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四年に一度の祈願!「脚折雨乞(すねおりあまごい)」の龍神に願う“地域の絆”、“交流の輪”

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 1,428,181

10.2%

目標金額:14,000,000

達成率
10.2%
支援人数
51
終了まで
受付終了

埼玉県鶴ヶ島市(さいたまけん つるがしまし)

寄付募集期間:2019年10月8日~2020年1月7日(92日間)

埼玉県鶴ヶ島市

プロジェクトオーナー

純農村地域であった鶴ヶ島市は、高度経済成長期に東京のベットタウンとして発展してきました。江戸時代に端を発したといわれる降雨祈願の民俗行事である「脚折雨乞」は、社会環境の変化により専業農家が減少したことで、昭和39年に一度途絶えることになりました。しかし、他地域より移り住む市民が増え、地域の「一体感」や「絆」の低下を感じることもある中、雨乞いの持つ地域の連帯感の大切さを再び認識した脚折地区の住民が「脚折雨乞行事保存会」を結成し、昭和51年に復活を果たしました。現在は、夏季の世界的スポーツ大会の開催年に雨乞いも盛大に行われ、鶴ヶ島市民のみならず、多くの人を魅了しています。そして、次回は令和2年9月13日に開催される予定ですが、2020年東京大会の開催年と重なることから会場設営や警備などに関する費用が高騰している状況です。また、シティプロモーションの一環として「脚折雨乞」も広くPRしていますが、メイン会場となる雷電池(かんだちがいけ)は住宅地内にある小さな都市公園であるため、行事の見せ方の検討や出店などによる賑わいを創出したいと考えています。4年に1度の貴重な行事が、成功するよう皆様からのご支援をお願いいたします。

雨乞いのまち 鶴ヶ島

昔から、日照りのとき、脚折の雷電池のほとりにある雷電社(らいでんしゃ)の前で雨乞いをすると必ず雨が降ると言われていました。

しかし、寛永(1624~1644)の頃、この池の一部をうめたてて田んぼにしたため、雷電池にすんでいた大蛇が怒り、上州板倉(群馬県板倉町)にある雷電(らいでん)の池に移ってしまい、それ以後、雨乞いをしても、雨が降らなくなってしまいました。

明治 7年(1874年)困った人々は、板倉神社の池の水を持ち帰り、雷電池に注いで、再び雨乞いを行ったところ雨が降ったと言われています。

昭和20年代の脚折雨乞

脚折雨乞は、昭和30年代半ば頃から、行事の担い手である専業農家の減少など社会環境の変化により、昭和39年に一度途絶えてしまいます。

しかし昭和50年に雨乞いの持つ地域の一体感を再認識した地元脚折地区住民が「脚折雨乞行事保存会」を結成し、翌昭和51年に脚折雨乞いを復活させました。

その後、昭和54年、昭和59年に実施し、それ以降は、4年に1度行われるようになりました。

4年に一度の脚折雨乞で姿を見せる、竹と麦わらで作られた巨大な龍蛇。全長36m、重さ約3tの龍蛇(りゅうだ)は“入魂の儀”により龍神となり、300人の男衆に担がれて白鬚(しらひげ)神社から雷電池までの2キロメートルの道のりを練り歩きます。

雷電池に入水後は「雨降れたんじゃく、ここにかかれ黒雲」と連呼しながら池の中を暴れまわり、その姿は勇壮で見る人を圧倒します。

脚折雨乞への取り組み

伝統の継承

脚折雨乞行事保存会では、雨乞行事を実施するだけではなく、龍蛇の目や宝珠の竹細工の講習会等を定期的に行い、「技」の伝承にも力を注いでいます。

また、次世代への継承という観点から、小中学校で保存会会員が脚折雨乞について授業を行ったり、子どもたちが担ぐ「ミニ龍蛇」を作成したりと、後継者育成にも力を注いでいます。

国選択無形民俗文化財、ふるさとイベント大賞 受賞

平成17年2月21日、文化庁より「雨乞い」という風習を知るうえで貴重な行事と認められ、国選択無形民俗文化財に選択されました。選定の理由は、「巨大な蛇体を作り、練り歩いた後に池の中に入り、降雨や五穀豊穣を祈願する行事で、我が国の雨乞行事の典型的な要素を伝えているとともに、蛇体の規模や形態に特色がみられる」という貴重な農村文化行事として選ばれたものです。

また、平成25年3月6日、(財)地域活性化センター主催の「第17回ふるさとイベント大賞」において最高賞である大賞を受賞しました。

「地域の連帯感の低下に危機感をもった住民が、江戸時代から続いていたが都市化の影響で一度途絶えていた伝統行事を復活させたイベントである。材料となる麦わらの栽培から龍神の製作まで、全て新旧住民が一緒に行っており、人々の絆を育み、郷土意識を高める行事となっている。」と評価していただきました。

脚折雨乞から生まれたキャラクター“つるゴン”

つるがしまのキャラクターとして活躍中の“つるゴン” 。

キャラクターイベントやふるさと納税イベントでも大活躍!ツイッターでのイベント告知やつぶやきで人気となり、ゆるキャラ®グランプリ2017ご当地ゆるキャラランキングにおいて堂々の16位。

脚折雨乞の龍蛇をモチーフとしてデザインされ、鶴ヶ島の「つる」とドラゴン(龍)の「ゴン」から“つるゴン”と命名されました。

4年に1度の伝統行事

次回の「脚折雨乞」は、令和2年9月13日(日)に開催する予定です。これは、これまで夏季の世界的スポーツ大会が開催される年の8月第1日曜に開催することを慣例としてきましたが、昨年は2020年東京大会の関係で日程の変更を余儀なくされました。

この2020年東京大会の開催年となっていることから、会場設営に要する資材調達の課題や警備等に要する人員の増大、またこれらに関する経費の高騰などにより、通常開催する年に比べ大変多くの開催費用を要することとなります。

奇しくも前回の東京大会の開催年度なる昭和39年を最後に脚折雨乞は一度途絶えてしまいました。今回は2020年東京大会開催の影響により、脚折雨乞の運営が厳しくなる課題に直面しています。

地域の絆、交流の輪を深めたい

龍蛇製作に麦わらなどを使用するため、1年ほど前から麦の栽培をはじめ行事開催までには本当に多くの地域の方々が関わっています。これらの作業の過程や当日の運営などを通して、地域の絆が生まれ普段の生活や万が一の災害時などにおいて、その絆が役に立つと考えています。

また、近年シティプロモーションを推進しており、鶴ヶ島市と言えば「脚折雨乞」というように脚折雨乞を中心としてPRを行っています。このことから、脚折雨乞開催時には近隣市町だけではなく、県外からの来場者も増えています。このような中で、会場が住宅地内の都市公園ということもありその開催手法について検討を行い、市外からの来場者にも対応し、交流を深められればと考えています。 このように地域の絆、交流の輪を深める4年に1度の「脚折雨乞」を是非開催したいと考えています。

そのための費用(※下記参照)として、皆様からの支援をよろしくお願いします。

※いただいた寄附の使い道

・会場設営費や警備費などを含めた脚折雨乞運営費
・ビジョンカーの配置や出店会場整備などによる賑わい創出費用
・ポスターや会場案内看板設置などによるPR費用

事業に携わる方の思い

脚折雨乞行事保存会 平野会長

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私が初めて「脚折雨乞」に参加したのは、昭和39年8月9日のことでした。当時は「日照りが続いているので、明日雨乞をしよう」と地域の人たちの話し合いで決められ開催されました。材料も技術も、人々の暮らしの中にあったので、翌日に実施することが出来ました。私は最年少の16歳での参加でした。

しかし、これを最後に雨乞いは一度途絶えてしまいました。専業農家が減少したことが要因でもあり、その後鶴ヶ島市の人口が急速に増加していきました。このような中、地域の関係性が希薄になってきていることから、どうすれば地域の一体感が蘇るのかということを話し合いながら「脚折雨乞行事保存会」を立ち上げました。

もともとは農作物に対する“水”への願いがあったと思いますが、今は地域を結び絆を育む存在として、地域では大変重要となっています。

次回の脚折雨乞の開催については、2020年東京大会の開催時期と重なることから、人的・経費的に大変厳しい状況が見込まれます。

是非、皆様からのご支援を賜り滞りなく“脚折雨乞”開催したいと考えております。

多くの皆様からのご支援をお待ちしております。

そして、是非“脚折雨乞”を見に鶴ヶ島市へお越しいただき、龍神の迫力を直接感じていただければと思います。

鶴ヶ島市長より

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鶴ヶ島市は、都心部のベッドタウンとして高度経済成長期を境に、人口が急増した経緯があります。当時は日本有数の平均年齢の若いまちとして、活気に満ち溢れていました。

しかし、時代の流れとともに、その人口構成の歪みなどから急速な少子高齢化を迎えています。

さらに、確実に訪れるであろう人口減少の課題もあり、これらの解決に向けた、首都圏郊外都市における「新しい鶴ヶ島」の構築が必要となっています。

この「新しい鶴ヶ島」を構築する上で、当市の独自性や地域資源を活かすべきと考え、脚折地区に継承され4年に1度開催されている伝統行事『脚折雨乞』の持つ意義を紐解きました。                            
脚折雨乞は江戸時代から続く降雨祈願の伝統行事で、昭和39年の開催を最後に一度途絶えてしまいますが、行事の持つ地域の一体感が再認識され、昭和50年に脚折雨乞行事保存会が設立し、行事を復活させました。

地域の絆を醸成する行事として高く評価され、国選択無形民俗文化財への選択のほか、平成25年には総務省管轄の地域活性化センター主催「ふるさとイベント大賞」で最高賞となる大賞を受賞しました。

各種メディアにも大きく取り上げられたことから、全国的な知名度もますます向上し、今後の開催においては、今まで以上に大勢の観客が来場されることが想定されます。

このようなネームバリューは、地方創生の素材として重要な要素ですが、それ以上に、脚折雨乞に内包される新旧住民を結ぶ「地域の絆」や、鶴ヶ島市の人々が「自然と共生」してきた歴史は、今後のまちづくりの根幹となる理念として共有すべきものと考えられます。

この脚折雨乞の開催に際し、必要となる資材や警備などの人件費が大幅に高騰しています。

市としても最大限の支援を行い、脚折雨乞を開催しその意義を新しい鶴ヶ島を構築する土台にしたいと考えておりますが、全国の皆様からも是非ご支援いただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

鶴ヶ島紹介動画

「脚折雨乞」紹介動画

パラパラ漫画ムービー「雨恋いのまち 鶴ヶ島」

脚折雨乞(埼玉県鶴ヶ島市) 【第 17 回大賞】

提供:地域活性化センター

お礼の品のご紹介

つるゴンぬいぐるみ(5,000円)

 

つるゴンぬいぐるみ(5,000円)

雨乞いBOX【焼き菓子詰め合わせ】(5,000円)

雨乞いBOX【焼き菓子詰め合わせ】(5,000円)

絵本「雨をよぶ龍」(10,000円)

絵本「雨をよぶ龍」(10,000円)

百鬼丸制作「切り絵龍神手ぬぐい」(10,000円)

 

百鬼丸制作「切り絵龍神手ぬぐい」(10,000円)

雨乞いポロシャツ(10,000円)

 

雨乞いポロシャツ(10,000円)

つるゴンタオル・タオルマフラーセット(15,000円)

 

つるゴンタオル・タオルマフラーセット(15,000円)

以下の、「国道渡御撮影スポット入場権(20,000円)」と、「会場特別観覧席入場権(50,000円)」は鶴ヶ島市在住の方もお申し込みいただけます!

【注意事項】

鶴ヶ島市内在住の方にお送りできるお礼の品は、「国道渡御撮影スポット入場権(20,000円)」及び「会場特別観覧席入場権(50,000円)」のみとなります。

鶴ヶ島市内在住の方が、誤ってその他のお礼の品を申し込まれた場合は、鶴ヶ島市からご連絡させていただくことがございますので、何卒ご了承ください。

国道渡御撮影スポット入場権(20,000円)

 

国道渡御撮影スポット入場権(20,000円)

会場特別観覧席入場権(50,000円)

 

会場特別観覧席入場権(50,000円)

 

お礼の品一覧

  • 2020年01月29日 15:26

    寄附募集期間終了と寄附の御礼

    本プロジェクトは1月7日を持って、寄附募集期間を終了しました。
    たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。

    今回、目標金額の達成は叶いませんでしたが、寄附者の皆様からお心遣い・応援メッセージに、励まされております。
    皆様からの寄附金は、伝統行事「脚折雨乞」の開催に向け運営や賑わい創出に関する費用に活用させていただきます。

    今後とも鶴ヶ島市に対する応援をよろしくお願いします。

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埼玉県鶴ヶ島市

鶴ヶ島市は、埼玉県のほぼ中央、都心から約45 キロメートル圏内に位置しています。 大きな河川はないものの、飯盛川と大谷川が流れているほか、雷電池や太田ヶ谷沼などがあり、地形はほぼ平坦となっています。 東京への通勤圏に属する良好な居住空間が広がる一方、雑木林や農地などといった武蔵野の原風景が残されており、都市と自然が調和したまちです。