一緒につくろう・まもろう 北アルプスパノラマ銀座100年プロジェクト【第1弾】燕岳テント場トイレを環境配慮型トイレにしたい!
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 6,879,000円
目標金額:5,000,000円
- 達成率
- 137.5%
- 支援人数
- 536人
- 終了まで
- 受付終了
長野県安曇野市(ながのけん あづみのし)
寄付募集期間:2021年6月14日~2021年9月11日(90日間)
安曇野市
多くの登山ファンに愛されている北アルプスパノラマ銀座。
燕岳から蝶ヶ岳をつなぐこのエリアにおける山岳環境整備は、これまで市と主に山小屋関係者、登山案内人組合などが連携し、拠点整備や修繕に取り組んできました。
しかし、輸送コストの高騰や新型コロナの影響等による山小屋の負担増大など山岳環境を取り巻く状況は大きく変化しています。
このことから、全国の北アルプスファンから支援を募り、北アルプスを愛する方々の支援で山岳環境整備を行う新たな手法を通じて、安全・安心な環境で登山を楽しむことができる基盤整備を行い、未来に向けて美しい北アルプスパノラマ銀座を残していくためにクラウドファンディングを実施します。
このクラウドファンディングをきっかけに「一緒につくろう・まもろう 」を体感することで、安曇野ファンを増やし、関係人口、交流人口の創出につなげていきます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
環境保全を見据えた、持続可能な山岳環境を目指します!
一緒につくろう・まもろう
北アルプスパノラマ銀座100年プロジェクトとは?
1 9 2 0 年に小林喜作が喜作新道(現在の表銀座)を開通させてから1 0 0 年。
現在、北アルプスパノラマ銀座には多くの登山ファンが訪れ、槍穂高連峰を望む美しい縦走路を楽しめる日本を代表する登山ルートとなっています。
この美しい山岳環境の維持は、主に山小屋や登山案内人組合の皆さんが担ってきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大等により山岳関係者を取り巻く環境は厳しい状況となっています。
これからは登山ファンの皆さんと山岳関係者とが一緒に山岳環境をまもり、つくりあげていく時代と考え、これから先の1 0 0 年も先人が開拓し維持してきた、北アルプスパノラマ銀座の貴重な山岳環
境を後世に残し、多くの登山ファンに愛される環境とするために、全国の皆様から寄付を募るクラウドファンディングを実施します。
北アルプスパノラマ銀座とは
北アルプスパノラマ銀座は、日本屈指の繁華街「銀座」にちなんで名付けられ、日本屈指の山々をつなげて登るコースで、名前の通り見事な「パノラマ(展望)」が随所で楽しめます。
蝶ヶ岳から日本百名山の常念岳、コースの中で最高地点となる大天井岳、そして、美しいピークを持つ燕岳を繋ぐ縦走路には、幾度となくダイナミックな景色が広がり、変化に富んだ山歩きが楽しめます。
今年は、喜作新道開通から101年、燕岳の拠点である山小屋、燕山荘ができて100年を迎えます。
毎年多くの方にお越しいただいていますが、登山口から稜線、そして南北に長く伸びている縦走路の一部には老朽化や台風などの自然災害により傷んでいる箇所が見受けられます。
また、特に設置されているトイレも過酷な環境下での老朽化と、環境に負荷のかかる処理方式の施設が多く、見直しや建て直しの時期が来ています。
まずは自然にやさしいトイレ整備から!
登山道になくてはならないもの…。それは山頂まで繋ぐ道と、快適なトイレ。
多くの方々に来ていただくと、どうしても問題になってくるのが、道の補修とし尿の処理です。
山岳地域のトイレは、かつては、そのほとんどがし尿の処理を行わないまま、地下に浸透あるいは放流するという形態を取っていたため、利用者の多いトイレを中心に、水場の汚染、景観破壊など、深刻な環境影響が発生していました。
自然環境に配慮し、清潔・快適さを確保したトイレは、山岳地域の自然環境や景観の保全を図るとともに、登山者に快適な利用環境を提供する上で非常に重要なものです。
多くの登山者が訪れる安曇野市では燕岳テント場公衆トイレの他に5つの山岳公衆トイレを所有し維持管理を行っています。
順次、改築や水洗化など環境に配慮したトイレに整備してきましたが、燕岳テント場公衆トイレは最後の山岳公衆トイレの改築工事となり、一番過酷な場所にあります。
寄付金の使い道
燕岳テント場公衆トイレの改築費用の一部に充てます
※なお、目標金額500万円を超えるご寄付につきましては、安曇野市の山岳環境等を整備する費用に充てさせていただきます
●燕岳公衆便所事業 事業費内訳 (予定)
・総事業費(工事費・工事監理費) 68,519千円
【財源内訳:予定】
・自然環境整備事業支援補助金 30,774千円
・安曇野市 一般会計(基金から繰り入れ) 32,745千円
・クラウドファンディング寄附金 5,000千円
過酷な環境での工事となり、ヘリでの荷上げにも多額の費用が掛かるため、総事業費68,519千円もの大きな金額が必要となります。
現在、事業費の約半分の費用30,774千円を、環境省 自然環境整備事業支援補助金に申請しています。
皆さまからの寄附金500万円を市の財源とあわせて改築費用として充てます。
●し尿の処理方式について
北アルプスパノラマ銀座 燕岳キャンプ場の公衆トイレは老朽化とともに、し尿の処理方法、また臭気の問題もあることから、自然環境に配慮し清潔・快適さを確保したトイレの建て替えを行う計画をしています。
改築後は、固液分離方式の処理方式を導入し、カートリッジに便をためてヘリコプターで運び出す方式と、モンライト浄化槽での尿処理方式を導入予定です。
これは、上下水道、電気、道路のない山岳での尿処理に対応でき、環境にやさしいシステムとなっています。
便器: 固液分離方式
屎処理 :カートリッジ(500ℓ)に溜めてヘリ搬出
尿処理 :モンライト浄化槽でろ過を行い、地下浸透
むかし、山を登ることは狩猟や信仰など一部の限られた人たちだけのものでしたが、播隆上人、小林喜作など先代の人々が切り開き、誰でもが安全安心に歩ける登山道になりました。
ただしそれを維持管理していくのには、多くの方の手助け、協力が必要になってきます。
安全に山登りができるように登山道を整備します
安全に快適な登山を楽しむことで山の楽しさ・美しさを体感し、登山の魅力が多くの人々に伝わり、登山ファンが増え、多くの皆さまが安曇野を訪れていただけることを期待しています。
また、自然と接しながら登山を楽しむことで自然や環境についての意識向上につながっていくことも願っています。
安曇野市では従来から北アルプスパノラマ銀座の環境整備に取り組んでまいりましたが、本プロジェクトを通じて山の魅力を発信していくことで、安曇野、そして北アルプスパノラマ銀座のファンを増やし、未来へつなげていきたいと考えています。
お礼の品をご紹介!
ここでしか手に入らない安曇野限定グッズをご用意しました!
①信州安曇野オリジナル木札クーポン
北アルプスのテント場が1泊無料になる特典付き木札クーポン
・令和4年シーズン(翌年)にご利用いただける北アルプスパノラマ銀座山小屋のテント場 1泊無料
クーポン利用可能テント場:燕山荘、大天荘、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテ、大滝山荘 ※令和3年6月現在
②信州安曇野オリジナルMYボトル
フレンドタウン登録をしているアウトドアメーカー「モンベル」のクリアボトルに安曇野オリジナルデザイン(左図)が刻印された限定ボトル。
クリアボトルに白字でプリントされます。
③信州・安曇野 北アルプスパノラマ銀座 登山マップ
安曇野市山岳観光推進実行委員会と山と渓谷社で作成したオリジナルマップ。
水に濡れる場所でも使用できるレインガード仕様です。
金額とお礼の品
【注意事項】
この寄付はふるさと納税の制度を利用しているため、安曇野市内にお住まいの方からのご寄付へはお礼の品をお渡しすることができませんのでご了承ください。
お礼の品の選びかた
10,000円以上ご寄附をいただきました方へのお礼の品につきましては、通常のふるさと納税でお選びいただく返礼品のシステムと異なり、募集期間中の寄付合計額により、お礼の品をお選びいただく形としており、寄付申し込みフォーム「自治体からのアンケート」にてお選びいただけます。
お礼の品の選択方法は下記リンクよりご確認をお願いいたします。
お礼の品発送スケジュール
10月下旬頃を予定しています。
本プロジェクトへの想い
安曇野市長 宮澤 宗弘
■かけがえのない山岳環境を日本の宝に
燕岳から蝶ヶ岳をつなぐ北アルプスパノラマ銀座は、安曇野市を象徴する代表的な観光資源であり、その雄大な山々が織りなす美しい景観は市民の心の拠り所となっています。
多くの登山者が訪れる北アルプスですが、ヘリによる輸送コストの高騰やコロナ禍での登山客受け入れ減少等に伴い、山小屋の負担が増大しています。
このことは、今まで山小屋が担ってきた登山道の維持整備や環境保全、遭難対策などの公的役割についても、大きな影響を与えかねません。
そのため、安曇野市では北アルプス登山を安全・安心に楽しんでいただき、また、かけがえのない山岳環境を地域の宝、日本の宝として次世代に引き継ぐため、クラウドファンディングを通じ、全国の北アルプスファンの皆さまに持続可能な山岳環境整備へのご協力を求めてまいります。
おひとりでも多くの皆さまにご賛同いただけますよう、ご協力をお願いいたします。
㈱燕山荘 代表 赤沼 健至さん
■地味だけど、トイレは観光地の顔
北アルプスの山小屋も、このコロナ禍で厳しい状況が続いています。
以前は1畳に2人以下でしたが、現在は1畳以上に1人で定員を半分以下に減らして運営しています。
安曇野市の大切な山岳観光の一つである燕岳から蝶ヶ岳をつなぐ北アルプスパノラマ銀座。
その燕岳あるテント場に併設されている安曇野市の公衆トイレを建て直すにあたり、安曇野市がクラウドファンディング事業を通じ、全国の皆様にご協力をお願いすることになりました。
燕岳直下で山小屋 燕山荘を営業させていただいております私共は毎日の管理、掃除を担わせていただいています。
今後も安心してお使いいただける「観光地の顔」が一日も早く完成できることを願っています。
お礼の品のイラストレーター 橋口 優 さん
私は諏訪盆地で生まれ育ち、子供の頃は山が身近過ぎて「登山」に興味は湧きませんでしたが、10年ほど東京で暮らす内に自然と気持ちが山へ向かうようになりました。
その後地元に戻ってきてモンベル諏訪店で働き、少しずつ山に登れるようになりました。
普段は八ヶ岳や山梨の低山を登ることが多いのですが、今年こそは北アルプスに挑戦しようと思っており、特に燕・蝶は真っ先に行こうと思っていたので、一足先にこのような企画に関わることができ、 とても嬉しいです。
北アルプスに思い出のある人、私みたいに「いつの日にか」の目標になっている人、登らないけれどいつも眺めていて思い入れのある人…
いろんな人に響く絵になればと思い描かせていただきました。
安曇野市山岳サポーターズ
安曇野市観光交流促進課では公式SNSで北アルプス、里山、街の観光情報などを発信していますのでぜひフォローをお願いします。
現在進捗情報はありません。
長野県安曇野市
安曇野市の魅力は、常念岳を正面に望む雄大な北アルプスの山並みと、清冽な湧き水が育むわさび田や豊かに広がる田園風景の景観です。
点在する屋敷林など、日本の原風景が残されており、四季それぞれに美しい姿を見ることができます。
また、3000メートル級の山々が連なる北アルプスでの本格的な登山、森の中のカフェや美術館を巡る散策、爽やかな風が薫るサイクリングなど開放的な時間を過ごす体験も堪能できます。
さらに、安曇野の自然を満喫したあとは、市内のあちこちにある温泉が疲れを癒してくれます。
豊かな大地では、全国的にも有名な米、りんご、そばなど多くの農産物が育ちますが、特に、一年を通して水温が変わらない、北アルプスの清らかで豊富な雪解け水で栽培される“わさび”は生産量日本一を誇ります。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。