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【第2弾】動物たちの未来のために、新設される前橋市動物愛護管理センターの整備にご支援を

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 712,000

27.3%

目標金額:2,600,000

達成率
27.3%
支援人数
47
終了まで
44
/ 91

群馬県前橋市(ぐんまけん まえばしし)

寄付募集期間:2025年7月16日~2025年10月14日(91日間)

群馬県前橋市

プロジェクトオーナー

人と動物が共に暮らす共生社会の実現を目指し、令和8年度の稼働に向けて「前橋市動物愛護管理センター」の新設を進めています。
センターでは、保護された動物たちが安心して過ごせるよう、福祉に配慮した適切な飼養管理を行うため、多くの備品が必要です。
新設に向け、昨年度はクラウドファンディングを通じて寄附を募り、多くの皆様から温かいご支援をいただきました。
心より感謝申し上げます。
今年はその第2弾として、引き続き備品購入のためのご寄附をお願いしています。
いただいたご支援は、動物用ケージ、治療・トリミング機器、薬品用冷蔵庫など、動物たちの健康と安全を守るための備品整備に活用させていただきます。
皆様のご支援が、動物たちの命と未来を守る大きな力となります。
この取り組みにご賛同いただき、温かいご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

動物愛護のために前橋市動物愛護管理センターを新設します

令和元年6月に動物の愛護及び管理に関する法律(昭和48年法律第105号)(以下、「動物愛護管理法」という。)が改正され、自治体の設置する施設が動物愛護管理センターとしての機能を果たすことや、施設の担う業務が明確化され、災害対応を始めボランティア等多様な関係者との協働も求められるようになりました。

現在の動物の飼養場所である保健所動物棟は、狂犬病予防法に基づき一時的に犬を収容するために設置された施設であるため、動物愛護管理法を前提とした動物福祉への配慮の面で必要な設備が整っておらず、保護・収容した犬猫を市民等に譲渡するまでの中長期的な期間の飼養には不十分な施設となっています。

このような背景から、動物愛護管理事業の推進を目的として、既設の保健所動物棟に隣接した場所に、前橋市動物愛護管理センターを新設し、令和8年度からの稼働を予定しています。

動物愛護管理センターの新設の目的

既設の保健所動物棟の問題点と本市における動物愛護事業の実情並びに動物愛護管理法の趣旨を踏まえ、①動物の福祉、②ボランティアとの協働、③教育・情報の発信源をコンセプトとして、動物棟の増築(現施設に隣接した施設を新築する)を主軸として施設の改善計画を立てることとします。

①動物の福祉

• 動物にとって快適な環境を目指し、「動物にやさしい施設」をつくります。
• ケージの数を増やし、犬や猫が過ごすスペースを広く確保します。
• これにより、動物のストレスが減り、健康管理がしやすくなります。
• また、自然な行動が見られるようになることで、性格を把握しやすくなり、新しい飼い主とのマッチングや譲渡がスムーズになります。

②ボランティアとの協働

• 現在の施設は狭く、ボランティアが活動しにくい状況です。
• 新しい「前橋市動物愛護管理センター」では、多目的室を設け、ボランティア(動物愛護団体、推進員、学生など)との交流の場として活用します。
• これにより、動物の人馴れや訓練、性格の把握などがより効果的に行えるようになります。

③教育、情報の発信源

• 動物愛護に関する情報を発信することで、市民の意識向上を図ります。
• 人それぞれ動物への考え方は違いますが、互いの意見を尊重しながら、協力してより良い地域社会をつくることを目指します。

寄附金の使い道

今回、皆様からいただいた寄附金は、令和8年度の稼働を予定している前橋市動物愛護管理センターの新設における備品の購入に活用させていただきたいと考えております。

《主な購入物品》

  ・動物を飼養するためのケージ、運搬に使用するキャリーケース
  ・負傷した動物を治療するための医療機械器具
   (麻酔器具機械、輸液台、手術器具セット等)
  ・傷んだ毛や爪を整えたり清潔を維持するためのトリミング器具
   (ハサミ、バリカン、スタンド式ドライヤー等)
  ・治療に使用する薬品やワクチン等を保管する薬品用保管庫
  ・飼養環境の清潔を維持するための清掃用具類(掃除機、タオル等の洗濯機)
  ・殺菌を行う機械器具(オートクレーブ滅菌器)
  ・譲渡講習会を行うための物品(机、イス等)

また、保護している動物の飼養管理費(エサ代、ワクチン代、医療費等)についても有効に利用させていただきます。

※目標金額に達した場合、達しなかった場合でも、皆さまからご支援いただいた貴重な寄附金は、全て上記の事業に活用させていただきます。

地域の動物たちの未来のために、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

昨年度のご支援への感謝とご報告

昨年度実施したクラウドファンディングでは、動物愛護管理センターの整備に向けて、目標額600万円を掲げて寄附を募りました。

結果として、4,138,222円ものご支援を全国の皆様からいただくことができました。

心より感謝申し上げます。

皆様からの温かいご支援は、動物たちが安心して過ごせる環境を整えるための備品購入にあて、大切に活用させていただきます。

前橋市動物愛護管理推進事業の概要

中核市となった平成21年以降、市保健所では動物愛護管理法に基づき事業を行っております。

犬については、市内(特に旧町村地域)では、従来から野犬の徘徊等が確認されており、保健所設置当初は犬の収容が多くありましたが、捕獲等の対策により全体数は年々減少しています。収容される犬には幼齢の個体も多くいましたが、譲渡事業の実施によりそのほとんどを譲渡しました。

譲渡数の内訳では、子犬の譲渡率が高い状況ですが、成犬は譲渡が決まりにくい傾向にあるほか、人慣れしていない子犬(概ね生後3か月齢以降に収容された野犬の子犬)についても譲渡が決まらずに長期間収容されていることがあります。

課題として、人馴れや訓練に時間がかかる個体を飼養するスペースをいかに確保するか、また、譲渡が決まりにくい成犬などについて、ボランティアとの調整や、性格を把握するまで安全に管理できる設備が必要であることから、そのための施設整備が求められています。

猫については、野良猫が子猫を産んだことなど起因する相談が多くあります。

引き取る猫のほとんどは子猫(拾得によるもの)であり、病気等の理由から管理が十分にできないことや、季節性に繁殖するために引き取り時期が集中することなどから殺処分等の数が引取数に付随する形となっています。

また、最近の傾向では、多頭飼育崩壊等によって、飼い主による飼育困難な事由による引き取りが増えています。
これらの問題を解決し、猫の譲渡を最大限推進し、多面的な対策により殺処分数を減らすためには、ボランティアや動物愛護団体と確固たる協力体制を構築するとともに、長期的な飼養管理を見据える必要があります。

具体的には、ボランティアが動物棟内で幼齢猫に人口哺乳を行うなど、給餌等の活動ができる程度広さを確保することが求められます。
また、動物棟内に不妊去勢手術等が実施できる設備及び体制を構築することにより、子猫の飼養管理が長期化し、性成熟した場合でも早期に手術することで猫の繁殖行動を抑え、譲渡に付加価値を付けることができます。

さらに、猫の飼養環境においては、猫エイズのキャリアの有無によって飼養場所を分けて管理する必要があり、現在より広いスペースが必要となります。

前橋市では、「動物の愛護及び管理に関する法律」第38条に基づき、令和7年度より「動物愛護推進員」の委嘱を開始しました。
動物愛護推進員は、適正な飼い方への助言や、動物に関する相談対応を行う、動物愛護に熱意と知識のあるボランティアの方々です。
連携を深めて協働し、人と動物が共に暮らせる社会づくりを進めてまいります。

保健所は野良猫対策について助言や支援をしています

野良猫の増加を抑止し、猫に起因する生活環境被害等の防止を図るため、飼い主のいない猫や地域猫の管理者を含む猫の飼い主等に対して、去勢・不妊手術に要した費用の一部を補助する制度(オス3,000円、メス5,000円)を平成25年度から実施しており、令和6年度末までに延べ19,368匹の猫の去勢・不妊手術の補助を行ってきました。

市民からの事業の拡充要望等に対応し、予算額を必要分増額させているところですが、近年の統計では、猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を上回っているとのデータも出ている(前橋市の犬の登録数は1万7千頭前後)ことから、猫の去勢・不妊手術補助金制度の需要は今後も継続すると見込まれます。

なお、現在も、年間を通して受付を行い、猫の繁殖シーズンにも対応できるよう事業充実化を図っています。

適正飼養について市民に普及啓発をしています

ペットの飼育において、飼い主は命あるものである動物の所有者又は管理者であるという自覚と責任を持つと同時に、他の人に迷惑や危害等を及ぼすことのないよう適切な飼育管理することが大切です。

しかしながら、いまだ不適切な飼養等による迷惑や周辺の生活環境が損なわれているような苦情がしばしば報告されています。

特に近年では猫による苦情が増加しており、保健所ではそのような苦情への現場対応などとともに、適正飼養のための普及啓発を行っていますが、当事者の意識改善や地域全体の理解を伴うものもあるため、解決に至らない場面もあるのが実情です。

飼い主から届いた「しあわせのお便り」

新しい家族のもとでしあわせに暮らしている譲渡犬・猫を紹介します。

ずーっとやんちゃな家族

2020年10月、我が家に新しい家族が加わりました。
5匹兄弟の中で、ただ1匹の男の子だった「だいふく」。
初めて会ったときから人懐っこくて、家に連れて帰ったその日から、だいふくはすっかりリラックスモード。
初めての場所とは思えないほど自然に過ごし、「もしかして前からうちの子だった?」と思うほど、すぐに馴染んでくれました。

だいふくは近所の人にも、すれ違うわんちゃんもみんな大好きで、誰にでもしっぽを振って挨拶します。
遊んでもらえると思うと、2本足で立ち上がって、まるでカンガルーのようにぴょんぴょん跳ねながら近づいて行ってしまいます。
雨が降ろうが雪が降ろうがとにかく散歩が大好き。
カッパ代わりにビニール風呂敷とガーデン用の帽子を被って、元気にお散歩。

夕方、父さんが仕事から帰ってくると、まるで30年ぶりの再会かと思うほどの熱烈な歓迎ぶりで、毎日が感動の再会シーンのようです。
夜になると、撫で撫でしてもらいながら、すぐにスヤスヤと眠ってしまいます。

元気いっぱいで可愛くて、私たちに毎日たくさんの癒しと笑いを届けてくれています。
我が家に来てくれて、本当にありがとう。

我が家の「ビゾ」と「グレン」

昨年12月、猫と一緒に過ごしたいと思い、八われ模様の白黒猫「ビゾ(女の子)」を譲渡していただきました。
初めての環境に少し戸惑っていたようで、ちょっぴり臆病で神経質なところもありましたが、すぐに慣れて穏やかな表情を見せてくれています。
窓辺で日向ぼっこをしたり、お気に入りの場所で眠ったりと、ビゾは猫ライフを満喫中です。

ただ、一匹では少し寂しいかな…と思い、今年の5月にさば白の男の子「グレン」を譲渡していただきました。
グレンは正反対の性格で、怖いもの知らずの自由奔放タイプ。
1週間も経たないうちにビゾと仲良くなってくれました。

今では毎日、にゃんこプロレスで元気に遊び、ふたりでストレス発散しています。
追いかけっこをしたり、じゃれ合ったりする姿は見ていて飽きず、賑やかな毎日です。
部屋のあちこちに猫グッズが増え、すっかり猫仕様の空間になってきました。

土日には、娘も猫が大好きなのでマンションに一匹ずつ寝泊まりに行っています。
送り迎えは私の役目です。

前橋市長からのメッセージ

前橋市では近年、犬・猫の譲渡率の大幅な向上など、動物愛護に関する様々な取り組みが実を結んでいます。
これらの成果は、行政の力だけで成し得たものではなく、動物愛護に携わる皆様の熱意によって実現したもので現在、建設を進めている「動物愛護管理センター」は、保護された犬や猫が安心して過ごせるよう、福祉に配慮した設備を整えるとともに、動物愛護活動に取り組むボランティアの皆様が気軽に集い、地域に根ざした活動の拠点となるような施設にしていきたいと考えています。
応援してくださる皆様のあたたかいお気持ちが、動物たちの未来を支える力になります。
どうぞよろしくお願いいたします。

現在進捗情報はありません。

群馬県前橋市

前橋市は、群馬県の県庁所在地で、日本百名山である赤城山のすそ野に位置する自然に恵まれた豊かまちです。
まちの中心から1時間県内に風光明媚な赤城山と利根川があり、四季折々の異なる風景を楽しむことができます。
前橋市は、目指すまちの在り方として、「めぶく。~良いものが育つまち~」を掲げています。
「めぶく。」まち、すなわち「挑戦する人を応援するまち」「多様な生き方を肯定し見守るまち」として、人や街を幸せにするチャレンジを応援しています。