小樽運河の歴史的建造物「第3倉庫」の保全・活用を目指して
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 10,744,000円
目標金額:5,360,000円
- 達成率
- 200.4%
- 支援人数
- 159人
- 終了まで
- 受付終了
北海道小樽市(ほっかいどう おたるし)
寄付募集期間:2021年4月9日~2021年7月7日(90日間)
北海道小樽市

昨年9月、小樽市の象徴的な名所である小樽運河の北運河地区のシンボル的な建物である北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫を、令和2年度内に解体したいとの意向が同社から示されました。
歴史的なまちなみを有し、観光都市となっている小樽市としては、建物だけではなく、解体による歴史的景観の損失は大変重要な問題であると考え、市民、経済界、有識者の方々と保全・活用について検討させていただくための時間的猶予を頂くことを同社に申し入れ、1年間の猶予期間を頂きました。
その状況を受けて、市民、経済界、有識者の方々が、その保全・活用の方策を見いだすため、「第3倉庫活用ミーティング」を設置しました。小樽市は、アドバイザーという立場でその会議に参加しています。
「第3倉庫活用ミーティング」では、第3倉庫の保全・活用を検討する上で不可欠である劣化調査の実施や、気運醸成のためのシンポジウムの開催などを計画しており、小樽市は、ガバメントクラウドファンディングにより寄附金を募り、その費用を補助したいと考えています。
なお、寄附金額が上記補助に要する金額を超えた場合は、その超えた額は、小樽市登録歴史的建造物の保全事業のために活用させていただきます。
皆様の御支援をどうかよろしくお願いいたします。
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控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
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【注意事項】
このプロジェクトでは、お礼の品を設定しておりませんので、御注意願います。皆様の温かい御支援をどうかよろしくお願いいたします。
寄附金額は、恐れ入りますが、5,000円以上の金額でお願いいたします。
小樽運河の歴史的建造物「第3倉庫」の保全・活用を目指して
小樽運河の歴史的建造物「第3倉庫」が解体の危機にあります

昨年9月、小樽市の象徴的な名所である小樽運河の北運河地区のシンボル的な建物である北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫を、令和2年度内に解体したいとの意向が同社から示されました。
歴史的なまちなみを有し、観光都市となっている小樽市としては、建物だけではなく、解体による歴史的景観の損失は大変重要な問題であると考え、市民、経済界、有識者の方々と保全・活用について検討させていただくための時間的猶予を頂くことを同社に申し入れ、1年間の猶予期間を頂きました。
第3倉庫の保全・活用を目指して取り組みます

第3倉庫が解体の危機にある状況を受けて、市民、経済界、有識者の方々が、その保全・活用の方策を見いだすため、「第3倉庫活用ミーティング」を設置しました。小樽市は、アドバイザーという立場でその会議に参加しています。
「第3倉庫活用ミーティング」では、第3倉庫の保全・活用を検討する上で不可欠である劣化調査の実施や、気運醸成のためのシンポジウムの開催などを計画しています。これらの取組を実現するため、皆様の御支援をお願いいたします。
【寄附金の使い道】
「第3倉庫活用ミーティング」が行う劣化調査や気運醸成のためのシンポジウムなどへの補助
・劣化調査:5,060,000円
・気運醸成のためのシンポジウムの開催など:300,000円
※目標金額に達しなかった場合も、第3倉庫の保全・活用を目指す取組のために活用させていただきます。
※目標金額を超えた場合、その超えた額は、小樽市登録歴史的建造物の保全事業のために活用させていただきます。
なぜ第3倉庫の保全・活用を目指すか~第3倉庫の価値~
第3倉庫の歴史~小樽市民の原風景~

北海道開拓の玄関口として発展した小樽港の荷揚げを効率的に行うため、1923(大正12)年に小樽運河が建設され、第3倉庫は、その翌年の1924(大正13)年に運河に面して建設されました。小樽運河とほぼ同じ歴史があり、築96年となる第3倉庫は、小樽運河の景観とともに、小樽市民の原風景の一つとなっています。
第3倉庫の特徴~産業遺産としての価値~

第3倉庫は、建設当時の建築界で最新の鉄筋コンクリート構造で建設され、全長100m、全幅20mに及び、延床面積7,200㎡を超える4階建ての建物です。運河側の外壁には、荷物の搬出入のため、各階にせり出したデッキを貫く形でら旋状のスパイラルシュートやリフトが設けられており、小樽運河の歴史を伝える貴重な産業遺産となっています。小林多喜二の小説「工場細胞」の舞台のモデルであるとされており、その中で、「「H・S工場」はその一角に超弩級艦のような灰色の図体を据えていた。それは全く軍艦を思わせた。罐は製品倉庫から運河の岸壁で、そのまま荷役が出来るようになっていた。」と描写されています。
小樽市にとっての「第3倉庫」保全・活用の意義~歴史的なまちなみの維持、観光への貢献~
小樽市は、海と山に囲まれた豊かな自然の中に、かつて経済、金融の拠点として大いに栄えた歴史を伝える旧銀行建築、小樽運河、旧国鉄手宮線その他の多くの歴史的建造物が情緒あふれるまちなみを形成し、観光都市として多くの方に親しまれています。小樽市にとって、歴史的なまちなみを維持していくことは、最も重要な課題の一つです。
小樽市の中でも象徴的な名所となっている小樽運河では、現在は主に南運河地区が観光の中心となっていますが、第3倉庫が建つ北運河地区は、現在にぎわい創出のための再開発を進めている小樽港第3号ふ頭周辺地域と国指定重要文化財である旧手宮鉄道施設を有する小樽市総合博物館の中間的な位置にあり、観光地の回遊性の向上のために大変重要な地域です。その北運河地区のシンボル的な建物であり、貴重な産業遺産である「第3倉庫」を保全・活用することができれば、小樽観光の推進にとって大変大きなプラスとなります。
寄附者の皆様へ
小樽市長 迫 俊哉

小樽運河の市指定歴史的建造物「第3倉庫」の保全・活用を目指す取組への御寄附を御検討いただき、誠にありがとうございます。
昨年9月に、第3倉庫を所有する北海製罐株式会社から、令和2年度内に同倉庫を解体する意向である旨の御報告をいただきました。小樽運河の北運河地区のシンボル的な建物を失うことは、歴史的なまちなみをいかしたまちづくりを進めている小樽市にとって大きな損失になると考え、同社に、市民、経済界、有識者の方々と保全・活用の方策を検討するための時間的な猶予をいただくことを申し入れ、1年の期間をいただききました。
小樽市は、海と山に囲まれた豊かな自然の中に、情緒あふれる歴史的なまちなみを有し、観光都市として多くの方に親しまれています。小樽観光の振興のためには、かつて小林多喜二が「北海道の心臓」と表現し、北海道経済を支えた小樽に残された数々の産業遺産を活用したまちづくりは重要な視点と考えております。第3倉庫の建つ北運河地域は、北前船船主倉庫や国指定重要文化財の旧日本郵船小樽支店が立ち並ぶ観光戦略上大変重要な地域です。その北運河地域のシンボル的な建物である第3倉庫を保全・活用することができれば、小樽観光の振興にとって大変大きなプラスとなることから、限られた時間の中で、市民、経済界、有識者の方々の御協力をいただきながら、保全・活用の方策を見いだしていきたいと考えております。
そのためには、今回計画されている劣化調査やシンポジウムの開催などが不可欠となりますので、その実現のため、皆様からの御支援をどうかよろしくお願いいたします。
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2021年07月08日 15:48
御支援ありがとうございました
寄附募集期間が、終了しました。
多くの皆様の多大なる御支援により、目標金額を大きく上回る御寄附がありました。
御支援いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
寄附金は、お示ししていた目的のとおり、 市民、経済界、有識者の方々により結成された「第3倉庫活用ミーティング」が実施する北海製罐株式会社小樽工場第3倉庫の劣化調査及び気運醸成のためのシンポジウムの開催に要する費用への補助のために使用させていただきます。
また、上記補助に要する金額を超えた額の寄附金は、お示ししていたとおり、小樽市登録歴史的建造物の保全事業のために活用させていただきます。もっと見るまだコメントはありません
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北海道小樽市

小樽市は、海と山に囲まれた豊かな自然の中に、かつて経済、金融の拠点として大いに栄えた歴史を伝える旧銀行建築、小樽運河、旧国鉄手宮線その他の多くの歴史的建造物が情緒あふれるまちなみを形成し、観光都市として多くの方に親しまれています。
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