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阪南の海のアマモを守る!~美しく豊かな海の象徴「アマモ」とともに、大阪湾「自然再生・保全」~

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 175,100

8.7%

目標金額:2,000,000

達成率
8.7%
支援人数
10
終了まで
受付終了

大阪府阪南市(おおさかふ はんなんし)

寄付募集期間:2018年8月29日~2018年11月30日(94日間)

大阪府阪南市

プロジェクトオーナー

ここ「阪南」では、人々の暮らしのすぐそば・程よい近さに山・里・海があり、人々が、山・里・海の持つ豊かさや恵みを日々感じながら、暮らしています。
また、漁業や水産加工業を通じ、海を守り、人々が海の恵みを享受する営みが綿々と受け継がれ、また、アマモの保全・再生などの様々な活動を通じ、多くの市民・団体の皆さんが、人々が海と親しみ、海とふれあう場を繋げています。

わたしたちは、この「阪南」での全国アマモサミット2018開催を通じ、古来、茅渟(ちぬ)の海や魚庭(なにわ)の海とも呼ばれ、魚介類の豊富な、海の恵みを人々に与え、また、多くの人々にとって今よりずっと身近な存在であった大阪湾を、今一度、身近なものとし、このまちの持つ里海の豊かさ、海と人との繋がり、魅力を、皆さんとともに共有し、発信し、繋げていく。そして、その、仕組みづくりを行っていきます。

阪南市のアマモ、山・里・川・海を守りたい!

アマモが生える豊かな海をもう一度

阪南市は、山・里・海が近接し、交じり合うロケーションにあり、これらに支えられる人々が暮らすまちです。そして、アマモ場の保全・再生や海に携わる人々が、営みや様々な活動を通じて、海と親しみ、触れあう場を繋げているまちです。

しかし、その一方で、

・市民にとって、山・里・川・海があることがあたりまえになってしまい、魅力として認識されたり、情報発信されていない。

・高齢化や担い手不足から、営みとして、漁業・水産業の将来性が見通せない。

・大阪湾の環境への誤解などから、大阪府下唯一の阪南産(はんなんもん)の魅力が、消費地・消費者に浸透しきれていない。

といった、課題をもっています。

 

美しく豊かな海の象徴「アマモ」

アマモ(アマモ場)とは?

アマモとは、イネ科と同じ単子葉類の草本で、陸上の草と同じように、花を咲かせて種子を作ります。

別名「リュウグウノ オトヒメノ モトユイノ キリハズシ(竜宮の乙姫の元結の切り外し)」と呼ばれ、生物としては、日本で一番長い名前を持っています。

アマモ場では、アマモにより波がおさえられ、水の流れが緩やかになります。また、隠れる場所がたくさんあることから、魚や貝、エビやカニが卵を産み、子どもを育てる場所となります。
このことからアマモ場は、干潟とともに「海のゆりかご」と呼ばれています。

阪南市には、大阪湾で数少なくなったアマモの自生地があり、この自生地の保全・再生に向け、多くの市民・団体のみなさんが活動されています。

毎年の継続した活動で、アマモの数は少しずつ増え、アマモ場としては、大阪府下で最大規模です。

里山・里海のあるまち「阪南」で行う「アマモサミット」

全国アマモサミットとは、「アマモ」や「アマモ場」を象徴的なキーワードとして、海の自然再生・保全を目指している全国的な大会です。

平成20(2008)年の横浜大会以来、全国各地の沿岸域が抱える環境問題をテーマに、毎年地域の事例発表や意見交換の場として、全国各地で開催され、平成29(2017)年は、三重県志摩市において開催されました。

この大会を、平成30(2018)年は、大阪都市圏というロケーションの中で、里山・里海のあるまち「阪南」で行います。

わたしたちは、この「阪南」での全国アマモサミット2018開催を通じ、古来、茅渟(ちぬ)の海や魚庭(なにわ)の海とも呼ばれ、魚介類の豊富な、海の恵みを人々に与え、また、多くの人々にとって今よりずっと身近な存在であった大阪湾を、今一度、身近なものとし、このまちの持つ里海の豊かさ、海と人との繋がり、魅力を、皆さんとともに共有し、発信し、繋げていく。

そして、その仕組みづくりを行っていきます。

里山・里海のあるまち「阪南」で行う「アマモサミット」

 

「美しく豊かな海」≒「アマモ場」再生のための阪南市のこれまでの取組

学習プログラムを通してアマモの再生・保全活動

■こどもたちに、阪南の海の豊かさを知ってもらいたい!

こどもたちに、阪南の海の豊かさを知ってもらいたい、体感してもらいたいという思いから、地元の小学校において、10年以上にわたって、アマモの保全・再生活動が学習プログラムの一環として取り組まれています。

「アマモの花枝(種子)採取→選別→養生→種子の選別→苗床つくり→種まき→移植」の周年を通じたアマモの保全・再生活動とあわせて、地引き網体験や生き物調査など、漁業関係者や海で活動する様々な人々との交流をとおして、子どもたちが海と親しみ、触れ合い、海を身近なものとする場となっています。

なお、毎年活動を続けることで、アマモの数は少しずつ増えていて、アマモ場としては、大阪府下で最大の規模となっています。

大阪湾でとれた魚はおいしいよ! 阪南の里海の豊かさを体験!

■地元の人やこどもたちに、大阪湾でとれた魚をもっと食べてもらいたい。

阪南市には、尾崎・西鳥取・下荘という、3つの漁港があり、大阪湾でとれた新鮮な水産物を日々、届けてくれています。

その一方で、「大阪湾でとれる魚は食べられるの?」「こどもに魚を食べさせたいけれど、さばいたり、調理したりするのは苦手…」といった声がよくきかれます。

そこで、アマモサミット実行委員会の参画メンバーであるNPO法人が取り組んでいるのが、「HANNANキッチン」という催しです。
ここでは、親子で、大阪湾でとれたさかなを使って、さばき方や調理の仕方を楽しく学ぶことができます。

また、「海と陸とのつながりを味わおう」という催しでは、阪南の海で養殖される海苔と、阪南の田んぼで収穫される米を使って、おにぎりを作って食べることができます。
これは、全6回で、田植え・稲刈り・海苔を網から摘み取って板海苔づくりなどを体験しながら、「食べる」ことを通して、阪南の里海の豊かさを体験するものです。

こどもたちに、地元でとれる水・農産物の素晴らしさを伝え、市民や消費地の方に、より阪南産のおいしさを理解していただき、食べていただくことで、水産業・農業の活性化につなげたいと考えます。

 

事業に携わる方の思い

全国アマモサミット2018 in 阪南 大会長 阪南市長 水野謙二

■活力とやさしさあふれる阪南のまちへ

阪南市では、多くの市民・事業者・団体が、阪南のアマモや、山・里・川・海の環境保全のため、日々、様々な活動をされています。

また、地域福祉や子育て、健康づくり、商工・農水産業の活性化、観光振興といった、まちの課題を解決するための取り組みが活発に行われています。

その一方で、それらの貴重な活動が、個々のものとなってしまい、お互いの情報共有や、連携した体制作りが十分なものになっていないのではないか、という現状があります。

そこで、このたび、阪南市で開催される「全国アマモサミット2018」をひとつの契機としまして、これらの市民・事業者・団体・行政が一体となったつながりをもち、地域資源である豊かな「里山・里海」を活かしたまちづくりを実現していきたいと考えています。

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全国アマモサミット2018 in 阪南実行委員会 委員長 阪南市商工会会長 奥野英俊さん

■海は大きな宝物

阪南市にとって、海は大きな宝物であります。男里川河口から、里海公園まで、実に10キロメートル弱にわたり、海に面しております。
海から大きな恵みを受けて、多くの住民の生活が成り立っております。まさに、母なる海であります。

阪南市商工会には、阪南ブランド14匠という技と伝統を持った優良企業25社が登録されております。
その中でも、およそ3分の1の企業が海に資源を求めて、企業活動を行っております。

産業発展の途上、母なる海が汚染という大きな打撃を受けましたが、環境改善が叫ばれるなか、近年とみに、水質の向上、改善が進み、今では、昔の海に戻りつつあります。
「アマモ」が育つ海になりつつあります。

阪南市商工会としたしましては、阪南市内の水産業がますます発展し、さらには関連業種はもちろんのこと、阪南市内の全業種が発展していくための、「全国アマモサミット2018 in 阪南」になることを大きく期待いたしております。

このイベントの成功を願いまして、阪南市商工会一丸となって、協力させていただきます。

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寄付者のみなさまへ

阪南市からのメッセージ

わたしたちのまちには、人々の暮らしのすぐそば・程よい近さに山・里・海があり、それぞれは個別のものでなく、交じり合い繋がりあい、人々は、山・里・海の持つ豊かさや恵みを日々感じながら、暮らしています。

そこでは、漁業や水産加工業を通じ、海を守り、人々が海の恵みを享受する営みが綿々と受け継がれ、また、アマモの保全・再生などの様々な活動を通じ、多くのこども・市民・団体の皆さんが、人々が海と親しみ、海とふれあう場を繋げています。

このような、本市の持つ里海の豊かさ、海と人との繋がり、本市の魅力を、皆さんとともに共有し、発信し、繋げていく。そして、その仕組みづくりを行う。

このことをより進めるため、海の自然再生・保全を目指し行われている「全国アマモサミット」を、阪南のまちで開催することといたしました。

ぜひ、この趣意にご賛同いただき、実現に向けたご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

お礼の品一覧

お礼の品として、阪南市の豊かな海で育った海産物、海を育む美しい里山関係の品を心ばかりお送りします。
これらの品を現地で召し上がっていただくこと、心待ちにしております!

【注意事項】

※1万円以上寄附いただいた市外の方が対象となります。

  • 2018年12月21日 14:00

    募集期間終了の報告と寄附の御礼

    2018年11月30日を以て、寄附募集期間を終了しました。
    たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。

    頂きました寄附は、全国アマモサミット2018 in 阪南実行委員会で協議の上、アマモサミット開催・今後の海の保全活動など、活動費用の一部として活用させていただく予定です。
    引き続き、阪南市の取組をご支援いただけますと幸いです。

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大阪府阪南市

阪南市は、北を大阪湾に面し、南を和泉山脈と接しており、和泉山脈から流れ出る河川が形成した平野部が、古くから生活の場となっています。

大阪市から約40分、関西国際空港から約20分のアクセスの良い立地にありながら、海・山を中心とした自然環境に恵まれ、多くの人でにぎわう箱作海水浴場のほか、浜辺キュー、漁協直営のカキ小屋や海苔とワカメの養殖、さわらやアカシタなどの水産業がさかんです。