250年の伝統工芸をAIで次の世代へ。富山・井波彫刻を、日本中に届ける

カテゴリー:新産業・地域創生 

寄付金額 0円

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目標金額:10,000,000円

達成率
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支援人数
0人
終了まで
90日
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富山県南砺市(とやまけん なんとし)

寄付募集期間:2026年10月15日~2027年1月13日(90日間)

一般社団法人 Nyx Foundation

プロジェクトオーナー

 富山県南砺市井波。250年にわたり、木彫刻の技が師匠から弟子へ受け継がれてきた町です。いまも6人の若手が、親方のもとで鑿を握っています。技は、本物の仕事のなかで次の世代へ渡ります。

 このプロジェクトは、井波の彫刻師に作品づくりを依頼し、その技を三次元(3D)データと動画で届け、見た人がどこで注文に至ったかをAIで分析して、新しい注文を井波へ届ける挑戦です。

 進め方:

 1. 依頼する。井波の彫刻師に、表札・看板・獅子頭・木魚・楽器など、暮らしのなかで使える作品の制作をお願いします。制作代金は、販売の結果にかかわらずお支払いします。

 2. 届ける。作品を三次元(3D)のデータにし、木に向かう工程とあわせて撮影して、YouTube・TikTok・Instagramで発信します。写真では伝わらない奥行きを、光と角度を動かして見せます。販売ページ用の商品写真と、日本語・英語の紹介文もそろえます。
 
 3. 分析する。どの品目を、どの価格帯で、どこに出すかは、販路の最適化シミュレーションで比べて決めます。動画を見た人のうち、何人が販売ページを開き、問い合わせ、注文したのか。どこで止まったのか。AIで分析し、見せ方を日々改善します。

 4. 公開する。結果は、届かなかったものも含めて公表します。分析の仕組みと道具は、ほかの産地でもそのまま使えるよう、無償で公開します。

 主催は一般社団法人 Nyx Foundation。井波彫刻協同組合と相談しながら進めます。事業期間は令和9年度の1年間です。終了後も、注文の推移を追って報告します。

 井波彫刻の始まりは1763年。瑞泉寺再建のため京都から派遣された彫刻師の技を、地元の宮大工が習いました。厚さ5〜10センチの木を表と裏の両面から彫り抜き、200本ほどの鑿を使い分け、紙やすりを使わず刃だけで仕上げます。5年の修業を終えても、まだ半人前と言われます。その奥行きは、実物を手にして傾けたときに初めて見えます。三次元と動画では、その奥行きが伝わるように記録します。

なぜこのプロジェクトが始まったの?

 私たちは、南砺市に研究所「Nanto」をつくることを決めました。

 南砺市には、豊かな資源と、山に囲まれた美しい景観があります。そして何より、この町をよくしようと本気で動いている人たちがいます。研究の環境として、これほど優れた場所はそう多くありません。

 この町に、世界一の研究所をつくる。そのために、まず、この町でいちばん大きな課題に、最先端技術の力で取り組むことにしました。

 昨年12月から毎月南砺市を訪れ、20人を超える方にお話をうかがいました。そこで最も重い課題として浮かび上がったのが、250年続く井波彫刻でした。跡を継ぐ人が減り、彫刻そのものが世に知られる機会も減っている。

 これは、地方の町で繰り返されてきた形です。町の柱だった産業が細ると、町のほかの部分も一緒に細っていく。井波彫刻は、南砺市にとってその柱です。

 いちばん先に取り組むべきことは、彫刻師の手取りを増やすことだと考えています。そのために必要なのは、一時的な助成で生活を支えることではなく、まだ届いていない需要を開拓するための基盤づくりです。

 発信を増やすだけでは足りません。誰が何を見て、どう判断して買ったのか、なぜ買わなかったのかを分析し、見せ方を日々改善する。この進め方を、井波に持ち込みます。

 そのための道具が二つあります。ひとつは、作品を三次元(3D)のデータにする技術。写真では平らになってしまう両面彫りの奥行きも、籠彫りのように外から見えない内側も、画面のなかで向きを変えて確かめられるようにします。もうひとつは、販路の最適化シミュレーション。どの品目を、どの価格帯で、どの売り場や媒体に出すか、実際に試す前に同じ条件で比べます。試算でわかるのは、何から試すかの順番です。

 私たちはこれまで、AI・ブロックチェーン・金融が交わる領域で研究してきました。そこで培った分析の方法を、次は伝統工芸×AIで使います。それが、この町で私たちが引き受ける仕事です。

 井波彫刻の欄間や表札、楽器を手にしたときに伝わるものを、全国に届けます。どう見せれば実際の購買につながるのかは、一つずつ確かめます。

プロジェクトの詳細

■ 井波の彫刻師への制作依頼

 表札、看板、獅子頭、木魚、神棚、木彫を施したギター。飾って眺めるためのものではなく、暮らしのなかで使えるものを、井波の彫刻師にお願いし、対価をお支払いします。販売の結果にかかわらずお支払いします。何をどれだけお願いするかは、組合と、彫刻師お一人おひとりと話しながら決めます。

■ 作品の三次元(3D)データ化

 完成した作品を三次元のデータにします。画面のなかで向きと光を変えられますので、手で傾けたときに初めて見える奥行きを、そのまま確かめていただけます。籠彫りのように外から見えない内側も、断面が取れる形式なら示せます。写真にすると真っ先に消えてしまうのが、この部分です。

 点数は寄附の額によって変わりますが、三次元データ化そのものは、額の多少にかかわらず行います。公開の範囲は、作品ごとに彫刻師の同意をいただいたうえで決めます。

■ 作品と制作工程の撮影、動画での発信

 YouTube・TikTok・Instagram へ出します。写真に加えて動画と三次元を使えば、光と角度を動かせますので、手で傾けたときに見える奥行きを、画面のなかでも見せられます。あわせて、すでにある販売ページにそのまま載せられる商品写真と、日本語・英語ほかの紹介文をご用意します。

■ 販路の最適化シミュレーションによる絞り込み

 表札、看板、獅子頭、木魚、神棚、楽器。それぞれに価格帯があり、出せる売り場や媒体も複数あります。組み合わせは無数にあり、すべてを順に試していける時間はありません。

 そこで、私たちが研究してきたシミュレーション技術で、複数の案を同じ条件で比べます。試算でわかるのは、何から試すかの順番です。需要があることの証明にはなりません。実際に出した結果と突き合わせて、次の試算を直していきます。

■ 閲覧から注文までの各段の測定

 1本の動画を1,000人がご覧になり、そのうち100人が販売ページを開き、10人が問い合わせ、2人が注文なさったとします。このとき、どこまで関心が続いたのかが分かります。注文に至るまでのどの段階を改善すれば次につながるかを、数字から判断できます。

 どの動画をどの層がどこまで見たか。見た方のうち何人が販売ページへ進んだか。問い合わせ・見積り・注文の各段で何人が残ったか。どの品目、どの価格帯に反応が集まったか。これらを測ります。

 注文は、私たちの販売ページを通ったものだけでなく、動画を見て工房へ直接連絡が入ったものも数えます。直接の分は、組合を通じて件数と金額の幅をうかがいます。お客さまのお名前をうかがうことはありません。

 把握できなかったものと、注文に至らなかった理由も、分かった範囲で公開します。ここで得た数字は、次の試算に戻します。

■ 弟子の受け入れを支える方法の設計(一定額を超えた場合)

 弟子の受け入れと指導を支える方法は、井波彫刻協同組合と相談して設計します。内容と配分は、合意ができた段階で公開します。この事業の期間で担うのは、その入口づくりまでです。

■ この事業でやらないこと

 作品を仕入れて転売することはしません。お客さまと彫刻師が直接話しながらつくる関係は、井波彫刻の価値そのものだとうかがったからです。

 新しい通販サイトもつくりません。すでにある販売ページを使わせていただきます。

 海外への発信と販売の窓口は、すでに別の方々が進めておられます。本事業は国内の需要開拓から着手します。英語の紹介文と三次元データは、海外でもそのまま使える形でご用意します。

表札・楽器・面
動画での再生回数

寄附者のみなさまへ

寄附金の使い道

 いただいた寄附は、南砺市を通じて本事業の補助金となり、次の4つに使用します。

 ・井波の彫刻師への作品制作の依頼(販売の結果にかかわらず、制作代金をお支払いします)
 ・作品の三次元(3D)データ化、制作工程の撮影、動画の制作、日本語と英語の紹介文
 ・販路の最適化シミュレーションと、動画を見た人が注文に至るまでの分析、その結果をもとにした改善
 ・試算・分析の仕組みと道具の公開(ほかの産地でも使える形にします)

 寄附総額に応じて、制作をお願いする点数と単価を上げ、より多くの彫刻師に仕事が回るようにします。後継者の受け入れを支える方法は、井波彫刻協同組合と相談して設計します。

 注文の額は、見込みとしても書きません。中間時点と終了時点で、制作点数、映像の公開状況、閲覧から注文までの件数、確認できた未注文の理由を公開し、次の改善に生かします。

 ※品目・点数・配分は、井波彫刻協同組合と相談したうえで確定します。

一般社団法人 Nyx Foundationのメッセージ

一般社団法人 Nyx Foundation

一般社団法人 Nyx Foundation と申します。

 AI・ブロックチェーン・金融が交わる領域で研究をしてきた法人です。南砺市に研究所「Nanto」をつくると決め、この町でいちばん大きな課題から取り組みます。木彫刻については、井波の皆さまに教えていただきながら進めます。

 井波の彫刻師は、5年修業してもまだ半人前と言われる技を持っています。厚さ5〜10センチの木を両面から彫り抜き、200本ほど持つ鑿のうち100〜120本を使い分け、紙やすりを使わずに仕上げる。その技がいちばん時間をかけている部分は、写真にすると伝わりません。

 私たちが増やしたいのは、彫刻師の手取りです。寄附は、まだ届いていない需要を開拓するための元手にします。井波の彫刻師に作品づくりを依頼し、三次元(3D)データと動画で届け、どこに何をいくらで出すかを試算し、見た人がどこで注文に至り、どこで止まったかを分析して、次の一手に変えます。これを日々繰り返します。

 売れるようになるかどうかは、やってみなければ分かりません。同じ言葉が過去にもあったと聞いています。だから、閲覧・問い合わせ・見積り・注文の各段で何人が残ったかを測り、注文に至らなかった理由も分かった範囲で公開し、井波に返します。試算・分析の仕組みと道具は、ほかの産地でも使えるよう、誰でも無償で使える形で公開します。

 いま、親方のもとで鑿を握っている若い人が6名います。技は、本物の仕事のなかで次の世代へ渡ります。その仕事を、この町に増やします。

 中間時点と終了時点で、制作点数、映像と素材の公開状況、各段の件数、確認できた未注文の理由を公開します。

一般社団法人 Nyx Foundation

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-円

現在進捗情報はありません。

富山県南砺市

南砺市は、豊かな自然に抱かれ、独自の風土に根ざした歴史や文化を育んできたまちです。
命が咲き誇る春、情熱がきらめく夏、実りと哀愁の調べが彩る秋、一面の雪景色にも温もりが感じられる冬と、
日本の原風景が息づく南砺の里山では、四季を通じて人と自然が調和しゆったりとした時間が流れています。
中でも、山間部には平成7年世界文化遺産に登録された「五箇山合掌造り集落」があり、まるで昔話に出てくるような
懐かしい風景が今も残っています。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星評価をいただき、世界中からお客様が来訪されます。
また300年の伝統を誇る「城端曳山祭」(毎年5月4日・5日開催)は、平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
平成30年には「木彫刻のまち井波」の歴史・文化の魅力を伝えるストーリー≪宮大工の鑿(のみ)一丁から生まれた木彫刻美術館・井波≫が日本遺産に認定されました。
城端曳山会館では、井波彫刻や城端塗の技の粋をつくした華麗で優雅な曳山が展示されており、いつ訪れても祭りさながらの雰囲気をお楽しみいただけます。