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暮らしに工芸品を!ふるさと納税で佐賀の伝統工芸を100年先も続く産業に!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 861,000

4.3%

目標金額:20,000,000

達成率
4.3%
支援人数
22
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2019年10月21日~2020年1月20日(92日間)

佐賀県NPO支援 × ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、佐賀県内の伝統工芸支援を行う「ピースクラフツSAGA」事業に取り組んでいます。幕末・維新のころに産業革新をリードした佐賀県には、伊万里焼・有田焼だけでなく、多くの魅力的な伝統工芸が受け継がれています。
工芸品が長く愛され続けるためには、伝統を大切に守りながらも、時代の変化に合わせたデザインを工夫するなど、革新的なチャレンジが求められます。また、新しい販路の開拓などを通じて十分な収入を生み出し、つくるための道具の調達や人材育成に投資することも欠かせません。
PWJは国際協力分野で20年間以上の歴史を持つNGOです。その活動で得たノウハウを生かし、つくり手とつかい手をつなぐプラットフォームを目指し活動しています。
返礼品はもちろん伝統工芸品。寄附をいただき、返礼品を選んでいただくこと自体が、伝統工芸の支援につながります。

佐賀の伝統工芸を100年先も続く産業にしたい!

ピースクラフツSAGA EDITION2019

2018年に開始した、ピースクラフツSAGAの主要事業である商品・作品開発プロジェクト「ピースクラフツSAGA EDITION」。今年も新作を発表いたしました。

第2回目の今年は鍋島緞通の鍋島緞通吉島家、有田焼の李荘窯・坂本窯陶工房・幸楽窯の4事業者。第一線で活躍するクリエーターとそれぞれの特色を活かした商品開発を行いました。

4事業者全14作品がこの秋11月1日に一斉デビュー。
歴史ある伝統工芸品を現代のライフスタイルにも合うようにさりげないアレンジと工夫をこらしました。
色、形状、質感すべてを改めて吟味することで、各事業者さんにとっても新たな挑戦となりました。

「ピースクラフツSAGA EDITION 2019」で開発された商品はすべて、それぞれの事業者で販売。
また、PWJ限定のお礼の品になっています。

1.鍋島緞通/鍋島緞通吉島家

鍋島緞通吉島家 山副里さん

今回はサイズもデザインも、今までの鍋島緞通にはない新しいものが出来上がりました。今までも他とのコラボはあったものの、他の工芸作家さんなどとのコラボデザインが多く、新しい取り組みとなりました。

2.有田焼/李荘窯

李荘窯 寺内信二さん・河津智美さん

存在感のある花入れはくびれが細いため吊るし技法を採用しました。
この方法は李荘窯では初めての試み。
李荘窯としても技術力向上とともに他の作品への応用も可能となり、良い挑戦となりました。

3.有田焼/幸楽窯(徳永陶磁器)

幸楽窯 徳永隆信さん

今回はデザイナーの澄川さんが幸楽窯の特徴を活かした上で澄川流に解釈してくれたためスムーズに進みました。
この作品を入り口のひとつとして、有田焼や幸楽窯のことを知ってもらえたら嬉しいです。

4.有田焼/坂本窯陶工房(さかもとかますえこうぼう)

坂本窯陶工房 坂本達也さん

普段は自分で考えたものしか作らないため、だんだん無難な形に落ち着きます。
そのため今回のような斬新な形の器は久しぶり。
また他のクリエイターとのコラボレーションは初めてだったため、良い挑戦となりました。

■デザイナー紹介

デザインとディレクションを担当いただいたのは昨年に引き続きプロダクトデザイナーの澄川伸一さん、そして初年度のグラフィックデザイナー、半田理恵さんのお二人です。

澄川 伸一(すみかわ しんいち)

プロダクトデザイナー/大阪芸術大学教授/澄川伸一デザイン事務所代表

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有田焼のお仕事は10年前に有田で講演させていただいた時からのご縁で、今回ものびのびと楽しく充実して作業を進めることができました。

作業期間中には、佐賀も東京も台風の記録的な被害がありましたが、幸運にも作業に大きな影響なくプロジェクトを完遂させることができました。いずれの作品も自信作揃いですのでぜひご覧ください。

半田 理恵(はんだ りえ)

グラフィックデザイナー/株式会社LINICA プランナー・デザイナー/半田デザイン事務所 代表/京都きもの芸術文化協会 教授

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日本の伝統技術は奥深く、生活の中に「和」を取り入れることで日本の良さはもちろん、洋物の良さも分かるようになります。

百聞は一見に如かず。

職人の皆さまの高度な技法とモダンで色鮮やかな世界観を、ぜひお手にとってお楽しみください。

2017年には国際工芸見本市「レベラション2017」に参加

2017年には、ピースクラフツSAGA事業の一環として、佐賀の伝統工芸事業者7組の作品を国際工芸見本市「レベラション2017」(仏・パリ)に出展。

伝統の技術や表現方法をベースとした革新的な作品に高い評価を獲得しました。参加した伝統工芸事業者は大いなる自信を得、さらなる挑戦意欲を高めました。

佐賀の伝統工芸を未来に残したい!

日本の伝統工芸の現状

国内の伝統工芸は、いま深刻な状況をむかえています。生産額は1984年(昭和59年)のピーク時から1/5にまで減少し、企業数・従業員数ともに減少傾向にあります。

■1/8まで売上が減少するも、転換期にある有田焼

佐賀県の伝統工芸も例外ではありません。代表的な伝統工芸である有田焼は、バブル景気以降売り上げが減り始め、1990年(平成2年)の最盛期と比べ1/8以下となっています。(出展:伝統的工芸品産業振興協会)

しかし、近年は新しいプロジェクトが立ち上がるなど、新しい動きが始まっています。この動きは有田焼を誇りとする事業者の皆さんの思いと研鑽が生み出しているものです。

(出展:伝統的工芸品産業振興協会)

■今後の課題

九州産業大学伝統みらい研究センターの調査によると、産地組合・団体における将来的課題として、「市場開拓・販売促進事業」や「人材育成事業」「情報提供事業」に注力すべきだという組合・団体は過半数に及び、高い関心・意欲を持っていることが分かりました。

また、ふるさと納税参加は新規購買層獲得の機会だと捉える産地組合・団体も4割を超え、多くの自治体が地場産品として返礼品に充てています。

(出典:九州産業大学 伝統みらい研究センター)

そのような中でPWJは、ふるさと納税をひとつの市場ととらえ、返礼品として扱わせていただくことで伝統工芸事業者さんの売上増に貢献しています。

ふるさと納税による寄附額の95%は、佐賀県からPWJに交付され、ピースクラフツSAGAの活動資金に活用されます。

寄附金の主な使い道

・返礼品に充てる伝統工芸品の購入
・生活者のニーズ調査、市場調査
・国内外デザイナーらとの商品開発「ピースクラフツSAGA EDITION」
・ウェブサイト、SNSでの情報発信
・新規販路開拓

 

 

取り組みを行うピースウィンズ・ジャパンについて

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、広島県神石高原町に本部を置き、難民支援や災害救援の分野で20年以上の歴史を持つ国際協力NGOです。これまでに33の国と地域で活動してきました。

佐賀には、2015年12月に国内3カ所目の事務所を開き、活動を始めました。佐賀県とも連携し、従来の活動分野である国際協力や災害救援の新たな拠点とすることに加えて、バラエティ豊かな伝統工芸の振興に取り組んでいます。

2019年8月末に九州北部を襲った豪雨は、佐賀県内に甚大な被害をもたらしました。PWJは翌日には調査員や医師を派遣しました。また、姉妹団体であり同じ佐賀に事務所を持つアジアパシフィックアライアンス・ジャパン(A-PADジャパン)と共同で、医療や物資の支援を行いました。

被災からちょうど1週間となる9月4日(水)と翌5日(木)には、西日本豪雨災害の被災地、岡山県倉敷市真備町からの有志とともに炊き出しを実施しました。

返礼品提供にご協力いただいている伝統工芸事業者の皆さんは、幸いなことに大きな被害は受けられていませんが、スタッフの中には被災された方々もいます。いつものようにその方々を気遣いながら皆さんは仕事を続けられています。

SNSでも随時、情報を発信しています。ご覧ください。

PWJでは新着記事や事業者の展示会情報等、最新情報をSNSでもお届けしています。お気に入りの作家さん情報もチェックできます。
Facebook、Instagramなどで「ピースクラフツSAGA」アカウントをフォローして、投稿への「いいね」や「シェア」にご協力ください。
 

お礼の品をご紹介

ふるさと納税を通じてPWJの伝統工芸支援活動にご寄附いただいた方には、佐賀の工芸品をお礼の品としてお届けします。
実際に手元に置いて、品質の素晴らしさ、デザインの美しさを感じていただければ幸いです。700点以上もの工芸品をラインアップしています。

皆様のご支援が、佐賀の伝統工芸事業者をさらに後押しします!

【注意事項】

・佐賀県内の寄附者のみなさまへ
※平成31年4月1日付けで総務省から、ふるさと納税に係る返礼品等について、「当該地方団体の区域内に住所を有する者に対して返礼品等を提供しないこと」との通知がありました。(平成31年総務省告示第179号第2条第1号ニ)
 この通知を受け、佐賀県民の皆様からのふるさと納税(NPO等の支援)によるご寄附につきましては、返礼品等の送付ができなくなりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

※ PWJでは、ご寄附額の最大15%を日本国内における費用(事務所の管理運営費、調査・提言活動のための費用など)に活用させていただいています。ご了承ください。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、みなさまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。返礼品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。