2024/07/12 (金) 16:55
メロンは地下水で育てる!? 小林農園の栽培方法!
突然ですが皆さんは、灌水という言葉をご存じですか?
読み方は「かんすい」
意味は人工的に水を与えることです。
メロンは基本的に地面にパイプを通して水を与える
「灌水(かんすい)」と呼ばれる作業が必要になります。
そんな灌水を行わないでメロンを育てているのが、
中富良野で農業を営む「小林農園」になります!
今回はそんな小林農園さんのご紹介したいと思います!

突然ですが皆さんは、灌水という言葉をご存じですか?
読み方は「かんすい」
意味は人工的に水を与えることです。
メロンは基本的に地面にパイプを通して水を与える
「灌水(かんすい)」と呼ばれる作業が必要になります。
そんな灌水を行わないでメロンを育てているのが、
中富良野で農業を営む「小林農園」になります!
今回はそんな小林農園さんのご紹介したいと思います!

小林農園はご夫婦で経営されている農園です。
取材時には、小林農園と書かれたメロン型の看板が
とても可愛らしく迎えてくれました。
農園は元々奥様のご実家が営んでいたそうです。
ご結婚されたあとにご夫婦で農園を継ぎ、
以来20~30年ほど夫婦二人三脚で経営されてきました。

メロンを育てるためのビニールハウスは18棟。
1棟60m程で、すべて合わせると1km!
メロン自体は1棟から700~800個ほど収穫できるのだとか!
そんな大量のメロン、
収穫は毎年お盆前までに終わらせるそうです。
メリハリをつけた農業をされているお2人。
お盆はご家族やご親族との時間を
大切にしていると話してくれました。

水田はご主人、メロンは奥様の分担制!?
小林農園は現在、お米とメロンを栽培しています。
お米は基本的にはご自宅・ご親族用とのこと。
栽培はすべてご夫婦で一緒に、かと思いきや……
なんと水田はご主人、メロンは奥様が
基本的に栽培を担当しているのだそうです。

水田は14町(東京ドーム3個分!)、
メロンはビニールハウス18棟。
どちらも1人で作業するには広すぎるのでは!?
驚く取材班を前にしても、ご夫婦は自然体。
なんでもメロンの栽培を始めたのは、
奥様のお母様だったそう。
農園を継がれる際にお母様から学んだ奥様が、
その手腕を生かして栽培を続けているのです。

メロンは温度管理がとても大切な農作物です。
天候に合わせてビニールハウス内の温度を
調節する必要があります。
18棟すべての開閉作業だけで1時間程かかることも。
そのため、基本的には作業を分担していますが、
定植までの時期や大変な時は、
ご主人もメロン栽培のお手伝いをしてくれます。
支え合いながら日々を過ごすお2人、とても素敵ですね!

灌水は不要!?秘密は土にあり!
お話を聞いているうちにご主人から衝撃の一言。
「灌水(かんすい)はしてないから」
灌水を、していない……!?
取材班はみんな、頭にハテナが浮かびます。
なんと先代である奥様のご両親の時から、
灌水はしていないとのこと!

理由は土にありました。
小林農園の土地は、地下水が流れており、
土自体に水が多く含まれているのだそうです。
JA基準では13~14度ですが、小林農園のメロンの糖度は平均15~17度と基準よりも甘いのです。
また、JAでの糖度検査では19度のメロンを収穫したときもあった!
と話してくれました。
おいしさの秘密は地下水にもありそうですね!

小林農園のメロンは赤肉です!
ルピアレッド、R113Uの2種類。
ルピアレッドは早穫れの品種となり柔らかめ、
R113Uはしっかり食感のメロンです。
メロンはとても繊細で、
玉の持ち方1つで傷がつき、商品にならなくなります。
丁寧に作業をする奥様の工夫と愛情が
たくさん詰まったメロンは味も格別です!

山から降りてきた天然の地下水で育ったメロン。
中富良野の自然をぎゅっと詰め込んだ美味しさを、
是非1度堪能してみてはいかがでしょうか。
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