豊かな自然と暮らしを守る歴史遺産 クロマツ林を未来の子どもたちに残したい

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 98,000

9.8%

目標金額:1,000,000

達成率
9.8%
支援人数
8
終了まで
16
/ 90

山形県遊佐町 (やまがたけん ゆざまち)

寄付募集期間:2022年9月26日~2022年12月24日(90日間)

遊佐町役場

プロジェクトオーナー

遊佐町には南北約10キロに渡るクロマツで形成された海岸砂防林があります。しかし、近年松くい虫の被害により大量に枯れてしまい、急速な対策が必要となりました。
年間約3000万円以上の費用をかけ伐倒駆除などを行っていますが被害は収まらず、クロマツ林は減少し、かつての海岸砂防林として備えていた機能が危うい状態になりつつあります。

この度ガバメントクラウドファンディングにおいて、松くい虫被害の早急な撲滅を実現し、砂防林としての機能を最大限に発揮できるよう、植林活動や保全活動を行っていきたいと考えております。
町の財産をよりよい形で未来へ受け継いでいくため、皆様のご支援ご協力をお願いします。

山形県遊佐町

遊佐町は山・海・川・平野と自然豊かな町です。
町のシンボルは日本ジオパークにも認定された名峰「鳥海山」
その山麓から湧き出るきれいな水は遊佐町で作られているすべての特産品につながっています。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。控除上限額内の2,000円を越える部分について所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

「人々の暮らしを救いたい」

佐藤藤蔵親子が生涯をかけ植林した防風林

遊佐町のシンボル「鳥海山」

山形県の最北端に位置する遊佐町は鳥海山の懐にあり、豊かな自然と恵まれた水で農業が盛んな魅力いっぱいの町です。
しかし日本海に面していることから、強風による砂の飛散や塩害に苦しめられてきた歴史があります。
南北約10キロに渡る美しいクロマツ林は、自然林ではなく先人らが植林し守り続けてきた海岸砂防林なのです。

「曾根原六蔵翁西濱山植付之圖」より抜粋、西浜山の植林作業

かつては天然林があったとされていますが、戦乱で焼けたり製塩の燃料となるなど、江戸中期には不毛の地に。
冬にはすさまじい季節風が吹き荒れ、砂は町の田畑や水路を埋め尽くし、作物の栽培も暮らしもままならない、貧しい時代が訪れます。
そこへ酒田で造り酒屋を営んでいた佐藤藤左衛門と藤蔵親子が人々を救いたいと志願。延享2(1745)年より植林事業が始まりました。
砂丘へ苗を植えては吹き飛ばされ、埋没し、苦労と工夫を重ねながら私財を投げ打って生涯をかけ植林を続けました。これが町を守る歴史遺産、クロマツの砂防林です。

日本海沿岸の防風林

戦後の乱伐、そして「松くい虫」クロマツ林に迫り続ける危機

第二次世界大戦後、せっかくの防風林は放置・乱伐されるなどして荒廃。
昭和25年(1950年)、国による海岸砂地造林事業が始まったことで、再び砂丘に緑が蘇りました。

マダラカミキリによって空けられた穴

ところが今、クロマツ林は松の感染症「松くい虫」被害により、再び危機的な状況に陥っています。
「マツノザイセンチュウ」という体調1ミリほどの線虫が松の中に入って引き起こす感染症で、この線虫は松の若枝を餌とする「マダラカミキリ」に寄生し、カミキリの食べた傷跡などから松に入り込み、松全体の管を詰まらせ枯らしてしまいます。さらには枯れた松にカミキリが産卵、成虫が羽化し増殖。

山形県庄内地域では平成26年度(2014年)に発生した爆弾低気圧を境に「マダラカミキリ」が大発生してしまいました。
これまで様々な対策が行われていますが、年々松の被害は増加傾向にあり、遊佐町では年間約10,000本の松の木を伐倒するまでになってしまいました。
松くい虫被害によって森林の密度が減れば、砂防林としての機能が再び失われてしまうのです。

「松くい虫」による立ち枯れ

なぜ、風を防ぐためにクロマツが必要なのか

果てしないクロマツ林保護への取り組み

海岸沿いの植林
未来にクロマツを残す

風を防ぐ策として、80種もの草木を研究した中からクロマツが選び抜かれました。
クロマツは栄養のない砂地でも育つことができ、15年ほどで10mもの高さに。1年を通じ緑の葉を落とさず、塩害にも強く、まっすぐな根でしなやかに揺れながら風を防ぐ戦力になるのです。
現在もより丈夫な松の苗を育てる研究が進められています。

平成9年(1997年)に結成された「砂丘地防砂林環境整備推進協議会」は、砂防林に面する33地区の区長とブロック長からなり、それぞれの担当する区域への植林や管理を行っています。
また、遊佐町では被害にあった木を伐採・粉砕し、中にいる虫を駆除することでマダラカミキリの繁殖を防いでいます。
そして薬剤散布を行い、木についたマダラカミキリを駆除しています。

さらに松の木の樹幹に薬剤を注入し、マダラカミキリに寄生したマツノザイセンチュウの繁殖・感染を防いでいます。
それでも被害は収まらず、徹底的に対策を実施し続けているのです。

薬剤散布の様子

子どもと、地域と一緒に災害のない遊佐町を築きたい

緑の少年団

遊佐町にある藤崎小学校では、4年生になると砂丘地砂防林環境整備推進協議会メンバーを講師とし、総合的な学習の時間に植林の歴史や松について勉強。
学校が受け持つ学習林で観察や草刈り、枝打ちをしながら実際に管理も行います。そして毎年11月10日に佐藤藤蔵親子の偉業を称え行われる「佐藤藤蔵祭」では、学んだ成果を演劇にして発表。
「緑の少年団」を結成し、全学年を通し町を守るクロマツの重要性について再認識しています。

学習活動
子供たちの植林活動

「支えてくれる人がいなければ、クロマツ林は守れない」

砂丘地砂防林環境整備推進協議会会長 佐藤豊昭さん

「砂丘地砂防林環境整備推進協議会」会長の佐藤豊昭さんは言います。

遊佐町では年間1000人もの小中学生やその保護者、地域住民が集い、クロマツの枝打ちや周辺の草刈り・植林を行っています。
参加者は活動から環境が良くなるクロマツ林を目の当たりに。
それでも対策を行わねばならないクロマツ林はまだまだたくさんあるのです。
遊佐町の環境と人々の生活を守り、歴史遺産であるクロマツ林を未来に残し、遊佐町の環境と人々の生活を守るために、ぜひ力をお貸し下さい。

保全活動のバトンを次世代に

寄付金の使い道

私たちの使命は、人々の生活を守るために先人達が築き上げた松林を、後世の人々へも残し続け町を守る事です。
「砂丘地砂防林環境整備推進協議会」や「緑の少年団」と共に植林事業に力を入れ、保安林帯を中心にクロマツの保全活動を行ってきました。

具体的な使い道とスケジュールの詳細は以下です。

ご寄付の使い道とスケジュール

・町内の松くい虫被害木の伐倒駆除や薬剤散布 …90万円
                      
・植林活動の苗代金・・・10万円
                     合計:100万円

皆さまから頂いたご寄附は以下のようなスケジュールで使用させていただく予定です。

・春季松くい虫防除事業(伐倒駆除) … 4月頃
・冬季松くい虫防除事業(伐倒駆除) … 12月頃
・森林病害虫等防除事業(薬剤散布)… 6月頃
(上記いずれか一つに90万円)
・植林活動… 11月頃

寄付額の全額を使用させていただきます。

お礼の品について

山形県遊佐町の事業にご賛同いただける場合、お礼の品の一覧から、寄付金額とお礼の品をお選びください。
お礼の品の発送時期は、入金確認後3~5週間の間に順次発送とさせていただきます。

※12月にご入金いただいた場合、お礼の品の発送が翌年1月になる可能性がございます。

【注意事項】

※このプロジェクトへのご寄付は、ふるさと納税制度の対象となります。
そのため、遊佐町にお住まいの方は、ご寄附をいただくことは可能ですが、お礼の品をお送りすることができません。何卒ご了承ください。

今後も、町内の皆様や、ボランティアでご協力していただいてる皆様をはじめ、引き続き町内の安全、景観の保持ため、クロマツ保全活動を実施してまいります。



寄付金受領証明書の発行とワンストップ特例制度について

【寄付金受領証明書の発行について】
 入金確認ができたものから順次、郵送をさせていただきます。

【ワンストップ特例制度について】
 「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」は、令和5年1月10日までにご提出ください。
 様式は、遊佐町役場ホームページよりダウンロードすることもできます。
 http://www.town.yuza.yamagata.jp/ou/sangyo/shoko/3095.html
 申請書を要望された方すべてに、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」をお送りしておりますので、ご自身で用意された場合は、破棄してください。

 令和4年12月29日(木)から令和5年1月3日(火)までは、お問合せ等への対応はできませんので、ご了承願います。