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児童養護施設等の卒園者の暮らしを応援し、就労・就学にむけた社会的自立ができるよう継続的に支援したい!

カテゴリー:健康・福祉 

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目標金額:10,000,000

達成率
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支援人数
0
終了まで
89
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東京都板橋区(とうきょうと いたばしく)

寄付募集期間:2025年10月16日~2026年1月13日(90日間)

東京都板橋区

プロジェクトオーナー

ケアリーバーは、基本的には18歳で児童養護施設や里親のもとを離れ、自立することが求められます。身の回りに頼れる大人が少ない中、不安を抱えながらも、ひとりで生活していかなければなりません。
そこで板橋区では、ケアリーバーが自立に向けて抱える不安を少しでも軽減するために、様々な支援を実施することにしました。

夢に向かって頑張る子どもたちの未来へ応援をお願いします!

本プロジェクトへの寄付は、虐待を受けた・保護者がいないなどの様々な事情により、児童養護施設や里親のもとで育った子どもたち(ケアリーバー)の自立を支援するために活用します。

板橋区では社会的養護経験者(ケアリーバー)を全面的に支援しています!

社会的養護経験者(ケアリーバー)って?

社会的養護経験者(ケアリーバー)とは、児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号)第 27 条第1項第3号の規定に基づき、里親等への委託や、児童養護施設等への入所の措置等を経験し、18歳となり措置が解除され自立をする子どものことです。
なお、板橋区内には、「まつば園」「西台こども館」「マハヤナ学園撫子園」という3つの児童養護施設と「ぶどうの実」という児童自立生活援助事業所があります。

上段:左西台こども館 右まつば園 下段:左マハヤナ学園 右ぶどうの実

社会的養護経験者(ケアリーバー)に支援が必要な理由

社会的養護経験者(ケアリーバー)の子どもたちは、家庭において養育が困難、保護者がいない・虐待を受けたなど、様々な事情で措置されていたため、措置が解除され自立の際も家庭に頼ることが難しく、精神的又は経済的に不安定な状況に置かれています。

上の図は、全高校生卒業後の進路と、児童養護施設卒園者の進路を比較した表です。
一般家庭では進学が多数派となっておりますが、これに対して、児童養護施設の場合、高校卒業後、多くは就職して自立します。
児童養護施設の職員の方に伺ったところ、子どもたちは、児童養護施設を卒園すると、生活の維持で精一杯となってしまうため、大学等の進学や、学業の継続に大変な困難をきたしてしまうためこのような結果となるようです。(表:こども家庭庁支援局家庭福祉課「社会的養育の推進に向けて」をもとに作成)。

このことより板橋区では、自立した生活を行うための経済的不安と、初めての一人暮らしや対人関係に対する精神的不安を解消したいと考えました。

板橋区の支援について

板橋区の支援制度

令和元年より開始しました本支援制度ですが、皆様のおかげで、現在では様々な支援を実施しています。

【支援対象期間】
 措置解除後から最大6年間にわたり支援します

【経済的支援】
〇支度金助成
 一人暮らしの準備のための経費としてかかった実費を上限20万円まで助成します(1回限り)
〇家賃助成
 1か月あたりの家賃月額の2分の1(上限3万円)まで助成します
〇医療費助成
 医療機関にかかった実費を年間2万4千円助成します

【相談支援】
〇なんでも相談支援
 LINEやメールで不安や悩みの相談を受け付けます
 役所や病院などへ付き添う同行支援も実施します
 また、状況に応じ食糧支援も実施します
〇居場所事業支援
 同じような経験を持つ若者が集まれるユースサロンを定期的に開催しています

板橋区の支援実績について

板橋区では令和元年度より社会的養護経験者(ケアリーバー)を支援してきました。令和5年度より大幅に対象者と支援内容を拡充し、令和6年度から居場所事業開催回数の増加、なんでも相談に同行支援・食糧支援を追加しサービスの拡充を図っています。

社会的養護経験者(ケアリーバー)は自立に対する悩みや不安があると思います。不安を解消するために、自立前より居場所事業に参加し、人とのつながりを継続的なものにしていく必要があります。そのため居場所事業の拡大を行うことで、支援機関や若者同士をつなぐ仕組みづくりを進めています。
また、児童養護施設の自立支援担当職員と協力し支援を行っているため、徐々に別の大人との関わりを増やしながら支援を行っています。

令和6年度の居場所事業の様子

居場所事業に来てくれたケアリーバーの子はとても楽しく過ごしています。
ここで同じ経験を持つ子たちや、大人たちとコミュニケーションを取り、悩みや相談を行っています。

今後の支援予定

支援対象者について

支援対象者について
令和6年度については、合計で55名の社会的養護経験者(ケアリーバー)を支援を実施しました。
板橋区では措置解除から6年間継続的に支援を行っていき、生活をサポートしていきます!
また、新たに児童養護施設等を退所し自立していく子たちについても、毎年約30名程度いらっしゃいます。

板橋区では令和8年度に向けて、より一層社会的養護経験者(ケアリーバー)の子どもたちの支援に力を入れたいと考えています。
経済的支援の内容拡充、相談支援内容の拡充、居場所事業の開設日拡大など検討し、社会的養護経験者(ケアリーバー)に寄り添った支援を目指します。

令和6年度より新しく常設的な居場所を開設しています

板橋区では令和6年より、東武東上線大山駅徒歩5分の所に「いたばしおおやまセンター」を開設しています。
毎週火曜日と毎月第4土曜日の12:00から19:00に社会的養護経験者(ケアリーバー)の方が利用できます。
中では楽器が演奏できたり、カラオケやゲームなどで自由に過ごしてもらっています。

寄付金の使い道

集まった寄付は、「いたばし応援基金」で管理します。
寄付額が上回って集まった場合、後年度の助成のために活用させていただきます。また、目標額に到達しなかった場合は、いたばし応援基金で経費を賄います。
※やむを得ない理由により、このプロジェクトが終了することになった場合、他の子育て施策等に活用されることがあります。ご容赦ください。

ケアリーバーからのメッセージ

支援を受けたケアリーバーの子からもメッセージをいただいております。

児童養護施設経験 20代女性

周りの同年代の子達より背負うものが多い若者がいます。
誰を信頼していいのか分からず感情を閉ざしてしまう事もあります。
そんな中で信頼できる大人に出会うことは難しい事でもあります。けれど板橋区にはありのままの自分をどんな時も迎え入れてくれるただの【箱】ではない温かい居場所事業があります。
細く長く、でも強く繋がっていくことで嬉しい事も悲しい事もだんだんと話せるようになり1人より2人、2人より3人と一緒に感情を共有できる信頼してみようと思える大人が徐々に徐々に増えていく事で新たなスタートを切り、一歩踏み出す事ができます。
いつも支えて下さるスタッフの皆さんや地域の方々、本当にありがとうございます。
これからも変わらず一緒に若者の成長を見守ってくださると嬉しいです。

児童養護施設経験 20代男性

仕事以外に予定が出来ること、沢山の人と繋がりが出来ること(孤独じゃないこと)が嬉しい。
支援して下さる方には企業などを含めてとても感謝しています。本当にありがたいことです。

板橋区から寄付者の皆さまへ

子どもの自立時期がかつてに比べて遅くなる中、保護者等からのサポートが必ずしも期待できない状況で施設を卒園しなければならないことは、自己実現を妨げる大きなリスクです。
子どもたちが公平に社会生活をスタートする上で、皆さまのご支援が大きな後押しとなります。
無限の可能性を持つ子どもたちの未来にぜひご支援をお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

東京都板橋区

板橋区は、東京23 区の北西部に位置し、人口が58 万人を擁する生活都市です。
区内には、旧中山道「板橋宿」周辺の名所・史跡をはじめ、千年の昔から受け継がれる徳丸・赤塚地域の神事「田遊び」など、有形・無形の文化財が今も数多く息づいています。
また、近隣商店街を中心とする商業、赤塚地域における都市農業、荒川沿岸部などの工業が併存しており、都内有数の産業都市としての顔も持つなど長い歴史と伝統、新しい時代の息吹が調和する魅力あるまちです。
今後も「東京で一番住みたくなるまち」をめざし、取り組んでまいります。