サイクルスポーツセンター再建プロジェクト!温泉の魅力で被災地閖上(ゆりあげ)の賑わいを取り戻したい!
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 11,792,000円
目標金額:10,000,000円
- 達成率
- 117.9%
- 支援人数
- 286人
- 終了まで
- 受付終了
宮城県名取市(みやぎけん なとりし)
寄付募集期間:2017年8月10日~2017年12月31日(144日間)
宮城県名取市

東日本大震災による甚大な津波被害を受けた名取市閖上(ゆりあげ)地区には、かつて白砂青松の海岸があり、東北唯一の自転車レクリエーション施設「名取サイクルスポーツセンター」がありました。
一方、閖上地区では震災から6年を経過しなお多くの方が仮設住宅暮らしを余儀なくされており、復興の長期化に伴う人口流出も続いています。
そのような中、名取市では、閖上にかつての賑わいを取り戻すため、全壊したサイクルスポーツセンターの再建と、センターの魅力を更に高める温泉整備に取り組むことにしました。
今回、多くの方に閖上を知ってもらい、また、できることなら復興後の閖上に来ていただくことで、交流人口の拡大につなげたいと考えています。
東日本大震災による甚大な津波被害を受けた名取市閖上(ゆりあげ)地区には、かつて白砂青松の海岸があり、東北唯一の自転車レクリエーション施設「名取サイクルスポーツセンター」がありました。
一方、閖上地区では震災から6年を経過しなお多くの方が仮設住宅暮らしを余儀なくされており、復興の長期化に伴う人口流出も続いています。
そのような中、名取市では、閖上にかつての賑わいを取り戻すため、全壊したサイクルスポーツセンターの再建と、センターの魅力を更に高める温泉整備に取り組むことにしました。
今回、多くの方に閖上を知ってもらい、また、できることなら復興後の閖上に来ていただくことで、交流人口の拡大につなげたいと考えています。
【2017/11/15:追記】
プロジェクト期間を12/31まで延長と致しました。
目標金額に到達いたしましたが、引き続き最終日まで皆様からのご支援を受け付けております。
< ご寄附をいただきましたみなさまへ >
皆様のご協力をいただきまして、目標金額を達成することができました。
東日本大震災からの復興やサイクルスポーツセンターへの思いなど、心温まるメッセージも多数いただいており、多くの方にこの取り組みを知っていただいていることを大変うれしく思います。
目標金額は達成しましたが、募集期間は平成29年12月31日までとさせていただいております。目標金額を超えてお寄せいただいた寄附金も温泉掘削の事業に活用させていただきますので、引き続き皆様のご協力についてどうぞよろしくお願いいたします。
宮城県名取市
< プロジェクト概要 >

東北地方は「三笠宮杯東北一周自転車競走大会」(1952~1971年)以降、「東北自転車競技選手権」「東北地域自転車道路競走選手権」「三笠宮杯ツール・ド・とうほく」と自転車ロードレース大会が盛んに開催される土地柄で、これらの大会には全国から有力選手が集まりました。
そのような中、1975年に名取市に整備されたのが「名取市サイクルスポーツセンター」。宮城県唯一のサイクリング専用施設で、1周約4kmの走路のほか、宿泊室やレストランを備えた「サイクルセンター」が設けられ、最盛期には春から秋を中心に年間5万人以上が利用していました。
しかし、2011年3月11日の東日本大震災で押し寄せた大津波により改築不可能なまでに被害を受けて解体。名取市では現在被災した施設の再建を目指しています。
市では、施設の再建と併せ、今までの自転車スポーツへの応援と、震災からの復興に向けていただいた支援への感謝として、センターに「天然温泉」を整備し、地域を盛り上げてファンの方にどんどん来て楽しんでいただける施設とすることを目指し、復旧を計画中です。自転車ファンや観光客が集う、賑わいの場を復活させるための資金として、温かいご支援をなにとぞよろしくお願いいたします。
このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!
ふるさと納税とは、自治体への寄附金のことです。個人が2,000円を超える寄附を行ったときに住民税のおよそ2割程度が還付、控除される制度です。
ふるさと納税をもっと知る
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かつて閖上は、活気のあふれるまちでした

奥羽山脈に源を発し、仙台平野を流れて太平洋に注ぐ一級河川、名取川。
閖上(ゆりあげ)は、その、名取川南岸河口に成立した漁港を中心として発展した港町で、震災前には約6,000人が暮らしていました。
閖上ではカレイやヒラメが多く取れ、そのすり身を練って焼いたものが名産「笹かまぼこ」の発祥だとも言われています。また有名寿司店の店主もその旨さを認める「閖上の赤貝」は東京の築地で高級食材として取引されています。

海岸線には風光明媚な白砂青松が続き、松林に囲まれたサイクリングコースをもつ「名取市サイクルスポーツセンター」や、世代を問わず楽しめる「閖上海浜プール」、また、海水浴場「ゆりあげビーチ」などが集まる、名取屈指のレジャースポットでもありました。
このように漁港として、また、市民の行楽地として発展してきた閖上ですが、
東日本大震災の津波によりまちは壊滅的な被害を受けました。
およそ6000人住んでいた地域が1日にしてがれきの山と化し、また、名取市における震災犠牲者のほとんどは閖上地区に集中しています。
閖上に賑わいを取り戻すため、さまざまな取組が進められています

震災後、閖上の人々は悲しみを乗り越えてまちに活気を取り戻すためさまざまな努力を続けています。
約40年の歴史を持ち、日曜祝日に約1万人の人出を集める「ゆりあげ港朝市」は、震災後わずか2週間で場所を変えて営業を再開。さらにカナダ連邦政府の支援などを受けながら元の場所で見事復活を遂げました。
また、「閖上水産加工団地」が平成28年より操業を開始し、水産加工業者も心機一転、新たな意気込みで生産を開始しました。
内陸部にある仮設商店街「閖上さいかい市場」や、仮設工場「復興工業団地」でも、元あった場所での再建を目標に閖上の事業者が力強く営業しています。

地域の方々の意気込みを前に、わたしたち名取市も、名取川堤防沿いへの賑わい拠点(かわまちて・ら・す閖上)の整備事業、貞山運河を利用した舟運事業などの取り組みを通じ、交流人口の拡大による閖上地区の再活性化を目指しているところです。
港町としての歴史と文化や海がもたらした豊かな食の魅力と、復興に賭ける人々の熱き想いや新たなまちづくりが交わる地「閖上」は、仙台市内からも車で30~40分と、優れたロケーションにあります。また、車で10分ほど南に進むと日本初の民営化空港「仙台空港」があり、東北の中でも特に期待を集めるエリアにあります。
「閖上」にほしいもの、それは「温泉」です。
その「閖上」にほしいもの、それは「温泉」です。わたしたちは「天然温泉のお風呂」を設けることで、これまでのご支援に対する感謝を形にし、同時に温泉を交流の呼び水に、賑わいと活気のあるまちを作り上げたいと考えています。
温泉を設けるのは、閖上の賑わい再生の中核的な施設となる「サイクルスポーツセンター」です。センターではあらためて、自転車で快適に走行できる走路や、市民のいこいの場となる広場、そして宿泊施設も整備する予定です。
自転車王国「東北」に全国から集まるサイクリストたち。果てしなく広がる太平洋と、青々としたシルエットでそびえ立つ蔵王連峰を眺めながらゆっくりとお湯につかり、サイクリングでかいた汗を流したら、どれほど気持ちがいいことでしょう。

また、お風呂で温まったあとに、「ゆりあげ港朝市」でさわやかな潮風に吹かれながら、海鮮炉端焼きや食べ歩きを楽しむのもいいかもしれません。仙台空港に降り立ち、名取市内を通る「みちのく潮風トレイル」を歩く海外からの旅行者も、旅の疲れを癒しに温泉を訪れることでしょう。
まちを訪れたすべての方に「楽しかったね」「また来たいね」と言ってもらえるまちへと復興を遂げることが、わたしたちの願いです。
皆様の温かいご支援をお願いいたします
温泉の掘削にはおよそ1億円の費用がかかります。しかし、国からの補助金や復興のための費用を充てることができないため、必要な資金の調達に苦労しているところです。
そこでこのたび、掘削費用の10%(1,000万円)を目標に、わたしたちの悲願にご賛同くださいます皆様からのご支援を募ることといたしました。
●被災地「閖上」の取り組みを知っていただき、まちの再生や新たな賑わいづくりに関心を持っていただきたい
●変わりゆくまちの姿をわたしたちと一緒に見守っていっていただきたい
●そして、できることなら、復興後の閖上にぜひ足を運んでいただき、サイクリングの心地よさと名取の食の魅力を味わい、海辺の温泉で心もからだも癒していっていただきたい
多くの皆様に以上の3点をお願いできればと考えております。


「閖上に活気を取り戻し日本で一番すばらしいまちにする」その夢をともに。
≪最新のプロジェクト活動報告≫
■温泉水の含まれる可能性の高い層を慎重に掘り進めています。
2017年11月15日
掘削開始から約860メートル地点まで到達しました。ここから先はいよいよ温泉水の湧出する可能性の高い区間です。

↑ドリルの刃先は、現在、花こう岩の層を下へと掘り進めています。

掘削工事を担当するドリコ株式会社の久保さんにお話を伺いました。
-現在どのような段階ですか。
「全体の約3分の2にあたる地点まで掘り進みました。360~370メートル地点までは掘りやすい堆積層でしたが、現在、硬く緻密な花こう岩の層を掘削しています。」
-どのように掘削しているのでしょうか。
「当初と同じ『ロータリー工法』(※トリコンビットと呼ばれる刃先を回転させながら掘り進めて行く)で掘削を行っています。穴に泥水を満たし、穴の壁が崩れないようにしながら作業を進めています。」

↑現在の刃先は、トリコンビットのうち、硬い岩盤に適した「チップインサートビット」。
-作業で苦労している点はありますか。
「堆積層を掘っていたときは24時間で50メートル掘り進めることができましたが、硬い花こう岩の層は24時間で10メートルしか掘り進められないというところです。また、岩の割れ目に温泉水が溜まっている可能性があり、泥水の水位の観察や電気的な検層により兆候を検知する必要があります。」
-工事に携わってのお気持ちをお聞かせください。
「クラウドファンディングにご協力いただいた方からのメッセージを拝見しましたが、期待の大きさに改めて身が引き締まる思いです。なにぶん地中のことですので、努力だけで工事が進むわけではありませんが、精一杯作業に取り組んで行きたいと思います。」

↑これまで約20か所の温泉掘削に携わってこられたベテランの久保さん。温泉湧出に向けご尽力いただいています。
■掘削工事が順調に進んでいます
2017年9月14日
温泉掘削工事が着々と進んでいます。

↑やぐらの下が掘削箇所です

↑やぐらの直下、ここから「ケーシングパイプ」
という管を入れて掘削を行います
トリコンビットと言う刃先を回転させながら掘り進めて行く「ロータリー工法」で掘削が行われています。9月1日現在で、全体の3分の1にあたる地表から400メートルの地点まで掘り進み、一段目のケーシングパイプを設置しました。
力強く掘り進む刃先が、温泉を掘り当てる日が楽しみです。

↑掘削箇所を北から望む
■サイクルスポーツセンターの温泉掘削工事の安全祈願祭が執り行われました
2017年8月3日
名取市閖上字東須賀のサイクルスポーツセンター建設予定地にて、

当日は市及び工事関係者が参列し、

ご支援いただいた方へのお礼の品
今回のプロジェクトにご支援いただきました皆様には、名取市が誇る特産品をお礼の品として差し上げますまた、温泉施設の開業後には、温泉の入浴券等を別途お贈りする予定です。
現在進捗情報はありません。
宮城県名取市
名取市は、宮城県の中央部に位置し、東北の中心都市である仙台市に隣接しています。仙台駅まで電車で15分という環境にありながら、東は太平洋に面し、西部にはなだらかな丘陵地帯が広がり、豊かな自然に囲まれています。東北最大の前方後円墳「雷神山古墳」に象徴されるように、古来より人々の暮らしが営まれてきた歴史ある土地でもあります。冬でも雪が少ない温暖な気候もあって、快適で過ごしやすいまちが形成されています。平成23年の東日本大震災では大きな被害を受けましたが、現在、住まいの再建や沿岸部のハード整備など、復興に向けた事業を急ピッチで進めています。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。