地震で自宅を失い営農が困難となった北海道安平町の牧畜・酪農・ハウス栽培農家に、モバイル住宅を2年間無償レンタルしたい
カテゴリー:災害
寄付金額 25,015,133円
目標金額:25,000,000円
- 達成率
- 100%
- 支援人数
- 136人
- 終了まで
- 受付終了
茨城県境町(いばらきけん さかいまち)
寄付募集期間:2018年10月11日~2019年1月31日(113日間)
茨城県境町
9月6日に北海道安平町を襲った大地震により、甚大な被害を受けた安平町守田地区の農家の方々は、四六時中、家畜の世話やハウスの管理のため、遠く離れた避難所で生活しながら、1日に何回も作業場に通勤することが困難となっています。
そのため、被災農家は全壊した自宅付近で車中泊などの過酷な避難生活を続けています。行政による応急仮設住宅の建設は2か月先となるため、このままでは、災害関連死などの2次被害や農家の廃業などの危機が予想されます。
そこで、安全な生活と営農の継続、コミュニティの維持を支援するため、民間支援として、被害が大きい北海道安平町の農村集落8世帯に、モバイル型住宅を2年間無償レンタルいたします。
北海道安平町の牧畜・酪農・ハウス栽培農家を支援
安全な生活と営農の継続、コミュニティの維持を支援するためにモバイル住宅を2年間無償レンタル
今般の北海道胆振東部地震は北海道の農山村地域に大きな被害もたらし、酪農・畜産・農業従事者が多数被災しています。
これらの方々は生産現場である牛舎や豚舎、農地に隣接して自宅をかまえ、終日断続的に作業に従事しています。
災害救助法の現在の運用では、応急仮設住宅は公有地等に長屋タイプの複数世帯を集合した仮設団地として供給されることが標準となっています。
そのため、畜舎や農場から何十キロも離れたところに居住して、そこから通勤・従事することは困難であり、このままでは経営破綻や離農、町外への移住など過疎化を招きかねません。
そこで、自宅が全壊するなどした酪農・農業従事者の皆さんが、畜舎や農地に隣接する本来の居住地の近くで、安全に避難生活を送りつつ従事できることを支援するために、ふるさと納税によるクラウドファンディング(返礼品辞退による寄付)により、「個別設置が可能なモバイル型レスキュー住宅」の提供を行うこととしました。
安平町へ提供予定のモバイル型住宅ユニット
施設の概要
・2.5m×12mのモバイル型住宅ユニット。
・家族構成に合わせて、1ユニットが1世帯、2ユニット連結が6世帯、3ユニット連結が1世帯、合計8世帯(合計16ユニット)
・寒冷地に対応した高断熱仕様。
・トイレ、バスタブまたはシャワー、キッチン、電磁調理器、エアコン等の設備を備えています。
事業実施のスケジュール
モバイル住宅ユニットの提供:株式会社アーキビジョン21
農家、集落との調整:一般社団法人協働プラットフォーム
自宅を被災した北海道安平町農村集落8世帯
目標額2500万円:モバイル住宅のレンタル料(2年間)と輸送・設置費として
電気工事、給排水工事、外構工事は、各農家の被災状況を把握したうえで、被災集落が相互に協力して実施する。
茨城県境町の災害支援への思い
今般の未曾有の災害にて、尊い命を奪われた方々ならびに、ご遺族、被災された多くの方々へ心よりお悔やみ申し上げます。
茨城県境町は3年前の関東・東北豪雨の際に、深刻な被害を受け、その復旧のために全国の皆さまから、ふるさと納税による多くのご支援をいただきました。その恩返しと被災した経験から、一昨年(2016年)の熊本地震の際に被災した自治体に負担のかからない支援方法を考え、ふるさと納税を活用した『代理寄付』を全国に先駆けて開始し、熊本県を支援いたしました。
また、今年7月に西日本を襲った平成30年7月豪雨では、岡山県倉敷市と広島県への代理寄付による支援を行い、倉敷市にはガバメントクラウドファンディング(GCF)を活用して個室トイレやシャワーなど様々な用途のコンテナハウスを輸送・設置に取組みました。
この度の北海道胆振東部地震におきましても、北海道厚真町への代理寄付に加え、ガバメントクラウドファンディング(GCF)を活用して、避難生活を少しでも和らげる一助となるためのモバイル型住宅ユニット設置等を早急に実現するために、実績のある一般社団法人協働プラットフォーム(代表理事 長坂俊成)と株式会社アーキビジン21(代表取締役 丹野正則)の協力により被災地へ向けた支援を行います。
被災した経験があるからできることがある!今後も「いま被災地では何が必要か」を見極めて支援してまいります。
現地の方からのメッセージ
橋本牧場 橋本 善太様(競走馬育成他)
建物(スマモ)は暖かく気密が良いです。2年間の内に住宅を建てる必要がありますが、牛(馬)舎や付属施設の復旧が先と考えています。
少しずつ、牛(馬)舎や付属施設を直して行くしかないのですが、牛(馬)舎は幅12.6m×60mで、半壊という判定です。しかし、補修箇所が多すぎて、新築するのと見積りは変わらず、場合によっては補修の方が高い可能性もあります。
生業の再生に重きを置いているので、自力での住宅の再建は 後回しとなり継続的な支援が必要です。正直、仮設の期間が2年では、大丈夫とはいえず、道路復旧等、今のペースでは2年間で復興 が完了するのは難しいと感じています。
まずは、前の状態に戻す事が先。規模を大きくしたいという気持ちはありますが、一度に多数の建物が壊れたので、一度に行うのは難しいですね。
川崎 真一様(そ菜栽培、トマト、ピーマン、きゅうり等)
家(スマモ)はあたたかく、窓の結露も全くありません。しかし、被災した住宅の再建はまだ先となりそうです。
生業の再建の見通しとして、年明けから来年の準備を開始したいと考えています。12〜1月は準備、2月中旬から種まき、11月中旬に収穫の予定です。
安平町の中でも震源地に近い場所のため、震災でハウスの内部が地割れ、温度調整用の電熱ヒーターが破損、畑も地割れしました。畑は 春先に改修する予定です。
今年は、天候不順、台風もあり全体で4割減の収穫となりました。その中でも今回の震災での被害が大きく、3割程度は影響しています。
まずは、家(被災した自宅)より、仕事場の再建が第一です。元に戻す事が先。毎日、頑張るしかないです。
寄附者の皆さまへ
境町からのメッセージ
安平町守田地区の農家の方々は、現在、自宅付近でモバイルハウスにて生活を送りながら、家畜の世話やハウスの管理を行っておりますが、牛舎の改築や営農が急務となっており、自宅の復旧にはまだまだ時間がかかります。
遠く離れた仮設住宅から一日何回も通勤することが困難となっているため、畜舎や農地に隣接するモバイルハウスで生活を送りながら就業できるよう継続した支援が必要となっております。
引き続き皆様のあたたかいご支援をお願いいたします。
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茨城県境町
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