地球の食料問題に貢献する麹菌タンパク素材を創る

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

寄付金額 10,000

1%

目標金額:1,000,000

達成率
1%
支援人数
1
終了まで
45
/ 45

静岡県(しずおかけん)

寄付募集期間:2026年6月17日~2026年7月31日(45日間)

静岡県工業技術研究所

プロジェクトオーナー

私たち工業技術研究所は、静岡県の公設研究機関です。研究を通じて静岡県に貢献することを目標に、日々業務に励んでいます。当食品科では、県内の食品工場で発生する副産物など、十分に活用されていない食品資源の高付加価値化について多くの相談を受け、SDGsや付加価値向上を目指した研究開発や技術支援に取り組んでいます。

本プロジェクトで解決したいこと

世界人口増加や地球温暖化により、将来的に畜肉などのタンパク質の不足が懸念されています。この課題を解決する方法として、微生物由来のタンパク質が注目されています。これは、微生物自体を培養して食材にするというアイデアです。
静岡県は食品・飲料の製造が盛んで、その過程で副産物が発生します。この副産物を栄養源として微生物を培養することで、国内で生産可能な食品素材の開発を目指します。

プロジェクトの概要

麹菌タンパクとは

本プロジェクトで利用する麹菌は、日本の伝統食品(醤油、日本酒、甘酒)づくりに欠かせない微生物です。例えば、甘酒製造において麹菌は、米のデンプンを分解して甘みを引き出します。このように、食材のもつおいしさの「引き立て役」として食文化を豊かにしてきました。
しかし、本プロジェクトでは、麹菌自体をたんぱく質源として大量培養して食べる、いわば「主役」の食材としての活用を目指します。

麹菌タンパクの優位性

麹菌は糸状菌という、長い糸状の形をした微生物の一種です。糸状菌を用いた海外の微生物タンパク食品は、牛肉と比べ、生産段階における環境負荷が低いとされています。また、糸状菌特有の繊維状構造は、肉のような食感を再現しやすいと期待されます。さらに、本プロジェクトのように食品の副産物を使うことができれば、培養コストを削減でき、他の新規タンパク源よりも価格面で優位です。これまで活用されていなかった副産物中の栄養成分を麹菌が餌として取り込むことで、高タンパクな食品に変換できる点が強みです。

本プロジェクトで取り組むこと

本プロジェクトでは、静岡県で盛んな日本酒、茶、水産加工品等の製造で発生する副産物の利用を検討しています。
第一の目標は、麹菌を効率的に育てることができる培養条件(副産物の種類や濃度など)を明らかにすることです。これまでの予備検討から、適切な条件下では、5日程度で麹菌を回収できると想定されます。
第二の目標は、回収した麹菌に対し、粉砕や加熱加工を行うことで、肉や乾燥粉末などの食用に適した形態の試作品をつくることです。肉状の形態が分かりやすいですが、粉末化することでプロテインや加工食品の高タンパク原料としての利用も考えられます。
さらに、第三の目標は、試作品の特長解明です。特に、食品で重要な安全性のうち、微生物学的な安全性(保存性)を評価します。常温、低温、高温帯に保存したときに、雑菌がどのくらい増殖するかを調べ、食品素材としての安全性と品質を評価します。

     【開発する食品素材のプロトタイプ】食品副産物で育てた麹菌を集めて肉のように調理

寄付金の使い道

皆様からのご支援は、以下の研究開発費用に活用させていただきます
消耗品:培養に使うガラス器具(フラスコ)、保存性の試験に使う試薬類
委託費:試作品の栄養成分分析
○ 目標金額を超えた場合
追加の寄付をいただいた場合は、麹菌の培養試験を一度により多く行えるよう、温度制御装置の購入に使わせていただく予定です。
○ 目標金額に達しなかった場合
目標金額に満たない場合でも、いただいた寄付を最大限に活用し、食品副産物を用いた食品素材の生産について基本的な研究を進めていきます。研究の進捗状況は定期的に報告させていただきます。

※本プロジェクトでは返礼品の用意はございません。

ご案内

成果発表会

令和8年度に静岡県が実施するクラウドファンディング事業の成果発表会を開催します。
皆さま、ぜひともご参加頂ければ幸いです。

日時 令和9年2月末頃
会場 静岡市内またはオンライン
参加方法
令和9年1月頃に、静岡県経済産業部産業革新局産業イノベーション推進課のホームページで成果発表会のご案内を掲載します。

寄付者の皆さまへのメッセージ

静岡県工業技術研究所 食品科 主任研究員 堀池隼雄

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本プロジェクトの主担当を務める堀池と申します。私はこれまで、微生物や発酵による変化に興味をもち、その研究に取り組んで参りました。タンパク質不足を実感する機会はまだ少ないかもしれませんが、新興国の発展に伴う畜肉の取り合いや、飼料代の高騰などのリスクが想定されます。本プロジェクトで開発を目指す素材は、食料の安定供給にも資すると考えます。ぜひ、本プロジェクトにお力添えのほど、よろしくお願い申し上げます。

静岡県工業技術研究所 所長 鈴木敬明

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静岡県工業技術研究所は、地域産業の振興と社会課題の解決に貢献すべく、日々研究に邁進しております。この度、当研究所の堀池研究員が、深刻化するタンパク質不足という国際的課題に対し、本県が誇る発酵技術と未利用資源を結びつける画期的な研究に挑戦します。
本プロジェクトは、廃棄される食材を高付加価値化し、新たなタンパク源を創出するだけでなく、地域経済の活性化にも繋がる可能性を秘めています。このふるさと納税の制度を利用したファンディングを通して、皆様のご支援が未来の食を支える重要な一歩となります。皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

静岡県立大学食品栄養科学部 教授 増田修一 様

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堀池隼雄さんは、私の研究室で修士課程を修了し、現在、緑茶、乳酸菌をはじめ、様々な食品またその素材に関する研究を行っています。修士では、「病原性細菌および化学物質の複合暴露による生物学的・化学的毒性の変動」に関する研究を行い、その成果は学術論文に掲載され、日本食品衛生学会で優秀発表賞を受賞しています。堀池さんは、食品に関する幅広い知識・技術を持っており、本研究を実施することで、国内外の産業に貢献する成果を得ると確信しています。是非、本プロジェクトにご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ご寄付の方法

個人の皆さまへ

緑色の「ふるさと納税で応援」ボタンをクリックし、ご寄附にお進みください。

企業の皆様へ

希望される企業・団体は、申出書から寄付をお願いします。
下記のリンクから申出書を入手できます。

申出書についてはこちらをご参照ください。 (静岡県「クラウドファンディングを活用した研究」のサイトに移動します。)

※本サイトでは企業・団体からの寄付はお受けしておりません。申出書による寄付をお願いいたします。

 

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

静岡県

急激に時代が変化する中、持続的な成長に向けた産業構造の変革、少子高齢化の進行、激甚化・頻発化する自然災害への備えなど、多くの課題に直面しています。
こうした課題の解決にはスピード感を持って取り組み、本県の「弱み」を「強み」に変えていく必要があります。行政だけではなく、県民、企業、団体等の多様な主体と、ウェルビーイングの考え方や分析に基づく県の政策の充実・強化などの変化を共有することにより、オール静岡で「幸福度日本一の静岡県」を目指します。