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築30年の元研修施設を、女性が働きやすい、子育てがしやすい環境に整備して、地域を元気にしたい!

カテゴリー:新産業・地域創生 

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寄付金額 310,000

9.1%

目標金額:3,400,000

達成率
9.1%
支援人数
20
終了まで
受付終了

島根県川本町(しまねけん かわもとまち)

寄付募集期間:2018年12月3日~2019年2月28日(88日間)

島根県川本町×有限会社 Willさんいん

プロジェクトオーナー

島根県川本町は島根県の中央山間部に位置する人口約3,300人の小さなまちです。少子高齢化により人口減少が進む中、若年層世帯を中心に様々な移住定住施策に取組み、社会人口増に取り組んでいます。

有限会社Willさんいんは、平成30年3月に川本町に開設された「テレワーク」の推進拠点にて、テレワークセンター(かわもとテレワークスペースOTO-LaVo(オトラボ))を運営しています。テレワークとは、インターネット環境を活用し都市部からの仕事を地方で実施する新しい働き方の1つで、時間や場所にとらわれず在宅等でも就労できることから、子育て中の方や介護中の方などを中心にワークライフバランスのある働き方につながる効果が期待できます。

今回、テレワークセンター(オトラボ)に、「託児スペース」と「学習スペース」を作り子育て中の方がより就労しやすい環境を整備し、働きやすい環境づくりにつなげることを目的にクラウドファンディングに挑戦します。また、提案事業の1つとして「軽運動プログラムの提供」を行ない、健康づくりの場も併せて提供します。
 
※いただきました個人情報は、川本町より寄附先の起業家へ提供させていただく場合があります。
※誠に恐れ入りますが、本事業への寄附金額が目標額に満たなかった場合は、事業の規模を縮小して実施させていただきますので、あらかじめご了承ください。

子育て中の女性たちの抱える課題と向き合う

地域の可能性を広げ、地域をイキイキと

有限会社Willさんいんは、2018年3月に島根県川本町に新しい働き方である「テレワーク」を広め、地域の活性化の一助になればとやってきました。ここ島根県川本町は、人口約3,300人の小さな町で、人口減少が深刻な問題となっています。

また、女性が働こうにも、職種が限られていることもあり、独身時代のスキルや経験を活かせる場が少ないの土地でもあります。その上、町内には、小学校、中学校、高校がそれぞれ1つしかないので、子育て世代の女性たちは、子どもたちの送迎などの負担もあります。

今回整備する場で実施している「テレワーク」は、都市部の仕事を受注し、川本町の子育て中の女性や、介護などのでフルタイムでは働けない方々に「時間や場所にとらわれない働き方」をしてもらい、積極的に社会と繋がってもらうことが目的になります。

パソコンとインターネットがあれば、自宅にいても、当社が運営するテレワークセンター(オトラボ)でも、どちらでも報酬を得ることができる、そんな風に働けるようになれば、地域にとってさまざまなプラスを生み出すと考えています。

解決したい課題「テレワーク」の浸透

私たちのチャレンジは、「テレワーク」を浸透させ、そこで生み出された労働力を、地域のさまざまな課題解決にも繋げられるようにすること。

この半年で、テレワーカー登録者数は、30名弱にはなったものの、ITスキルを育成する土壌や、ITに関する職業経験がある方が少ないため、仕事のルールを覚えることや、基本の操作を覚えるのに大変苦労されています。

忙しい子育てや介護の中、なんとか捻出した時間だけでは、とても足りないのです。私たちは思いました。「少しでも多くの時間と、前向きに頑張る余力が必要」だと。

私たちが思う「島根県川本町に必要なこと」

島根県川本町は、島根県の中央部、中山間地域に位置し、自然いっぱいで町の中央に流れる一級河川「江の川」によって、美しい景観が見れます。ですが、人口減少が長く続いてしまったことにより、働きざかり世代のやることは、増大する一方です。

働きざかり世代の数は限られているので、報酬をえる仕事、地域を支える行事参加、両親共働きの中での子育て。これだけのことを同時にやろうとすると、気持ちが前向きにならないときもあると思います。そんな中でも頑張っている方はたくさんいます。ですが、頑張っても発展どころか、現状のさまざまなものを維持することも難しい。結果として、ただでさえ、厳しい状況の中で踏ん張る底力がでにくい、新しい事に挑戦する気持ちが起きにくい、そんな風に思えるのです。

データが示す人口推移としては、国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年3月推計)』によると、2015年時点で働きざかりと言われる人口は、1434人です。これが2040年には半分の736人となり、より問題が深刻化していくことでしょう。

私たちは、女性活躍支援を行なってきた経緯もあり、まずは、子育て中の女性の方とその子どもたちに注目し、「託児スペース」と「学習スペース」、「軽運動プログラムの提供」を行ない、働きやすく、子育てもしやすい環境整備を行ないたいと思っています。

 

女性がイキイキと輝く・働きやすい環境づくりをしたい!

子育て中の女性、地域の子どもたちを力に

築30年の町の遊休施設に、この春、テレワークセンター(オトラボ)を開所しました。施設の一部はテレワークセンターとして改修されましたが、まだ利用可能な空き室がある状況です。この空き室を「託児スペース」「学習スペース」に改修したいと考えています。また、中庭や空きスペースを利用した「軽運動プログラムの提供」も併せて実施したいと考えています。

この取り組みには、私たちWillさんいんスタッフとご登録してもらっているテレワーカーの方、当社がテレワークセンター(オトラボ)を運営するに至る中で、協力していただいた役場の方々で行なおうとしています。今のメンバー全員、このプロジェクトを通して、さまざまな方々に私たちの活動について情報発信し、理解いただきたいという思いです。ぜひとも、ご支援いただければと思います。

今回のプロジェクトのコンセプトは、「女性がイキイキと輝く・働きやすい環境づくり」です。住民の方が気軽に使える「託児スペース」の設営、小学校から高校生までが利用できる「学習スペース」の設営、働く女性の健康づくりに向けた「軽運動プログラムの提供」を行ないます。効率的で安心して働ける、その上、健康にもなる。そんな環境整備をします。

「託児スペース」

ワーカー登録さえしていただければ、川本町民の方はもちろん、移住や川本に興味がある方、どなたでも利用できます。ワーカーとして、テレワークをしながらお子さんをあずける場合は、働く場所からWebカメラで、託児スペースの様子が見れます。また、扉や窓は、マジックミラーになっていて、お子さんの様子をいつでも見れます。手軽に使えて安心できる「託児スペース」を設営します。

「託児スペース」

「学習スペース」

小学生から高校生なら誰でも利用でき、親子の待ち合わせの場所や、親はテレワーク、お子さんは宿題を・・・という使い方もできます。また、さまざまな学年の子がいるので、高校生が小学生を教えるといった新たなコミュニティとなっていけばと思います。「学習スペース」に置く教材などは、IoTに関連したものを定期的に入れ替え、IT、IoTに興味を持つきっかけづくりの場としても活用したいです。

「学習スペース」

「軽運動プログラムの提供」

プロのパーソナル・トレーナーと共同で運営・企画し、短時間で効果的なプログラムを提供します。また、プログラム中には、スマートウォッチを付けてもらい、継続して運動に取り組めるような仕組みを作ります。

「軽運動プログラムの提供」

 

これからの時代に必要な変化、テレワーク

新しいことをはじめる力をつくる

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テレワークセンター(オトラボ)は、単に仕事を提供する場というだけでは成り立っていきません。より多くの住民の方に「時間に縛られない働き方」「場所を選ばない働き方」を知ってもらい、理解してもらう必要があります。

理解してもらい、やってみたい、やりたいという気持ちを育て、日常の生活に「テレワークをする時間」を作って行ってもらえれば、一人ひとりの「できること」が増え、「できないと思っていたけどできた」に繋がっていくと考えています。

今回のプロジェクトで、リノベーションしたスペースをうまく活用できれば、子育て中の女性の方々に、時間、気力、体力に余裕を持たすことができます。出来た余力を、まずは、テレワークなどの短時間で働ける仕事に活用。

その後は、地域に必要な活動や、労働力が不足している部分にピンポイントで活用するなど、「柔軟性がある労働力」として、地域を支える役割を担っていけるようになれば、地域の活力となりえます。最初は、とてもとても小さな力にしかなりませんが、やがて地域を支える大きな力になる最初の第一歩にしたいのです。

また、このような活動が行なわれている地域ということを積極的に情報発信することで、将来、川本町に住んでみたいと思ってもらえる町になり、多くの移住を生み出すきかっけの1つにつながると思っています。

このプロジェクトを行なうことで、テレワークセンターのワーカー登録者数を100人/年、託児スペースの利用者数、50人/年、学習スペースの利用者数100人/年を目標としています。

■一日も早いプロジェクトの開始を目指して

かかわる人、これからかかわる人の声を集めて

今回のプロジェクトは、企画・運営について打ち合わせを何度も行い、必要なものを現在も集め始めています。
その準備が概ね終わり、資金が集まり次第、実施したいと思います。

2019年4月  計画実施打ち合わせ
2019年5月  工事着工
2019年6月  工事竣工、サービス準備期間
2019年7月  プレスリリース
2019年8月  サービス提供開始

かかわる人、これからかかわる人の声を集めて

 

島根県川本町長 三宅 実

■「多様な働き方」が実現できるまちへ

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川本町では、人口減少対策の道標である「川本町総合戦略」を平成27年度に策定し、様々な施策により移住定住を促進しています。

戦略の柱の1つである「仕事」の面では、「多様な働く場と働き方の創出」を目標として掲げ、町内で暮らす幅広い世代の方々が、それぞれに合った働き方や活躍の仕方が可能となるよう取組を進めてまいりたいと考えています。

かわもとテレワークスペースOTO-LaVo(オトラボ)は、「テレワーク」というITを活用し都市部から地方への人と仕事の流れが生まれる、まさに地方創生に資する取組であります。今後はこうした取組から移住の促進など幅広い効果につながるよう、本町としても支援していきたいと考えております。

皆様のご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

オトラボスタッフ 横田さん

■子育てと仕事を両立しながらお母さんが笑顔で働ける環境をつくっていきたい

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結婚を機に、京都から川本町に移住してきました。当時は慣れない土地での生活や、家族、友人もいない中、どうやって暮らしていけばいいのだろうと不安ばかりで、最初の1年くらいは家にこもりがちでした。

子供が生まれてからは外に出る機会が増え、ママ友もできましたが、漠然とした孤独感や社会からの疎外感は常に感じていました。子育てに余裕ができたころ、仕事を探し始めましたが、小さな子供を育てながら自分に合った仕事を田舎で見つけるのは難しく、不可能だと思っていました。

川本町には私のように結婚を機に川本に移住してこられた方がたくさんいらっしゃいます。同じような悩みを持つお母さん同士が、オトラボでのイベントやワークショップを通じて癒しの場になるだけでなく、新たなコミュニティの場になるのではないかと思います。また、託児所を併設することで、子供の成長をそばで感じながら仕事が出来、急な体調変化にも即座に対応することができます。

家事と育児、仕事に追われ、なかなか自分の時間を持つことのできないお母さん、一時的に託児所で子供を預けてゆっくり買い物や美容院に行くことができ、一人時間をもつことで気持ちに余裕ができます。そうすることで、日々の生活に潤いが生まれ、輝く女性が増えていくのではないかと思います。

オトラボスタッフ 小西さん

■島根のおへそ川本町で輝く女性を増やしたい

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女性が輝くところには、人が集まり勢いがうまれます。島根の中心に位置する川本町は、山や川に囲まれた自然豊かな町です。川本町は、自然の中で子育てができるというメリットがある反面、子育てをしながら女性が働く場所はまだ少ない印象です。

結婚などを機に、川本町に移住してきた女性や、子育てによって自由な時間が限られてしまう方などがテレワークを通して活躍できる場としてテレワークスペースオトラボがオープンしました。テレワークを提供させていただく中で、ワーカーさんとお話すると、みなさん個性豊かな女性が多いという印象をもちました。

この個性豊かな女性たちが輝くためには、働きやすい環境が必要です。自分の自由な時間を活用して仕事ができるテレワークは、仕事が少ない山間地にとって女性が力を発揮できる貴重な場だと思います。自らの中に眠っている知識や経験を、ここ川本町で発揮していただきたいです。

そんな女性たちを応援するための「託児スペース」「学習スペース」「軽運動プログラム」がオトラボで開催できれば、川本町に住む女性たちがますます輝くと思います。

子育てするなら川本町といってもらえる第一歩となる取り組みとして、オトラボが活用されたらよいと思います。

オトラボワーカー 相原さん

■女性が働きやすい町になるために

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川本町に住む前は、パソコンの仕事をしていたけれど、このあたりで今のような仕事をする場所はそうそうありません。テレワークの仕事は楽しいです。

自分の自由な時間を使って仕事ができるし、職場に行かなくても自宅で仕事をすることもできます。児童クラブを利用しなくても、ここに子供を預けながら、子供の様子がわかる環境で一緒に仕事ができるなら安心ですね。子供が小さいと、ゆっくり湯舟に入る時間もないけれど、子供を預けられる場所が川本町に増えるなら、家事から解放されたひとりの時間をつくることもできそうです。

オトラボの近くには町営プールがあるのですが、テレワークの仕事がひと段落ついたときに、子供と一緒にプールで遊んで帰ることもできますよね。オトラボに託児所や学習室ができて、働くストレスを軽減するための軽運動もできるような施設になるのなら、ストレスが解消できるよい場所にもなると思います。子供がいても働きやすい川本町になればいいと思います。

 

寄附者の皆様へ

川本町からのメッセージ

川本町では、町内で新たに起業される方や新たな事業展開に取り組む方を応援し、地域の産業を活性化させるため、「川本町ふるさと納税起業家支援事業費補助金」を交付しています。

この度皆様にいただいたご寄付は、補助金という形で本プロジェクト起案者(事業者)へ交付いたします。
※対象プロジェクトは平成31年度に実施されます。

本プロジェクト起案者(事業者)の取組みや、川本町の取組みにご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

お礼の品一覧

【注意事項】

※いただきました個人情報は、川本町より寄附先の起業家へ提供させていただく場合があります。

  • 2019年03月01日 17:00

    寄附受付期間を終えてのご報告とお礼

    2月28日、本プロジェクトの寄附受付期間が終わりました。残念ながら目標としていた金額には届きませんでしたが、プロジェクトに共感いただき、ご寄附をいただいた方々には大変感謝しております。皆様からの暖かいご支援にプロジェクトメンバー、テレワーカーとその子どもたち一同、とても感動しております。本当にありがとうございました。

    いただいたご寄附を活用し、できることから、このプロジェクトをはじめていきます。

    まずは、託児ルームと学習ルームの改装に着手したいと思いますので、第一弾が出来上がりましたらご報告差し上げたいと考えております。また、ご寄附いただいた方で、もし、島根県川本町に来られる機会がございましたら、是非とも「かわもとテレワークスペースOTO-LaVo(オトラボ)」にお立ち寄りください。この度はご支援、誠にありがとうございました。
    引き続きの応援のほど、よろしくお願いいたします。

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島根県川本町

島根県川本町は、健康食品である「エゴマ」の栽培で知られる人口約3,300人の小さな町です。面積の約81%を山林が占める自然豊かな中山間地域でありながら、町を縦貫する一級河川「江の川」の水運により、古くは石見銀山の玄関口として栄え、「交流の町」として栄えました。
近年では、都市部から移住した若者や、町内の県立高校へ進学する県外生が増え、地元の方と交流することで活躍、成長するなど、新たな交流の輪が生まれようとしています。
島根県のちょうど真ん中にある小さなこの町でしか体験できないことが多くありますので、是非一度訪れてください。