地域の最後の砦として、赤ちゃんの命を繋ぐ搬送用保育器を購入したい!
カテゴリー:健康・福祉
寄付金額 2,000,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 100%
- 支援人数
- 125人
- 終了まで
- 受付終了
神奈川県平塚市(かながわけん ひらつかし)
寄付募集期間:2019年10月15日~2019年12月5日(51日間)
神奈川県平塚市

平塚市民病院は、早産児や低体重児の対応ができる新生児集中治療室(NICU)、継続保育室(GCU)を備えた地域唯一の小児・周産期医療を担う公立病院です。
現代では小児・周産期医療の発達により、生まれたばかりの赤ちゃんを命の危機から救うことができるようになりましたが、当院だけで対応しきれないこともあります。
未来ある赤ちゃんの命を守る搬送用保育器を購入するため、今回クラウドファンディングに挑戦します。
ぜひ、皆様からのご支援をよろしくお願いします。
小さな赤ちゃんを優しく安全に運び届けたい!
質の高いケアとスピーディーな搬送の両立

2500g未満で生まれた赤ちゃんを「低出生体重児(以下、「低体重児」)」と呼び、さらにそのなかで1500g未満を「極低出生体重児」、1000g未満を「超低出生体重児」といいます。低体重児は体重が少なければ少ないほど、死亡率が高くなります。医療技術の発達した日本では低体重児の死亡率は下がっていますが、低体重児の出産数は増加しています。

平塚市民病院でも、NICU(新生児集中治療室)で治療を行いますが、より専門的な治療が必要になった場合は他の病院へ搬送しなければなりません。
低体重児を当院から他の病院へ搬送する場合には、救急車やドクターカーで搬送します。搬送中も体位を安定に保持し、振動を低減、安全に搬送できる搬送用保育器の中で、体温や呼吸状態の維持など状態が安定に保たれるよう処置を行いながら、搬送することが必要です。

しかし、現在当院では、搬送用保育器を所有していません。病棟の据置型の保育器を便宜的に搬送用に代用しています。重量があるため機動性に優れておらず、低体重児の搬送に不安があります。
赤ちゃんを安全に搬送するため、ご家族の不安をひとつでも減らすため、職員が全力で治療にあたるために、搬送用保育器が必要です。
是非、ご協力をお願いいたします。
生まれたばかりの命を失いたくない!
地域の最後の砦として、公立病院としての責任

当院は、平塚、中郡(大磯、二宮)の地域で唯一、NICU・GCU(継続保育室)で年間100名以上の赤ちゃんの治療を行っており、当地域以外でも伊勢原、秦野、厚木、相模原などから、広く低体重の赤ちゃんやお母さんを受け入れています。
近隣病院が小児の救急医療、入院医療から撤退や縮小が相次ぐ中、当院は最後の砦として、小児科をはじめ、産婦人科、救急科、麻酔科の医師や看護師たちが地域の小児医療を支えています。この体制を維持し、今後も赤ちゃんの命を守るためにも、機器を備えておく必要があります。

保育器は赤ちゃんを優しく包み成長を支えるための医療機器であり、お母さんのおなかの中のように安心できる場所です。
未来ある赤ちゃんの命を守るために「搬送用保育器がほしい!」と現場の医師や看護師たちが声をあげました。
寄附金の使い道と実施スケジュール
皆様よりいただいたご寄附は、搬送用保育器約350万円(1台)を購入する費用の一部に使用させていただきます。
2019年度(令和元年度)中の購入を予定しております。
※目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い:目標金額に達しなかった場合は、集まった寄附金を購入費に充当して、不足分は、病院の自己資金により購入します。
実施スケジュール:今年度中の購入を目指して
2019年度中に搬送用保育器(1台)を購入
大切な命、安心して送り出したい!
お父さんお母さんの不安を取り除きたい

「生まれたばかりの我が子を他の病院に…」
「無事に着いてくれるのか…」
赤ちゃんが生まれたばかりのご家族は、出産が終わった安堵と共に、元気に育ってくれるのか、病気にはならないかと不安を感じています。そんな中、赤ちゃんを他の病院へ送ることは、ご家族にとって大きな心の負担になります。
また、それは病院で働く職員も同じです。ご家族と一緒に妊娠・出産を乗り越えた職員も赤ちゃんの無事を願っています。
搬送用保育器を購入することができれば、赤ちゃんを安心して送り出すことができます。


平塚市は「子どもを産み育てやすい環境づくり」を重点政策として掲げています。当院は、その使命を果たすために、設備や機器を備えることで、より安心で安全な出産・子育てを提供したいと考えています。
プロジェクトに懸ける思い
平塚市民病院 病院長 山田健一朗

平塚市民病院には平塚市の重点施策である「子どもを産み育てやすい環境づくり」のためにも政策的医療として小児医療、特に周産期医療の充実が求められております。当院のNICU・GCUでは年間100名以上の赤ちゃんの治療にあたっていますが、中には生まれつきの心臓病の手術など、より高度な医療機関に搬送が必要となる赤ちゃんもいます。具合の悪い赤ちゃんの診断を的確に行い、いかに安全に運ぶことが出来るかはその子の一生を左右することになります。
小児科医は皆、一人でも多くの赤ちゃんを救いたい、幸せになってほしいと願っております。何卒、このプロジェクトにご賛同、ご協力をお願い致したいと存じます。
平塚市民病院 小児科 科医長 福島直哉

平塚市民病院のNICUでは年間100名以上の赤ちゃんを受け入れておりますが、近年はさらに増加しているのが現状です。当院で治療困難な外科的介入を要する循環器疾患や消化器疾患、重症新生児仮死など、より高度な新生児医療を要する病気の場合、高次医療機関に赤ちゃんを搬送しなければならず、そのためには搬送用保育器が必要です。現在、搬送に使用している保育器は搬送用ではなく据置型(搬送用として使用するには大きく重い)を代用しているため、搬送時間が長時間となるなどの困難が生じており、赤ちゃんへの負担が大きくかかることが懸念される状況です。
円滑な新生児医療の実現に向けて、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
平塚市民病院 新生児集中ケア認定看護師 五十嵐真紀・府川一美

新生児の搬送は、より良い医療処置を受けるために迅速かつ安全な対応が必要です。身体機能や体力が未熟で、環境変化への適応に不慣れな赤ちゃんにとって搬送自体が大きなリスクを伴うことと言えます。当院で搬送に使用する保育器は搬送専用とは異なる据置型を代用しており、救急車への移乗は人力で保育器を持ち上げなければならず、時間と人員を要し、何より赤ちゃんに負担がかかってしまう状況にあります。
搬送用保育器を購入することで、安全性を確保し赤ちゃんにかかる負担が軽減され、1分1秒でも早く搬送でき、適切な医療処置が受けられる環境を整えていきたいと思っています。
寄附者の皆様へ
平塚市民病院からのメッセージ

出産は何が起こるか分からず不安になることも多いと思います。その不安をひとつでも取り除きたいと、職員一丸となって患者さんに向き合っています。設備が揃うことで、より安心で安全な出産・子育てを皆様に提供できると考えています。
あなたのご寄附が、これから生まれてくる赤ちゃんとその家族を救う大きな力となりますように。
お礼の品一覧
ご寄附へのささやかなお礼として、お礼の品をご用意しました。
普段入ることのできない屋上ヘリポートの見学、病院保有の救急車と災害時に医療チームを派遣するDMAT車(災害時医療支援車)の運転席での記念撮影を予定しています。また、病院職員執筆の最新医療が分かる書籍も用意しています。
【お礼の品選択不要!】5,000円以上の寄附者全員が対象:お礼状の送付と寄附者名の掲示
・お礼状の送付
・小児科の病棟、外来等の院内デジタルサイネージでの寄附者名の掲示
※寄附者本人の氏名で1人1回に限ります。
※掲示をご希望の方は、申込フォームの所定箇所にて「希望する」を選択ください。

【お礼の品選択不要!】10,000円以上の寄附者全員が対象:お礼状の送付と寄附者名の掲示、病院見学会やDMAT車での記念撮影
・お礼状の送付
・小児科の病棟、外来等の院内デジタルサイネージでの寄附者名の掲示
※寄附者本人の氏名で1人1回に限ります。
※掲示をご希望の方は、申込フォームの所定箇所にて「希望する」を選択ください。
・病院見学、医療体験。病院所有の救急車、DMAT車の運転席で写真撮影。
※日程や内容等を調整中のため、改めて詳細を連絡させていただきます。

【注意事項】
※お礼の品は2020年1月から順次発送予定となります。
※以下のお礼の品は、平塚市外にお住まいの寄附者様が対象となります。ご了承よろしくお願い申し上げます。
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2020年04月01日 17:00
搬送用保育器納品の報告
プロジェクトが終了し、約4か月が経ちました。
改めて、本プロジェクトに御寄附いただいた皆様にお礼申し上げます。
この度、購入の手続きを進めていた搬送用保育器1台が、3月27日に納品されました。設備が充実することで、地域の皆様により良質な小児医療が提供できると考えています。
今後とも平塚市民病院を応援していただけますと幸いです。
なお、寄付者への特典として、病院見学会等への御招待(希望者のみ)を御用意していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開催を控えています。開催の見込みが立ちましたら、改めて該当の方へ御連絡いたします。もっと見るまだコメントはありません
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2019年12月11日 09:00
寄附の御礼
平塚市民病院では、搬送用保育器の購入のために、目標額200万円のクラウドファンディングを実施し寄附を募っていましたが、12月5日に目標額を達成し、寄附の受付を終了しました。
寄附の公募は10月15日から開始し、12月31日までの受付予定でしたが、20日余り早い達成となりました。ご支援をいただいた方々に、深くお礼申し上げます。
今後は搬送用保育器1台を購入する手続きを進め、3月末までの納品を予定しています。
いただいた寄附は搬送用保育器の購入費の一部に充当し、設備が揃うことで、より良質な小児医療を地域の皆さまに提供したいと考えています。
▼山田健一朗 病院長より:御礼のメッセージ
多くの皆さまからご支援をいただき、大変ありがとうございました。また、
寄附以外にもさまざまな声援、応援の声をお寄せいただき、ありがとうございました。
少しでも幼い命が救えるよう利用させていただきたいと存じます。小児科スタッフ一同も感謝いたしております。もっと見るまだコメントはありません
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神奈川県平塚市
手をつなぎたくなる街 湘南ひらつかです。 平塚は、東京から南西方向に約60Km、神奈川県のほぼ中央、相模平野の南部に位置し、湘南の海と山に囲まれた四季温和な気候に恵まれたまちです。
・ビーチスポーツで賑わう、湘南の風を感じる海岸エリア
・たくさんの人が集い楽しむ七夕まつり
・市民が憩う総合公園をはじめとするたくさんの公園
・安心して子どもを産み育てることのできる手厚い子育て支援や施設
平塚には、大切な人と共に訪れ、共に楽しみたい場所や空間、時間がたくさんあります。 平塚は、ほかの湘南の都市と比べるとちょっと庶民的かもしれません。でも、人と人とのあたたかなつながりを感じ、大切な人との絆を育みながら暮らすことが、この街ではできます。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。