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産後の家族へ届け!産後ケアで産後うつ・虐待を防ぎたい

カテゴリー:健康・福祉 

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寄付金額 543,840

54.3%

目標金額:1,000,000

達成率
54.3%
支援人数
21
終了まで
受付終了

東京都渋谷区(とうきょうと しぶやく)

寄付募集期間:2022年11月1日~2022年12月31日(61日間)

東京都渋谷区NPO支援×認定NPO法人マドレボニータ

プロジェクトオーナー

渋谷区内を拠点に活動する認定NPO法人の活動を支援するため、ふるさと納税を通じて集まった寄附金を認定NPO法人へ交付します。(注)

近年、多様化、複雑化する社会の中で、NPO等の非営利団体が行う活動の重要性が高まっています。特に認定NPO法人はNPO法人の中でも、運営及び事業活動が適正であって、公益の増進に資するものとして所轄庁の認定を受けています。
社会課題の解決に取り組む、これら認定NPO法人の活動を支援することは、社会全体の公益の増進や、より暮らしやすい社会の実現につながるものです。

皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

(注)渋谷区から認定NPO法人へ寄附金を交付する際、募集に要した費用を差し引いた上で交付します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

産後の三大危機を防ぐために

孤立しやすい母たちに産後ケアを提供

赤ちゃんが誕生する喜びの中、 産後の女性の体は「全治二ヶ月の怪我と同じ」とも言われるほどダメージを受けていることをご存知でしょうか。

産後の心身の変化は、産後の三大危機「産後うつ」「乳幼児虐待」「夫婦関係の不和(産後クライシス)」を引き起こす原因となります。そして、そうした危機の多くは、孤立した家庭の中で起こっています。

マドレボニータは、1998年以来、独自に開発した産前産後ケアプログラムを提供してきました。しかし多胎やひとり親などの母親たちは、他の母親以上に過酷な環境・状況にも関わらず、その過酷さゆえに「自分の産後ケアどころではない…」と適切な産後ケアの機会にたどりつきにくい状況であり、参加者はほとんどいない状況でした。本当はそんな母こそ「心身の回復」「仲間の存在」が重要と考え、産後ケアバトン制度を開始しました。

「産後ケアバトン制度」開始から11年間で多胎児の母547名・ひとり親100名・障がいのある児の母75名など、累計1,200名を超える母子に産後ケアを届けることができました。母親が自分をケアすることは、お子さんや家族のためにも不可欠なことであり、開始以来「この制度のお陰で受講でき、体力回復や社会と繋がるきっかけができた」という声を多数いただいています。

「産後ケアバトン制度」はご寄付により運営しています。コロナ禍で対面教室の休止を余儀なくされたものの、対面教室再開後も参加希望者は絶えず、継続的な運営のために皆さまからのご支援を必要としております。

「産後ケア教室」の受講をサポート

多胎児の参加を支える介助ボランティアも

「産後ケアバトン制度」は、よりサポートが必要な母たちに「産後ケア教室」と「産後のセルフケア オンライン教室」の受講料を半額補助する制度です。また、対面教室の受講にあたり、多胎児の母は必要に応じて介助ボランティアによるサポートを受けられます。

<ご利用いただける方>
ひとり親
多胎児の母
障がいのある児の母
早産児・低出生体重児の母
出生〜生後180日の間に長期入院した児の母
妊娠中〜出産までに長期入院した母
10代の母

ただでさえ赤ちゃんとの外出はハードルが高いもの。「双子を連れて参加したいけど、同時に泣き出したらどうしよう…」そんな不安を解消するのが介助ボランティアの存在です。
多胎児の母が参加するときには、事前に産後ケア教室の卒業生から介助ボランティア(女性限定)を募集し、教室内での赤ちゃんのお世話やサポートをしてもらいます。

寄附金の具体的な使い道

【内訳】
・受講料補助と介助者サポート 1組 4,000円〜25,000円(※)
 (これまでの実績より、毎月5〜10組の利用を見込んでおります)
・制度の運営や広報活動    1ヶ月 10,000円

(※)1組の親子の支援に必要な金額
・オンライン講座:4,000円
・対面教室:約8,000円
・対面教室多胎児の母で介助者のサポートが加わる場合:約25,000円

【1組あたり支援額の内訳】
・受講料の半額+損害保険料
※介助者がつく場合は2席を利用するため、受講料は1.5組分。
・担当インストラクターへのコーディネート料 (多胎児の受講のみ)

「産後ケアバトン制度」のご要望が多く、毎月受け入れる母子の組数を限定させていただいている現状のため、目標金額に達しなかった場合もご寄付はすぐに活用させていただきます。

産後ケアが社会復帰のきっかけに

「心身の健康」と「仲間」を得る

マドレボニータでは、対面の産後ケア教室とオンライン教室を開催しています。産後の心と身体に必要な3つの柱で構成されており、週に1回×4回、1ヶ月で完結します。対面は生後210日まで、オンラインは生後364日までの赤ちゃんは一緒に参加できます。

4回コースは毎週同じメンバーで参加するため、1ヶ月間の参加を通して「心身の健康」と「仲間」を得ることができます。

「産後ケアバトン制度」により多胎の母などの参加を後押しするのは、孤立を防ぐためには「産後の心身の健康を回復させること」と、「家にひきこもらずに、外にでるためのきっかけ」が必要だからです。この制度が始まってから、今まで密室にこもっていた母子が参加の機会を得て、教室に足を運んでくれるようになりました。「この制度がなかったらとても参加できなかった」という声を多数いただいています。

さらに、「産後ケアバトン制度」で受講された多胎児の母が、今度は自分が介助ボランティアとして多胎児の母をサポートしたい!と介助ボランティアとして参加してくださるケースもあるなど、産後ケアのバトンが繋がっています。

寄附者の皆様へ

-夢と希望のまちづくり実現へ-

渋谷区は、渋谷区内を拠点に活動する認定NPO法人の活動を支援するため、ふるさと納税を活用した認定NPO法人支援事業を開始しました。
NPOの活動は、福祉、教育、まちづくり、環境に関することなど、多岐に渡っており、地域や社会の様々な問題解決に取組んでいます。
私自身もごみ拾いに関するNPOを立ち上げ、長年活動をした経験から、NPOの活動が社会にもたらす力に期待するとともに、本事業によって、NPOの活動が活発化し、公益の増進や社会課題の解決につながると信じています。皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

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共同代表からのメッセージ

産後にとどまらず支え合える社会を作りたい

共同代表の山本裕子です。私自身「産後ケア」という言葉がまだあまり知られていなかった2010年から、岐阜県を中心とした東海地方で教室を開催してきました。

今では「産後ケア」という言葉が普通に聞こえてくるようになってきたものの、現場で出会う母たちの苦悩は、急激にSNSが発達し、情報過多になり、選択肢が増えたこの10年で、より複雑さを抱えている気もします。

だからこそ今まで以上に、これまで大事にしてきた「体力」を取り戻すことや、対話を通じて、より丁寧に「本当の願い」にリーチすること、そしてそれをパートナーや身近な人と分かち合うことの大切さを、今まで以上に声をあげて伝えていく必要があると感じています。

これまで対面だけだった教室も、コロナ禍によりオンライン教室が生まれたことで、今まで届けられなかった地域の方にも、産後ケアを届けられる可能性が広がりました。仕組みはできたので、ここからはどれだけの人に届けられるかが問われています。

私たちが目指すのは「すべての家族に産後ケア」を届けること。そのためには、当事者はもちろん、産後の家族を取り巻く人々にも、この問題を丁寧に伝え、一緒に自分には何ができるかを考えていきたいと思います。そうやって、お互いの痛みを分かち合い、支え合える社会を作っていきたいです。そしてそれは産後にとどまらず、家族の介護や自身の病気など、さまざまな家庭での問題にも活きてくると信じています。

ボランティアの皆さんからの声

参加することできっかけを見つけてほしい

多胎児と母が教室に参加するのをサポートしてくださる介助ボランティアの皆さんからの声をご紹介します。

・自分の子ども以外を抱っこする機会ってなくはないけれど、あれだけよその子をガッツリ面倒を見る機会はないですよね。今回介助ボランティアをやってみて思ったのは、赤ちゃんでも、一人一人ちゃんとパーソナリティがあって、ちゃんと向き合わなきゃな!って思えました。
私はマドレに行って、心身ともにリフレッシュできて、考え方も変わった気がします。そういう小さなきっかけをマドレで見つけてもらえたら。試しに参加してもらえたら!!自分の悩みとか、自分でも気づいていない悩みとかにも気づけて、発散できると思うんです。(Sさん)

・助けてあげたいとか、ボランティア精神とかそんなたいそうなものじゃなく、久しぶりに赤ちゃんのお世話ができるのを楽しみに来ました。だからたくさん委ねてもらえるとうれしいです。(Hさん)

・ボランティアとして赤ちゃんといっしょに参加してみると、赤ちゃんを抱っこして行うエクササイズの良さや、産後間もない時期だからこそ、モヤモヤも本音も含めた自分に向き合う時間を持つことの貴重さなど…産後数年たって、正直すこし自分の体験としては薄れてきていたことも、鮮明に思い出されました。そして、自分も人のお手伝いができるんだということがとても嬉しかったです。(Cさん)

運動と対話で気持ちも前向きに

制度利用者からの声

受講後のアンケートで寄せられたメッセージです。

双子育児をしていると、社会から取り残されているだけでなく、単体児のママさん達とも私は違うんだと、勝手に孤独感に苛まれることがあります。
ですが、今回参加させていただき、みんなと一緒に体を動かし、お互いの話に耳を傾けられたことで、これからはもっと色々なことに自分から積極的に関わっていきたいと思うようになりました。
(多胎児・早産児の母より)

最初は一人で双子を連れて外出できるかとても不安でしたが、回数を重ねるごとにとても自信につながりました。外出するきっかけだけでなく、とてもよいリフレッシュになり夫婦関係にもよい影響がありました。
(多胎児の母より)

こちらの教室が開講するまで双子連れでのお出かけをしたことがなく、ひたすらに大変そうだということで踏み出せずにいましたが産後ケアバトン制度が参加の後押しとなり参加するに至りました。双子妊娠出産、育児のあまりの大変さに鬱にならないよう感情を殺して生活していましたが外に出て身体を動かし人と話せたことで人間らしさ、私らしさを思い出せたような気持ちです。
(多胎児の母より)

「すべての家族に産後ケア」の実現に向けて

ご支援のお願い

生活も思考も赤ちゃん中心になりがちな産後は、時間やお金を自分のために使うことを躊躇う時期でもあります。特に、多胎児の母、ひとり親、障がいをもつお子さんの母などは、「今はとにかく子どものために頑張らなくては!」と思うあまり、どうしても自分のことが後回しになりがちなのではないでしょうか。

でも本当は、そんな母たちにこそ「自分」にも目を向けてほしいのです。母親が自分をケアすることは、お子さんや家族のためにも大切なことです。

マドレボニータは多くの母たちに、「産後ケアバトン制度」をきっかけとして、新たな人生の一歩を踏み出していただきたいと願っています。そして、この制度を支えてくださる寄付者やボランティアの方の思いのバトンが受講者に手渡され、そのバトンが次の誰かにつながっていく。そうして「すべての家族に産後ケアが当たり前にある社会」に近づけたらと日々活動しています。ぜひ、ご支援をお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

東京都渋谷区

海外からも注目されるスクランブル交差点、渋谷センター街や原宿といった若者のファッションや流行発信の街というイメージが強い渋谷区ですが、 裏渋・奥渋エリアや広尾、代官山、恵比寿といった大人の雰囲気が漂う街や、笹塚・幡ヶ谷・初台地区等の人情味が漂う街、 緑に囲まれて文化・歴史を感じる代々木・千駄ヶ谷地区など、様々な魅力にあふれています。
また、100年に一度とも言われる渋谷駅周辺のまちづくりも現在進行中です。

いつの時代も文化の発信地である渋谷区の魅力を体験・お楽しみいただけるよう皆様のお越しをお待ちしております。