2022/01/15 (土) 07:48
産地発!「いくら」をもっと楽しむ方法とは…
北海道別海町は、道内でも有数の良質ないくらの産地。その産地で伺った「いくらをもっと楽しむ方法」をご紹介します。

【いくらをもっと楽しむ3つの考え方】
いくらといえば、オーソドックスな食べ方は、お寿司や丼など、ご飯と合わせる方法。しかし、いくらの楽しみ方はそれだけに留まりません。別海町では、様々にいくらが活用され楽しまれています。
今回、産地で見聞きした、いくらをもっと楽しむ方法を3点にまとめてみました。
1.いくらをご飯以外の主食に合わせる
〈秋鮭を絡めたパスタにいくらをたっぷりと〉
最初に紹介するのが、「いくらをご飯以外の主食に合わせる」という方法です。別海町のいくらは、産地ならではの「素材を活かしたシンプルな味付けのもの」が多く、どんな料理にも合いやすいです。そのため、パンやパスタといったご飯以外の主食に合わせても美味しくいただけます。
例えば、秋鮭をオリーブオイルで焼いてほぐし、茹でたパスタと絡め、盛り付けた上にいくらをたっぷりとかける「鮭親子パスタ」。豪快にいくらがかかった様は、産地ならではの漁師めし的な要素とともに、豪華さを演出してくれます。

2.いくらを飾り付けに使う
〈見た目が美しいいくらは、あらゆる料理の飾り付けにピッタリ〉
次に紹介するのが、「いくらを飾り付けに使う」という方法。いくらを「鮮やかな赤みがかった朱色の粒」としてとらえ、様々な料理に散らして見た目を鮮やかに彩ります。また、「産地特有の生臭さがない新鮮ないくら」は、味的にどんなものにも合わせやすいです。
サラダに、煮物に、焼き物に、汁物に、炊き込みご飯に、オードブルに…、本当に様々なものに合わせられます。簡単に料理の豪華さをアップできるのが、いくらの隠れた良さなのです。
例えば、オードブルとして出すカナッペの上のせる。このように活用すると、いくらを食べる楽しさが広がります。

3.いくらをほかの名産品と合わせる
〈別海町のもう1つの名産品、ほたてとの相性も抜群!〉
最後に紹介するのが、「いくらをほかの名産品と合わせる」方法です。いくらは、醤油漬けや塩漬けといった味付けがされています。この点を活用し、他の名産品に「調味料を合わせる代わりにいくらを合わせる」ことで味を整えることができます。
鮭はもちろん、白身魚やカニ、エビ、貝類など。別海町の名産品である様々な魚介とも相性抜群!
例えば、別海町が誇る「野付のほたて」と合わせた海鮮丼は、地域を存分に体感できる格別な食べ方といえるでしょう。野付のほたてとは、栄養環境の良い野付半島付近で取れる非常に大きなサイズになるほたてです。甘みも強く、一流店も一目置く野付のほたてといくらの二色丼は、ぜひとも多くの方にお楽しみいただきたいところです。

別海町のおすすめいくら返礼品
いくら単品
いくら+ホタテのセット
いくら定期便

東京海洋大学非常勤講師 おさかなコーディネータ ながさき一生
漁師の息子として18年間家業を手伝い、東京海洋大学を卒業。築地市場の卸会社を経て、魚のブランドの研究で同大学院を修了。水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を10年以上主宰し、食材としての魚に関するセミナー・イベントも多数開催する。