札幌市円山動物園/レッサーパンダが快適に過ごせるよう獣舎を改修したい

カテゴリー:動物 

寄付金額 5,726,000

38.1%

目標金額:15,000,000

達成率
38.1%
支援人数
440
終了まで
28
/ 90

北海道札幌市(ほっかいどう さっぽろし)

寄付募集期間:2026年4月23日~2026年7月21日(90日間)

北海道札幌市

プロジェクトオーナー

札幌市円山動物園では、動物たちが生き生きと暮らすため、動物福祉の向上に配慮した新しい施設整備を進め、本来の生息地に近い環境を再現する「環境エンリッチメント」に取り組んでいます。
この度、当園で飼育するレッサーパンダの生活環境改善のため、「ふるさと納税型クラウドファンディング」を活用し、屋内外を自由に出入りできる施設改修のための御寄付を募る取組を開始します。より良い動物園づくりのため、皆様の御支援・御協力をよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

レッサーパンダに「選べる自由」を

動物の意思で居場所を選択できる環境へ。動物福祉のさらなる向上を目指して

高山館 完成イメージ図

円山動物園におけるレッサーパンダの獣舎は、夏場の暑い屋外と空調の効いた屋内が分かれており、このような異なる環境を動物にどのように選択させるかが課題でした。
今回のプロジェクトでは、屋内と屋外を自由に行き来できるようにするための連絡トンネルの設置と屋内展示スペースの拡張を行い、動物が自らの意思で選択できる環境を実現したいと考えています。

現状の課題

現在の展示場は、屋内2区画と屋外3区画が完全に分かれています。飼育員が天候や動物の体調に合わせて移動を行っていますが、動物自身に居場所をどのように選択させるかが課題でした。
特に暑さが苦手なレッサーパンダにとって、夏場は大きな課題です。現在は涼しい午前中のみ屋外で過ごし、暑くなる前に屋内へ収容していますが、冷房完備の屋内展示場は2区画に限られるため、生活パターンが単調になりがちです。
また、展示できる個体数も制限されるため、皆様にレッサーパンダをご覧いただける機会が少なくなっているのが現状です。

寄附金の使い道

こうした課題を解決するため、いただいた寄附金は下記改修に大切に活用させていただきます。

・連絡トンネルの設置: 屋内と屋外を直結。レッサーパンダが好きな場所を選択できるようになります。
・屋内展示スペースの拡張: 広い室内環境を確保し、活動量を増やすとともに多様な行動を引き出します。
 
※目標金額に達しなかった場合でも、本プロジェクトへ活用させていただきます。また、その場合は寄附いただいた金額で実施できる改修、又はレッサーパンダの飼育環境改善のために使わせていただきます。

(改修に必要な費用:1,050万程度)
(改修に必要な費用:450万程度)

改修までのスケジュール(予定)

2026年4月下旬 クラウドファンディングスタート!
2026年7月中旬 募集終了
2026年10月  改修工事着工
2026年12月  竣工
2027年1月  一般公開!! 

円山動物園では4頭のレッサーパンダを飼育しています!

エイタ

誕生日・出身地/平成22年(2010年)7月3日 千葉市動物公園生まれ
来園日/平成25年(2013年)10月28日
性格・特徴/他の個体に対する興味が強く、特にメスに対しては檻越しに追いかけることが多い。ここ最近耳が遠くなってきたが、年齢に負けない一年中きれいな毛並みが特徴的。

エイタ

プーアル

誕生日・出身地/平成27年(2015年)6月25日 京都市動物園生まれ
来園日/令和5年(2023年)8月24日
性格・特徴/他の個体と比べて耳が大きく、前後足が長い。普段はおっとりしているが、展示場放飼場の出入りの時はどの個体よりも勢いがよく、飼育員を通り越して先回りして待機している。

プーアル

小百合

誕生日・出身地/平成28年(2016年)7月13日 秋田市大森山動物園生まれ
来園日/令和4年(2022年)11月2日
性格・特徴/食欲旺盛で、初めて与える餌もひとまず匂いを嗅いで確かめながらも警戒することなく食べる。あまり好まないものであってもたいてい次の日には完食していることが多い。

小百合

ヒナギク

誕生日・出身地/令和4年(2022年)7月1日 よこはま動物園ズーラシア生まれ
来園日/令和8年(2026年)3月16日
性格・特徴/新しいものや音には少し敏感だが、順応力が高い。今年3月に来園した際は、移動用のケージの中でも、のんびりと休息するほど。身軽で活発に動き、他の個体へも積極的に近づく。

ヒナギク

寒さに耐えられるレッサーパンダ。レッサーパンダの生態とその危機。

インド北東部から中国(四川省西部)、ネパール、ブータン、ミャンマー北部にかけての、標高1,500~4,800mにある温帯・亜熱帯の森林や竹林に生息しています。1日のほとんどを樹上で過ごす木登りが得意な動物で、竹(や笹)の葉やタケノコをはじめ、果実や鳥の卵などを食べて暮らしています。
冷涼で湿った環境に生息しているため、毛は雨風を防ぐ上毛と、体温を逃がさないための下毛の二重構造になっており、足裏まで毛で覆われています。長くて太い尾は体に巻きつけてマフラーの役割も果たし、寒さに耐え、熱を逃さない構造となっています。
現在、森林伐採による生息地の破壊や、毛皮・ペット目的の密猟などにより、レッサーパンダの数は減少し続けています。2015年には国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定され、野生での生息数はわずか5,000頭以下と推測されています。
レッサーパンダの数が減少している現在、国内外のさまざまな施設で協力しながら動物園での保護と繁殖の計画が進められています。

樹の上で過ごすレッサーパンダ

円山動物園での取組

円山動物園レッサーパンダ舎での取組

生木を使用した木組み

ほとんどの時間を木の上で過ごす彼らの野生での姿を再現するため、展示場には生木を主とした木組みや、現地に自生する植物に近いものを選んで植栽しています。また、高齢個体も飼育していることから、高さを抑えた施設でも安全に上り下りができ、年齢や個体差に応じた立体的な行動ができるよう工夫しています。
レッサーパンダの主食である笹や竹は、野生下では何種類もの中から、季節や成長段階に応じて最も嗜好性の高いものを選んでおり、そのほか、わずかに果実や鳥の卵なども採餌しています。
そのため、当園でも基本の餌に加え、季節ごとに採れる新鮮な園内の葉や果実、フルーツを定期的に給餌しています。
さまざまな餌を与えることは、飼育下動物において単調になりがちな食生活に良い刺激を与えるだけでなく、体調不良で餌を食べられなくなった場合や、投薬が必要な場合など、通常とは異なる状況下でも食欲を維持し治療を支えるための重要な選択肢となっています。

エンリッチメントの取組について

飼育下の環境は、野生での暮らしと比べると、動物たちが本来もっている多様なニーズを十分に満たせない場合があります。こうした点に目を向け、一頭一頭の特性やニーズに配慮しながら飼育管理を行っていく取組を「エンリッチメント」と呼びます。

円山動物園では、客観的な指標も参考にしながら、動物たちのニーズを大切にしたエンリッチメントに取り組んでいます。

古い獣舎でも地道に~モンキーハウス~

熱帯雨林に生息する霊長類6種が飼育されているモンキーハウスは、築40年を超える古い獣舎で、コンクリートと金属フェンスを主体とした単調な構造となっています。しかし、このような制約のある獣舎においても、動物たちのニーズを満たすため、さまざまな工夫を重ねています。

霊長類と言っても種類や個体ごとに得意な行動や能力が異なるため、求められるニーズも一様ではありません。例えば、フサオマキザルの「ハル」は学習能力が高く、非常に器用であることから、その能力を発揮できるよう、複雑な構造を理解することで餌を獲得できる仕組みを複数導入しています。

また、冬季には屋内の湿度が20%以下まで低下することがあり、乾燥のせいか脱毛や掻痒もみられていましたが、タイマー式のミスト散布に加え、樹皮チップを用いた植栽を導入することで、現在では湿度をおおむね60%前後に維持できるようになり、皮膚の状態も改善しました。

さらに、天井にはタイマー式給餌器を設置し、飼育員が不在の時間帯にも穀類が落下する仕組みとすることで、常に採食・探索行動が可能な環境を整えています。

フサオマキザル「ハル」
樹皮チップを用いた植栽
ミスト

トレーニングの取組

ゾウも人も安心、安全~アジアゾウのトレーニング~

体の大きなゾウと同じ空間で接することは飼育員にとって大きな危険を伴います。また、恐怖や痛みによってゾウの行動を制限することは、ゾウにとっても大きな精神的ストレスとなります。

そこで円山動物園では、人もゾウも安全に適切な健康管理を行えるよう、「準間接飼育」という飼育方法を採用しています。準間接飼育では「PCウォール(Protected Contact Wall)」と呼ばれる専用の柵を隔ててゾウと接します。

柵越しにトレーニングを行い、ゾウ自身に協力してもらうことで、飼育員もゾウも安全に健康管理を行うことができます。PCウォールにはいくつかの窓が設けられており、そこから足や耳など体の一部を出してもらうことで、体のチェックや削蹄(爪や足裏のケア)、採血などを行うことができます。

日々こうしたトレーニングを行うことで、治療や検査などが必要になった場合でも、ゾウにできるだけ負担をかけないで安全に実施することができています。

足の洗浄、チェックの様子
採血するアジアゾウ

円山動物園からのお願い

園長 白水 彩

レッサーパンダは標高の高い涼しい森林に生息し、暑さが非常に苦手な動物です。しかし、昨今の地球温暖化の影響により、冷涼なはずの札幌でも真夏日が増え、レッサーパンダが屋外で活動できる時間は限られつつあります。現在は暑さが厳しくなると、飼育員の判断で冷房の効いた屋内へ収容せざるを得ない状況です。
円山動物園は、札幌市動物園条例に基づき、動物たちが心身ともに健やかに過ごせる「動物福祉」の向上を目指しています。今回の改修では、レッサーパンダがその日の気温や自分の体調に合わせて、「涼しい屋内」か「風通しの良い屋外」かを自ら選んで移動できる、自由度の高い動線を整備します。
動物園は、種の保存や環境教育の拠点として重要な役割を担っています。自治体の予算だけでは補いきれない、より高度で工夫を凝らした獣舎改修を実現するため、皆様からの温かいご支援をお願い申し上げます。

参与 小菅 正夫

札幌市円山動物園では、初めてのクラウドファンディングです。
今、円山動物園では4頭のレッサーパンダが高山館で暮らしています。この施設は2012年12月に完成したもので、自然木を多く配置しレッサーパンダが快適に過ごせる設計となっていました。その後、動物園条例に基づき、我々は動物福祉の更なる向上を飼育の柱として取組を進めています。今回はその一環として、レッサーパンダのために、屋内展示場を拡充し、さらに屋外展示場と寝室の出入りを自由とすることで、彼らに“居場所の選択”を自らの意志で決定できるような施設に改修したいと考えています。四季折々のレッサーパンダの生き生きとした姿をご覧いただけるようになることと思っております。
また、猛暑の時期には屋内展示のみとなり、すべての個体を観察することはできなくなっていましたが、今回の改修により、全頭の観察が可能となり、みなさまにそれぞれの個性ある姿や行動を比較観察いただけるようになることも期待しております。
何卒、みなさまのお力で、レッサーパンダのための獣舎改修が出来ますことを、心から願っております。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

プロフィール

■ 現職
北海道大学 客員教授
札幌市環境局参与(札幌市円山動物園担当)
獣医師・国立動物園をつくる会代表

■ 経歴
「旭山動物園」を、日本一の入場者を誇る動物園へと奇跡の復活に導いた立役者。

1948年:北海道札幌市生まれ。
1973年:北海道大学獣医学部を卒業後、獣医師・飼育係として旭川市旭山動物園に就職。
1995年:同園の園長に就任。
2004年には、月間入園者数で日本一を達成する。
2009年:同園を定年退職、名誉園長に就任。
2015年:札幌市環境局参与(円山動物園担当)に就任し、現在も動物園の発展や環境教育に尽力。

■ 主な実績・活動
受賞歴:2004年「あざらし館」が日経MJ賞を受賞。
映画監修:ドキュメンタリー映画『生きとし生けるもの』(2017年公開)監修。

■ 主な著書
『〈旭山動物園〉革命 夢を実現した復活プロジェクト』(角川新書)
『動物が教えてくれた人生で大切なこと。』(河出書房新社)
『聴診器からきこえる 動物と老いとケアのはなし』(2025年刊)

レッサーパンダ飼育担当 佐々木 彩乃

レッサーパンダをはじめとする動物たちは、野生下では、雪、風、雨といった気候、匂いや視覚など、様々な環境の中で過ごしています。
現在の展示場は、屋外展示場と屋内展示場がそれぞれ独立しており、動物の意思で自由に行き来ができない他、近年の夏の暑さにより屋外展示場への放飼を制限する機会も増えています。
今回の改修では屋外展示場と屋内展示場を繋げることで、動物たちが自らの意思で環境を選択できるようにする予定です。
さらに、屋内展示場を拡張することで、快適に過ごせる選択肢を増やします。
当園では現在3歳から15歳までのレッサーパンダが暮らしています。年齢や個体に関係なく、動物たちが様々な環境に触れ、自由にいきいきと過ごせる施設づくりのため、皆様からの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

【お礼】に関するご案内

※当プロジェクトはふるさと納税によるクラウドファンディングですが、札幌市民の皆様もお礼の対象となります。

寄附いただいた方へのお礼

2,000円以上/【つながる】サンクスメール

円山動物園から感謝を込めたメールと特別な写真をお届けいたします。
※いただいた内容を確認し、順次お礼のメールをお送りいたします。確認にお時間を頂戴しており、お届けまで少しお待たせしてしまいますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

【コンプリートを目指そう!お届けスケジュール】
一度に全てではなく、期間を分けて複数回お送りいたします。「次はどんな写真だろう?」と楽しみにお待ちいただけますと幸いです。ぜひ、すべての写真をコンプリートしてください!
下記スケジュールでご寄附いただいた日に応じて写真データをお送りいたします。

4/23~5/2  レッサーパンダ
5/3~5/12  アジアゾウ
5/13~5/22  コツメカワウソ
5/23~6/1  ライオン
6/2~6/11  エゾタヌキ
6/12~6/21  ホッキョクグマ
6/22~7/1  ユキヒョウ
7/2~7/11  ヒマラヤグマ
7/12~7/21  アムールトラ

2,000円以上/【つながる】サンクスメール

5,000円以上/【のぞける】限定ムービー

飼育担当者及びレッサーパンダによるお礼の動画を限定公開いたします。
※動画はYouTubeで限定公開し、URLをメールにてお送りいたします。
※「【つながる】サンクスメール」もお送りいたします。
※いただいた内容を確認し、順次お礼のメールと動画をお送りいたします。確認にお時間を頂戴しており、お届けまで少しお待たせしてしまいますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

第1章:バックヤード紹介編(4月23日~5月21日までのご寄附)
施設の裏側、飼育の工夫など

第2章:日々のケア編(5月22日~6月20日までのご寄附)
体重測定、獣医による触診など

第3章:1日のお仕事編(6月21日~7月21日までのご寄附)
レッサーパンダの飼育における1日のルーティーンなど

20,000円以上/【潜入】バックヤードに潜入!~おうちから飼育の舞台裏へ潜入~(オンライン視聴)

自宅にいながら、普段飼育員しか入れない「バックヤード」をご覧いただけます。
リアルタイムで動物たちの寝室や裏側での過ごし方を飼育員が解説します。

【配信方法】
YouTubeでライブ配信いたします。
後日、参加用のURLを送付いたします。

【実施日時】
①令和8年6月28日(日曜日) 13時30分~
②令和8年8月8日(土曜日) 13時30分~

【その他】
・【つながる】サンクスメール+【のぞける】限定ムービーもお送りいたします。
・いただいた内容を確認し、順次お礼の当配信URL及びメール、動画をお送りいたします。確認にお時間を頂戴しており、お届けまで少しお待たせしてしまいますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
・見逃した方も安心!ライブの映像はアーカイブとして限定公開いたしますので、いつでもご覧いただけます。
・参加には、インターネット接続環境が必要です。通信料は寄附者様のご負担となります。

  • 2026年06月12日 13:40

    絵本作家のあべ弘士さんから応援メッセージが届きました

    今、円山動物園は、どこにもない
    すてきなレッサーパンダ舎を
    考えているらしい。
    アジアゾウ館はすばらしい。
    ゾウの家族が目の前でくらしている。
    オランウータン舎もすごい。
    アジアの熱帯ジャングルの中へ
    お客さんたちが迷いこんでしまう。
    さてレッサーパンダ舎だ。
    「こんどはもっと楽しいぞ。
    レッサーパンダが室内と運動場を
    いったりきたり自由に動きまわるんだ。
    木の上にも、のぼったりおりたり遊び
    まわるんだ。気がむいたら
    そこでのんびりお昼寝だってしちゃうんだ」
    といっている。
    新しいアイディアいっぱいの
    レッサーパンダ舎。
    室内と運動場を自由に行ったり
    来たりできる。
    じつは、これが一番のアイディアなんだ。
    レッサーパンダが自分の心で
    いちばん心地良いところを決めるんだから。
    そんなレッサーパンダ舎はお客さんも
    いっしょになって大喜びするにちがいない。
    楽しみたのしみ。応援しよう。
    絵本作家・あべ弘士

    もっと見る

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北海道札幌市

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