この日本で貧困に苦しむ家庭を「おすそわけ」で笑顔にしたい。
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 8,367,800円
目標金額:30,000,000円
- 達成率
- 27.8%
- 支援人数
- 185人
- 終了まで
- 受付終了
奈良県天理市(ならけん てんりし)
寄付募集期間:2022年4月1日~2022年12月31日(275日間)
奈良県天理市

令和2年11月、天理市と認定NPO法人おてらおやつクラブは「ひとり親家庭への支援に関する協定」を締結しました。
奈良県を拠点に全国規模で活動する認定NPO法人おてらおやつクラブは、経済的に困難なひとり親家庭や子どもを支援する「おすそわけ」活動を行っています。
そして今回、認定NPO法人おてらおやつクラブの「おすそわけ」活動を支援し、全国の子どもたちに希望と笑顔を届けるため、クラウドファンディングに挑戦します。
このプロジェクトをきっかけに、子どもの貧困問題に対して地域が寄り添い、誰もが助け合える社会づくりに寄与していきます。
※本プロジェクトにおいて、お礼の品はございません。
天理市×認定NPO法人おてらおやつクラブ
「認定NPO法人おてらおやつクラブ」は、経済的に困窮する子ども達、ひとり親家庭の生活支援を行っています。
2020年11月、天理市と認定NPO法人おてらおやつクラブは「ひとり親家庭への支援に関する協定」を締結しました。そして2021年よりガバメントクラウドファンディングを実施し、5ヶ月間で188名の方から5,664,000円をご寄附いただきました。
お預かりしたご寄附は、困窮度が高まりやすい長期休暇の臨時支援の配送費をはじめとした事業費として活用いたしました。お力添えいただきました皆様に、心から御礼申し上げます。

2022年、コロナ禍による社会的影響は⻑期化し、また物価高騰もあいまって、困窮家庭には継続的な支援が必要になっています。どうか、みなさまのお力添えを頂けますと幸いです。
本プロジェクトは、子どもの貧困問題の解消に向けて、地域が寄り添い、誰もが助け合える「たよってうれしい、たよられてうれしい社会づくり」に貢献します。
※本プロジェクトでは、お礼の品はございません。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
子どもの貧困という現実
声にあらわれる生活苦
日本の「子どもの相対的貧困率」は2018年時点で13.5%となり、子ども(18歳未満)の7人に1人、実に約280万人の子どもたちが貧困に苦しんでいます。
さらに、ひとり親世帯では48.1%、2人に1人が貧困状態にあることを示しています。

ところが、実際は身の周りにそのような子どもを見かけないという貧困の見えづらさが、問題の解決を難しくしています。
貧困家庭の多くは、一見、不自由なく暮らしているように見えても、心身ともに厳しい生活を強いられています。
ここで、おてらおやつクラブを通じて「おすそわけ」を受け取られた、あるお母さんの声をご紹介します。

身近な人に苦労を見せたくない。そうした思いによって経済的な困窮と孤立が重なると、周囲に「助けて」と言えずに、一気に困窮状態は深まってしまうのです。
認定NPO法人「おてらおやつクラブ」について
おそなえ、おさがり、おすそわけ
お寺は、私たちの身近にある家庭を貧困から救うプラットフォームにもなります。
おてらおやつクラブは、お寺にお供えされるさまざまな「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動を通じて、お寺の「ある」と、社会の「ない」をつないでいます。
活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。当活動には、日本全国の1,800のお寺、500の支援団体が連携し、毎月のべ約2万人の子どもたちにおすそわけが届けられています。

一方で、奈良県内にある事務局には日々、さまざまな事情により行政や支援団体とつながることができないご家庭から「助けて」の声が届いています。
そのようなご家庭に対しては、直接的におすそわけを届けるとともに、一定期間お母さんや子どもたちに伴走し、必要な支援につながることができるよう橋渡しを行っています。
現在、コロナ禍においてその支援要請は急増しており、5,000世帯を超えています。
この寄付金の使い道
お預かりしたご寄附は、ひとり親家庭へのおすそわけの発送費等の経費や外食機会提供等の事業費として、大切に活用させていただきます。
また、市内事業者の支援として、おすそわけに同梱する天理市内の産品の購入費にも活用させていただきます。
コロナ禍において、地域の支援につながることができない世帯から、おてらおやつクラブの奈良の事務局宛に「たすけて」の声が連日届いています。現在当団体は、約5,000世帯とつながり「おすそわけ」による支援活動を行っていますが、まだまだ拾い切れていない「たすけて」の声と繋がるべく、貧困支援団体や行政機関と連携し、2023年3月末までに10,000世帯へのおすそわけを届ける計画を立てています。すでに繋がりのある世帯へも、貧困度が増す年末や年度末の臨時的な支援を継続します。
※目標金額に達しなかった場合、目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、本事業のために活用させていただきます。
前回の御礼

令和2年11月、天理市と認定NPO法人おてらおやつクラブは「ひとり親家庭への支援に関する協定」を締結しました。そして令和3年度からガバメントクラウドファンディングを実施し、5ヶ月間で188名の方から5,664,000円をご寄附いただきました。
お預かりしたご寄附は、困窮度が高まりやすい長期休暇の臨時支援として、全国のひとり親家庭や貧困支援団体への配送費等の経費として活用させていただきました。 お力添えいただきました皆様に、心から御礼申し上げます。
支援先、支援団体さまの声
ひとりじゃない、という実感が救いになる




「たよってうれしい、たよられてうれしい」社会
地域のなかで助け合える関係をつくる
おてらおやつクラブの「おすそわけ」による支援の特徴は、誰かが見守ってくれている、自分はひとりではないと感じられることにあります。
支援要請に対して即時的におすそわけを届けることは、人とつながっている実感を与え、心理的にも状況が改善することをアンケート調査で確認しています。

「おそなえ、おさがり、おすそわけ」の活動は、「既存の組織・人・もの・習慣をつなぎ直すだけで機能する仕組みの美しさ」が評価され、2018年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。

寄付者の皆さまへ

一人でも多くの方が支え合いを実感できるために
コロナ禍が2年以上に及び、ひとり親家庭の社会経済的な困難が深まっています。人との接触を回避する感染対策の陰で、深まってしまう孤立…。
おてらおやつクラブと天理市が協働してスタートしたクラウドファンディングは、「おすそわけ」を通じて、自分は一人ぼっちではなく、誰かが見守り支えてくれると、一人でも多くのひとり親の皆さまが感じていただけるように取り組んできました。
令和3年度にお寄せいただいたご厚志は約600万円。「おすそわけ」の輪を、全国に広げていくための体制づくりに活用できました。また、地元・天理の農産品によって、地産地消の食育の要素を加える工夫や、地域のレストランでお子様と外食できる機会を作る等の取り組みも始められました。
暮らしと気持ちに、なかなか余裕が持てない時、クリスマスに合わせて届いた焼き菓子と手紙に励まされた、と言った声が天理市にもたくさん寄せられています。
一人でも多くのご家庭、子ども達の心が、人とのつながりの中で温められるように、令和4年度もこのクラウドファンディングを通じて、支え合いへの御協力をよろしくお願いします。

2013年に起こった母子餓死事件がきっかけで始まった「おてらおやつクラブ」の活動は、全国約1,800のお寺と600の支援団体と連携し広がっています。2020年には奈良県では数少ない認定NPO法人となり、天理市さまとはひとり親家庭をサポートするための連携協定を締結、県民・市民の皆さま、そして全国の皆さまとともに公益活動を行ってまいりました。
コロナ禍、ひとり親家庭の困窮状況は長期化しています。刻々と変わる社会情勢や感染状況を背景に、事務局には県内にとどまらず、全国から連日のように「たすけて」の声が届いています。
2022年3月現在、直接ご家庭へ「おすそわけ」をお届けする数は5,000世帯を超えました。増加する支援要請に対し、個人情報に配慮した匿名配送の仕組みを開発し、全国のお寺から、個人情報に配慮したかたちで今まで以上に多くのご家庭へと「おすそわけ」をお届けすることができるようになりました。
また、地元事業所と連携し、夏休みや冬休みなどの長期休暇にひとり親家庭のお母さんやお子さんに外食機会を提供する取り組みも始まっています。
会ったことはないけれども、どこかでだれかが自分たちのことを支えてくれていることを実感してもらうこと、地元の飲食店で地域の見守りを実感してもらうこと、そして地域の人々が社会課題に対して「自分にもなにかできることがある」と実感してもらうこと、今年度はより一層地域での見守りを実感してもらえる活動へ進めてまいります。
たよってうれしい、たよられてうれしい。誰もが孤立することなく、支え合う実感が持てる社会の実現に向けて、応援よろしくお願いいたします。
最後に

おてらおやつクラブの活動は、みなさまからのご寄付をもとに活動を行っています。
全国7万を超えるお寺が、物理的にも精神的にも、社会につながり・見守りを提供する場になり、お寺のもつ可能性がいっそう発揮されれば、社会のセーフティネットはより密で、厚いものになるはずです。
お預かりしたご寄附は、おすそわけの発送費等の経費や外食機会提供等の事業費として大切に活用いたします。おてらおやつクラブの支援の輪を広げることによって、より多くの子どもたちに、いち早くお寺から「おすそわけ」が行き届くようになります。
たとえば、毎月1,000円のご寄付で1年間に12世帯のひとり親家庭へ食品等の「おすそわけ」をお送りすることができます。皆さまからのご寄付が生活に困窮する親子の笑顔となります。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。

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2022年11月22日 15:36
12月1日〜12月8日 オンライン講演イベント「『たすけて』を『たすけたい』 歳末たすけあい2022」を開催
認定NPO法人おてらおやつクラブでは2022年12月1日(木)~8日(木)の期間、当団体が本年の活動を経て見えてきた課題や危機感、それを受けての今後の方針等をお伝えするオンライン講演イベント「『たすけて』を『たすけたい』 歳末たすけあい2022 」を開催します。
期間中は連日、一般財団法人 あしなが育英会さまを始めとするゲストスピーカーをお招きし、それぞれの立場から「子どもの貧困問題」の支援の状況や思いを共有されます。
〇各日のゲストスピーカー
12月1日(木):一般財団法人あしなが育英会 佐藤弘康さま/富樫康生さま
12月2日(金):NPO法人 LivEQuality HUB 代表理事 岡本拓也さま
12月3日(土):タレント・歌手 はるな愛さま
12月4日(日):須磨寺 寺務長 小池陽人さま
12月5日(月):公益財団法人あすのば 子どもの貧困対策センター 代表理事 小河光治さま
12月6日(火):奈良県天理市長 並河健
12月7日(水):まほうのだがしや チロル堂 共同代表 吉田田タカシさま
12月8日(木):認定NPO法人おてらおやつクラブ 理事 福井良應さま/事務局員 深堀麻菜香さま
くわしくはNPO法人おてらおやつクラブホームページをご参照ください。関連リンク
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奈良県天理市
古事記や日本書紀の舞台となった奈良盆地は日本文化発祥の地。市内には、日本最古の道「山の辺の道」をはじめ数々の文化財や史跡が散在し、訪れるひとを古代のロマンへいざないます。大自然とともに生きてきた先人たちの叡智が受け継がれた風景が目の前に広がります。
また、野球やラグビーや柔道などスポーツが盛んな町としても知られています。近年は天理駅前に「天理駅前広場コフフン」がオープンし、子どもから大人までが楽しめるイベントなどが開催され、市民の憩いの場となっています。
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