地域をつなぐ「移動する駄菓子屋さん」がキミのまちに行くよ!
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 2,004,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 100.2%
- 支援人数
- 70人
- 終了まで
- 受付終了
静岡県(しずおかけん)
寄付募集期間:2022年8月1日~2022年10月29日(90日間)
静岡県 × 一般社団法人 おたまちゃん食堂

一般社団法人おたまちゃん食堂代表の押田智子さんは、「子どもたちを笑顔にするお手伝いをしたい」という思いから、静岡県三島市内で子ども食堂や学習支援の活動を行っています。これまで多くのひとり親家庭や子育て家庭を支援してきました。
しかし、おたまちゃん食堂に来たくても来られない親子、活動を知らず生活や子育ての不安を抱えている親子が地域にまだいるのではないかと考えた押田さん。「それなら、こちらから地域に出向いて行こう!」と生まれたのが、この「移動する駄菓子屋さん」のアイディアです。
今回のプロジェクトは、子どもだけでも訪れやすい「駄菓子屋」という特徴を生かし、悩みを抱える子どもたちや、SOSが出せずに悩んでいる子育て家庭の声をこちらから拾いに行くことで、地域のネットワークにつなげていくものです。応援をよろしくお願いします。
【注意事項】
・本プロジェクトは、目標金額を達成次第で寄付募集が終了する「目標金額達成型」となります。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
待っているだけでは子どもたちを助けられない!
まだまだ支援が届いていないもどかしさ

おたまちゃん食堂は、2016年にボランティア団体として結成し、2022年7月、一般社団法人化しました。調理道具の「おたま」は味噌汁を「すくう」道具であるように、「おたまちゃん食堂」という名前には、みんなの幸せをすくい、みんなを笑顔にするお手伝いをしたいという想いを込めています。
現在、三島市内の錦田公民館や北上公民館等で、毎回80~100食を用意し、月2回の子ども食堂や学習支援を行っています。コロナ禍でお弁当や食料品・生活用品の配布が中心ですが、「次もまた来るね」と開催を心待ちにされている方も多くなりました。

しかし、ひとり親家庭は小さな子どもたちを家において親だけでは来られません。中には、雨の日でも、仕事でどんなに疲れていても、右手で赤ちゃんを抱っこし、左手でもう一人の子の手をつなぎながら来られるご家庭もあります。
車での移動が必要となることや、家から遠い会場まで来ることができない家庭もあります。また、私たちも、活動を知っていても支援を受けることにためらいを感じてしまう方もいるのではないかと、隠れたSOSに応えられないもどかしさを感じていました。
それなら、おたまちゃん食堂に来てもらうことを待つだけではなく、こちらから地域に出向いて行こう! と埋もれてしまっている支援ニーズをこちらから見つけに行く方法として、「移動する駄菓子屋さん」のアイデアが生まれました。
子どもたちの心に会いに行き、子どもたちの未来をつくる車が出発!
待つ支援より、会いに行く支援

「移動する駄菓子屋さん」は、駄菓子屋の雰囲気をまとった車で三島市内の各所を月1回巡ります。
みなさまからのご支援の多くは、この「移動する駄菓子屋さん」の車の購入費用等に充てさせていただきます。車に駄菓子を積み込み、市内の公共施設や地元企業にご協力いただき、敷地の一角をお借りして開店します。
多少の雨でも来られるようタープを用意し、その場で一緒に駄菓子を楽しめるよう、椅子やテーブルも設けます。

ここは、子どもたちや地域の方に開かれた駄菓子屋さんです。
スタッフ3~4人が常駐し、駄菓子を通じて、子どもたちや保護者と会話を交わし、楽しい時間を共有しながら心を通わせていきます。
互いの信頼関係を築いていくためには丁寧に時間を重ねていくことが大事です。地域の誰もが利用できる場とすることで、「支援を受ける立場」と「支援する立場」という壁をなくします。その中で何かつらいことを抱えている、独りで悩んでしまっている、そういった声をくみ取り、おたまちゃん食堂の支援ネットワークにつなげられる場にしていきます。
【寄付金の使い道】
【内訳】
・移動販売車の購入および関連経費一式…180万円
・テーブル・椅子等の物品購入費…7万円
・会場(民間企業等)借上料…10万円
・広告関連費用…3万円 など
※目標金額に達しなかった場合の寄付金の取扱い:目標金額に達しなかった場合、購入する物品を減らしたり、移動販売車が購入できなかった場合は「出張駄菓子屋さん」として規模を縮小して実施します。
「移動する駄菓子屋さん」が地域の支援ネットワークを紡いでいく
地域コミュニティをゆるやかに築くきっかけに

駄菓子屋はいつの時代でも、誰にとってもわくわくする親しみやすい場所であり、地域コミュニティをゆるやかに築くきっかけとなります。
また、子どもだけでも訪れやすいことから、親子関係に悩みを抱える子どもたちに寄り添える場所にもなります。

「移動する駄菓子屋さん」は、すべての人を歓迎します。
その地域の誰もが来られる場所として開設します。
主な目的は、経済的な理由から悩みや不安を抱える親子の支援につなげることですが、駄菓子屋を見かけて訪れた地域住民の方と楽しい時間と場を共有することで、親子に笑顔を届ける身近な存在になるとともに、地域での支援の輪の広がりも期待できます。

さらに、生活の悩みや不安を抱えるのは親子だけに限りません。
一人暮らしで孤立や孤独を抱える高齢者、コロナ禍で生活のリズムを崩してしまっている青少年や大人たちなど、自分自身ではどうにもならない思いの中で過ごす人々もいます。
こうした人たちも、気軽に訪れることのできる駄菓子屋を目指します。独りで悩まなくていい、お互いに元気を与え合える地域を育てていきます。
この「移動する駄菓子屋さん」の思いに共感し、活動を支援してくれる仲間が増えれば、支援の輪を広げ、社会の課題を解決する地域支援のネットワークが広がることも期待しています。
プロジェクトを応援する声
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事 三島理恵さん
■子どもも、大人も笑顔になっていく

「移動する駄菓子屋さん」
そのネーミングを聞いただけで、子どもたちの笑顔が思い浮かびます。
地域みんながつながる拠点としての子ども食堂に、より多くの人たちがアクセスできるよう三島市内を「移動する駄菓子屋さん」が駆け巡る。
それにより、子どものみならず、大人たちも笑顔になっていく。移動する駄菓子屋さんの活躍に期待し、子ども食堂が地域に根ざした活動として広がっていくことを応援しています。
東洋大学ライフデザイン学部 教授 高山静子先生
■本当に支援を必要としている子どもや大人のもとへ

「おたまちゃん食堂」を開き、子どもの居場所をつくっている皆さんが、子どもたちの元へ出かけていく「移動する駄菓子屋さん」という新しい企画を立ち上げます。
「移動する駄菓子屋さん」は、出かけていった先での一期一会の出会いそのものに意義深さを感じます。厳しい状況のなかで生きている子どもや大人は、家族以外との人間関係も希薄になりがちです。たった一度の出会いでも、自分のことを気にかけてくれている人がいる、あたたかな言葉をかけてくれる人がいるという体験が、その後の人生を支えることもあるでしょう。
私も出張子育てひろばを行っていましたが、最も大変だったのは運営資金の確保でした。私は、おたまちゃん食堂の皆さんのように子どもたちの元へ出かけていくことができませんが、皆さんの思いを応援したいと思います。
居場所づくりに携わる方の思い
株式会社Victory 代表取締役 鈴木 貴さん
■駄菓子屋ならではの世界感のコミュニティで子どもたちを守る取組に応援を

社会情勢の変化とともに今を生きる子どもたちは、インフラ化した携帯電話がコミュニティの場でもあり、とても便利になりましたが、時代が進化しても人間主導に変わりありません。
人間の存在がある以上、忘れてはいけない古き良き時代にあった子どもたちのコミュニティ場が「駄菓子屋」でした。
今はかなり減少してきた駄菓子屋。コンビニがあり便利で駄菓子も少しありますが、駄菓子屋ならではの世界感のコミュニティ。
それが、「移動する駄菓子屋」さんが存在すれば、現代と昔を思い出させる空間を演出し、昔を懐かしむ大人も子どもも楽しめ、子どもは新感覚でなおかつ、人との関わりを密接にできます。
相談や日常会話から、子どもを守るための役目が生まれるでしょう。移動する駄菓子屋さんは、地域社会に必要不可欠な存在であり続けていただきたいと思います。
弊社の車をピカピカに磨いて待っています。頑張って下さい。応援しております。
三島うなぎ野菜としいたけの店「ノウフク」さん
■子どもだけでも訪れやすい駄菓子屋で子どもの声も捉えようとする素晴らしき発想

「一般社団法人おたまちゃん食堂」は、生活困窮家庭やひとり親家庭をはじめ、おいしく・楽しい食事を安価に提供する場をつくる貴重な地域の団体です。
また、孤立しがちな家庭とコミュニティのつながりを構築し、親同士のネットワークづくりやサポートも行うとともに、活動を通してコミュニティのネットワークを構築し、生活困窮家庭やひとり親家庭の課題、子どもの養育環境など、身近な地域社会にある課題に向き合う素晴らしき団体です。
今回「移動する駄菓子屋さん」を市内各所で展開することで、孤独・孤立や生活・育児不安を抱えている親子に、おたまちゃん食堂の認知、さらに子どもだけでも訪れやすい駄菓子屋という特徴を生かし、悩みを抱える子どもの声も捉えるという今までにはない素晴らしき発想があります。
このようなプロジェクトを新たに進めていくことで、地域課題の解決に向かい、素晴らしき未来が待っていると思います。
地域からのメッセージ
三島市 子育て支援課
■地域全体で子どもを見守り育てる

今回の「移動する駄菓子屋さん」のプロジェクトは、周囲に頼れる人がいないなどの状況となっている子どもや子育て家庭に、地域とのつながりを持っていただくきっかけ作りともなるものであり、生活や子育てに不安を抱えている親子との関係づくりを進めていくことによって、それぞれに合った支援につなげていくことのできる、良い機会を与えるものであると考えます。
駄菓子屋さんは誰にとっても親しみやすい場所であり、また、子どもだけでも気軽に訪れることができる場所でもあることから、元気に過ごしている子どもたちの姿が地域の方々の目に触れる機会を与えることにもなり、三島市が進めている「地域全体で子どもを見守り育てる」という意識の向上を図ることにもつながることから、市民が地域ぐるみで子育てを応援する仕組みづくりの一翼を担っていただけるものと大変期待しています。
静岡県健康福祉部 部長 八木 敏裕
■有意義かつ先進的な取組に温かいご支援を!

子どもは、社会に希望と活力をもたらす地域の宝であり、この大切な宝を育てる子育ては、極めて尊い仕事です。子どもの貧困が社会問題化するなど、社会的な支援を必要とする子どもが増加しており、困難を抱える子どもへの支援の充実が求められています。
今回、「移動する駄菓子屋さん」として地域に出向くプロジェクトは、今まで子ども食堂を知らなかった、又は来られなかった親子に対して、子ども食堂の側から積極的に出向いてつながりを作っていくアウトリーチ的な支援であり、これまでにない先進的な取組です。これにより、地域に埋もれている支援ニーズを把握し、社会的支援を必要とする子どもたちを、地域で支える子ども食堂での支援につなげようとするものです。
このプロジェクトへの挑戦が成功すること、そして、これをモデルケースとして同様の取組が県内に広がっていくことを期待しています。皆さまの温かい御支援を心からお願い申し上げます。
寄付者のみなさまへ
おたまちゃん食堂代表 押田智子の想い

20年前、子ども向けの音楽活動を始めたことをきっかけに、日本でもおなかいっぱい食べることができない子どもたちがいるという事実を知りました。
そこで、子どもたちを食で支援する子ども食堂を開始しました。
活動の中で、サポートを必要としているのは、子どもだけでなく子どもを取り巻く大人たちも同じであると感じ、子どもに限らず地域で子育て世代をサポートする「地域子ども食堂」を始めました。開始から今まで、試行錯誤をしながら、時代に合った支援に取り組んでいます。
現代は、貧困層であっても一見すると他の家庭と変わらない生活を送っているようにも見えることから、貧困が見えにくくなっていると言われています。だからこそ私たちは、地域のネットワークを紡ぎ、これまで支援にたどりつかなかった子どもたちにもアプローチをするため「移動する駄菓子屋さん」を実施したいと考えています。
みなさん、ぜひ応援をよろしくお願いいたします。
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2023年09月09日 10:00
各地域で移動する駄菓子屋さんが活動しています!
子どもの居場所づくりプロジェクトにご支援いただきありがとうございました。
いただいたご寄附を基に、移動販売者を購入して、市内各地域で「移動する駄菓子屋さん」を開催しています。
活動状況は、おたまちゃん食堂のホームページからご覧いただけます。
https://otamachan.org/
また、静岡県では、現在、子どもの居場所づくりに関する新しい4つのプロジェクトに挑戦しています。
よろしければご覧ください!
ひとり親家庭のための子ども食堂を始めて7年、今度はキッチンカーで子ども食堂の活動を広げます!
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2391
食を知り、つくり、楽しむ「食のキッチン」を開催したい!
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2392
不登校の子どもたちがリラックスして通える居場所「考える学校」を作りたい!
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2393
ココロもカラダもゆっくりできる居場所を増やしたい!!
https://www.furusato-tax.jp/gcf/2394もっと見るまだコメントはありません
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2023年02月15日 09:00
子どもたちを地域で見守る「移動する駄菓子屋さん」がスタート
おたまちゃん食堂へご寄附くださいました皆さま、応援してくださった皆さま、心より感謝申し上げます。
いただいたご寄附により、移動販売車を1台購入し、「移動する駄菓子屋さん」として整備しました。
そして、2023年2月12日(日)、オープニングセレモニーを行いました。
これから、三島市を中心とした東部地域に出向く、移動型の子どもの居場所「移動する駄菓子屋さん」を、月2回程度開催します。開催日や場所は、おたまちゃん食堂のホームページでご案内いたします。(https://otamachan.org/)
「移動する駄菓子屋さん」を、子どもたちや、生活・育児不安を抱えている保護者の方等、地域の皆さんに知っていただき、地域のサポートネットワークを広げていきます。
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
一般社団法人おたまちゃん食堂
代表 押田 智子
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2022年11月01日 17:00
寄附ご協力へのお礼
おたまちゃん食堂へご寄附くださいました皆さま、おかげさまで、目標金額200万円に達する事ができました。
クラウドファンディングの情報拡散にご協力してくださいました皆さま、「頑張ってね!応援してるよ!」とお声をかけてくださいました皆さま、心より感謝申し上げます。
「子ども達はお腹を空かせてないかな?」「子ども達は辛い日々を送ってないかな?」と思い、活動を続けていた私たちを、見守り、励まし、背中を押してくださいました皆さまには本当に感謝いたします。
移動する駄菓子屋さんの準備が出来ましたら各地域へと出向き、今を生きる子どもたちとコミュニケーションをとり、子どもたちのさまざまな悩みごとに寄り添っていきたいと思っております。
ようやく出発点に立つことができました。
今後とも応援のほど、よろしくお願いいたします。
一般社団法人おたまちゃん食堂
代表 押田 智子
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静岡県
静岡県では「生まれてよし 老いてよし」、「生んでよし 育ててよし」、「学んでよし 働いてよし」、「住んでよし 訪れてよし」の「富国有徳の『美しい“ふじのくに”』づくり」を目指し、皆様と二人三脚で様々な施策に取り組んでいるところです。「ふるさと“ふじのくに”」に貢献したい!「ふるさと“ふじのくに”」を応援したい!という皆様からの寄附をぜひお願いします。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。