犬や猫の命を救うために、皆さんの力を貸してください！【福岡県犬猫飼養環境整備事業】

令和５年度、令和６年度と致死処分ゼロを達成しました！

福岡県のとりくみ～人も動物も幸せな社会を目指して～

県では、「福岡県動物愛護推進計画」及び「福岡県ワンヘルス推進行動計画」において、人と動物が共生できる社会の実現を目的として、「犬・猫の致死処分ゼロ」を目指し、様々な取組を進めています。

①　返還、譲渡の促進
②　地域猫活動の推進
③　正しい飼い方の啓発
④　飼養放棄の防止

致死処分ゼロを維持していく上での課題

致死処分ゼロは達成できましたが、このゼロを維持しなくてはいけません。
致死処分ゼロを維持する上で「譲渡が困難な犬や猫」の命を救うことが喫緊の課題となっています。

特に、人に馴れるための特別なトレーニング（馴化）が必要な犬や、数時間おきの授乳が不可欠な幼い子猫といった、譲渡までに専門的な知識を持つ人員、設備等が必要になります。

譲渡が難しい犬・猫の命を救ってくださる動物愛護団体に対する支援

福岡県では、このような現状を改善し、一匹でも多くの命を救うため、令和7年度から「福岡県犬猫飼養環境整備事業補助金」を新たに開始いたします。
本事業は、譲渡困難な犬・猫、具体的には馴化が必要な犬や授乳が必要な子猫・子犬を保護し、その譲渡に取り組む動物愛護団体に対し、飼養環境整備のための費用を補助するものです。
公益財団法人福岡県動物愛護センターには、令和7年8月21日現在、35もの動物愛護団体が登録し、日夜、当センターと密接に連携しながら、犬・猫の譲渡促進にご協力いただいております。

しかし、その活動を取り巻く状況は、決して楽なものではありません。
具体的には、子猫用のミルク代、特別なトレーニング（馴化）が必要な犬、また数時間おきの授乳が必要な子猫用のケージや隔離スペースを整えるための費用等の負担が大きいです。
しかし、県の予算だけでは、支援を必要とする全ての団体、そして全ての命を十分に救いきることが難しい現状です。そこで、皆様からの温かいご支援を賜りたく、クラウドファンディングを実施することといたしました。

皆様からのご寄付は、これらの困難な状況にある犬・猫の命を支え、未来へと繋ぐための重要な力となります。

寄附者の皆さまへ

福岡県からのメッセージ

この度は、「福岡県犬猫飼養環境整備事業」へのご理解とご支援に対し、心より感謝申し上げます。

皆様の温かいご支援は、単なる金銭的な援助にとどまるものではありません。それは、まだ見ぬ命への確かな希望であり、動物愛護に携わる全ての人々への大きな励ましとなります。

致死処分ゼロは、福岡県民全体の誇りです。しかし、その裏側には、人知れず困難な状況と向き合い、懸命に命を繋いでいる動物愛護団体やボランティアの皆様の姿があります。皆様のご寄付は、こうした方々への「頑張れ」というエールとなり、さらに多くの困難な犬・猫たちが温かい家庭に迎えられる道を拓くことでしょう。

福岡県は、皆様からの善意を無駄にすることなく、事業を推進し、全ての動物たちが命を終えるまで幸福に暮らせる「動物に優しい福岡県」の実現に向け、一層努力してまいります。

福岡県保健医療介護部生活衛生課　乳肉衛生係