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「神明の花火大会」江戸時代、日本三大花火に数えられた市川花火を世界に誇れる花火大会にしたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,734,180

173.4%

目標金額:1,000,000

達成率
173.4%
支援人数
47
終了まで
受付終了

山梨県市川三郷町(やまなしけん いちかわみさとちょう)

寄付募集期間:2019年5月31日~2019年7月31日(62日間)

山梨県市川三郷町

プロジェクトオーナー

市川三郷町は、全国でも有数の花火の産地として栄え、「市川花火」と呼ばれていました。

その起源は、戦国時代の武田信玄が戦に用いた狼煙(のろし)に始まるといわれています。江戸時代には常陸の水戸、三河の吉田とともに甲斐の市川は日本三大花火の一つとして数えられていました。武田氏滅亡後、花火は”町人の技”として発達し、夏の娯楽として打ち上げられるようになりました。

市川花火は「神明の花火大会」として平成元年に復活し、長岡、大曲といった全国屈指の大会と比べると規模でこそ小さいものですが、花火の「歴史」や「質」ではどの大会にも劣らない魅力があります。その伝統を受け継いだ「神明の花火大会」を日本を代表し、世界に誇れる花火大会にしていきたいと考えています。

一流花火師20人が選んだ「絶対見るべき花火大会」NO.1に輝いた「神明の花火大会」を世界一の花火大会に!

感動の花火を、より多くの方に見てほしい

市川花火の歴史は古く、戦国時代の武田信玄が戦に用いた狼煙(のろし)に始まるといわれています。江戸時代には、「常陸の水戸」「三河の吉田」とともに「甲斐の市川」は「日本三大花火」の一つとして数えられていました。

「神明の花火」の起源、紙の神様を祭る神明社

市川三郷町は、花火とともに「和紙」の産地としても栄え、甲斐源氏の祖・新羅三郎義光(しんらさぶろうよしみつ)の三男、義清(よしきよ)が市川へ移り住んだ時に、家臣であった紙工の甚左衛門(じんざえもん)が優れた紙漉きの技術を伝授したことにはじまりと言われています。この和紙は美人の素肌のように美しいことから「肌吉紙(はだよしがみ)」と呼ばれ、武田家や徳川幕府の御用紙として献上されました。

この和紙は、花火の生産には欠かせないものでした。和紙で出来た半球に火薬を詰め、二つ合わせた球に帯状に切った和紙を繰り返し重ねて貼っていく作業を行っていきます。花火の美しさは和紙の質と絶妙な重ね貼りによって決まります。

卓越した紙漉きの技術を伝え、町民の生活を豊かにしてくれた紙工「甚左衛門」が没すると、住民たちは生前の功績を称え、紙の神を祀る「神明社(しんめいしゃ)」に祀り、命日である7月20日に祭礼を行って盛大に花火を打ち上げるようになりました。

この祭礼が「神明の花火」の起源と言われています。江戸時代になると日本三大花火に数えられるほど花火が盛んな地域となった市川三郷町は、時代が移り変わっても花火の産地として栄えました。山梨県下の花火師の約半数が市川にいたともいわれ、町内の約1割の世帯が花火づくりに携わっていました。

平成元年「神明」を冠した花火大会の復活

その後、「火薬取締規制」により一時休止となってしまいましたが、「神明」を冠した花火大会、「神明の花火大会」として平成元年に復活しました。

開催当初は人出も10万人ほどでしたが、地域住民をはじめとした関係者の長年の努力によって今では約20万人が足を運ぶ山梨県下最大級の花火大会へと成長いたしました。

多くは地元山梨と東京、神奈川、長野、静岡などの近隣県にお住まいの方がほとんどで、その他の地域からのお客様が少ないのが現状です。

しかし、規模的には約2万発の打上げで2尺玉も複数打ち上がる花火大会として、全国の有名な花火大会と比較しても遜色ない内容です。

また、花火大会というと混雑するイメージが強いと思いますが、神明の花火大会は広々とした河川敷で開催しますので都市部で行われる花火大会と比較してもゆったりと花火を鑑賞することができます。それを都心から約2時間と意外に近い場所で見ることが出来るのはとても魅力的です。

 

日本を代表する地元の花火師

圧巻のグランドフィナーレで感動に包まれる

神明の花火大会では約2万発の花火が夜空を彩ります。中でも、「2尺玉」は、地上500メートルまで打ち上がり、直径500メートルの大輪の花火が開きます。

花火会場は、保安距離ぎりぎりの距離で見ることが出来るため、頭上から降り注ぐような迫力は言葉で言い表すことができません。

打ち上げを担当するのは地元花火業者である株式会社齊木煙火本店と株式会社マルゴーです。コンピューターを駆使し音楽と連動した最先端の花火ショーを出演します。

齊木煙火本店は明治34年創業の老舗で、隅田川の両国花火大会をはじめ、大曲や土浦の競技花火で毎年入賞を果たし、マルゴーも長崎のハウステンボスで開催された第6回世界花火師競技会で優勝するなど全国各地で好評を博しています。持てる技術をすべて使って打ち上げる神明の花火大会は花火ファンの中でも注目の的となっています。

また、最新技術を用いながらも、日本の伝統的な格式を大切にした花火の心は、今も昔も変わらぬ「花火の質」神明の花火大会の魅力が詰まっています。

フィナーレの劇的な演出と相まって、約2時間に及ぶ競演に多くの人が感動し、花火の音と人々のどよめきが遥か遠くの町々にまで鳴り響きます。

本プロジェクトの温かいご支援は、「神明の花火大会」一番の見せ所「グランドフィナーレ花火」の打上げ費の一部に充てさせていただきます。

この「神明の花火大会」が日本を代表し、世界に誇れる花火大会となるようご支援をお願いし申し上げます。

■寄附の使い道

「神明の花火大会」花火打上げ協賛金の一部

・グランドフィナーレ花火打上げ費の一部:100万円

※目標金額に達しなかった場合、目標金額以上の寄附を頂いた場合、何れもいただいた支援すべてを本プロジェクトへ活用させていただきます。

「神明の花火大会」花火打上げ協賛金の一部

 

出会い・つながり・絆

そして平和への願い

神明の花火大会は「人と人とのつながり」を大切にしています。花火には人々のつながり、“絆”を生みだす不思議な力があると考えています。

かつて里謡に「七月おいで盆すぎて、市川の花火の場所であい(会い・愛)やしょ」と唄われ、人と人・恋人たちの出会いの場としても親しまれてきました。

日頃の感謝や励ましや願い、プロポーズの言葉といった大切な方へのメッセージを込めた花火を毎年打ち上げ、神明の花火をともに見た二人が絆を深めてやがて夫婦となり、家族でまた花火を見に訪れてくれたり、地元から離れて生活している家族が8月7日に帰省して親族みんなで花火を楽しんだり、人と人のつながりをたくさん生み出せる花火大会になってほしいと願っています。

 

事業に携わる方の思い

市川三郷町 町長 久保 眞一

■千年の歴史を伝える和紙と花火の町

写真

戦国時代の狼煙を起源とし、千年の歴史を誇る市川和紙の技術を基盤に発展してきた市川花火。花火はこの町の歴史そのものであり、伝統や文化と融合しながら地域に根付き大切に受け継がれてきました。長い歳月と風土が育み、人々の想いを込めて夜空に花開く「神明の花火」は見る人も支える人もともに楽しむ夏の夜の饗宴です。

長い歴史と文化に裏打ちされた「神明の花火大会」には、全国のどこの花火大会にも負けない魅力があります。この花火大会をもっと多くの方に知ってもらい、観ていただき、感動していただきたい。そして、日本を代表する、世界に誇れる花火大会となることを目指していきます。

どうか皆様の温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

「マルゴー」五代目 齊木 智徳さん、六代目 齊木 智さん

■一発にかける職人の熱き想い

「同時にこれだけ多くの人に、遠く離れた人にまで見てもらえて、一瞬で何十万人の人を魅了してしまうのは花火だけです。ほかにはない仕事だと思っています」

市川三郷町で戦後まもなくから続く煙火店「マルゴー」の五代目齊木智徳さんの言葉に、花火師としての誇りを感じます。

現在、六代目の齊木智さんがけん引する「マルゴー」の花火は世界花火師競技会など数々の大会で優勝に輝くなど、鮮やかさとエンターテイメント性の高い演出力で世界から注目されています。

花火師は若い世代からベテランまでと幅広く、一発一発がまさに職人それぞれの技と想いの集大成。「伝統と新しいものを開発する努力、このふたつがマルゴーの花火をつくりだしています」と自信を見せます。

「齊木煙火本店」四代目 齊木 克司さん

■市川三郷の名を背負い空高く打ち上げる

「神明の花火には強い想い入れがあります。この日を楽しみにしてくれている人が本当にたくさんいますから。その年の一番を見せる大会でもあり、気合が入ります」

明治34年に創業し、隅田川の両国花火大会をはじめ数々の大会で輝かしい成果をあげてきている「齊木煙火本店」の四代目齊木克司さんも、毎年特別な思いを持って神明の花火大会に臨んでいます。

神明の花火大会は、地元花火業者、齊木煙火本店とマルゴーが毎年交互に仕切っています。「それぞれの個性が色濃く出る大会で、まさに日本一の花火を見せる場。市川三郷町の名を甲州の名を背負っているという自負があります」と胸を張ります。

 

寄附者の皆様へ

市川三郷町からのメッセージ

山梨県市川三郷町はとても小さな町です。でも、日本を代表する伝統産業「花火」と「和紙」の文化が静かにいきづき大切に受け継がれている町です。

「神明の花火大会」はそうした町の産業・文化の結晶ともいうべきものです。これからも変わることなく、そして情熱と誇りをもって次代に受け継いでいくために、この花火大会が日本を代表し、世界に誇れる大会となるよう目指していきます。

本プロジェクトへのご支援に、心より御礼申し上げます。

 

お礼の品をご紹介

町で生産されているお礼の品です

  • 2019年07月17日 13:38

    目標金額達成の報告と引き続きの応援のお願い

    7月5日、本プロジェクトの目標金額を達成いたしました。
    たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。
    皆様からの応援メッセージ、本当に勇気づけられました。
    期待に応えられるよう、プロジェクトを実行してまいります。

    現在、プロジェクトで実施する8月7日の「神明の花火大会」開催に向け、準備を進めているところでございます。多くの皆さまに感動していただける花火大会になるよう取り組んでまいります。当日は会場でお会いできるのを楽しみにしております。

    目標金額は達成しましたが、寄附の受付は7月31日まで続きます。
    目標金額を上回りいただいた寄附金は、本プロジェクト打ち上げ費として、活用させていただきます。
    引き続きの応援、お待ちしています!

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山梨県市川三郷町

市川三郷町は、甲府盆地の南西、富士川に面した場所に位置し、四季の移り変わりが美しい四尾連湖や芦川渓谷、牡丹や多くの桜の名所などがある自然豊かな町です。
古くから栄えた市川三郷町は、花火、和紙、印章など伝統工芸が営まれ、大塚にんじんや甘々娘(とうもろこし)、シャインマスカットに代表される葡萄、桃、枯露柿など多くの農産物が栽培される農業の盛んな町でもあります。
町では次世代を担う子どもたちのために様々な施策に取り組んでおります。皆さまの温かい応援を励みにこれからも頑張ってまいります。