不登校になっても、学びもつながりもあきらめない。誰もが通える学校外の学び場を広げます
カテゴリー:子ども・教育
寄付金額 53,000円
目標金額:1,500,000円
- 達成率
- 3.5%
- 支援人数
- 2人
- 終了まで
-
90日
/ 90日
岐阜県岐阜市(ぎふけん ぎふし)
寄付募集期間:2026年10月3日~2026年12月31日(90日間)
岐阜県岐阜市 & 特定非営利活動法人スマイルバトン

文部科学省の統計では、全国で35万人を超える小・中学生が不登校となっています。岐阜市でも、不登校の小・中学生は1,000人を超えています。日本では、特に小学校段階ではほとんどの子どもが公立学校で学んでいます。そのため、学校の環境にフィットしないとき、地域によっては学びの選択肢が一気に限られてしまいます。さらに、学校外の学び場はまだ少なく、費用の高さも大きな壁です。私たちは岐阜市で、公立学校に近い負担で通えるフリースクール「学藝の森CoE」を運営し、安心できる居場所や学び直し、人とのつながりを支えてきました。本プロジェクトでは、そこで培った実践知をパターンカードやガイド、研修資料として可視化。家庭の経済状況にかかわらず、子どもが安心して学び、つながれる地域を岐阜から広げていきます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
不登校になったとき、「家にいるしかない」を減らしたい
安心できる居場所も、学び直しも。選択肢が家庭の経済力に左右されない地域へ
文部科学省の統計では、全国で35万人を超える小・中学生が不登校となっており、岐阜市でも1,000人を超える小・中学生が学校に通えていない現状があります。
不登校の子どもが増え続ける一方で、学校外の学び場や支援につながることができず、自宅を中心に過ごしている子どもも少なくありません。その割合は約75%にのぼります。
学校に行けなくなる理由は、一人ひとり異なります。必要なのは、「できるだけ早く学校に戻ることを目指す場所」を増やすことではありません。まず安心して過ごせること。自分の気持ちや考えを表現できること。誰かと関わりながら、自分のペースで生活や学びを立て直していけること。そうした時間と場所が、地域の中に複数の選択肢としてあることが大切だと、私たちは考えています。
しかし、学校外の学び場を選ぼうとすると、次に大きな壁となるのが費用です。民間のフリースクールや学習支援を継続的に利用する負担は、家庭にとって決して小さくありません。さらに、子どもへの付き添いなどを理由に、保護者が働き方を変えざるを得ず、世帯年収が減るケースも増えてきています。
そこで私たちは岐阜市で、公立学校に近い経済負担で通えるフリースクール「学藝の森CoE(こえ)」を2025年4月より運営してきました。これまで30人以上の小学生に利用いただき、現在の月額利用料は給食費込みで月額33,000円(税込)です。
加えて、発達特性に配慮した学習支援や、不登校経験者の学び直しを支える「個別支援塾with」や、子どもの不登校をきっかけに働き方を変えざるを得ない保護者に就労機会をつくる「Neighbor Works」を組み合わせ、子どもの学びだけでなく、家庭全体を支える仕組みづくりに取り組んでいます。
今回のクラウドファンディング型ふるさと納税では、岐阜市で生まれつつある「経済負担を抑えながら、子どもの安心・学び直し・家庭を支える仕組み」を整理し、地域の学校や支援団体、保護者、市民、そして全国の同じ課題に向き合う人たちが使える形にすることを目指します。
「安心できる」から、もう一度それぞれの時間が動き出す
一人ひとりの変化を支え、子どもも家庭も支える
学藝の森CoEには、2026年3月時点で、小学1年生から5年生までの24名が通っています。子どもたちからは、「安心できる」「言いたいことが言える」「自分を出せる」といった声が聞かれています。保護者からも、生活リズムが整ってきたこと、自分の気持ちを表現するようになったこと、学ぶ意欲が少しずつ戻ってきたこと、友人との関係が広がったことなど、さまざまな変化が報告されています。
ただし、変化の表れ方は子どもによって異なります。すぐに机に向かえる子もいれば、まずは大人と話すことや遊ぶことから始める子、昼夜逆転した生活リズムを整えるところから始める子もいます。私たちが大切にしているのは、「何ができたか」だけを見ることではありません。その子が安心して過ごし、少しずつ自分の気持ちや考えを表現できるようになっているかを丁寧に見ていくことです。
また、「個別支援塾with」には小中学生10名が通っています。不登校となった中学3年生が、自分のペースで学び直しを重ね、私立全日制高校への合格につながった事例も生まれました。さらに、「Neighbor Works」では、現在6社の企業と連携し、3名の保護者への業務委託が始まっています。子どもへの付き添いが必要な状況でも、自分の力や経験を活かして働ける。そんな選択肢を、少しずつ地域の中に増やしています。
岐阜で生まれた実践を、誰もが使える「知恵」にする
経験や勘に埋もれている支援の知恵を、パターン・ランゲージに
私たちが運営するフリースクールなど、学校外の学び場では、日々、小さな判断の積み重ねがあります。
「この子には今、声をかけた方がいいのか、それとも待った方がいいのか」
「学習を勧めるなら、どのタイミングがいいのか」
「保護者とどのようにパートナーシップを築いていくか」
こうした判断には、子どもや家庭と関わる中で培われてきた大切な知恵があります。しかし、その多くはスタッフ一人ひとりの経験や感覚の中にあり、言葉にされないまま失われてしまいがちです。
本事業では、学藝の森CoE、個別支援塾with、Neighbor Worksでの日々の実践を記録し、外部専門家の助言も受けながら、繰り返し現れる大切な考え方や工夫を「パターン・ランゲージ」として整理します。
パターン・ランゲージは、細かな手順や一つの正解を示すマニュアルではありません。似たような状況に出会ったときに、「こんな見方もできる」「こんな関わり方もある」と立ち止まり、よりよい選択肢を考えるための言葉です。
つくって終わりにせず、使いながら育てる
<今回制作するもの(予定)>
(1)実践知を言語化した「パターンカード」
子どもとの関わりや場づくりの知恵を、対話や研修で使えるカード形式にまとめます。
(2)普及用運営マニュアル
経済負担を抑えながら学校外の学び場を運営するための考え方や仕組みを整理します。
(3)教職員向けガイド
学校の中でも活用できる、子どもとの関わり方や環境づくりのヒントをまとめます。
(4)保護者支援ガイド
子どもへの支援だけでなく、保護者や家庭全体を支えるための視点を整理します。
制作したパターンカードやガイドは、岐阜市内で開催する実践共有イベントや研修会で、実際に活用します。また、学藝の森CoEでの実践や子ども・保護者の変化を共有した上で、学校関係者、教育委員会関係者、地域団体、保護者、市民が一緒になって、「自分たちの地域では何ができるだろう」と考える場をつくります。そこで生まれた意見や気づきをもとに成果物をさらに磨き、ウェブ等を通じて岐阜市内外へ発信します。
私たちが目指しているのは、岐阜で生まれた実践を、そのまま全国にコピーしてもらうことではありません。それぞれの地域のさまざまな支援の担い手が、自分たちの環境や子どもたちに合った形へと応用できる「考えるための土台」や「より良い実践の手がかり」を届けることです。
そして、実現したいことは学校の中にも外にも、その子が安心して学べる選択肢があり、必要に応じて行き来できる地域です。そのためには、民間の学び場だけが知恵を抱えるのではなく、学校、行政、地域団体、保護者、市民がそれぞれの立場から使える共通言語が必要です。今回の成果物を、その土台の一つにしていきます。
幸せな子ども時代を、すべての子どもたちへ
「今」にも「未来」にも希望が持てる社会へ
私たちは、社会の仕組みや環境とのミスマッチによって、子どもたちが本来抱える必要のない苦しさを抱えることのない社会をつくりたいと考えています。
子どもが、自分のままで安心して過ごせること。自分の気持ちや考えを表現できること。学びたいと思ったときに学べること。人や社会とつながりながら、「これから」に希望を持てること。そうした環境を、家庭の経済状況にかかわらず選べるようにしたい。その思いから、私たちは岐阜市で「学藝の森CoE」を運営しています。
学藝の森CoEをつくるとき、私たちはまず、子どもたちが安心して過ごせる場所をつくりたいと考えていました。一方で、「居場所」であるだけでいいのだろうか、という思いもありました。
読み書きや計算といった基礎的な力は、学校のテストのためだけに身につけるものではありません。この先の生活や、世界を広げる学びの土台になるものです。だからこそ学藝の森CoEは、安心して過ごせる居場所であると同時に、基礎的な学びに取り組んだり、暮らしと学びがつながるプロジェクトの学びに挑戦できる場所でありたい。私たちは、そんな「学び舎」を目指してきました。
ただ、「学ばせること」や「できるようにすること」を先に置けば、それが再び子どもを苦しくさせてしまうこともあります。大切なのは、目の前の子どもをよく見て、「この子にとって、今必要なことは何だろう」と考え続けることです。
声をかけるのか、待つのか。背中を押すのか、少し離れて見守るのか。学びを勧めるのか、まずは遊んだり誰かと話したりする時間を大切にするのか。私たちは毎日、子どもたちと過ごしながら、そんな小さな判断を積み重ねています。
今回のプロジェクトでは、そこで培ってきた知恵を、私たちだけの経験にとどめず、言葉にして社会にひらいていきます。
学藝の森CoE だけが特別な場所として残ることを、私たちは目指していません。学校の中にも、学校の外にも、子どもが「ここなら自分でいられる」と思える場所が増えてほしい。校内教育支援センターや学びの多様化学校、公立・私立の学校、地域の学び場や支援団体など、それぞれの場所で活かせる知恵として届けていきたいと考えています。
岐阜で始まった小さな実践が、「こんな見方もある」「こんな関わり方もできる」と考えるきっかけになり、一人ひとりの子どもに合った学びやつながりの選択肢が、地域の中に増えていく。学校に行けなくなっても、学びをあきらめなくていい。人とのつながりをあきらめなくていい。そして、家庭の経済状況によって、その選択肢をあきらめなくていい。
そんな地域を、私たちはつくっていきたいと思っています。
寄附金の使い道について
目標金額:150万円
本プロジェクトの実践知の整理・可視化・普及にかかる費用を目標金額として設定
【内訳】
・外部専門家・講師謝礼
・パターンカード等のプロトタイプ制作費
・マニュアル・ガイド等の制作・印刷費
・実践共有イベント・オンラインセミナー開催費
・活動記録・編集委託費
目標金額を上回った場合・下回った場合の対応について
・目標額を上回った場合
成果物の追加制作や印刷、実践共有の機会拡充など、本事業の普及に活用します。
・目標額に満たなかった場合
ご支援いただいた金額の範囲で、実践記録の整理、パターン・ランゲージ/パターンカードの制作、成果共有を優先して実施し、印刷部数やイベント規模等を調整しながら本プロジェクトを進めます。
リターンについて
本プロジェクトでは、返礼品のご用意はありません。
いただいたご寄附は、学藝の森CoE・個別支援塾with・Neighbor Worksで培ってきた実践を記録・整理し、パターンカードやガイド、研修資料として社会にひらいていくために活用します。
寄附によって生まれた成果は、学校、地域団体、保護者、市民など、必要とする方が参照できる形で広く共有していきます。
最後に
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
私たちが向き合っているのは、制度や数字ではなく、一人ひとりの子どもの「今」です。
学校という環境が合う子もいれば、合わない子もいます。それは、その子に問題があるということではなく、今ある仕組みとの間にミスマッチが起きているということだと、私たちは考えています。
だからこそ、学校に行けなくなったときにも、安心して過ごせる場所があり、学びたいと思ったときに学べて、人や社会とつながっていける。そんな選択肢を、地域の中に増やしていきたいと思っています。
子どもたちにとって、「今」は一度きりです。未来のために今を我慢するのではなく、今を安心して、自分らしく生きられること。その積み重ねが、きっと未来につながっていくと信じています。
岐阜で始まったこの実践を、より多くの子どもたちの選択肢につなげていくために、ぜひ力を貸してください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
岐阜市のNPO支援
岐阜市 市民協働生活部 市民活動交流センター
岐阜市では、「協働のまちづくり」を推進しており、共に地域社会の課題解決を目指すNPO等の事業を応援しています。この事業を皆様にも応援していただくために、ふるさと納税を活用しています。
この事業によって、市民の皆様が誇りを持てる個性豊かな地域社会の実現を目指します。
現在進捗情報はありません。
岐阜県岐阜市
ガタン、ゴトンと、名古屋から電車で約20分揺られた先に、岐阜市はあります。
岐阜県の県庁所在地である岐阜市には、魅力が満載。
玄関口であるJR岐阜駅周辺に並ぶ高層ビル。
昭和の面影を残しながら新たな活気がみなぎる柳ケ瀬商店街。
1,300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われる清流長良川。
そして、岐阜城を冠する自然豊かな金華山があり、斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将ゆかりのまち。
そんな、まちと自然がバランスよく共存する岐阜市には、暮らしやすさと豊かさがあります。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。