新品種「銀河のしずく」を農家が直接販売し、消費者へおいしいお米をお届けしたい!
カテゴリー:新産業・地域創生
寄付金額 1,000,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 100%
- 支援人数
- 81人
- 終了まで
- 受付終了
岩手県北上市(いわてけん きたかみし)
寄付募集期間:2018年10月1日~2018年12月31日(92日間)
岩手県北上市×千田敏夫

北上市の農業はお米が主体となっていますが、米農家の収入は減少し、農業離れや耕作地の減少が課題となっています。このような状況を打開するため、米専業農家である千田敏夫さんが、新品種「銀河のしずく」無洗米をオリジナル販売する事業に取り組みます。
無洗米は研ぐ手間を軽減させるだけでなく、とぎ汁が少ないことで環境にもやさしいお米です。まだ生産量が少ない新品種「銀河のしずく」を無洗米にし、消費者の方へお届けしたい。そしてこの個人農家の取り組みを成功させ、周囲の農家の元気にもつなげたい。そんな思いで取り組みます。
※本ガバメントクラウドファンディングに限り、北上市民の方も起業家が提供するお礼の品を選択することができます。
※頂きました個人情報は、北上市より寄附先の起業家へ提供させていただきます。
北上市の米づくり農家が頑張れるために!
手塩にかけたブランド米を食べてもらいたい。

北上市は商工業はもとより、農業も盛んな市でもあります。市内の田んぼには「ひとめぼれ」「あきたこまち」や岩手県オリジナルブランド米「銀河のしずく」などの主食用米や、飼料用米などが栽培され、田園風景の広がる、美しい景観にも恵まれています。
しかし近年、米価の低迷により、米づくり農家の収益は下降の一途をたどり、働き手の高齢化や後継者不足により農村の景観や古き良き伝統が失われつつあることも事実です。
更に平成30年度から稲作農家に対する直接支払いの交付金制度(10aあたり7,500円)が廃止になり、益々農業離れに拍車がかかることが懸念されています。

そんな中、我が家では平成30年より、岩手県オリジナルブランド米である「銀河のしずく」の栽培に取り組み、新たに無洗米機械を導入。無洗米はお米を洗う際に研ぎ汁を出さないため、環境に与える負荷が小さかったり、大幅な節水になるなど、水環境にも配慮できます。
美味しい「銀河のしずく」をより多くの消費者の皆さんに食べていただき、喜んでいただくことで、われわれ農家、生産者も元気になっていきたいと思うのです。
北上市「銀河のしずく」
無洗米オリジナル販売。
北上市産「食のつながり」認証をアピール。

我が家は水稲12ha、作業受託3haの計15ha程を作付けするお米の専業農家です。
平成30年より岩手県オリジナルブランド米である「銀河のしずく」の栽培を1.5ha始めました。昨年までは「ひとめぼれ」「あきたこまち」「ヒメノモチ」の3品種を栽培し、精米袋詰めして消費者への直接販売や、地域内外の飲食店や、スーパーなどでも通年販売を行ってきました。
新たに「銀河のしずく」を導入したことで、今まで以上に付加価値を高めるためにはどうすればよいのか検討した結果、北上市内では前例のない「銀河のしずく」無洗米の農家直接販売に取り組むこととしたのです。
ブランド米としての「銀河のしずく」を知ってもらい、環境にも配慮した無洗米にすることで、ブランドイメージをより高め、更に平成30年2月に登録された北上市「食のつながり」認証制度も利用し、「食べるならやっぱり北上産のお米だよね!」と感じてもらい、地産地消の機運も盛り上げていきます。
近年、全国には多くのオリジナルブランド米がデビューしていますが、岩手県のこの北上市で栽培された「銀河のしずく」を是非召し上がって頂きたく思います。

【銀河のしずくの特徴】
粒が大きく、粘りがほど良く、軽やかな食感なので、食べ飽きることがありません。食味もバランスがとれていて、炊きあがりの白さも美しいお米です。
岩手県中央部での生産に適したおいしいお米品種の開発を目的に作られました。
「銀河」…キラキラと光る星空からお米一粒一粒の輝きを、また、宮沢賢治の作品のタイトルにも使用されており、間接的に「岩手」をイメージ
「しずく」…このお米の特性である、つや、白さなどのおいしさを表現

消費者が笑顔に、農家が元気に。
次なるステップ、無洗米真空パック米への取り組み。

今後、「銀河のしずく」の無洗米販売の次のステップとして、栽培面積を徐々に拡大し、生産量を増やし、新たなアイテムとして無洗米真空パック詰め商品の販売にも取り組んでいきたいと考えております。
鮮度保持により長く保存でき、研ぎ洗いの必要がないため、水も無駄にならない無洗米真空パック米は、贈答用にも災害発生時の非常時にも有用なお米になると考えます。
この「銀河のしずく」を選んで、笑顔で食べていただけるファンを増やし、その結果新たな雇用を生んだり、共に取り組む仲間が増え、安心して米作りに励める元気な地域づくりが出来れば嬉しいです。
■無洗米機導入とオリジナル米袋作成。
次なるステップを目指して。
事業実施のスケジュールです。
【2018年 2月】
・北上市「食のつながり」認証取得
【5月】
・「銀河のしずく」田植え
【8月】
・無洗米機、集塵機導入
・精米施設動力容変工事
・「銀河のしずく」無洗米オリジナル米袋デザイン決定及び発注
・岩手県に「銀河のしずく」ロゴマーク使用申請
【9月】
・「銀河のしずく」収穫・乾燥・調整
【10月】
・「銀河のしずく」農産物検査(等級検査)
・仕分け集出荷基準に基づいた仕分け
(仕分け集出荷基準とはお米の美味しさの指標で、玄米水分0%時玄米タンパク質含有率7%以下のお米のみ「銀河のしずく」として出荷可能。)
【2019年 9月】
・ 真空パック用真空成形機導入検討

寄附金の使い道
いただいたご寄附は、次の費用に充てさせていただきます。
・無洗米処理機と小型集塵機の導入、動力容変工事
・オリジナル米袋の作製にかかる費用
・銀河のしずくロゴマークシール作製費用
住民の声
同じ集落の米専業農家 千田 直樹さん
今年の3月から金融関係の仕事を退職して家業を継ぐため就農しました。
千田敏夫さんとは家も田んぼも近く、お互いに苗づくり作業を手伝ったり相談にも乗ってもらう、米づくりの先輩でもあります。
この春、敏夫さんから「銀河のしずく」の栽培を契機に無洗米販売に取り組むことを聞きました。
我が家でもお米を直接消費者の方々にお届けするべく、まだ量は多くはありませんが取り組み始めており、私も興味関心をもっていました。
お米だけでなく、産地も顔も見える生産者のお米作りへのこだわりや「想い」も届けられるような販売は私にとってもこれからの目標ともなります。


「銀河のしずく」の無洗米販売が順調に推移し、そこから発生する付加価値が更に高まれば、結果的に地域の同じ想いの生産者と共に地域を巻き込むことも可能となり、これからの米作りを頑張れる力の輪が広がるものと思います。
そのために私も、勉強と経験を重ねながら応援していきます。
事業に携わる方の思い
北上市 市長 髙橋 敏彦
■おいしい米を、多くの方へ。
北上市の農業算出額は、米が約6割、畜産が約2割、野菜が約1割の構成比となっており、水稲中心の農業経営となっています。
しかし、主食である米は、人口減少と消費者嗜好の多様化により、年々消費量が落ち込んでいます。
米価の低迷も重なり、水稲を基幹とする北上市の農業は、産出額が大幅に減少するという厳しい状況におかれています。
このような社会情勢や消費者嗜好の変化に対応し、持続可能で魅力あふれる地域農業を展開していくため、関係者が具体的な行動に移すこと、特に、消費者ニーズを踏まえた売れる米づくりを推進することが必要となっています。
本プロジェクトは個人農家の取り組みですが、この挑戦をきっかけとして、消費者の皆様に北上市のおいしいお米を知ってもらい、食べていただくこと、そして、北上市全域の米農家が元気になっていくことにつなげていきたいと考えています。
米農家の未来が明るくなるよう、皆様のご協力を賜れれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

北上市農林部農林企画課
北上市では、「食のつながり」認証制度を実施しています。
この制度は、生産者がこだわり・思いを伝え、そのこだわり・思いを飲食店や加工業者などが消費者までつなげていく取組みを認証するものです。
「つながる」ことに取り組んでいる生産者、販売店、飲食店及び加工業者をそれぞれ認証しています。
この制度をきっかけに、北上産品を提供する販売店、飲食店及び加工業者が増えていくことにより、消費者が食べる機会も増え、魅力の発見や共感につながっていくと考えています。


千田敏夫さんは、食のつながりに取り組む生産者として本年2月に認証いたしました。
鶏ふんや有機質肥料を使用した土づくりや、環境に配慮した栽培を心掛けて米づくりをしており、栽培履歴の表示と生産者の顔の見える情報を消費者や飲食店に届けています。
北上市の生産者の思いやこだわりを消費者のみなさまへ届けたい。
そのためにも、千田さんの取り組みを応援しています。
寄附者のみなさまへ
北上市からのメッセージ
北上市では、市内で新事業や6次産業化に取り組む方を応援し、地域の産業を活性化させるため、「新事業創出支援事業補助金」を交付しています。
これは、事業に取り組む方へ、事業費の一部を補助するものです。
昨年までは通常のふるさと納税でいただいたご寄附の一部を、この補助金の財源として活用させていただいておりました。
しかし今年は、どんな事業者が取り組んでいるのか、どんな効果が期待されるのかなどを寄附者の皆様に知っていただき、応援していただきたいと考え、起業家支援プロジェクトを活用させていただくこととしました。
いただいたご寄附は、補助金という形で事業者へ交付いたします。
※補助金の仕組み上、本年度の事業が終了してからの交付となります。
北上市の取り組みにご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

お礼の品をご紹介
1万円以上の寄附でもらえる!「銀河のしずく」無洗米5kg

岩手の新品種である「銀河のしずく」を無洗米にし、農家オリジナルの袋に入れてお届けします。
生産量がまだ少ないため、手に入りにくいお米です。ぜひ、味わってください。
【注意事項】
※本ガバメントクラウドファンディングに限り、北上市民の方も起業家が提供するお礼の品を選択することができます。
※頂きました個人情報は、北上市より寄附先の起業家へ提供させていただきます。
お礼の品一覧
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2019年10月16日 10:00
新米の時期です!
こんにちは。
北上市から寄附者のみなさまへ、事業の進捗報告をさせていただきます。
今年も稲の収穫時期となり、「銀河のしずく」についても収穫作業を進めています。
収穫したお米は、千田さんへ直接注文することもできますし、市内スーパー(ロッキー江釣子店、ジョイス北上中央店)での販売や、飲食店(千曲そばなど)での提供を予定しています。
ぜひ、今年のお米もご賞味ください。
また、引き続き北上市「食のつながり認証制度」の認定生産者にも登録されています。
おいしく安全なお米を消費者のみなさまへ届けるため、引き続き取り組んでいきますので、応援よろしくお願いいたします。関連リンク
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2019年01月04日 16:44
目標金額達成の報告と引き続きの応援のお願い
2018年12月31日、本プロジェクトの目標金額を達成いたしました。
たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。
皆様からの応援メッセージ、本当に勇気づけられました。
今回のプロジェクトで導入した無洗米処理機やオリジナル米袋を活用し、現在は北上市内のスーパー1店舗でお米を販売していますが、順次取引先を増やしていく予定です。
また、直接販売もしておりますので、もし購入のご希望がございましたら、ご連絡ください。
今後も、農家の元気につながるような取組をしてまいりますので、引き続き、北上市を応援いただけますと幸いです。もっと見るまだコメントはありません
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2018年12月06日 12:00
「SOTOday」に掲載いただきました
観光情報や地元のスポットなどを紹介するSOTOday(ソトデイ)に、北上市の取組を掲載いただきました!
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◆多くの民俗芸能が根付く自然と伝統の街【岩手県北上市】 記事内容
・北上市の観光情報
・3/2~3/4開催 きたかみ暮らし体験ツアー
・クラウドファンディング型ふるさと納税(ガバメントクラウドファンディング)の取組もっと見るまだコメントはありません
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2018年11月16日 15:00
食べてみました!
「銀河のしずく」無洗米をいただきました。
米粒は透明感があり、炊きあがりはきれいな白色!
一粒一粒がしっかりしたお米で、ほどよい粘りがあります。
冷めても(むしろ冷めたほうが)甘みがありますので、お弁当の時間が楽しみになりそうです。
おいしく食べるポイントは、千田さん曰く、「30分以上浸水させてから炊くこと」だそうです。
皆様もぜひお召し上がりください。
(情報提供:北上市職員I)もっと見るまだコメントはありません
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2018年11月06日 09:03
稲刈りが終了しました
10月末に、「銀河のしずく」の収穫が無事終了しました!
写真は「コンバイン」という機械で収穫している様子です。
刈り取ってすぐ、コンバイン内部で脱穀し、「もみ」とそれ以外(葉や茎など)に分け、もみだけをトラックに積み込みます。
もみは出荷前に精米し、消費者のみなさまへお届けします。もっと見るまだコメントはありません
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岩手県北上市

北上市は、岩手県内陸南部に位置し、北上川と和賀川が合流する水と緑があふれる街であり、古くから交通の要所として栄えてきました。
基幹産業は製造業であり、幅広い業種が立地する北東北随一の産業拠点として発展しております。
また、「住みよさランキング」(東洋経済新報社)で8年連続県内1位を達成するなど、まちづくりに対する一定の評価を得ております。
春には東北3大桜名所の「展勝地」の桜、冬はパウダースノーが楽しめる「夏油高原スキー場」があるほか、温泉もありますので、ぜひ訪れていただきたいと思います。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
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反映まで数日かかることがあります。