人と猫が共生できる社会の実現に向けて ~取り組みのさらなる推進へ~
カテゴリー:まちづくり
寄付金額 2,611,000円
目標金額:2,500,000円
- 達成率
- 104.4%
- 支援人数
- 98人
- 終了まで
- 受付終了
長野県千曲市(ながのけん ちくまし)
寄付募集期間:2021年4月27日~2021年7月26日(91日間)
長野県千曲市

千曲市では、人と猫が共生できる社会の実現を目指し、飼い主のいない猫の繁殖を防ぐために不妊去勢手術の費用の一部を補助する事業を行っています。
また、2020年度からは地元のボランティア団体と協働しながら、猫の適正飼育啓発・地域猫(地域において適正に管理する猫)活動に取り組んでいます。
活動の成果もあり、地域猫への市民の関心が高まり多くの猫が補助金を活用して不妊去勢手術を受けている一方で、補助金の財源不足が課題となっています。
未だに飼育放棄や無責任なエサやりなどで繁殖した飼い主のいない猫が確認されている現状において、広まりつつある地域の活動を止めないために、さらなる事業の充実を図る必要があります。
このプロジェクトをとおして、猫の無秩序な繁殖を抑制し、猫の適正飼養や地域猫活動を拡散することで、人も猫も幸せな暮らしができる社会になるよう、皆さまのご支援をお願いします。
人と猫のより良い共生を実現するために

千曲市では、2018年10月から、本プロジェクトを開始し、全国の皆さまから目標金額を超えるご寄附や多くの応援メッセージをいただきました。
皆さまからの善意や期待に応えられるよう、人と猫が共生できる社会の実現に向けて、さまざまな取り組みを行っています。
不幸な猫を増やさない
猫の不妊去勢手術への補助

2018年度からガバメントクラウドファンディングで寄附を募り、猫の不妊去勢手術の費用に対して、補助を実施しています。補助件数は当初の想定を上回り、今までに多くの猫たちが補助金を活用し、不妊去勢手術を受けています。
皆さまから頂いた寄附金により、現在(2021年3月24日)までに、921頭分の手術費に対し補助を行っています。特に2020年度からは、飼い主のいない猫への交付件数が増加しており、地域住民にも飼い主のいない猫への不妊・去勢の意識が着実に拡がりつつあることが分かります。


「飼い主のいない猫」を「地域猫」に
地域猫活動の拡がり
市では、2020年度から地元のボランティア団体「千曲ねこの会」と協定を結び、市民協働事業として「猫の適正飼育啓発と地域猫モデル事業」の推進を目指しています。
市民ボランティア団体「千曲ねこの会」
不幸な猫を減らし、人と猫が共生できる社会の実現を目指し、2018年に、千曲市民により立ち上げられたボランティア団体です。
地域や行政と連携しながら、無秩序な猫の繁殖を抑制するために、不妊化手術の普及活動やTNR活動※を実施しています。
また、生活環境の改善・住民間トラブルの解決のために、猫の適正飼育方法を啓発しています。
これらの活動を通じ、人と猫が共生し、調和する快適なまちづくりの実現を目指しています。
※TNR活動=「T」TRAP(トラップ):捕獲して
「N」NEUTER(ニューター):不妊手術を行い
(手術時に片方の耳をV字カットします。
V字カットは手術を受けた印。)
「R」RETURN(リターン):猫を元の場所へ戻す


■地域猫活動

2020年度は、市内の多くの箇所で地域猫活動の取り組みが行われました。
また、千曲ねこの会では、2020年度に飼い主のいない猫約200頭に対し、不妊・去勢手術を行いました。
■猫の適正飼育の啓発

千曲ねこの会では、猫を飼う上で必要な準備や猫の適正な飼い方、地域猫活動についてまとめた啓発リーフレットを作成し、市役所や市内の公共施設、小中学校に設置・配布を行いました。
リーフレット「猫と楽しく暮らすために」(外部のウェブサイトへ移動します。)
温泉街における地域猫活動の取り組み
千曲市の上山田温泉は、長年、飼い主のいない猫の繁殖により、苦情やトラブルが相次いでいました。
千曲ねこの会は、深刻な猫の被害に悩む上山田温泉地区の自治会に、地域猫活動による解決の提案をしたことにより、2020年から地元の自治会や育成会、旅館組合が中心となり、地域猫活動が始まりました。
上山田温泉地区の地域猫活動は、区の施設で行われており、猫の捕獲や手術が住民に見える形で行われているため、住民が飼い主のいない猫への意識を高めるきっかけにもなっています。

猫に迷惑する人”ゼロ”を目指す
成果と課題
近年の市内における苦情件数

猫の適正飼養や地域猫活動の考え方が広がりつつあるなか、2020年度に「千曲ねこの会」と協定を結んだことで活動が加速しています。その結果、苦情件数は、2019年度には一時上昇したものの、2020年度には減少しました。しかし、未だに飼養放棄や無責任な餌やりによる飼い主のいない猫が市内に数多くいるのが現状であり、猫に迷惑する人”ゼロ”を目指し、地域住民への更なる活動の周知が必要です。

補助上限金額の引き上げ
一匹でも多くの猫を救うとともに、地域住民の生活環境を保全するために、2018年から猫の不妊去勢手術の費用の一部に対し、補助を実施しております。
2021年4月1日から、人と猫が共生できる社会のさらなる推進に向けて補助上限金額を引き上げました。
補助金の上限金額を引き上げることで、手術費用の負担の軽減を図り、より多くの猫が手術を受けることを目指しています。

寄附金の使い方
・猫の不妊去勢手術における経費の補助
・その他地域猫活動の推進に必要な経費
※ 目標額に達しなかった場合でも、地域猫活動を推進するための費用として活用させていただきます。また、目標金額以上に寄附を頂いた場合、予算執行状況により基金積立を行い、翌年度以降に活用させていただきます。

人と猫が共生できる千曲市へ
適正な飼養方法を広げていく

猫は、人々の生活環境を悪化させるために生まれてきたわけではありません。飼い主の飼養放棄や、飼い主のいない猫への無責任な餌やりが無秩序な猫の繁殖を招くのです。
猫によって癒される人もいれば、迷惑する人もいます。猫の適正な飼養方法が人々の間で広がっていくことが大切です。

千曲市は「人と猫が共生できる社会」の実現を目指します。
千曲市長 小川 修一からのメッセージ
プロジェクトへご賛同していただける皆様へ
2018年度から2度にわたって行われた本プロジェクトに、皆さまから多くのご寄附を賜り、当初の目標金額を上回ることが出来ました。改めて心から感謝申し上げます。
千曲市では、動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨に基づき、「人と動物がお互いに共生し、調和する快適なまちづくり」の実現を目指し、猫の不妊去勢手術の費用について、補助する事業を実施しております。
また2020年度から市民協働事業として、地元ボランティア団体と猫の適正飼養の啓発と地域猫活動を推進しております。
この事業により、無秩序な繁殖・生活環境の悪化・住民間トラブルの防止や適正な飼育の啓発をするとともに、不幸な猫を増やさないことが目的です。
本プロジェクトに多くの皆様のご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2022年05月31日 12:00
【令和3年度】猫不妊去勢手術の進捗状況のご報告
令和3年度(3月31日時点)の補助金交付決定件数
飼い猫への不妊手術:106件
飼い猫への去勢手術:84件
飼い主のいない猫への不妊手術:156件
飼い主のいない猫への去勢手術:70件
合計416件の手術に対して補助金を交付しました。
皆さまからのご寄附のおかげで、予想を上回る数の猫に不妊去勢手術を施すことができました。
また、令和3年度は、市民ボランティア団体の「千曲ねこの会」や猫の問題に悩む区・自治会と協力しながら、地域猫活動を進めることができました。
さらに、市内の活動が地元のニュース番組に取り上げられるなど、着実に広がりを見せています。
今後も引き続き、人と猫が共生できる社会を目指し、職務に励んでまいります。もっと見るまだコメントはありません
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2021年07月26日 16:00
目標金額達成しました!!
目標金額を達成することができました。
多くの方よりご支援を賜り、誠にありがとうございました。
また、たくさんの応援メッセージをいただき支援の輪が広がっていることを実感いたしました。重ねて御礼申し上げます。
皆様からのご寄附は、不妊去勢手術費用の助成、地域猫活動に活用させていただきます。
千曲市は『猫と人の共生できる社会の実現』を目指し活動を続けてまいりますので、引き続きご支援、ご協力くださいますようお願い申し上げます。もっと見るまだコメントはありません
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長野県千曲市
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