iPS細胞で”不治の病”の子どもたちに”治る未来”を

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 3,912,000

16.3%

目標金額:24,000,000

達成率
16.3%
支援人数
122
終了まで
36
/ 89

佐賀県NPO支援 (さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2023年2月1日~2023年4月30日(89日間)

日本IDDMネットワーク × 佐賀県庁

プロジェクトオーナー

“不治の病”1型糖尿病を“治る病”にするための研究等に、これまで6億7,000万円を超える支援を行ってまいりました。

今回のプロジェクトで支援する研究は、京都大学iPS細胞研究所 長船健二教授の「ヒトiPS細胞から次世代型スマート膵島をつくる」研究です。

ふるさと納税によるご支援で、“不治の病”の子どもたちに“治る未来”を届けてください。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。
お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

“不治の病”1型糖尿病

1型糖尿病を発症し、入院する患児

1型糖尿病は、子どもを中心に発症します。
一度発症すると現在の医学では一生治らない“不治の病”です。
突然起こることが特徴で、風邪症状などを伴う場合がありますが、原因はまだ解明されていません。

1型糖尿病の治療

1型糖尿病になると、血糖値を下げる唯一のホルモン「インスリン」がでなくなります。
血糖値が上がりすぎると、昏睡や死に至るおそれがあるため、毎日4-5回の注射やポンプでインスリンを補充する治療を行います。
しかし、血糖値は、その日の体調や食事、運動の量などの影響を受けるため、コントロールが難しく

・夜寝ている間に、子どもが低血糖で意識を失ってしまわないか?
(※インスリンが効きすぎると血糖値が下がり意識を失う場合があります)
・将来、失明や人工透析などの合併症を発症しないか?

など患児の親は心配が尽きることはありません。
また患者は、新型コロナウイルス感染症での重症化リスクが高いことでも知られています。

根本的な治療となる膵臓(膵島)移植の課題

1型糖尿病の根本的な治療としては、膵臓(膵島)移植がありますが、日本の1型糖尿病患者数 約12万人に対し、日本で死後に臓器提供されるドナーは、年間100人前後 です。
世界各国の臓器提供者数を人口100万人あたりで比較すると、日本は0.62とアメリカやヨーロッパ等の諸外国と比較しても極端に少ないのが現状です。
深刻なドナー不足の為、膵臓(膵島)移植を受けられる患者は、ほんの一握りです。

出典:IRODaT(DTI Foundation)(2021年)

無限の増殖能力を持つiPS細胞でより多くの患者へ再生医療を

京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授のチームは、無限の増殖能力を持つiPS細胞から膵島をつくり、より多くの患者へ移植を行えるようにしたいと日々研究を進められています。

iPS細胞から、移植後の治療効果が高い「次世代型スマート膵島」をつくる

既に、iPS細胞から膵島細胞や膵島組織をつくることには成功していますが、大人の体内にある膵島と同じくらい血糖値をコントロールする働きをする膵島をつくるのは、まだまだ難しいのが現状です。
また、これまでの方法では膵島をつくるのに一カ月近い時間がかかり、増殖因子や化合物と呼ばれる高価な化学物質を多くつかうため、製造コストが高額となることも課題となっています。
今回の研究では世界に先駆けて、iPS細胞に「遺伝子を導入する」ことで膵島をつくります。

この方法により作製された膵島には、

・移植後に体内で長く生き延びて
・血糖値をより強力にコントロールし、
・移植した膵島を免疫が攻撃しない=免疫抑制剤が不要

という強力な機能や性質が加わります。この改良を加えた膵島が「次世代型スマート膵島」です。

作製した「次世代型スマート膵島」を移植に使用することで、より多くの患者に使える1型糖尿病の根本的な治療法となります。
この治療法が開発されれば、ドナー不足の問題の解決に加え、患者の血糖値が安定し、患者やその家族は、低血糖による意識喪失、失明や人工透析などの合併症の心配から解放されます。

寄付金の使いみち

1型糖尿病根治療法開発までのロードマップ

研究者からのメッセージ

京都大学iPS細胞研究所 長船健二教授

長船健二教授(写真中央)

私は1996年に京都大学医学部を卒業後から現在まで、再生医療の研究のみならず内科医としての診察も続けています。

その中で、多くの1型糖尿病患者さまを担当させて頂き、1日に何度もインスリンを注射しても血糖値のコントロールが難しく、診察の度に患者さまと一緒に血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー:血糖コントロールの指標)の血液検査結果を見て一喜一憂しております。
大変であることは痛いほど分かっており、何とか解決したいと思っています。

本研究では、iPS細胞から「体内に移植後に血糖値をコントロールする働きがより強く、より長い期間生着する次世代型のスマート膵島」を作ることを目指します。
膵臓のβ細胞は一度壊れたら基本的に再生しませんが、iPS細胞から作った膵島の移植によって、1型糖尿病患者さまの体内にβ細胞を再生します。
そして、インスリンを注射しなくても普通の生活が送れる世の中を創るという私のゴールの一つの達成を目指します。

皆さまからの温かい御支援を賜れますよう何卒よろしくお願いいたします。

京都大学iPS細胞研究所 名誉所長・教授 山中伸弥様

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日本IDDMネットワークが「1型糖尿病を治す」ための研究基金を設置し、長年にわたり研究者との交流活動を促進し、研究費を支援されていることは本当に大切で素晴らしいことだと思います。今回の長船健二教授の研究につきましてもご支援くださいますようお願い申し上げます。

京都大学iPS細胞研究所 所長・教授 髙橋淳様

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京都大学iPS細胞研究所(CiRA)では、長船健二教授のグループが1型糖尿病に対する再生医療の実現を目指し、iPS 細胞を用いた研究を進めております。
日本IDDMネットワーク様には、私たちの研究に長年ご支援いただいており、今回も研究助成の対象に選んでいただきました。この場を借りて深く感謝申し上げます。
研究を進め治療法開発につなげるためには、多くの方々からのご支援が必要です。この機会に長船教授の研究にご支援いただけますと幸いです。
皆様からのご支援を糧に、一日でも早く1型糖尿病が治る病気になるよう、日々研究に邁進してまいります。

1型糖尿病患者・家族からのメッセージ

こうたくん 8歳(6歳発症)

ふうかちゃん 5歳 (1歳発症)

これまでご支援いただいたiPS細胞に関するプロジェクト

iPS細胞で難病の子どもたちを救いたい~毎日の注射から解放するために~

ふるさと納税で難病の1型糖尿病が支援できます

大人気のお礼の品をご紹介!

光樹とまと 4kg

佐賀県が誇る日本一の値が付く美味しいトマトです。
有明海の豊富なミネラルと潮風の干拓地で、さんさんと降りそそぐ太陽の恵みをいっぱいに浴びた「光樹とまと(秀)」の美味しさは、他に類を見ない程の甘味と酸味と旨みのバランスの良さが特徴です。

◆寄付額:3万円~

光樹とまと 4kg

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 応援し続けましょう。

    2023年3月23日 19:49

  • 子供たちに笑顔を

    2023年3月17日 15:30

  • 1型糖尿病が根治することを心から願っております。
    頑張って研究して成果を挙げてください!
    期待しています。
    よろしくお願いいたします。

    2023年3月12日 17:52

  • 良い成果を心待ちにしています。

    2023年3月5日 14:48

  • このプロジェクトが希望です。理解と治療がすすみますように。

    2023年2月26日 13:23

  • 早くIPS細胞からβ細胞が生成できることを期待しています

    2023年2月26日 10:42

  • いつも応援しています。

    2023年2月23日 14:03

  • 研究をよろしくお願いします

    2023年2月22日 11:36

  • 友人が、同様の病気を抱えていた事を知りました。研究によって、これからの子供たちの治療が進むよう微力ながら支援いたします。

    2023年2月21日 21:39

  • 少しでもお役に立てたらと願います

    2023年2月19日 10:11

  • 少しでもお役立てください。

    2023年2月16日 17:35

  • いつも応援しています。
    頑張ってください。

    2023年2月15日 11:55

  • 中学1年生で発症した娘も今年大学4年生になります。おいしいものを食べるのが大好きでかなり元気に過ごしています。発症して心配に思っている人も多いと思いますが、新型のインスリンポンプもできて、本人の負担も減ってかなり普通の生活ができるので、ゆっくり乗り越えてください。

    2023年2月14日 22:52

  • 1型糖尿病が治る病気になってほしい!

    2023年2月14日 22:33

  • この冬、6歳の姪がいきなりインスリン欠乏症と診断され、自分にも何か出来ることはないかと思い色々調べていたらこのプロジェクトの存在を知りました。
    明るい未来は絶対くる!!
    応援しています!!

    2023年2月4日 22:08

  • 患者・家族にとって「根治」の選択肢が増えることで、さらに「希望」を持つことができます。長船先生、iPS細胞研究所の皆様、よろしくお願いいたします。

    2023年2月3日 21:24

  • 研究の進展に期待しています。

    2023年2月1日 16:18

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