を再建してほしいとの要望がありました。
『再建に向けて、自分たちも協力したい。』というお話をいただいたことから、相撲場再建に向けて当町で初のクラウドファンディングに挑戦します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

相撲場を再建したい!

白蟻被害で解体せざるを得ない状況に…

白蟻被害で傾いた相撲場上屋を解体している様子

令和3年10月に、築40年経過する相撲場の木造上屋が、白蟻に浸食され、大きく傾いているのを確認しました。
令和3年12月に、倒壊の危険があったため、やむを得ず解体しました。

利用されている方からは、

この歴史ある相撲場を再建してほしい!との声があがり、「再建に向けて、自分たちも協力したい」

とのお話をいただき、みんなで作り上げる相撲場としてクラウドファンディングに挑戦します。

宇美町の相撲

昭和30年代(大行事相撲)
昭和54年(奉納相撲大会)

宇美町は、昔から相撲が盛んな町で、そのいわれは江戸時代にまで遡り、多くの自治会の公民館に土俵があります。

特に、宇美八幡宮横に位置する当該相撲場では、毎年10月15日の宇美八幡宮仲秋祭(放生会)の日に、五穀豊穣、家内安全、牛馬安全を祈願して、『奉納相撲大会』が開催されます。
この『奉納相撲大会』は、昭和時代に『大行事相撲』として各地域で親しまれており、大変な賑わいだったようです。
近年までは、地域対抗の『子ども相撲大会』が開催されており、このことから、宇美町民にとって相撲は身近なスポーツ、神事として親しまれてきました。

3年間大会が開催できず

現在の土俵(上屋解体後)

毎年開催していた、『奉納相撲大会』が新型コロナウイルス感染症と、相撲場上屋の解体により、3年間開催できない状況となっています。
将来を担う子どもたちや、青年が相撲を通じて地域の活性化、青少年の育成のため当該相撲場が活用されていることから再建を切望されています。

江戸時代から続く伝統を未来につなぐ
~奉納相撲大会~

子ども相撲

真剣な表情で向かい合う子ども力士
老若男女、誰もが声援を送ります

奉納相撲大会で最初に行われるのが小学生の相撲で、町内で勝ち上がった地域の子どもたちが出場し、団体戦で行われます。
子どもたちの真剣な取り組みに、保護者や、地域の方など多くの方が応援し、大変な盛り上がりを見せます。
入賞者には、主催者である青年団から賞品が贈られます。
これは、青年団が子どもたちのために町内各事業所や、個人から奉願帳(ほうがんちょう)として、寄付をいただいたもので、なかには地域のお米や、お肉などがありました。

子どもたちにとって、この大会に地域を代表して出場することは大変名誉なことであり、この大会が、多くの方から応援していただき開催できていることがわかります。

青年相撲

青年による真剣勝負

小学生の相撲が終わり、次に始まるのが青年による力強い相撲です。
団体戦の他に、トーナメントで行われる個人戦もあり、優勝を決める決勝戦では歓声が上がります。
青年団の相撲は、過去に全国青年大会に出場した実績もあり、毎年、観戦するのを楽しみにしている方もいらっしゃいます。

近年は、出場者の減少が続いておりましたが、町外の方も参加してくださるようになり、出場者は年々増加しています。

花相撲(三役揃い踏み)

花相撲(三役揃い踏み)
弓取式

花相撲では、東方3名、西方3名に分かれ、土俵上で三角形に並んで3人揃って四股を踏みます。これを「三役揃い踏み」といいます。
最初の取組に勝った力士には、「小結にかなう」の意味で矢が与えられ、2番目は「関脇」として弦、結びの取り組みでは「大関」として弓が与えられます。

最後に、「大関」は土俵に上がり、与えられた弓で勝者の舞を演じます。

子の健やかな成長を願う『赤ちゃん土俵入り』

赤ちゃん土俵入り

子の健やかな成長を願って行われる赤ちゃん土俵入りでは、化粧まわしを着けた赤ちゃんが青年団に抱えられ土俵入りし、「よいしょ―!」という掛け声で盛り上がります。
首が座った赤ちゃんが対象で、わが子の絶好のシャッターチャンスとなっています。

安産信仰の地と言われる「宇美八幡宮」の仲秋祭(放生会)での開催や、“子育てのまちうみ”を目指す宇美町にとっても、大変重要な意味を持っています。

地域から愛される価値ある場所へ

公共施設の建築にあたっては、建てて終わりではなく今後の利活用が強く求められます。
当該相撲場においても、大会時のみの利用だけでは活用できているとは言えません。
 
近年では、青年団と相撲部会が子どもたちに相撲を教えており、相撲の発展、普及に尽力されています。
また、毎年11月に開催される大相撲九州場所の時期になると、日本相撲協会所属の尾上部屋が宇美町に寄宿しており、当該相撲場を稽古場として利用しています。
尾上部屋の力士からも、子どもたちに相撲指導していただき、大変喜ばれています。

今後も多くの方に利用していただき、地域から愛され、親しまれる相撲場を目指していきます。

屋根付きの相撲場を子どもたちに!

青年団員が子どもたちに指導している様子
尾上部屋の力士が子どもたちに指導している様子
尾上部屋の皆さん

建築工事の内容

【寄付金の使い道】
・相撲場上屋建築:1,000,000円

【建築工事に係る費用】
・27,588,000円

【工事内容】
・相撲場上屋建築(鉄骨造、切妻屋根、建築面積:96.00㎡)
・土俵移設
・周辺樹木抜根及び整地

【事業実施のスケジュール】
・2023年5月中旬:工事契約
・2023年5月下旬:着工
・2023年9月中旬:工事完了

※目標金額に達しなかった場合、町財政から支出します。
※目標金額以上の寄付をいただいた場合、建築工事に係る費用として活用させていただきます。

計画している建築図面

寄附者の皆さまへ

宇美町長 安川茂伸

宇美町長 安川茂伸(やすかわ しげのぶ)

当事業のページをご覧いただきましてありがとうございます。
この度、解体した相撲場を再建するにあたり、関係団体から「自分たちも協力したい」というお話をいただき、みんなで建てる相撲場として、当町で初めてガバメントクラウドファンディングにチャレンジする運びとなりました。
現在、『「このまちが、いい。」わたしたちの誇り 宇美』という将来像に向かって、まちづくりを進めておりますが、この相撲場が建てて終わりではなく、町民にとって価値ある場所となり、地域から長く愛されることを目指しておりますので、皆様からの温かいご支援をお願いいたします。

相撲場に関わる方の思い

宇美町青年団 団長 寺坂昌美さん

写真

私たち宇美町青年団は、毎年10月15日の宇美八幡宮仲秋祭(放生会)で奉納相撲大会を主催しており、これは五穀豊穣、家内安全、牛馬安全を祈願して神様に奉納する相撲で、町の青年たちが力強い相撲を取ります。
そして、同日には子どもの健やかな成長を祈願して赤ちゃん土俵入りも開催しています。
これは、私たち青年団の一大行事であり、先人たちが守り育んできたものを次世代に継承すべく、この日のために半年前から準備を進めています。
私たちの活動が少しでも町の活性化に寄与できればと思っておりますので、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

宇美町スポーツ協会 
相撲部会 会長 藤木和則さん

写真

私たち相撲部会は、国技である相撲を通じて、町民の融和や青少年の健全育成や青年の相撲指導を行っています。
この度、宇美町の歴史ある相撲場が白蟻被害のため解体されました。
我々としても、古くから受け継がれた歴史と伝統を後世に伝えていくことは重要と考えており、子どもたちや、青年が稽古に励んでいる姿を見ると、何とか屋根を建ててあげたいという思いがこみ上げてきました。
昔と比べて相撲人口が減っておりますが、より多くの方に相撲の楽しさを知っていただき、この相撲場を有効活用し、相撲を通じて地域貢献ができればと思っておりますので、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

福岡県宇美町

大正9年(1920年)10月に糟屋郡で最初に町制を施行して誕生した宇美町。 令和2年(2020年)に町制100周年を迎えました。

かつては炭鉱の町として栄えた宇美町も、現在は福岡市のベッドタウンとして、また、軽工業地域として成長を続けています。

さらに、一本松公園(昭和の森)などの豊かな自然や、宇美八幡宮・古代山城大野城跡などの歴史的・文化的資源が残る、過去と現在が融合した歴史ロマンあふれる町でもあります。

次の100年に向けて、また、それから先の未来に向けて、「ひと」が、「地域」が、「まち」が、ますます輝き続けます。