ロケットのまち内之浦に、みんながあつまる家「宙ハウス」を作りたい!
カテゴリー:新産業・地域創生
寄付金額 2,395,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 119.7%
- 支援人数
- 68人
- 終了まで
- 受付終了
鹿児島県肝付町(かごしまけん きもつきちょう)
寄付募集期間:2017年10月13日~2017年11月30日(49日間)
鹿児島県肝付町 × 地域おこし協力隊
人工衛星「おおすみ」や探査衛星「はやぶさ」の打ち上げで知られる「やぶさめと、ロケットの町」鹿児島県肝付町内之浦は、人口減少と若手不足が深刻な状態です。そこで、元旅館をリフォームして、バッグ一つで気軽に立ち寄れるような若手単身者向けのシェアハウスを兼ねた多目的施設「宙(そら)ハウス」を作り、移住促進の足掛かりにしたいと思っています。集まった寄附はリフォームや備品購入の資金に活用して、支援者様には、ロケット打ち上げの際の特別宿となる、宙ハウスの部屋を使用できる権利をご提供したいと考えています。
『ロケットのまち』だからこそできる、
ロケットの見えるシェアハウスをつくる!!
<ご支援いただいた方へ御礼のメッセージ>
ふるさと納税を通じて皆様から多くのご支援をいただき目標額を達成することができました。
誠にありがとうございました。
地方で今後も残っていく地域は、多様性を受け入れる地域だと思っています。内之浦地区はロケットセンターを受け入れたり、昔から新しいものを受け入れてくれる地域です。
今回のプロジェクトもヨソ者の私がやることですが「よかことをやっちょる」と、応援の声を多くいただいています。
全国の地方が人口減少の課題を抱えるなか、日本の隅っこで課題を解決するのはより難しく、奇跡のようなものです。 しかし、内之浦は日本初の人工衛星「おおすみ」や世界初の偉業を成し遂げた「はやぶさ」の帰還など多くの奇跡を起こしてきた地域です。
そんな内之浦が将来にわたり元気なまちになるよう、小さな奇跡を起こすべく頑張ってまいります。
宙ハウスで受け入れた若い移住者たちが地域を好きになって、この地で楽しく暮らして、伝統や祭りが続いて、ずっと元気なまち内之浦であることを夢見ています。
肝付町 地域おこし協力隊 園田欣大
このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!
ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。
ふるさと納税をもっと知る
私はふるさと納税をいくらできる?(寄附金控除額のめやす)
ふるさとチョイスのガバメントクラウドファンディングについて
■肝付町地域おこし協力隊の園田欣大(よしひろ)と申します。
はじめまして!
私は、ロケット打ち上げで有名な内之浦宇宙空間観測所のある鹿児島県肝付町にきて1年半になる地域おこし協力隊の園田欣大(よしひろ)と申します。
長崎県対馬市出身で、地域おこし協力隊としては、特産品づくりなどを行っていて、桜島に見立てた薩摩揚げの「さくらあげ」を開発したりしています。
■地域おこし協力隊について
皆さん、地域おこし協力隊については、ご存知でしょうか?
「地域おこし協力隊」は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地以外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民など地域外の人材を地域社会の新たな担い手として受け入れ、地域力の維持・強化を図る活動です。2016年に全国で活動した地域おこし協力隊員は、4,158名でなんと内之浦の人口より多いです!!
そのうち、鹿児島県には32市町村に110名ほどいるので、全国的には数多く受け入れているほうではないかと思います。地域おこし協力隊は、おおむね1年以上3年以下の期間、地方自治体の委嘱を受け、地域で生活し、各種の地域協力活動を行っています。
隊員期間終了後についてですが、平成29年3月31日までに任期終了した隊員(2,230人)の約6割(63%)の隊員が同じ地域に定住し、その中でも同一市町村に定住した隊員の約3割(29%)は起業しているという結果となっています。
■任期終了後も地域の担い手になる地域おこし協力隊
私も、任期終了後を見据えて、内之浦での暮らしを希望して、本年2月に「園欣(そのきん)商会」を立ち上げました。
地域の特産品の製造や開発を通じて、地域経済に貢献したいと思っています。
ロケットのまちにも深刻な人口減少と
若手不足が進んできています
■若手単身者が気軽に移住できる家を
移住して1年半、地域おこし団体(内之浦創星会)に参加して「内之浦ロケット祭り」など地域行事に準備から片付けまで参加しており、地域の人々と一緒になって汗を流しております。
地元の若手は、人数は少ないものの仕事を調整して頑張っています。今はなんとか活動していますが、今後も地域行事を行うには、さらに若い世代が継続的に参加してくれないと難しい状態です。
肝付町の人口は現在約16,000人で、近年加速度的に減少して2015年時点で54%減少、高齢者の比率も約40%と非常に高くなっています。私が住む旧内之浦町にいたっては、人口はなんと73%も減少しており、そのうち高齢者の比率も40%以上に至っています。
このままでいくと、祭りの担い手はおろか、今ある事業を継承する人ですらいなくなってしまいます。
▲今回のプロジェクトで「宙(そら)ハウス」に改築予定の元旅館
そこで、若い人が気軽に泊まったり、移住時の最初の住まいにできるシェアハウスを創ることを思い立ちました。物件は、町内で元々、旅館を営んでいた物件を譲り受けました。
2年間空き家だったのですが、傾き修正や内装のリフォームなどを段階的に進めていきたいと思います。
なぜ、私がロケットのまちに住みついたのか
▲内之浦宇宙空間観測所のロケット打ち上げ施設(と、ロケット風な私)
■それはロケットの打ち上げを実際に見たかったからなんです
夢のある宇宙開発に昔から興味があったこと、ロケット打上げが見たかったこと、今後さらに宇宙開発が活発になると思ったことから、ロケットセンターがある肝付町に移住してきました。
私はロケットセンターの近くで生活したくて、地域の魚を使ったさつま揚げのお土産品開発などを個人事業として進めておりますが、協力隊の間はいずれ引っ越さなければならない賃貸住居暮らしです。
事業者として事業を拡大するには定まった住所の事務所が望ましいことからその事務所(兼自宅)を用意する際に、合わせて移住促進にも取り組もうと思い、元旅館という広い家に着目しました。
▲若手の移住者の集合写真
地域おこし協力隊に自分がなった経験と他の隊員や移住者たちの意見から、知らない地域に入る際には境遇が近い相談相手がいると心強く、定住に繋がりやすいと感じています。
リフォーム後の施設は、若手移住者が住めるシェアハウスをメインに、一時的な宿泊もできる部屋を設ける計画です。
移住促進や交流人口の拡大に繋げて、地域おこしを行っていきたいと考えております。
同じ移住者である私が住んでいるシェアハウスであれば、家電などすでにあるため引越費用があまり掛からず相談相手も身近におり、各人がもらう食べ物のおすそ分けをシェアできて生活費も抑えられることから、移住のハードルが大きく下がると思っています。
地方は人の距離が近いためその地域に馴染めるかがとても重要ですが住んでみないと分からないことも多く、お試し的に移住しやすい環境が何よりも重要だと思っております。
■みなさまから頂きました寄附金の使い道について
寄附金の使い道は、元旅館のリフォーム等です。全て修繕すると1千万円規模になるのですが、まずは移住者個室や備品準備優先で200万円に設定したいと思います。
具体的には、物件の傾き修正、雨漏り対策、個室のクーラー設置、個室の鍵設置、共用キッチン設置、共用備品の購入、和室から洋室への変更などで、優先的にシェアハウス用の施設をリフォームします。
■寄附金の使い道
費用の負担内訳としては、次の通りです。
・寄附金:200万円~
<リフォーム費用(シェアハウス施設優先、物件の傾き修正、雨漏り対策など)>
・自己資金:約500万円
<土地代+建物代+購入手続き等手数料+物品整理+敷地整備>
合計:700万円~
■「宙ハウス」のリフォーム工事スケジュールについて
まずは施設を安価に住める施設とすることを重視していき、あわせて「ロケットのまち」の施設として、魅力的にして住みたくなるようにしていきたいと思います。
例えば、実際に施設は、1960年代からのロケット開発者の定宿であったという歴史的な価値を有し、日本初の人工衛星「おおすみ」を打上げた当時の写真等が残っていますので、それらを廊下などでギャラリーとして公開することを考えています。
また、協議中ではありますが、宇宙関連団体の事務所や店舗とすることも計画中で、その暁にはそれらの団体と共同でイベントを実施するなど、宇宙を身近に感じることができる施設にしていきたいと夢を膨らませております。
■事業実施スケジュール
皆さまから頂いたご寄附は以下のようなスケジュールで行われます。
・リフォーム工事着工 …2017年12月頃
・リフォーム工事(1次)完了 …2017年1月頃
・備品準備、DIYにて細部リフォーム …2018年2月頃
・移住者受入、リターン開始 …2018年3月頃
※寄附金額、工事進捗により実施時期が前後する可能性があります
宙ハウス・リフォームにご協力を。
そしてロケット打上げ見学など一緒に楽しみましょう!
■お礼の品としての空き部屋の使用権をご用意!
内之浦や肝付町、大隅半島を楽しんでください。
▲物件位置から見えた過去のロケット打ち上げの様子
寄附いただいた皆様には、最大12部屋(共用リビングなど含む)を活用した、空き部屋の使用権をご提供します(10,000円以上)。
物件はロケット打上げの避難エリアのすぐ外にあり、ロケット打上げ見学を間近で行える貴重な権利です。その他、感謝メールやロケット打上げ現地情報メールなどを用意しております。
日本が世界に誇るイプシロンロケット3号機、今年度中の打上げが予定されております。
高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を乗せて飛び立つイプシロン。
この内之浦から、宇宙に向かって羽ばたきます。
一番の魅力はロケット打上げを現地滞在して楽しめることだと思いますが、肝付町には「やぶさめ祭り」や「えっがね(伊勢海老)祭り」、「ドヤドヤサー(鬼火焚き)」などのイベントや、手つかずの自然という一般社会の喧騒から離れられるプライベート空間、満天の星空など、沢山の魅力があります。
周辺の宿泊施設はロケット打上げ時には関係者などで埋まってしまって泊まれないロケーションを活かし、リターンを空き部屋の使用権としております。
おすすめスポットなども御紹介致しますので、ぜひお越しください。
▲「うちのうらロケット祭り」のようす
お礼の品について
▲現在製作中のお礼の品サンプルです!
■5,000円以上の寄附
①特製マグネット
「宙ハウス」オープン時の写真またはロゴが入った記念の缶マグネット
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール
打上げ時が決まった場合の日程連絡、打上げの様子をメールでお届けします。
宙ハウスオープンから5年間お送りします。
(※無期限のお約束はできないのでご了承ください。なるべく長くお届けします。)
■7,000円以上の寄附
①特製タンブラー
「宙ハウス」オープン時の写真またはロゴが入った記念タンブラー
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール※
■10,000円以上の寄附
①ブロンズ会員認定
ブロンズ会員の特典として、宙ハウスの空き部屋をオープンから5年間のうち、
1(日・室)利用可能となります。1日とは、正午から翌日正午までの24時間です。
※ロケット打上げ当日など混雑時は上級会員からの予約優先とさせていただきます。
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール※
■50,000円以上の寄附
①シルバー会員認定
シルバー会員の特典として、宙ハウスの空き部屋をオープンから5年間のうち、
7(日・室)利用可能となります。1日とは、正午から翌日正午までの24時間です。
同日に複数部屋の使用も可能です。不連続となる7日間のご使用も可能です。
※ロケット打上げ当日など混雑時は上級会員からの予約優先とさせていただきます。
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール※
■100,000円以上の寄附(先着20名まで)
①ゴールド会員認定
ゴールド会員の特典として、宙ハウスの空き部屋をオープンから5年間のうち、
20(日・室)利用可能となります。1日とは、正午から翌日正午までの24時間です。
同日に複数部屋の使用も可能です。不連続な20日に分けてのご使用も可能です。
※ロケット打上げ当日など混雑時は上級会員からの予約優先とさせていただきます。
上級のダイヤモンドプラチナ会員は少人数の貸切部屋であるため、
それ以外の部屋は最優先で予約いただけます。
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール※
■300,000円以上の寄附(先着5名まで)
①プラチナ会員認定
プラチナ会員の特典として、宙ハウスの空き部屋をオープンから5年間のうち、
お好きな期間の1年間1室貸切となります。
※ロケット打上げ当日など混雑時に多くの方に利用いただくため、プラチナ会員が
不使用の場合には許可をとって部屋を使用させていただくことも考えております。
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール※
■1,000,000円以上の寄附(先着3名まで)
①ダイヤモンド会員認定
ダイヤモンド会員の特典として、宙ハウスの空き部屋をオープンから5年間
1室貸切となります。
※ロケット打上げ当日など混雑時に多くの方に利用いただくため、ダイヤモンド会員が
不使用の場合には許可をとって部屋を使用させていただくことも考えております。
②感謝メール
③ロケット打上げ現地情報メール※
■地域おこし協力隊とは
人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
隊員として期間は1年~3年です。
2017年度時点で、3,978名の隊員が全国で活動しています。
JOIN 地域おこし協力隊とは:http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/about/index.html
【このプロジェクトにおける寄附金の流れ】
-
2020年08月09日 14:48
ロケットのまちの民泊施設『宙ハウス(そらはうす)』の近況について
2017年度に肝付町地域おこし協力隊の園田欣大さんが企画し、肝付町ふるさと納税を通じて募集した『宙ハウス建設プロジェクト』では皆様から多くのご支援をいただき目標額を達成することができました。
誠にありがとうございました。
2018年の開業からの経過と現在の状況等についてお知らせいたします。
なお、現在の状況については『宙ハウスホームページ(https://www.sonokin.jp/)』でもご覧いただけます。
〈運営方針〉当初はシェアハウス方式でスタートした。1名様が4カ月滞在し、その後町内に住宅を見つけて移住されました。短期間での利用希望が多かったため、民泊に方針を変更し、1日からの宿泊や各部屋の月・年単位での賃貸など、幅広い滞在目的に対応できるようになりました。ただし、「移住促進」という運営目的は開業当初から今日まで変わりません。
〈利用者数〉2018年12月~2020年3月まで、宿泊者数は163名様/泊で将来的な移住希望者もいらっしゃいました。寄附者様や知人の滞在、訪問を含めると200名様を超えます。その他、地域のクラブ活動(ICTクラブなど)にも利用していただき、利用者延べ人数はさらに多いです。
〈修繕費用〉現在も追加で必要となった雨漏り修繕や機械の故障など経年劣化による修繕を行いながら営業しています。クラウドファンディングでいただいた寄附金及び地域おこし協力隊の起業補助金の約350万円に自己負担金を合わせて500万円以上の修繕費用がかかっています。
〈今後の見込み〉2020年3月以降は新型コロナウィルスの影響で利用者は激減していますが、今後の年間100人以上の利用を見込み、地元情報の発信を行いながら事業目的である「移住促進」につなげていきたいと考えています。
〈寄附者様との交流〉寄附者様の滞在利用の案内や宙ハウスの状況報告を、希望者にはメールマガジン形式でお届けしています。2020年はコロナウィルスの影響もあって発行できていませんが、移動や滞在が緩和された後には発行を継続する予定です。メールマガジンの送付を希望される方は、『宙ハウスホームページ(https://www.sonokin.jp/)』の「お問合せフォーム」よりお知らせください。宿泊の予約も同ページよりお申込みいただけます。
園田さんは地域おこし協力隊を卒業されてからも地元に残り、地域活動に携わりながら宙ハウスの運営に鋭意努力されています。今後もこれまでと変わらぬ応援をよろしくお願い申し上げます。(肝付町産業創出課ふるさと納税係)関連リンク
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鹿児島県肝付町
肝付町は、本土最南端の大隅半島に位置し、900年の歴史を誇る「流鏑馬(やぶさめ)」や四世紀から五世紀にかけて建造された古墳群を有し、雄大な自然と豊かな緑にいだかれた風光明媚な面を持つ一方、世界に誇る最先端固体燃料ロケット「イプシロン」の発射場である内之浦宇宙空間観測所を有する、自然と歴史と科学の織りなす町です。肝付町の自然や文化を守り、活力ある町づくりを目指し、皆様の善意を有効に活用させていただきます。
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