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児童養護施設等を卒園した後の住まい、居場所づくりをしたい!

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 4,125,000

137.5%

目標金額:3,000,000

達成率
137.5%
支援人数
184
終了まで
受付終了

埼玉県さいたま市 (さいたまけん さいたまし)

寄付募集期間:2021年6月1日~2021年8月31日(92日間)

埼玉県さいたま市(さいたまけんさいたまし)

プロジェクトオーナー

核家族化、地域のつながりの希薄化、そして新型コロナウイルスの感染拡大に伴う日本社会の変化は子育て環境にも大きく影響し、子育て世代の家庭状況も大きく変化しています。
さいたま市にも、様々な事情により、家庭での養育が困難な状況にある子どもたちがいます。

子どもができる限り家庭に近い環境で養育を受けられるようにするため、里親による養育が広がってきていますが、社会的養護(※1)を必要とする子どもたちの多くは、児童養護施設などの施設で生活しています。
児童養護施設で生活している子どもたちは、原則、高校を卒業すると同時に、施設を出て自立しなければなりません。

しかし、大学等への進学を目指しながら、保護者からの支援を受けられず、経済的な理由から進学をあきらめてしまったり、進学したり仕事に就いたりしても、退所後は新しい環境での慣れない生活になることが多く、悩みを相談できる相手もなく、孤立してしまいがちです。

こうした実態を受け、さいたま市では、埼玉県と共同で、退所後のアフターケアを実施することで、子どもたちが安心して社会に出ることができるよう支援していきます。
このプロジェクトは、寄附を通じて、社会的養護を必要とする子どもたちや、児童養護施設等を退所した子どもたちが安心して暮らせる社会を実現するため、事業の充実を図ることを目的としています。

※1 「社会的養護」とは、保護者のいない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任において社会的に養育、保護し、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことをいいます。社会的養護は、「子どもの最善の利益のため」に「社会全体で子どもを育むこと」を理念として行われています。

埼玉県さいたま市

さいたま市は、埼玉県南東部に位置する人口約133万人の政令指定都市です。
「SUUMO住みたい街ランキング2021関東版」では「大宮」が4位、「浦和」が8位、「さいたま新都心」が15位になるなど、住みやすい街として評価され、Jリーグ 浦和レッズと大宮アルディージャのホームタウンでもあり、熱いサポーターの存在で全国的に知られているところです。
また、「東日本の玄関口」大宮駅は全国有数の乗り入れ路線数を誇り、駅近くの鉄道博物館は世界中の鉄道ファンばかりでなく、多くの家族連れが訪れる人気施設です。
他にも、大宮盆栽博物館(2010年オープン)や岩槻人形博物館(2020年オープン)など、日本の伝統文化を体験できるスポットも注目されています。
あなたも一度遊びに来てみませんか?

GCFプロジェクト進捗情報一覧

  • たくさんのご支援ありがとうございました。「希望の家」からインタビューをお届けします。

    2022年03月31日 17:00

    募集期間 令和3年6月1日~令和3年8月31日(92日間)
    目標金額 3,000,000円
    寄附金額 5,265,500円
    支援者数 197人

    本プロジェクトに、たくさんのご寄附をいただき、誠にありがとうございました。
    いただいたご寄附は全額、令和3年度の児童養護施設退所者等アフターケア事業に活用させていただきました。

    「希望の家」では、大学や専門学校の卒業に伴い「希望の家」を巣立つ方、新たに児童養護施設等を卒園して入居する方と、出会いと旅立ちの季節を迎えています。
    令和4年3月26日に、「希望の家」利用者と支援員にインタビューを行いましたので、皆さまにお届けします。
    引き続き、「児相養護施設等を卒園した後の住まい、居場所づくり」に、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

    【利用者Aさん】
    Q1 希望の家を使おうと思ったきっかけを教えてください。
    施設の職員から希望の家を紹介されました。
    高校1年生の時から説明会に参加し、希望の家での生活や大学生活のイメージを固めることができました。
    希望の家は、大学に通学するのに便利だったため希望しました。 

    Q2 希望の家を利用してみて、「よかった」と思うところを教えてください。
    普通のアパートを希望の家で借り上げてくれ、利用料は4,000円のため、家賃が安いところです。
    いつでも生活のこと、学校のことなどを相談できる担当支援員や、他にも希望の家の支援員がいて、声をかけてもらえ安心感があります。

    Q3 希望の家を利用してみて、「こうしてほしい」と思うところを教えてください。
    特にありませんが、施設から希望の家に移った頃は外の騒音が気になりました。
    リモート授業が中心だが、wi‐fiが設置されていないため、環境を整えてもらえるとありがたいです。

    Q4 (これから希望の家を使うかもしれない)後輩たちへのメッセージを、お願いします。
    施設を出て一人暮らしは、家賃を払えるか、ひとりで寂しくないか、最初ハードルが高いと思いました。
    希望の家は利用料が安いため、経済的負担が少ないです。
    また、支援員に相談したり、希望の家には他の入居者がいて交流会などもあるため、寂しいと思うことはありませんでした。
    自立の第一歩をスタートするには、希望の家は良かったと思います。

    【支援員Bさん(社会福祉士)】
    Q5 支援を行う上で、心掛けていることを教えてください。
    大勢の児童が暮らし、職員さんの手助けがあった施設での生活をしてきた利用者さんは、初めての一人暮らしは戸惑うことばかりだと思います。
    生活や学校、友人関係、お金や手続きのこと、何でも困ったときは、LINEや電話で24時間、いつでも連絡していいよと伝えています。
    寝坊が心配な時は、モーニングコールを入れるときもあります。
    お母さんやおばあちゃんになったつもりで、利用者さんの自立を見守りたいと思っています。

児童養護施設等を巣立つ子どもたちの「不安」と「必要とする支援」とは

■子どもたちが直面する「自立」という不安

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さいたま市内には、災害や事故、親の離婚や病気、不適切な養育など、様々な事情により家庭での養育が困難な、2歳からおおむね18歳の子どもたちにとっての「家」となる「児童養護施設」が3か所あります。

市内の児童養護施設では、「施設」ということばの響きからイメージされる管理性をできるだけ排除し、よりアットホームな雰囲気の中で、子どもたちが生活しています。

しかしながら、児童養護施設で生活している子どもたちは、原則、高校を卒業すると同時に、施設を出て自立しなければなりません。
大学等への進学を目指しながら、保護者からの支援を受けられず、経済的な理由から進学をあきらめてしまうケースも少なくありません。

また、進学したり仕事に就いたりしても、退所後は新しい環境での慣れない生活になることが多く、悩みを相談できる相手もなく、孤立してしまいがちです。
このため進学した学校や職場をすぐに辞めてしまうなど、施設を退所した子どもたちが置かれる現状は厳しいものです。

児童養護施設ホザナ園
児童養護施設いわつき
児童養護施設カルテット

■児童養護施設等を巣立つ子どもたちの多くが「生活費」「孤立・孤独感」への不安を抱えています

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さいたま市では、児童養護施設等を巣立つ子どもたちがどのようなことに不安を感じ、どういった支援のニーズが高いのか、市内の児童養護施設等を対象にアンケートを実施しました。(令和2年5月)

「生活費」
子どもたちの多くが「生活費」に不安を抱えていることが分かりました。
近年、学費に対する支援メニューは充実してきましたが、「住まい」「基本的な生活スキル」に関する支援のニーズは依然として高くなっています。

「孤立・孤独感」
また、高校卒業とともに施設を退所する子どもたちの中には、家族の元へ戻ることのできる子もいれば、ひとりで生活していかなければならない子もいるなど、環境の違いが小さくありません。
家族の元へ戻ることができない子どもたちは、様々な困難に直面したときに相談する場所を思いつかず、「孤立・孤独感」の中で途方に暮れてしまうかもしれません。

アンケート結果(もっとも不安に感じること)
アンケート結果(必要としている支援)

■児童養護施設カルテット:福田施設長から

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児童養護施設では、高校を卒業すると施設も出ることになります。
その行き先は、就職と進学です。
今まで施設にいて、職員の見守りの下、衣・食・住が当たり前のように用意されていたものが、一人暮らしを始めることによって、すべてを自分で判断し生きていかねばなりません。
退所する数か月前から、準備や心構えを伝えますが、退所間近になり、住むところを決め、家具や家電を必要最低限に買い揃えていくうちに、段々と状況がのみ込めて、不安でいっぱいな顔がどの子どもにもあるのが現状です。
家庭で守られている子どもと違い、卒業即ひとり暮らしが待っています。
対人関係に慣れていないなど、きびしい現実ですが、それにへこたれない心の強さを教え、事故が起きないように見守ることのできる施設のシステム作りに奔走しています。

児童養護施設等を巣立つ子どもたちの「アパート入居」及び「居場所づくり」を支援します!

■令和3年度から支援がはじまります!

こうした現状を受け、さいたま市では、令和3年度から埼玉県と共同で「希望の家」事業、及び「児童養護施設退所者等アフターケア」事業を実施します。

新型コロナウイルス感染症の拡大により市の財政状況が厳しさを増す中、今後も安定して事業を実施していくため、皆さまのご支援をお願いすることにしました。
なお、令和3年度はいただいた寄附の額にかかわらず、責任をもって事業を実施させていただきます。

さいたま市の児童養護施設退所者等支援

■「希望の家」事業とは?

児童養護施設等を退所する子どもたちの中には、頼れる相談相手もおらず、失業や人間関係のトラブル、虐待の後遺症などで生活が立ち行かなくなる子どもも少なくありません。
さいたま市が行う「希望の家」事業は、子どもたちが経済的な理由で進学をあきらめることなく、将来の夢に向けて勉強を続けられるよう低額な家賃で住居を提供し、子どもたちが抱える様々な悩みごとを気軽に相談できるようにするものです。
令和3年度は、3名分の住居を提供する予定です。
さらに学費や生活費に関する金銭相談、学校生活に関する生活相談、進路や求職活動に関する相談など、子どもたちが抱える様々な悩みごとについて、週末に専門支援員が相談を受け付けています。
月1回程度の面談を行い、携帯電話の連絡先(メールやLINE)を交換して緊急時の連絡等にも対応します。

■「児童養護施設退所者等アフターケア」事業とは?

相談相手が少なく孤立・孤独感を抱きやすい、児童養護施設等を巣立った子どもたちが気軽に立ち寄ることのできる居場所を作り、仕事や生活の中での悩みや相談に応じ、仲間と交流できる環境を提供しています。
必ず施設出身の当事者がスタッフの一員として参加し、社会の中で頑張っている仲間同士として交流を行っています。
また、児童養護施設等を訪問し、入所中の中高生を対象に進路や生活設計のサポート、退所後に必要な生活スキルを身につけるための研修等を行います。

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寄附者の皆様へ

■さいたま市長 清水 勇人

子どもは次代を担う社会の希望であり宝です。
すべての子どもが健やかに成長できる社会を実現することは、私たち大人の重要な使命です。
近年における急速な少子化の進行や地域のつながりの希薄化など、家庭・地域を取り巻く環境が変化する中、子どもの育ちや子育てに関する不安や負担、孤立感はますます高まっています。
そのため、家庭、学校、地域、職域等の社会のあらゆる分野におけるすべての構成員が、「社会全体」で子どもを育んでいくという意識を持ち、それぞれの役割を果たしていく必要があります。

児童養護施設で生活する子どもたちも、それぞれが進学や職業の希望をもっています。
生まれ育った環境によらず、安心して社会に巣立つことができるように、取り組んでまいります。

子どもが輝く絆で結ばれたまちの実現に向け、児童養護施設を巣立つ子どもたちのため、皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

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