和歌山がゲーム世界の中心地に!?未来を創る革新の聖地へ
カテゴリー:新産業・地域創生
寄付金額 0円
目標金額:3,000,000円
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- 終了まで
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67日
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和歌山県(わかやまけん)
寄付募集期間:2025年9月15日~2025年11月20日(67日間)
和歌山県

地方では、若者の流出という深刻な課題に直面しています。進学や就職を機に地元を離れる若者が後を絶ちませんが、その背景には、都市部に比べて「楽しく成長できる機会」や「多様な人々と交流できる場」が少ないという現実があり、和歌山県では、この傾向がより顕著です。
そこで私たちは、「ゲーム」を通じて県内外の若者が集い、楽しく交流し、互いに成長しあえることができるプロジェクトをスタートしました。交流等を通じて、新しい文化や産業を創出し、地域を活性化させ、和歌山県を「ゲームカルチャーの聖地」にすることを目指しています。
未来を担う若者たちの挑戦を、ぜひ応援してください。
和歌山がゲーム世界の中心地に!?未来を創る革新の聖地へ
どうして「ゲーム」なのか?
日本のバブル崩壊後の「失われた30年」を経て、日本の経済は長期にわたり停滞を続けてきました。しかし、そんな中でも目覚ましい成長を遂げているのが、アニメやマンガ、ゲームといった日本のコンテンツ産業です。
経済産業省の調査によると、2022年の日本のコンテンツ産業の海外売上高は4.7兆円にのぼり、この勢いは日本の基幹産業と呼べるほどになっています。特に、その売上の多くを占めているのがゲームです。
任天堂、ソニー、スクウェア・エニックスといった日本のゲーム会社は世界中で愛されており、ゲーム産業は今後の日本経済の成長を牽引する存在として期待されています。また、近年、個人でゲームを制作するインディゲームも普及してきており、会社という枠にとらわれず、自らの力量を発揮できる環境も整ってきています。

ゲームは経済面だけでなく、文化的・教育的な側面でも注目を集めています。eスポーツは、すでに世界中で大規模な大会が開催されており、2027年にはサウジアラビアで「オリンピックeスポーツゲームズ」が開催されるなど、スポーツとしての地位を確立しつつあります。
国内においても、こうした国際的な動向を受けて、eスポーツが国民スポーツ大会の正式競技として採用される可能性が高まっており、従来のスポーツの概念を拡張する議論が活発化しています。
ゲームは単なる娯楽ではなく、競技として真剣に取り組むに値するエンターテインメントへと変化しているのです。
さらに、eスポーツへの参加やゲーム制作は、これからのデジタル社会を生き抜くために不可欠な能力を育む機会にもなります。eスポーツを通じて、論理的思考力や問題解決能力、チームメイトとのコミュニケーション能力を鍛えることができます。
ゲーム制作においては、プログラミングやデザイン、シナリオ作成といったさらに高度な専門スキルを習得できます。加えて、年齢・性別・国籍・障害の有無にかかわらず、誰もが参加できるものであるため、多様な人々の交流の機会にもつながります。
このような背景から、和歌山県では、“ゲーム”を地域活性化や人づくり、また将来の産業振興の鍵になると考え、「eスポーツの推進」と「ゲームクリエイターの支援」に乗り出すことを決定しました。
eスポーツわかやま推進プロジェクト
性別、年齢、国籍、障害の有無等を問わず誰もが参加でき、思考力や判断力の強化、コミュニケーション能力の向上といった教育的効果もあることから、世代間交流、国際交流、教育活用、地域活性化等に活用できるeスポーツを推進します。
若い人たちが、楽しみ、やりたいことを表現できる環境を
eスポーツは、主にコンピュータゲームで対戦することをスポーツ競技として捉えたもので、特に若年層を中心にプレイヤーやファン(試合観戦・動画視聴)が多く、注目を集めています。
本県では、昨年度より県立高等学校のモデル校(*)において、部活動によるeスポーツの取組を支援しています。ゲーミングPC、モニター、回線等を整備し、外部指導者によるコーチングを実施することで、県内におけるeスポーツ人口の拡大を図るとともに、競技力向上に取り組んでいます。
(*)粉河高等学校、和歌山北高等学校(西校舎)、向陽高等学校、星林高等学校、和歌山工業高等学校、串本古座高等学校

また、日頃の練習の成果を発揮し、活躍する場として、県内高校生を対象とした「和歌山県高校eスポーツ選手権」も開催しています。
始めた頃は学校単位での活動でしたが、今では、顧問の先生や生徒同士が連絡を取り合い、練習試合や合宿を企画するなど、学校間のネットワークが構築されてきています。生徒たちが切磋琢磨することで、ゲームの腕前はもちろん、思考力や問題解決能力が鍛えられ、コミュニケーション能力も格段に上がってきています。
今後は、和歌山県内だけでなく、地域の枠を超えて、全国の生徒たちがeスポーツを通じて交流できるコミュニティ形成を目指していきます。和歌山県を拠点として全国の若者が成長できる、そんな地域を作っていきたいと考えています。
多様な人々の交流にも
eスポーツは、年齢、性別、国籍、障害の有無等に関係なく、誰もが参加して楽しむことができるため、多様な人々と交流するコンテンツとしても最適です。
2024年度は、一般社団法人和歌山eスポーツ連合と共催し、和歌山県庁舎を会場として、県内企業等がeスポーツで交流する「和歌山eスポーツ企業交流戦」を実施しました。
1つ1つのプレイに会場が一体となって盛り上がり、普段関わることの無い異業種の人々の交流が生まれました。この取組は今後も続けていきたいと考えています。

また、2025年度から、こどもから高齢者までの幅広い世代がeスポーツに触れ、交流することで、新たな”つながり“を創出し、eスポーツに対する理解を深めることができるイベントを開催します。
誰もが挑戦し、輝ける世界を目指して、イベントネームは「和歌山県eスポーツフェスタ『きら★スポ』」としました。2025年度はアドベンチャーワールド(白浜町)と和歌山城ホール(和歌山市)の二か所で開催する予定です。
まだまだプロジェクトは始まったばかりですが、今後も若者たちが楽しく交流し、成長できるよう、また多様な人々が活躍できるように、eスポーツを核として様々な取組にチャレンジしていきます。
和歌山デジタルクリエイティブ拠点創出事業
デジタル社会を担うスキルを身に付けた創造性豊かな若者たちが集い、互いに高め合う場としてゲームクリエイターによるコミュニティを構築するとともに、成果発表や県民等との交流の機会を提供します。
互いのスキルを高めあい交流できるプラットフォームを開設
近年、インディゲームの普及により、ゲーム会社だけでなく個人やチームでゲームを制作し、販売につなげるという取組が広がってきています。
京都で毎年開催されている日本最大級のインディゲームの祭典『Bit Summit』は2013年に小規模イベントとしてはじまりましたが、2025年には総来場者数約6万人のビッグイベントに成長しています。
また、上述したとおり、ゲーム産業は日本の成長を支える基幹産業となっており、今後力を入れるべき分野であることは間違いありません。

和歌山県では、2025年度から、ゲームクリエイターが集い、交流し、成長できる環境を整備する取組を始めました。具体的にはゲーマー御用達のSNSであるDiscord内でオンラインコミュニティを作り、様々な活動を行っていくというものです。
そのスタートとして、2025年8月、ゲームクリエイターのためのオンラインコミュニティ『Game Grove X(ゲーム グローブ クロス)』を立ち上げました。開始約1か月で、130名を超える県内外のクリエイター(志望者含む)が参加してくださり、今もどんどん増えています。
本コミュニティでは、メンバー同士の自由な交流が行われますが、いったんのゴールとして年度末にゲームコンテストと作品展示会を設定しています。メンバーはこのコンテストを目指して、チームでゲームを制作することとなります。
制作の過程では、プログラミング、デザイン、音楽、映像など多様なスキルが必要となるため、現役クリエイターからのセミナーやイベント(オンライン・オフライン)等も開催します。それらのセミナー等を通じて、仲間と協力しながら学び合うことで、自らの成長につなげていこうという狙いです。
年度末のコンテスト・展示会は、今年度は2026年1月31日、和歌山城ホール(和歌山市)で開催する予定です。「GGX Games Showcase」というイベント名で、一般の来場者にも作ったゲームを体験してもらいます。メンバーは、制作した作品のフィードバックを得られるため、次の成長につながっていきます。

2026年度以降、こうした学びと交流のサイクルをさらに広げていく予定です。
コミュニティはさらに拡大を図り、全国のクリエイターが集う場へと成長させることを目指していきます。さらに、業界のゲストや企業を招いて交流の幅を広げることで、クリエイターの実践的なスキルアップと将来のキャリア形成を後押しします。
また、ゲーム制作コンテストや展示会は毎年の恒例イベントとして定着させ、単なる「一度の挑戦」ではなく「継続して挑み続けられる舞台」を整えていきたいと考えています。
目指す将来像
この2つの事業を通じて、私たちが目指す未来は以下のとおりです。
・若者を惹きつける魅力的な文化を形成し、若者の県内定着と県外からの流入を図る
・デジタル社会を担うスキル(デジタルリテラシー、創造力、表現力、コミュニーション能力等)を身に付けた若者等が集い、創造的な活動の基本となる感性と知性をお互いに高め合えることができる環境を整備することで、将来的なイノベーションの創出や地域経済の発展につなげる
・性別、年齢、国籍、障害の有無等を問わず、多様な人々が交流できる場を提供することにより、県民の寛容性を高めるとともに地域の活性化を図る
これらを実現することで、和歌山県を「ゲームカルチャーの聖地」とし、誰もが行ってみたくなるような、かかわってみたくなるような、魅力的な地域を作っていきたいと考えています。
寄附の使い道
みなさまからいただいたご寄附は(目標金額を下回った場合、上回った場合でも)、以下の取組に活用させていただきます。
〇eスポーツの推進
・eスポーツ選手権の開催
・eスポーツ関連イベントの開催
・高校における部活動の取組支援(機材整備、フォローアップ等))
・その他、eスポーツの推進につながる取組
〇ゲームクリエイター支援
・オンラインコミュニティの運営
・ゲーム制作コンテストや展示会の開催
・その他、ゲームクリエイターの支援につながる取組
みなさまのご寄附が、若者が挑戦できる舞台を一歩ずつ広げる力となりますので、何卒ご協力のほど、よろしくお願いします。
最後に
ゲームは、人を楽しませるだけでなく、人を育て、地域をつなぐ文化になります。
和歌山から始まる次世代ゲームカルチャーの挑戦に、ぜひご注目ください。
本プロジェクトにご賛同いただけますと幸いです。
みなさまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
現在進捗情報はありません。
和歌山県
和歌山県は、古来より“聖地”と呼ばれる場所を数多く育んできた土地です。
その代表格が、世界遺産に登録されている熊野古道です。
1000年以上にわたり人々の祈りを受け止めてきたこの道は、「祈りの聖地」として世界中から参詣者を集めています。
また、近年では和歌山の美しい自然や町並みが映画やドラマ、アニメの舞台として取り上げられ、多くのファンが「聖地巡礼」に訪れています。
例えば那智勝浦町や高野山を訪れる観光客の中には、作品の舞台を一目見ようと遠方から足を運ぶ方も少なくありません。
このように和歌山県は、歴史や文化、コンテンツを通じて「人を惹きつける聖地」としての側面を持ち続けてきました。
そして今、私たちが目指すのは、「次世代の聖地=ゲームカルチャーの聖地」です。
ゲームをきっかけに若者等が集い、学び、挑戦し、そして発信する。
これまで熊野古道や文化の聖地を育んできた和歌山だからこそ、新しい文化を創出する意味があると考えています。
本取組にご賛同いただけましたら幸いです。
みなさまの温かいご支援をお待ちしております。
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