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酒田に唯一残る江戸時代の町家造「旧鐙屋(あぶみや)」を安全な建物として次世代に継承したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 170,000

17%

目標金額:1,000,000

達成率
17%
支援人数
11
終了まで
受付終了

山形県酒田市(やまがたけん さかたし)

寄付募集期間:2022年2月15日~2022年5月15日(90日間)

山形県酒田市

プロジェクトオーナー

「旧鐙屋」は、明治27年の「庄内大地震」や昭和51年の「酒田大火」でも失われることなく、酒田に唯一残っている江戸時代の貴重な町家造です。近年、各所に痛みが目立ち始め、専門家の調査により、震度5以上の地震で倒壊する可能性が指摘されました。この危機的状態にある「旧鐙屋」の修理へのご協力をお願いするため、昨年もガバメントクラウドファンディングにより、皆様から多くの支援をいただきました。ここに深く感謝申し上げます。
修理完了までの道のりは長く、令和3年度に調査解体、令和4年度・5年度に耐震・修復工事を実施する予定です。次世代に江戸時代の姿を引き継いでいくため、昨年度に引き続き皆様からのご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

旧鐙屋の修復・耐震工事にお力添えください!

なぜ修復・耐震工事が必要なの?

地震による亀裂

平成2年(1990)から7か年かけて実施した「旧鐙屋 平成の大修理」では、新たに発見された図面に基づき、明治期以降に改修された部分を江戸時代末期の姿に復元しました。
 
それから20年以上の年月が経過した現在、旧鐙屋は屋根の石ずれや杉皮のはがれなど、経年による劣化が目立ってきました。さらに追い打ちをかけるように、令和元年(2019)6月に発生した山形県沖地震により梁や柱に亀裂が発生し、専門家からは震度5以上の地震で倒壊する危険性があると指摘されるなど、大変危険な状態となっています。

酒田市では、国の史跡指定も受けているこの町家造の価値や魅力を次世代に確実に継承していくため、令和2年10月から改修と耐震補強による修復工事を開始しました。
今回のプロジェクトにご賛同いただける全国の皆様からご支援いただくことは、旧鐙屋の価値をさらに高めるものになるとともに、市民一人ひとりが改めてその魅力を再認識することにもつながるものと確信しています。
酒田に唯一残る江戸時代の貴重な町家造「旧鐙屋」を守り伝えていくこの活動に、どうぞご協力をお願いいたします。

日本海側における近世の代表的港町・商業都市酒田の大廻船問屋

ところで、旧鐙屋って何?

旧鐙屋の通り庭(土間)

「旧鐙屋」は酒田を代表する廻船問屋で、江戸時代に繁栄し、日本海海運に大きな役割を果たしてきました。本姓を池田といいましたが、慶長13年(1608)、領主である最上義光から鐙屋の屋号を与えられてからは、鐙屋惣左衛門と称するようになりました。また、酒田の町の運営を担っていた、「酒田三十六人衆」の筆頭として活動していました。鐙屋の繁栄ぶりは、井原西鶴の『日本永代蔵』巻二の「舟人馬かた鐙屋の庭」にも記されており、「北の国一番の米の買入れ、惣左衛門といふ名をしらざるはなし。」と紹介されています。
現在の建物は、弘化2年(1845)4月に発生した火事の直後に再建されたものと伝えられています。

旧鐙屋のココがすごい!

旧鐙屋は、石置杉皮葺屋根(いしおきすぎかわぶきやね)と呼ばれる他では見られない屋根のつくりをしています。また典型的な酒田の町家造りの建物で、内部は通り庭(土間)に面し、十室余りの座敷・板の間が並んでいます。
また、土蔵は漆喰部分に強い風雪が直接当たるのを防ぐために「さや」と呼ばれる木材で覆われ、西側の塀が防火や防風のための高塀であるという、季節風が強い酒田特有の造りになっています。
現在の家屋は176年前に建てられたと伝えられ、国の史跡でもあり、現存する町家造では酒田最古のものといわれています。

皆様に親しまれる「旧鐙屋」に!

寄付金の使い道

今回のご支援は、「旧鐙屋」を維持し、訪れる皆様に満足していただくため、老朽化した部分を修復する費用の一部に充てさせていただきます。
※目標金額に達しなかった場合でも、ご支援いただいた寄附金は修復費用に充てさせていただきます。目標金額以上のご寄付をいただいた場合は、来年度以降に繰り越して活用させていただきます。

【事業内容】
・屋根の修繕
・耐震補強
・設備更新

写真

【事業実施のスケジュール】
・2020年10月以降 修復工事開始
・2021年7月~  調査解体
・2022年     耐震補強工事・設備改修工事(予定)
・2023年     耐震補強工事・設備改修工事(予定)
・2024年     屋根改修工事(予定)
・2025年     仮設屋根撤去(予定)
・2025年3月   修復工事完了(予定)

旧鐙屋を修復し、旧鐙屋を皆さんに知ってもらいたい!

江戸の文化を次の世代へ継承

「旧鐙屋」が再生されていく姿を全国に発信することは、酒田をはじめ庄内地域の貴重な文化財であるということを認識していただける絶好の機会だと考えています。
鐙屋を見たい、知りたいという次の世代に継承し、この町家造の魅力を全国に伝えるためには、皆様からのご支援が必要となります。
旧鐙屋を江戸時代の姿でずっと守り伝えていくため、ご協力よろしくお願いします!

屋根の石ずれや杉皮のはがれ
仮設屋根を設置
丸石の撤去
杉皮の剥ぎ取り
屋根土の撤去
屋根の解体
土壁の撤去
床板の撤去

2021年は、目標金額を上回る¥1,494,000のご寄附をいただきました。
ご支援いただきました皆様に御礼申し上げます。
お寄せいただきました寄附金は、上記のとおり屋根や天井、床、壁などの調査解体費用に活用させていただきました。

「旧鐙屋」の魅力とは

歴史も人もつなぐ交流の場

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170年以上の歴史が刻まれた旧鐙屋。建設当時の情景がうかがえ、想像力がかきたてられます。
国の史跡にも指定され、現存する町家造では酒田最古のものといわれており、杉皮と石で葺いた特徴的な屋根に注目が集まっています。
修復工事前の令和2年9月、旧鐙屋にて「あぶみあ~と」と題した現代アート展を開催しました。多くの方にご来館いただき、今までとは異なる利用者への広がりの可能性が感じられました。
人と人をつなぐ交流の場、新たな交流を生み出す拠点となり、これからも特別な存在、そして愛される存在になることを目指します。

近世酒田の経済活動を今に伝える唯一の廻船問屋遺構

酒田市長  丸山 至

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「旧鐙屋」は酒田市役所の目の前、市の中心部にある文化財です。
本市の観光資源としても重要な役割を担っており、毎年多くの観光客で賑わいます。酒田港にクルーズ船が寄港した際には、多くの外国の方が旧鐙屋を訪れ、興味深げに施設内を見学します。
敷地内にある庭園では、春のツツジ、夏のサルスベリ、秋には柿の実、冬には雪景色と、四季折々の自然豊かな風景を楽しむことができます。

経年劣化や近年の度重なる自然災害により、屋根の破損や耐震強度の不足が深刻な課題となっていましたが、昨年度、ガバメントクラウドファンディングで多くの皆様からご支援をいただき、大規模な修復工事に取り掛かることができました。本当にありがとうございました。

港町酒田のシンボルの一つである「旧鐙屋」を再生し、新しい出会いの場として地域の発展を図り、この素晴らしい建物を全国に発信していければ、と考えています。
昨年に引き続きとなりますが、皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。

現在進捗情報はありません。

山形県酒田市

北に鳥海山、南に月山を望み、雄大な庄内平野の中央を流れる最上川の河口に位置する酒田市は、江戸時代、北前船交易により商人の町として栄え、今もなお上方文化を感じることができる史跡や建築物が多い湊町です。近年は、国際貿易港の酒田港を中心に、国際交流都市として発展を続けています。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • よい物を次世代に残してください。コロナで旅行を制限sしていますが、落ち着いたら行きたいです。応援しています。

    2022年5月15日 11:03

  • GWの旅行の印象がとても良かったので,修復工事が終わったら,また酒田を訪ねたいと思います。

    2022年5月12日 23:48

  • 古き良きものが後世に受け継がれますように。

    2022年4月27日 12:57

  • 伝統的な建物の保存は非常に意義深いので、頑張ってください。

    2022年4月18日 19:59

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