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みんなにとって安心安全な「佐賀こども食堂」のための仕組みを作りたい

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 1,069,743

106.9%

目標金額:1,000,000

達成率
106.9%
支援人数
42
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2022年11月1日~2023年1月29日(90日間)

佐賀県NPO支援×さが市民活動サポートセンター

プロジェクトオーナー

「孤食」「心の貧困」の問題解決を目指しながら、地域の子どもを育てていきたいという思いから始めた「佐賀こども食堂」。
こども食堂が子どもも大人も一緒に食べられる「地域の公民館的存在になることで、年配の方や学生などの多世代が、地域で一緒になって子どもを育てていける場所になることを目指しています。

そんな中、コロナ禍で会食中止を余儀なくされ、運営側も含め人と人との交流が希薄になってしまいました。
それでも月に一回、継続して開催していくことにより、受け渡しの時に直接言葉を交わし、お子さん同士や親御さん同士、またボランティアの方とのネットワークも生まれ、第三者に話を聞いてもらえる大切な時間、場所となっています。

コロナ禍で状況が変化していく中でも、長く活動を続けていくために、運営側、参加者の子どもたちや親御さんのみならず、関わるボランティアの方々も安心安全に続けていける大切な場所となるための仕組みをつくります。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

こども食堂とは?

「こども食堂」とは、こどもが一人でも行ける無料または低額の食堂です。

地域住民や各種団体などが運営元となり、地域に住む子どもや親に対し食事を提供しており、運営を支援する公的な制度などが整備されていないにもかかわらず、こども食堂の輪は全国でどんどん広がっています。
「こども食堂は、月1回開催のところから365日3食を提供しているところまで、数人を対象としているところから毎回数百人が集まるところまで、実に多様です。
目的もおなかをすかせた子どもへの食事提供から、孤食の解消、滋味豊かな食材による食育、地域交流の場づくりと、さまざまです」(NPO法人全国こども食堂支援センターHPより)

コロナ禍において、開催が難しくなる中、お弁当の配布や食材の配布など、活動内容を変えて、地域の子ども達やその保護者間でのつながりを守り続けています。

「佐賀こども食堂」

「佐賀こども食堂」は2016年6月から、約50食分の会食形式での食事提供や子どもの学習支援、食育情報の発信等の活動でスタートしました。
当時は「こども食堂」という言葉自体がそれほど理解されておらず、「経済的貧困の子供が食事をする場所」というイメージが強く、利用者の数も多くはありませんでした。

それでも地道な活動の継続と、取組みに対する社会の理解が深まり登録者数も増えていきました。
そんな中コロナ禍に突入し、会食形式での開催が難しくなりましたが、「佐賀こども食堂」を必要としてくれいる子どもたちや家庭の為、そして活動を継続していきたい思いからお弁当を配布する形式に変更することで、月に1回は受け渡しの時に直接顔を合わせ話したりとコミュニケーションを続けることが出来ました。

今では、受け渡し時の運営側やボランティアの人たちと利用者さん、という間柄でのコミュニケーションだけではなく、子ども同士、親御さん同士のネットワークも生まれ、第三者に話を聞いてもらえる大切な時間、場所として利用されるようになり、
経済的な貧困対策だけではなく、ご近所の若者から、高齢者、親子の絆作りやコミュニケーションの場となっています。

誰もが安心安全な「こども食堂」のしくみを作りたい

「佐賀こども食堂」代表 宮崎知幸さんの思い

私がこども食堂を立ち上げた理由は、もともと食育に、特に「孤食」「心の貧困」の問題の解決を目指しながら、地域の子どもを育てていきたいという思いからでした。
今年の6月でついに7年目を迎え、小さい時から通ってくれているお子さんが小学生になったり、好き嫌いがあったのが食べれるものが増えたりと、色んな成長も一緒に見ることが出来て、改めてこの活動を続けてきてよかったと嬉しく思います。
また、活動を継続するには、食品や野菜を提供して下さる支援者様や、一緒に頑張ってくれるボランティアの方々の協力があってこそです。

しかし、一方でまだまだたくさんの課題があります。
子どもたちがたくさん参加してくれるのは、嬉しい反面、責任も伴い、コロナ禍ということもあり、制限した人数で頑張っているボランティアではどうしても目が届かないこともでてきたり。怪我や、物損など、完全にリスクをなくすことは難しいんです。
また、そうした中で、ボランティアの方たちが不安を抱き、せっかくの活動が継続できなかったり、反対に保護者からの不安の声も。

私たちは、人間同士、ましてや子どもの行動は時に思いもよらない結果をうむこともあります。そんな時に、運営側も、参加する側も安心して、「また来月も楽しみにしてます」って言ってもらえるような、「また来月もボランティア参加します!」と言ってもらえるような、誰もが安心安全な「こども食堂」のしくみを作りたいです。

また、食品を提供するには必ずついてまわる、食中毒などへの不安。正しく、安全に提供するためには、ボランティアの方たちにも正しい知識を身につけてもらいたいし、そんな中で、次世代のボランティアリーダーも輩出していきたいです。

毎月19日の食育の日

佐賀こども食堂は毎月19日、食育の日に地域の公民館で開催しています。

【寄付金の使い道】

毎月1回のこども食堂の開催の継続
年2回の食品衛生の勉強会
県外のこども食堂に関する勉強会への年1回の出席
公民館で子ども食堂を運営していくにあたり、設備を整える。
子どもたち同士や、参加者とボランティアスタッフとの間で生じる様々なリスクに備える。

【寄付金の使い道】

ボランティアの居場所でもある「こども食堂」

ボランティアスタッフ 小原さんの思い

佐賀こども食堂の立ち上げメンバーでもある小原さんは、もともと、別のボランティア活動で子どもの貧困を知り、こども食堂に興味をもったといいます。
やりたい!という思いと、どうしたら?という思いで悩んでいた時、宮崎さんと出会い、クラウドファンディングでお金を集め、立ち上げることになりました。

写真

私たち年配者の知識と若い人たちの情報や行動力が合わさって実現できた「佐賀こども食堂」。
だけど最初は設備も整っていないし、材料費や手間ばかりかかるし大変でした。
しかし、少しずつ思いが伝わり、広がることによって、お野菜、お肉、お菓子など、様々な寄付が集まるようになったんですよ。

「こども食堂があることによって、ボランティアの敷居をぐっと低くすることが出来たと思うんです。」
例えば食材の寄付もそうだけど、他にも主婦をやっている人でも、「ボランティアをしたい!何か人の役にたちたい!」と思っている人がいて、「じゃあ、朝の2時間でいいからお野菜切りにきてくれない?」って。自分が家でやってることの延長がボランティアになるって素敵でしょ。
そういう小さなきっかけで、志のあるボランティアが育ち、活動が続いていくし、また別の場所でやってみようかな?って広がっていくんです。

続いていくために、広がっていくためには正しい知識も必要。
食中毒を決して起こさない為にも一人一人が、レベルアップしていきたいです。

こども食堂は、子どもたちの居場所であると同時に、ボランティアの居場所でもあるんですよ。
だから、何よりも、「続けていくこと」がとっても大切なんです。

利用者さんの声

【Aさんの思い】

母子家庭で、働きつつ母の介護をしながら生活しています。
毎日時間に追われていて、だけど、外食する金銭的な余裕がない私にとって、ここで自分ではない誰かに作ってもらったご飯を頂けることは、何より月に1回ホッと息をつける日となっています。
全て手作りのお弁当は安心していただけますし、子どもも、人の優しさに触れることができてほっとできる時間のようです。
早くコロナがおちついて、会食ならではのあったかいメニューやもう少しゆっくりお話しできる機会が増えると良いなと思います。

【Bさんの思い】

月に1回、この日だけは家事をお休みして子どもとコミュニケ―ションをとる時間にしようと決めています。
日頃子どもの年齢が違えば、ごはんの時間も違ってきたりするので、月に1回お弁当だともうできているので、みんなで一緒に食べることができるんです。
ずっとずっと続けてほいしです。

【Cさんの思い】

地域から見守っていただいているんだという実感があって、毎月1回この日を親子そろって楽しみにしています。
お弁当だけじゃなくて、お菓子やおもちゃ、時には季節の催しなどもあり、早くコロナがおちついて、会食ならではのあったかいメニューやレクリエーションなどもっと人が集まるコミュニケーションができる日を心待ちにしています。

寄付者のみなさまへ

あなたの応援を、こども食堂が安心安全な場所となる為にお繋ぎします

「佐賀こども食堂」を支える地域のために、今回のプロジェクトでは、選りすぐりの“佐賀んもの”を返礼品としてご用意いたしました。

どうか皆様、ご助力の程よろしくお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

こんにちは。特定非営利活動法人さが市民活動サポートセンターの山田健一郎です。
私たちは、地域課題を解決して新しい価値を創造するために、NPOをはじめとした関係機関を支援、協力、連携することによって持続可能な地域づくりを行う中間支援組織です。

「好いとっけんすっよ。わたしから」の精神で、私たちのまち“さが”で仲間とともに力を合わせて様々な課題に挑戦しています。

「佐賀こども食堂」では地域の方々、子ども達との大切なつながりと同時にそこに携わるボランティアの方々の思いも大切に、ずっと継続できるためのしくみづくりに皆でチャレンジします。応援をなにとぞよろしくお願いいたします。