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【第3弾】人と猫が幸せに暮らせるまちづくりのために|猫の一代限りの命を大切に守りたい|

カテゴリー:動物 

main_img 達成

寄付金額 7,424,500

247.4%

目標金額:3,000,000

達成率
247.4%
支援人数
354
終了まで
受付終了

岡山県瀬戸内市(おかやまけん せとうちし)

寄付募集期間:2022年11月14日~2023年2月11日(90日間)

瀬戸内市

プロジェクトオーナー

瀬戸内市では、飼い主のいない猫(以下、「野良猫」とします。)及び野良猫へエサやりを行う人に関する地域課題が多数寄せられています。

そこで、令和元年度から野良猫に不妊去勢手術を行う市民を対象として、手術費用の補助金(以下、「補助金」とします。)制度を実施しています。

補助金制度の充実を図り、繁殖抑制と里親探しによって野良猫の頭数を減らし、手術を施された猫が一代の生を全うし、人と猫が幸せに暮らせるまちづくりを推進していくことを目的として令和3年度に引き続きクラウドファンディングを実施します。

大切な猫の命を守るため、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

クラウドファンディングの取り組みについて

瀬戸内市では、野良猫に関する地域課題が多数寄せられています。
そこで令和元年度から野良猫の不妊去勢手術費への補助を開始し、令和2年度からクラウドファンディングを実施しました。
その結果、令和2年度は約300万円、令和3年度は約430万円のご寄附をいただきました。感謝申し上げます。
令和3年度に寄附者様から寄せられた応援メッセージの一部をご紹介させていただきます。

◆少しでも幸せな猫が増えることを願ってます。

◆猫が大好きです!岡山に在住していたころは、捨て猫に心を痛めた事もあります。救える命はなんとしても救いたいと願います。よろしくお願いします。

◆小さな命も大切にするという対策に感銘いたしました。そのために応援させていただきます。関係者の方々、頑張って下さい!

◆素晴らしい取り組みをしていただき、有難うございます。また、活動されている市民の方に感謝します。この取り組みを継続していただき、穏やかに暮らせる猫が増えることを望みます。

◆我が家の猫は保護猫です。この子のおかげで幸せな毎日を送ることができています。この子との出会いに感謝する気持ちを、応援に替えさせていただきます。

寄附金の活用について

手術会場の様子

皆様よりいただきましたご寄附から、返礼品や手数料を除いた額を補助金の財源とし、野良猫1頭当たり上限を1万円として不妊去勢手術費補助金に充てさせていただいております。

野良猫が増えて困る、不幸な命を増やしたくないなどの理由により、市民の皆様の野良猫に対しての関心が高まり、不妊去勢手術費補助金の申請件数が増えてきている状況は、当初の想像を大きく超えるものとなっています。

 

 

令和4年度は9月30日現在ですでに159件の申請を受けており、今後も補助金の申請件数は増えることが予想されます。
このことから、さらなる補助金制度の充実を図り、繁殖抑制と里親探しによって野良猫の頭数を減らすことで、手術を施された猫が一代の生を全うし、人と猫が幸せに暮らせるまちづくりをこれからも推進していくため、今年度もクラウドファンディングを実施いたします。

猫の一代限りの命を大切に守るため、皆さまのご協力をよろしくお願い申し上げます。

野良猫の暮らしとは

夏の暑さや冬の寒さ、不衛生な食料や飲み水の影響で病気のリスクがあります。
また、野良猫同士の争いによる受傷、車にひかれて命を落とすこともあります。

「のんびりした足取りで歩く野良猫」「日向ぼっこをしている野良猫」たちを見ると少しのどかな微笑ましい気持ちになるかもしれませんが、飼い猫と比べるとかなり過酷な生活を強いられています。
そのため、一般的には5年も生きられないと言われています。

野良猫が命を全うし、幸せに暮らすために

新たな命が野良猫として生まれてこないように、親猫に不妊去勢手術をすることや、野良猫が里親に引き取られ、飼い猫として幸せに暮らせるようにすることなどの取り組みを継続的に行うことで、野良猫は減っていきます。

TNR活動と不妊去勢手術補助金について

メス猫は生後4ヶ月程度で子猫を産めるようになり、年に2~4回発情期があり、1回に4~8頭の子猫を産みます。
これを繰り返すと、1年後には20頭以上、2年後には80頭以上、3年後には2,000頭以上に増える計算になります。
このため不幸な命を増やさないためにも、野良猫の不妊去勢手術は重要となります。

不妊去勢手術を実施した猫を元の場所に戻している様子

野良猫を捕獲して(Trap)
不妊去勢手術を行い(Neuter)
元の場所に戻す(Return)

この活動を英単語の頭文字をとってTNR活動といいます。

不妊去勢手術が行われた猫は、手術済みの証として片耳をV字カットされます

瀬戸内市が令和元年度から実施している不妊去勢手術費補助金制度は、TNR活動を対象としたものです。
申請者には、申請時の制約事項として、手術後の猫の里親探しに努めていただくこと、また、元の生息場所に戻すことを求めています。
補助対象者は以下の条件をすべて満たす方となります。

・瀬戸内市内に住所を有する方
・瀬戸内市内に住み着いている飼い主のいない猫を、不妊去勢手術を行う動物病院に自ら持ち込むことのできる方

野良猫の取り組みについて

本年5月29日にNPO法人犬猫みなしご救援隊代表の中谷百里様をお招きし、「野良猫問題と動物愛護」をテーマに講演会及び、瀬戸内市長とのトークショーを開催しました。
県内外より101名もの皆さまにご参加をいただき、来場者の皆さまの中から寄せられた相談に、中谷様が親身に答えていただくなど、充実した時間となりました。

市ではTNR活動を行っている方同士の繋がりを大切にし、活動を行っていくうえでの経験やご意見を参考にしながら、これからも人と猫が幸せに暮らせるまちづくりのために、この補助金制度をさらに充実させてまいります。

寄附金の使い道

皆さまから寄せられた寄附金は、返礼品費などを除き不妊去勢手術費補助金に使用させていただきます。
目標金額を達成できなかった場合も、皆さまから寄せられた貴重な寄附金は、全て補助金制度に充て、人と猫が幸せに暮らせるまちづくりのために活用させていただきます。

野良猫へ支援活動を行っている市民の皆さまからのメッセージ(50音順)

Aさん

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11年ほど前に、近所の猫が迷い込んできた事がきっかけで、野良猫に気持ちが向くようになりました。
野良猫を保護し、家に迎え入れ、里親さんを探してきましたが、個人の力では限界を感じ、4年前に避妊去勢した2匹を初めてリリースしました。
それ以来ご近所の方には、地域で猫が増えないように、この子達の命を守っていきたいこと、トイレは自宅の庭に作っていることをお伝えしてきました。
「おしっこの臭いが気にならなくなった。2匹揃って庭に遊びにくるよ。時々、地域の猫の様子を教えてくれるので安心。」と言ってくださる方が少しずつ増えてきました。

4年たった今、TNRをした子達が、地域で大切に見守られて過ごしていることを感じられるようになってきました。
無責任な餌やりは、あっという間に猫を増やし、人間にとっても猫にとっても悪環境になってしまいます。

猫好きな人も、猫嫌いな人も協力し合って、それぞれの地域で野良猫が増えないようTNRをした猫の命が地域ぐるみで大切にされることを強く願っています。

Kさん

10年ほど前から、TNR活動をしています。
今までに約70頭の不妊去勢手術を行い、支援団体さんの行っている譲渡会で里親さんを募ってきたことで少しは野良猫がいなくなりました。
一人で続けていくには持ち出しが多いため、補助金制度を実施してもらえることを切望していました。
「猫が嫌いだからエサをやってくれたら困る」ではなく、地域猫としてそういう目で見てほしいと思います。
他の地域では、まだまだ野良猫が多くいるので、地域猫活動の啓発が進んでほしいです。

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Tさん

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近所で生まれた子猫の里親探しを行ったことがきっかけで、野良猫の不妊去勢手術・エサやりや里親探しを12年ほど行っています。今でも里親さんから、猫の写真が送られてきます。
耳がカットされた野良猫は不妊去勢手術済みで、これ以上繁殖しないことや発情期の鳴き声もおさまることを理解してほしいと思っています。
また私たちの活動に対して、理解してくださる方が一人でも増えてほしいですね。そうすれば、かわいそうな猫が減ると信じています。

瀬戸内市長からのメッセージ

武久 顕也 市長

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瀬戸内市では、令和元年度から野良猫に不妊去勢手術を行う方へ手術費の助成を行っています。特に昨年度から助成金の申請件数が急激に伸びており、多くの皆様が野良猫について関心を寄せてくださっていることがわかります。

今回実施するクラウドファンディング第3弾は、不妊去勢手術費補助金の申請件数が増えている状況に対応するため、補助金制度をさらに充実させるものです。そして野良猫の不幸な命を増やすことなく、「人と猫が幸せに暮らせるまちづくり」のため、地域や団体、市民の皆様と力を合わせて取り組んでいきます。

一匹でも多くの野良猫に不妊去勢手術が施せるように、ご協力をお願いします。