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【第2弾】サンゴの海を未来へ残したい!竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクト

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 251,000

25.1%

目標金額:1,000,000

達成率
25.1%
支援人数
19
終了まで
受付終了

徳島県海陽町(とくしまけん かいようちょう)

寄付募集期間:2022年7月7日~2022年10月4日(90日間)

徳島県海陽町

プロジェクトオーナー

海陽町の竹ヶ島周辺の海域は、「エダミドリイシ」サンゴの群集が見られ、海域公園に指定されています。
しかし、地球温暖化等の影響により、サンゴが激減!この深刻な状況をなんとかしようと、2005年に竹ヶ島海中公園自然再生協議会が発足。これまでに、多くの方々が関わり、周辺海域とサンゴの保全活動を行ってきました。
長年にわたる観察及び研究により、近年では、サンゴの産卵時期の特定に成功し、採卵によるサンゴの育成検証を行えるまでになってきています。
この取組を継続して維持していくため、2021年度に引き続き、クラウドファンディングに挑戦します。サンゴや熱帯魚が生息する美しい海を守るため、皆さまのご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

エダミドリイシが生き続けていける海を目指して

竹ヶ島海域公園

竹ヶ島海域公園は徳島県と高知県の県境に位置する竹ヶ島の西側の静穏な海域に、サンゴの一種であるエダミドリイシの高被度群集が見られる地区として、1972年に海中公園(現在は海域公園)の指定を受けています。

世界的に地球温暖化の影響を受け、サンゴの白化現象等によりサンゴが死滅するなどサンゴ礁が消滅の危機にある中、当地域においても徳島県が実施した環境調査でエダミドリイシが激減していることが明らかになりました。

エダミドリイシとソラスズメダイ

エダミドリイシを守るため、1986年から地元漁協がサンゴの移植を開始。
2005年には、地元の住民と大学、関係機関などで組織された竹ヶ島海中公園自然再生協議会が発足し、周辺海域とサンゴの保全活動が本格的にスタートしました。

竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクト

海域の豊かさのシンボル「エダミドリイシ」の保全

サンゴは動物でありながら、植物のような特徴を持っています。体内に共生する褐虫藻といわれる藻類が、サンゴの出す二酸化炭素と太陽の光で光合成することで、他の生物にとってのエサをつくりだします。また、小さな魚や貝などのすみかとなっており、他の生物の生息環境を提供することで、生物の多様性を生み出しています。
サンゴを守ることは、海の豊かさを守ることにつながるのです。

「エダミドリイシが健全な状態で生き続けていける環境」を守るため、自然再生活動として、エダミドリイシの増殖試験と観察、サンゴの移植、生育調査等を行っています。

サンゴの移植方法には、サンゴの断片から移植用種苗を作成する「無性生殖」と、採取した卵から育成したサンゴ幼体を種苗にする「有性生殖」があります。2018年からは有性生殖による移植を実施しています。

エダミドリイシの産卵
サンゴの育成実験と生育状況の観察

竹ヶ島湾内で採取したサンゴの卵を海洋自然博物館マリンジャム(※)で着生させ、初期育成(飼育)実験と生育状況の観察を行った後、サンゴ幼体を湾内に沖出しし、中間育成実験を行っています。
ここで生き残った種苗を次年度に移植放流し、生育状況の経過観察調査を続けていきます。

モニタリング調査やサンゴ分布調査では、エダミドリイシの分布域は回復傾向にあり、長年の活動の成果が現れ始めています。

また、卵から育てたエダミドリイシ幼体は、小学生のサンゴ移植体験にも活用されています。

海の中の移植フィールドに植え付け作業
エダミドリイシの生育状況の経過観察調査

※海洋自然博物館マリンジャム

竹ヶ島にある「海洋自然博物館マリンジャム」は、海中観光船やシーカヤック・スノーケリング・SUPを体験できる施設です。館内の「島のちいさな水族館」では、竹ヶ島で見られるサンゴや海の生物等も展示されています。サンゴの人工種苗育成にも取り組んでいます。

※海洋自然博物館マリンジャム

子どもたちに受け継がれるサンゴを守り育てる活動

小中学生によるサンゴ移植体験

小学生によるサンゴ移植体験

2004年にスタートした、地元の宍喰小学校の児童によるサンゴの移植体験。
2016年からは、環境学習の一環として、専門家からサンゴについてのお話を聞いたり、地元漁業者と一緒に移植等の保全活動を行い、自分たちが住んでいる地域の自然環境についてさらに学習を深めています。

そして、この活動は町内の他の小中学校にもひろがっています。
2021年度は、海南・海部小学校において講演会を実施。また、海陽中学校でも同様の講演会を実施し、講演後、サンゴの移植等保全活動を行いました。

2021年は中学生も移植活動を体験

移植には、2018年に採卵後、マリンジャムの館内で3年間育てられたエダミドリイシの有性生殖種苗を使用しました。
セラミック製の台座に接着剤で固定して作成した移植用の種苗。これを子どもたちが、水中ボンドを使用してライブロックに固定します。
「台風に負けず、大きく育ってね」など、それぞれのメッセージをこめた移植サンゴをダイバー(地元漁業者等)が水深4~5mの海底に設置。子どもたちは、海中観光船の船底の展望室から、その様子をしっかりと見守ります。

海底に移植サンゴを設置

海底に設置した移植サンゴは、早ければ8ヶ月くらいで定着します。
子どもたちが移植したサンゴが大きく強く育ちますように・・・。

未来を担う子どもたちが自らの手でエダミドリイシを移植する体験を通じて、この素晴らしい環境を守りたいと考えてくれていると思います。
この活動を、ずっとずっと続けていくことができるよう、ぜひ、皆さまのご支援をお願いいたします。

透明度の高い海と多彩なマリンアクティビティが魅力の竹ヶ島

サンゴの産卵観察や夜間観察も企画中!

海中観光船ブルーマリン
海中観光船ブルーマリン

室戸阿南海岸国定公園内にあるこの海域は、透明度が高く、サンゴや熱帯魚が生息し、シーカヤックやスノーケリング、SUP等のマリンアクティビティ、海中観光船ブルーマリンの運航など町の主要な観光スポットとして魅力的な地域です。

研究を通してサンゴの産卵時期を特定できるようになり、産卵の様子を見られる観察ツアーの企画も進めています。
2019年度は県内から参加者を募り、2020・2021年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、地元の小学生や関係者限定でモニターツアーを実施しました。
新月の夜に行われるエダミドリイシの産卵は、海面が柿色に染まる神秘的な現象です。この貴重な瞬間を海中観光船の船底の展望室から見た参加者からは、大きな驚きの声が!子どもたちからは「海中なのに夜空を見ているようで不思議できれいだった」という感想も聞くことができ、今後に向けて手ごたえを感じています。
サンゴの産卵時期だけではなく、夜間観察のツアーも企画していきたいと考えています。

海中観光船の窓から海底を観察する参加者
神秘的なエダミドリイシの産卵の様子

寄附金の使い道

エダミドリイシの採卵、育成、移植による自然再生活動、海洋資源の研究等に活用させていただきます。

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトへ活用させていただきます。

寄附金の使い道

事業に携わる方の思い

海洋自然博物館マリンジャム 館長 奥村 正俊

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昨年は竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクトにご支援いただきまして、誠にありがとうございました。皆様のご支援を活用し、地域の小・中学生によるサンゴ移植の実施、また、サンゴの専門家をお招きして、地元の子どもたちにサンゴについての授業を行い、サンゴの保全活動に対する関心を深めることができました。

サンゴの保全はただサンゴだけを守るのではなく、サンゴの周りに生息する他の生き物たちの生活を維持し、生物の多様性を生み出します。いろいろな生物たちが住む豊かな海は地域の漁師さんたちの生活を支え、また、観光資源としての活用も期待できます。当施設では海中観光船ブルーマリン号の運行およびシーカヤック・スノーケル・SUPなどのマリンアクティビティをご用意しており、それらを通じて皆様に竹ヶ島の豊かな海を体験していただけます。

我々もマリンジャム職員として竹ヶ島海域公園の保全に努め、竹ヶ島の豊かな海をより多くの方に知っていただけるように発信を続けてまいります。ぜひ皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

▼竹ヶ島魅力化プロジェクト~豊かな海を守る活動の紹介~

プロジェクトに賛同いただける皆さまへ

海陽町長 三浦 茂貴

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海陽町の美しい海・山・川。豊かな自然環境は、古くから先人たちが大切に守り続けてきたものです。
地域の宝である「エダミドリイシ」と「竹ヶ島海域公園」を守り育む活動も、地域住民が主体となり、多くの関係機関の皆さまのご協力により長きにわたり持続的に取り組んでこられた活動です。

地元の小学生によるサンゴの移植活動は、今年で18年目となります。次代を担う子どもたちに地域の自然環境に興味を持ってもらう、大変有意義な学びの機会となっており、一旦は激減した分布域も回復傾向にあります。
また、サンゴ移植体験は他の小中学校にも広がりつつあります。
移植を体験した子どもたちが大人になり、さらにその子どもたちや孫の代まで、「エダミドリイシサンゴが元気に生き続ける海」を目指して、活動に関わってくださる多くの皆さまとともに、この取り組みを続けていきたいと考えております。

昨年度は、このプロジェクトに多くのご賛同をいただき、おかげさまで目標を達成することができました。誠にありがとうございました。
自然環境を守り育てていく取り組みは、長く継続してこそ意義のある活動です。
引き続き、本プロジェクトに興味をお持ちいただいた方、そして趣旨にご賛同いただける方。
このガバメントクラウドファンディングを通して、「竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクト」にご参加いただければ幸いでございます。
皆さまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いします。

お礼の品のご紹介

稚サンゴの生育を見守りましょう

〈30,000円以上のご寄附をいただいた方〉

稚サンゴに寄附者さまのメッセージを取り付け、マリンジャム内の水槽で育成。生育の状況をレポートにして郵送にてお知らせします。
ともにサンゴの生育を見守りましょう。
※海に移植したあと、取り外したメッセージはマリンジャムの館内にて展示させていただきます。

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【手順】
1. メッセージプレートをお届けしますので、メッセージを記入し、返送してください。(2022年10月送付予定)
2. メッセージプレートを種苗に取り付け、マリンジャム内の水槽で育成(※概ね2ヶ月ごとに、生育状況のレポートを郵送します。)
3. 2023年秋頃、スタッフがサンゴを移植(※移植時の様子をレポート郵送にてお知らせします。)
4. 移植時に取り外したメッセージプレートは、マリンジャムの館内にて展示させていただきます。

その他のお礼の品について

海中観光船ブルーマリン乗船チケット、海洋自然博物館マリンジャムのグッズなどをご用意しています。

※このプロジェクトへのご寄附はふるさと納税制度の対象となります。このため、海陽町にお住まいの方は、ご寄附をいただくことは可能ですが、お礼の品をお贈りすることができません。何卒ご了承ください。

  • 2022年07月12日 10:18

    サンゴの産卵見学ツアー参加者募集中

    海中観光船ブルーマリン号に乗って、サンゴの産卵を観察しませんか?
    1年に1度だけの貴重な体験をぜひこの機会に!

    新月の夜に行われる神秘的なサンゴの産卵を船内から見学する限定のツアーです。
    実施日:2022年7月25日(月)、26日(火)、27日(水)

    詳細のお問合せ・お申し込みは下記までどうぞ!
    ワープ徳島支店 088-623-0542

    もっと見る

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徳島県海陽町

海陽町は徳島県の最南端、高知県との境に位置しています。
1,000mにおよぶ緑豊かな山々がそびえ、まちの中央を平成の名水100選・究極の清流「海部川」が流れています。上流には日本の滝100選の「轟の滝」があり、河口付近は日本有数のサーフポイントとして有名です。
青く美しい海岸は室戸阿南海岸国定公園に指定され、シーカヤックやダイビング、SUPなどのマリンアクティビティを楽しむことができます。
2021年、線路と道路双方を走る世界初の乗りもの「DMV(デュアル・モード・ビークル)」が運行開始し、新たな観光資源として注目されています。
[世界初]を体感しに、ぜひ海陽町へお越しください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 応援しています!
    頑張って下さい。

    2022年9月25日 15:04

  • ダイバーです。そのうち潜りに行きたいです。

    2022年9月12日 15:27

  • 美しいサンゴ礁を守る活動、応援してます!

    2022年9月4日 23:12

  • 地道な活動が大変だと思いますが、どうか美しい自然が壊されないよう、頑張って頂きたいです。

    2022年8月30日 23:01

  • 頑張ってください

    2022年8月11日 10:43

  • 日本の貴重ま自然を守りたい
    失われて再生するのは何倍ものお金と労力がかかると思います
    皆さん頑張って

    2022年7月18日 20:08

  • とてもとても大事なプロジェクトだと思います、本来国を挙げて進めなければならない施策です。賛同します、日本の海を守ってください。

    2022年7月9日 13:07

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