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桜守と一緒に丹波篠山市の市木「桜」を守りたい 

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 2,698,000

134.9%

目標金額:2,000,000

達成率
134.9%
支援人数
27
終了まで
受付終了

兵庫県丹波篠山市(ひょうごけん たんばささやまし)

寄付募集期間:2023年4月24日~2023年7月24日(92日間)

兵庫県丹波篠山市

プロジェクトオーナー

丹波篠山市には数多くの桜の名所があり、なかでも、観光名所の一つである篠山城跡は、1,000本のソメイヨシノが咲き誇ります。開花期間中は、ぼんぼりが点灯され、毎年、多くの観光客が夜桜見物を楽しんでいます。しかしながら、私たちはその桜に関し、大きな問題を抱えています。丹波篠山市の多くのソメイヨシノが「テング巣病」という病気にり患し、処置を行わなければ、将来枯れてしまう状況に陥っているのです。丹波篠山市の市木「桜」を助けたい、これから先もずっと美しく咲き続けられるように桜を守り、後世に残していきたい。そんな思いから私たちはクラウドファンディングに挑戦します。

丹波篠山市には桜をこよなく愛し、桜のために活動している団体があります

「ささやま桜協会」の紹介

丹波篠山市には、桜の保護・植樹など、桜のために活動している「ささやま桜協会」という団体があり、「桜守育成講座の実施」、「桜めぐり」、そして「てんぐ巣病処置」を地域の方と一緒になって事業を行っています。
「桜守育成講座」とは、地域の方へ向けた研修会で、桜のこと、剪定の仕方や病気を防ぐ方法などを桜守が講師となり、桜の知識を伝えています。今年も、桜に関心のある市民がたくさん参加してくださいました。(桜守:ささやま桜協会では、専門知識をもって桜の保護・育成に取り組む者を桜守とし、地域での桜の保護・育成活動への助言や指導を行っています)
「桜めぐり」とは、丹波篠山市内の桜の名所を市バスを貸切って一日かけて、めぐります。植わっている桜の種類や特徴を桜守が解説し、桜を愛でるだけではなく、桜を知ってもらう貴重な体験になるように、コースを練り、計画しています。参加者を市広報やチラシで募ると、毎年、定員を大きく上回る応募のある非常に人気な事業です。
そして、「テング巣病処置」。桜の木が枯れる原因を引き起こす「テング巣病」が深刻な問題になっています。この病気は、カビの一種が原因となり、感染すると、その枝には花は咲かず、年々枝を多数発生し、大きなかたまりとなり、木全体に広がると、数年後に枯れる原因となります。病原菌の胞子が空気中に飛散し、他の枝や周辺の桜にも伝染するため、適切に処置しなければ、被害が大きくなります。
地域の桜は地元自治会の人たちの手によって管理されていますが、地域住民の高齢化や高所における作業では危険が伴うため、剪定や処置が域行き届かないのが現状です。ささやま桜協会は、このてんぐ巣病処置のため、今年は河川沿いの桜並木管理している地元自治会と協働し、処置作業を行いました。この活動を市内全域に広げていくことを目標に今後も取り組んでいくつもりです。

「てんぐ巣病」処置をはじめとした桜の処置と保護・保全に係る費用
200万円

聴いてください!ソメイヨシノの声を

ささやま桜協会 理事長 酒井 克典

ささやま桜協会に関係するまでは「丹波篠山の桜は日本一だ」とただ喜んで春の訪れを楽しんでおりました。
協会で丹波篠山桜守の吉良さんの講座を受け、丹波篠山の「ソメイヨシノ」が「テング巣病」のために厳しい状況にあるのは、ソメイヨシノの品種の特性と管理の悪さが主因であると知りました。
それ以後、できるだけ現場に趣き桜の様子を観察しました。ソメイヨシノは木の至るところで、小枝が異常に密集した「テング巣病」の症状が現れ、じっと木に耳を当てると、まさに断末魔の声をあげているように感じました。今、正しい管理を行うことで、短命とされているソメイヨシノも長寿を保つとの指導を受け、ソメイヨシノの保護に取り組んでいます。
丹波篠山の春を彩るソメイヨシノが、古木の風格を備え町の品格を高めてくれるよう、良き管理を行っていきたいと考えております。ぜひ皆様も桜の声を聞いていただきご協力をいただければと願っております。

ささやま桜協会 桜守 吉良 勉

旧丹南町(1999年4月4町が合併【西紀町、篠山町、丹南町、今田町】して篠山市に、2019年5月の市名変更により丹波篠山市)が吉良勉氏に「桜守」という敬称を贈り、1988年から丹波篠山市の桜を見守っていただいています。
ここで、桜守 吉良勉氏の詩をご紹介させていただきます。


さくら守の詩

さくらには何かがある。
人を魅せる何かがある。
-さ・く・ら-
あの時の
さくらには色があった。
にほいがあった。
音があった。
あの時の音・色・にほひ。
鼻のおくに、イーンとよみがえる。
あなたの顔がある。
フッと風が通る。
花びらが舞う。
目の前の桜は静かにたたずんでいる。
誰かが、
桜の下には死体が埋まっていると言った。
だから古い桜は不気味だとも-。
それは違う。
-花のもとにて春死なむ-
西行でなくとも、
人の願いは同じもの。
人の願いでさくらはそこに在る。
人のおもいが花を咲かせる。
だからさくらは人を魅せるのだ。
もしかして、
私はさくらのまわりの、人を求めていたのかもしれない。

【注意事項】

■寄付の使い道
市を通じて「ささやま桜協会」の桜の保護・保全活動への寄付を募ります。
ささやま桜協会は市木「桜」の保護・保全や植樹を推進している団体であり、市(観光交流部商工観光課)が事務局です。

・目標金額に達しなかった場合でも、寄附をいただいた分を本プロジェクトの事業費に充当します。
・目標金額以上の寄附を頂いた場合でも、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。

■事業のスケジュール
2023年4月~6月 募集
2024年2月頃   桜の処置作業

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

兵庫県丹波篠山市

丹波篠山市は兵庫県の中東部に位置し、大阪や京都、神戸から約1時間の距離でありながら歴史文化を色濃く残す城下町と自然豊かな農村風景が混在する情緒あふれる田園都市です。
豊かな自然環境に育まれた黒大豆・黒枝豆をはじめとする特産品や丹波焼をはじめクラフトマンシップが宿るまちです。2つのストーリーの日本遺産認定、ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟、日本農業遺産認定など国内外から高い評価をいただいています。
特に近年では移住者が急増しており、都市部へ通いながらも自分らしい田舎暮らしができるまちとして注目を集めており、おしゃれな誰もがワクワクする農村を目指しています。