• TOP
  • 過去実績
  • 水郷こしがやの魅力を知ってもらう、リバーウォークを開催したい!

水郷こしがやの魅力を知ってもらう、リバーウォークを開催したい!

カテゴリー:まちづくり 

main_img

寄付金額 10,000

1%

目標金額:1,000,000

達成率
1%
支援人数
1
終了まで
受付終了

埼玉県越谷市(さいたまけん こしがやし)

寄付募集期間:2022年9月1日~2022年11月30日(91日間)

越谷市NPO等支援×越谷市住まい・まちづくり協議会

プロジェクトオーナー

越谷市は一級河川が五本も流れている『水郷こしがや』として有名です。また、この地形の特性を生かした継続可能なまちづくりが必要であり、本市の河川対策は治水と利水が優先されていますが、親水を含めて総合的な計画が求められます。 

本市の土地利用を見直し、休耕地にため池をつくり、その土砂で高台を形成します。そして、この一帯をトラスト運動にて市民の森とする計画です。併せて、川や水路とのネットワークを構築します。 

構想は壮大ですが、まず市民自らが『水郷こしがや』の魅力やその価値を共有し、郷土意識を醸成することにより、シビックプライドを育み、市民のまちづくりへの関心を深めることから始めたいと思っています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

まちづくりへの関心を高めるために

川辺を散策して、水郷こしがやの魅力を再認識してもらう

越谷市の水辺の風景①
越谷市の水辺の風景②

越谷市は、首都圏のベットベットタウンとして発展してきましたが、人口約34万人のうち約90%が新住民であり、ふるさと意識が薄く、まちづくりに関心が乏しい方が多いと感じることもあります。これは、令和3年度の市政世論調査にも表れており、“協働のまちづくり”の認知度は、知らないが66.6%、参加に消極的な方も64.3%となっています。また、過去5回の市長選における投票率の平均は37.3%、市議会選が40.3%と、決して高くはない数値です。

これらの現象は、本市のみではなく、首都圏のベットタウンでは共通の課題であると思われますが、人口減少や都市の縮退が深刻化しないうちに対応策を考え、実行に移していく必要があります。また、これらを解決する特効薬はなく、長期な視点で捉え、継続して実施していく戦略的な施策が求められます。まずは、まちづくりが身近な問題であると捉えることができる機会をつくることから始めたいと考えています。

本市は川辺の緑道整備が進んでおり、ここを歩くことで、本市の魅力を再発見してもらい、“協働のまちづくり”を考えるキッカケにしてもらいたいと思います。昨今の健康ブームから、ウォーキングは注目されており、川辺を散策することには抵抗が少ないと考えられるほか、未来を担う子どもたちにも楽しく参加できるようなイベントを企画しています。

越谷リバーウォークプロジェクト

川辺を散策して水郷こしがやの魅力を探そう

市民に関心が高い健康ウォーキングによって河川の魅力を探すことにより、本市の地形・風土・文化を見直し、継続可能なまちづくりビジョンを官民協働で考えます。

■事業内容
①公民共創事業への企画・調整
 この事業は、多くの行政関係部署の協力を要するため、関係各課と調整を行います。

②ウォーキングツールの制作
 水辺の散策路に特化した電子地図「リバーウォークマップ」とウォーキングガイドブックを制作し、スマートフォンでも楽しみながらリバーウォークができるツールを準備します。

③ウォーキングイベントの実施
 令和4年度中に、スタンプラリーとガイドツアーを実施します。スタンプラリーは、スマートフォンに専用のアプリを入れてもらい、いつでも・どこからでも参加でき、スタンプを集めると、越谷市内で使える“まるこポイント”がゲットできる仕組みとなっています。

④シンポジウムの開催
 上記の事業報告会を兼ねて、水辺の魅力を考えるシンポジウムを開催します。基調講演は本市の景観評価委員会会長である日本大学理工学部まちづくり工学科の岡田智秀教授を予定しています。また、関係者と行政担当者等とのパネルディスカッションを通して、今後の展開を考えます。
           
■事業主体
主催:NPO法人住まい・まちづくりセンター、NPO法人越谷市郷土研究会、越谷市住まい・まちづくり協議会
協賛:ポラスグループ株式会社中央住宅
後援:越谷市、越谷市教育委員会、越谷商工会議所、越谷市市民活動支援センター、
越谷市観光協会、学生地域活動団体どんぐりの国

寄附金の使い道

いただいた寄附金は、越谷リバーウォークイベントプロジェクトにおける実施費用等に充てる予定です。

<内訳>
・越谷リバーウォークプロジェクトのイベント運営費
・越谷市まちづくりビジョン策定にかかる調査研究費
・こしがやランドバンク設立に向けての活動費
・住まい・まちづくりに関するセミナー開催費
・まちづくり拠点である油長内蔵の運営費
・空き家相談会及び空き家バンクの運営費

<目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い>
 目標金額に達しなかった場合、は上記費用の一部に活用させていただきます。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、本事業は来年度も継続して実施しますので、来年度の事業に活用させていただきます。

まちづくりビジョンをみんなで考えよう

わがまちの地形、風土、文化を知ろう!

本来、越谷市は住宅地としての適性は良い方ではありませんでしたが、首都圏30km圏内という立地の良さで、ベットタウンとして急激に発展してきた経緯があります。しかしながら、急激な開発ラッシュのため、長期的な視点での「まちづくり」に係るビジョンや土地利用計画を考える余裕があまりなかったように感じています。本市も人口減少で都市が収縮していく時代に入り、継続可能なまちづくりを市民自らが、我が事のように考える必要があります。

■期待される成果
本事業は景観まちづくりだけではなく、健康・交流・教育・環境・観光・経済等と幅広い分野で効果が期待できるので、行政の各部署や市民及び企業と連携した総合的なまちづくりが推進できます。

①健康:歩くことで健康増進はもとより、未病対策や介護予防の効果が実験的に確認されています。
②交流:イベントを通して、市民や市外からの参加者と交流できて関係人口の増加につながります。
③教育:本プロジェクトは本市の地理や自然環境を学ぶことができ、実際に散策して体験することは小中学校の課外授業にも活用できます。
④環境:河川や水辺に関心を持つことで、生物多様性や生態系を考えるきっかけとなります。
⑤観光:『水郷こしがや』が観光資源となれば、年間五千万人が利用するイオンレイクタウンの来場者を越谷市内に誘導することができます。
⑥経済:市内の人流が増えることにより商店街への来店が見込まれ、地域経済の活性化に寄与することができます。

■達成したい数値目標
ふるさと意識の醸成で選挙投票率60%以上と、住みたいまちランキングベスト10を目指します。

ウォーキングイベントの実施

スタンプラリーで楽しく歩きながら、まるこポイントをゲットしよう!

越谷リバーウォークプロジェクトの一環として、2つのウォーキングイベントを令和4年度中に実施します。

①スタンプラリー
 スマートフォンに専用のアプリを入れてもらい、いつでも、どこからでも参加できます。3コースが設定されており、各コースを制覇すると、越谷市内で使えるまるこポイントがゲットできるます。さらに全コースのスタンプを集めてアンケートに答えるとごほうびポイントがもらえます。

②ガイドツアー
 予約制で、NPO法人越谷市郷土研究会のメンバーがモデルコースを案内します。スタンプラリーをしながら参加することもできます。

 詳細はこちらのURLから→ https://www.koshi-machi.com/

越谷市住まい・まちづくり協議会ホームページ

私たちが現在取り組んでいること(団体紹介)

まちづくりの啓発と担い手育成から始める

市民大学の様子

私たちは、2012年から越谷市の後援と、日本大学大学院理工学研究科不動産科学専攻の協力を頂き、まちづくりに特化した市民大学を開催してきました。

最初の5年間は単位取得方式で、その年のテーマに合わせた講座を開講して、最後に成果発表会と修了書の授与式を行いました。その後、オープンセミナー方式となり、現在はまち蔵塾と名称を変えて継続しています。

この間、参加者は延べ200名以上にのぼり、受講生はその後も当団体のセミナーやイベントに参加頂き、まちづくりの担い手として育っています。

景観協定や建築協定によるまちづくりの支援

建築協定や景観協定によるまちづくり支援の様子

私たちは、住宅産業事業者が多く、住宅の供給だけでなく、良好な住環境の形成や販売後の地域コミュニティの醸成にも配慮した街づくりを行っています。

①建築協定によるまちづくり
 建築協定を活用して、美しいく魅力的はまちづくりを推進するために、市と協力して建築協定ガイドブックの制作や建築協定運営委員会の活動を支援しています。

②景観協定によるまちづくり
 本市第1号の景観協定地区『ことのは越ケ谷』は当団体所属企業が開発販売したもであり、その後も当団体が、ふれあいイベントや緑のワークショップを開催して、景観まちづくりを支援しています。

空き地・空き家問題の根本的な解決に向けて

空き家相談会の様子
他市への視察の様子
活用した空き家の様子
空き店舗活用の仕組み

老朽化した空き家はいずれ解体され空き地になり、小さな敷地単位での低未利用地が散発的に発生する「都市のスポンジ化」が進行します。この結果、必要な生活サービス施設の減少、治安・景観の悪化等の問題を引き起こし、地域の魅力・価値を低下させ、さらにスポンジ化を進行させるという悪循環を生み出します。

そこで、私たちは、ランドバンクにて空き地や空き家問題を抜本的に解消するため、『こしがやランドバンク研究会』を立ち上げて調査研究活動を実施しているほか、『空き地、空き家なんでも相談会』を実施しながら実態を把握し、積極的な先進事例視察や勉強会も行っています。

さらに、空き店舗の活用にあたってはワークショップや見学会を開催し、複数のテナントで活用する仕組みを提案しました。この模様は地域新聞の東武よみうりでも紹介されました。

曳家改修した蔵をまちづくり拠点として活動

油長内蔵の様子

この蔵は、江戸時代の豪商・油長山﨑家の内蔵を私たちの団体会員でもある住宅会社が曳家改修し、越谷市に寄贈したものです。私たちが自ら『油長内蔵運営協議会』を設立し、越谷市から委託を受け、地域のまちづくり拠点として活用しています。

ここでは、まちづくりの相談拠点として、空き家相談会や、まちづくりに関する勉強会である『まち蔵塾』を開催しています。また、住まい・まちづくりに関する専門書を多く蔵書しており、閲覧や貸し出しを行っています。最近は大学生が卒業研究のために訪れることが多くなっているほか、週末限定で、コミュニティカフェ(まち蔵カフェ)も開いており、地域のにぎわい創出に一役買っています。

公共インフラの維持管理問題を先送りしないで

都市の公共インフラは老朽化してきており、人口減少で財源が乏しくなる本市は、その対策を真剣に考える必要があります。このままでは、突然橋が崩壊したり、道路陥没が現実になるのではないか危惧されるほか、既にその予兆は現れてきており、本市では一番古い橋である元荒川の〆切橋が老朽化のため、2021年5月1日から通行止めとなっています。

本市は河川や農業用水が多く、橋梁の数は小さいものも含めると市が管理するものが455箇所もあります。さらに浸水被害対策用の排水ポンプ等の維持管理を含めると、他の市町村より、負担が重いと思われます。このためには行政だけではなく、官民共創事業で対応する必要があると思います。

〆切橋の様子

住みたいまちNo.1のアメニティタウンを目指して

まちづくりには長期的なビジョンが必要です!

まちづくりビジョン提言①
まちづくりビジョン提言2
まちづくりビジョン提言3

私たちは、昨年(2021年10月)の市長選挙に併せて、立候補者にまちづくりの提言を行ってきました。本市の地形や立地を活かして、安全・安心で快適に住めるまちアメニティタウンを目指すための具体的でわかりやすいビジョンの必要性性を説いています。

まちづくりは100年の計が必要であり、市民の合意形成が欠かせません。水郷こしがやの魅力や価値を市民が共有して、日本的な風土自治※による合意形成の手法が適していると思われます。

寄附者の皆さまへ

当団体代表からメッセージ

本市は首都圏のベットタウンとして発展してきました。そのため急激な都市開発の波を規制する施策に追われて、長期的ビジョンが欠けていたように感じます。
 
一例として、公共インフラついて考えると、本市は道路や上下水道等の一般的なもの他に、橋梁が多く小さいものも数えると455箇所もあり、これらの維持管理は大きな問題です。人口減少、都市縮退が予想されており、財政的にも大きな課題です。人工的なインフラ(グレーインフラ)を中心に整備してきたまちづくりを見直す時期に来ています。
 
継続可能なまちづくりには、グレーインフラだけではなく、自然や生態系のはたらきを活用するグリーンインフを併せて整備していく必要があると思われます。これらの問題を先送りして次世代にツケを回すのではなく、何らかの道筋をつけて、未来に希望を与える活動を継続していきたい考えていますので皆さまの支援をお願いします。

現在進捗情報はありません。

埼玉県越谷市

越谷市は昭和33年に誕生し、首都近郊のベッドタウンとして人口が急増、平成27年には埼玉県内で2番目の中核市となり、平成30年11月に市政施行60周年を迎えました。

古くは、江戸時代から日光街道第三の宿場町として発展し、市内を元荒川や新方川、葛西用水など多くの河川・用水が流れ、「水郷こしがや」と呼ばれています。

越谷市では、市の将来像として「水と緑と太陽に恵まれた みんなが活躍する安全・安心・共生都市」を掲げ、市民参加と協働によるまちづくりを進めています。