被災地に「授乳服」を届けて、赤ちゃんとお母さんを”健康二次被害 ”から守りたい
カテゴリー:災害
寄付金額 1,751,982円
目標金額:1,750,000円
- 達成率
- 100.1%
- 支援人数
- 133人
- 終了まで
- 受付終了
茨城県境町(いばらきけん さかいまち)
寄付募集期間:2018年9月5日~2018年10月31日(57日間)
茨城県境町

今回のプロジェクトでは被災地のお母さんへ「授乳服」を届け、授乳を続けられる支援をします。たくさんの方が避難している場所では、人目が気になり、安心して授乳をしてあげられないお母さんが多くいます。
急激な環境の変化を伴う被災時こそ、なるべくストレスなく、赤ちゃんに授乳ができる環境が必要です。被災地の乳児、お母さんに、少しでもストレスなく過ごしてもらえるように、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします!
プロジェクト活動報告
平成30年9月5日から開始したふるさと納税は、おおよそ3か月弱で目標額を達成しました。
多大なご支援、ご協力を賜りましてありがとうございました。西日本豪雨災害から1年を前に活動報告をさせていただきます。
■2018年11月21日

橋本町長と共に伊東倉敷市長に支援のご報告に伺いました。助産師会副会長に状況をお聞きしました。

支援活動は「授乳中の母子」という災害弱者に特化したきめ細やかな支援
外から胸が見えない授乳服をプレゼントし、災害時だからこそ、安心して頻回に授乳できる環境を整えました。
そして、少しでも赤ちゃんとママが、衛生的に、安心して休養が取れるよう、倉敷周辺の6か所以上の助産院の協力の下、赤ちゃんとママのステイ(宿泊)を皆様にご支援いただき、赤ちゃんとママが利用できるようにしました。(写真は助産院ミントハウス)

うちかど助産院さんからのご報告
うちかど助産院さんと被災された一人のママとのやり取りをご紹介させていただきます。

支援を受けた被災地から、レポートや感謝の声が寄せられました
匿名さん
助産院ステイでは優しく迎えられホッとしたこと覚えています。被災後初めて子どもたちと家族でゆったりさせてもらいました。皆様にお世話になったこと勇気づけられたことしっかり子どもたちに伝えていきます。とにかく前向きにポジティブ思考で頑張っていきます。
匿名さん
助産院ショートステイの時兼子先生に大丈夫だよ、みんなで支えるよ、心強い声をかけていただき頑張らなくていいからね、今を大切に過ごそうねと親身に話を聞いてもらい優しく迎えられたこと心の糧に前に進みます。授乳服やたくさんの支援物資を頂き感謝でいっぱいです。支援を頂いた皆様にたくさんの愛と勇気をもらいました。
匿名さん
助産院ステイでは暖かく迎えられ辛いことしっかり受け止めて辛い気持ちをしっかり分かち合ってもらいました。すごく気持ちが楽になりました。お世話になったときは子どもは1か月半でしたが早4ヶ月となり子どもの成長も一緒に見守ってもらいました。先生方からたくさんの元気をもらいました。授乳服や支援物資の提供を受け支援していただきました皆様の優しさに心から感謝申し上げます。
HYさん
全て流されてしまいました。これからはとにかく前向きに頑張ります。助産院ショートステイでは安心して子どもを預けることができ、昼から被災した家にお弁当を届け家の片づけをしていると、あきらめていたへその緒の箱をみつけとてもうれしかったです。帰院すると冷たいおしぼりとハーブティーを準備してくださり皆様に支えられていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。素敵な授乳服ありがとうございました。
匿名さん
助産院ステイでは暖かい心地よいひと時に癒され疲れが取れました。頂いた授乳服は大変重宝しています。助産院の先生から皆様のご支援を知り感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
MKさん
災害を機に様々な環境が変化し戸惑うことがたくさんありました。不安になりしんどい日々でしたが、かねこ助産院で産後ケアをしていただき本当に良かった。救われました。さまざまなアドバイスや心遣いに本当に感謝しています。授乳服は使い勝手がよくどこでも授乳できるので助かりました。ご支援を頂きました皆様に感謝申し上げます。
西日本を襲った未曾有の豪雨災害
「数十年に一度の災害」
平成30年7月に西日本を襲った記録的な豪雨災害では広島、岡山、愛媛等の各県大きな被害が発生しました。現地では土砂災害が多発し、道路が寸断され、多くの方が避難生活を余儀なくされました。
「重大な危険が差し迫った異常事態」と表現されたこの災害では各地で大きな爪痕を残しています。

赤ちゃんに母乳があげられないお母さんがいます
被災地のストレスと避難所のプライバシー
この大災害の後も数千人の方が、避難生活を余儀なくされています。避難生活において、プライバシーの確保や防犯は大きな課題です。
特に女性は、着替えや授乳などに不安を感じる人多く、悲しいことに、乳幼児を抱えるお母さんは、なおさら大きなストレスに直面します。

避難生活が長引きストレスが募ると、赤ちゃんの泣き声に不満を持つ人も出てきます。また、避難先では乳児のいるママたちは人目が気になって、安心して授乳ができないことがあります。

その不安が赤ちゃんにも伝わると、赤ちゃんは泣いてしまいます。その泣き声に、さらに人目が気になってしまうお母さん。さらに不安を感じ取り泣き止まない赤ちゃん・・。
この悪循環の末、周囲の目にたえきれず、乳幼児がいる家庭が避難所を出て車内で過ごしたり、身内を頼って転々とするといったことも過去の災害ではありました。
「健康二次被害」を発生させない
安心して授乳ができない環境は母子ともに大変なストレスです。また、お母さんには乳腺炎を起こすだけでなく、母乳分泌そのものが減少したりするリスクもあります。
そのせいで、母乳育児を諦めてしまうケースもあるのですが、感染症が蔓延する可能性の高い被災地では可能な限り避けたいことです。

健常者でも災害下の環境は心身ともに注意が必要ですが、とくに妊婦、乳幼児を抱える母親、幼児、高齢者等は、災害関連死にも直結しかねないため、大変重要な問題とされています。
健康二次被害とは
避難所生活などの環境の激変から、体調を崩す、持病を悪化させる、また精神的に追い込まれるなどの深刻な事態を「健康二次被害」といいます。様々な健康への影響を鑑みて、被災地においても健康を守るための対策が重要です。

安心してお母さんが授乳を続けられるように
被災地に「授乳服」を届けます
今回のプロジェクトでは被災地のお母さんへ「授乳服」を届け、授乳を続けられる支援をします。「授乳服」とは、服を着たまま授乳できる機能がついた服のことです。
授乳の度にシャツをめくり上げたり、ボタンを外すのは大変手間です。また、服が邪魔になり無理な姿勢を強いられ、お母さんや赤ちゃんの身体に負担をかけてしまう場合もあります。
そして何より、たくさんの方が避難している場所では、人目が気になり、安心して授乳をしてあげられないお母さんが多くいます。

しかし、避難所などのプライバシーがない場所でも、胸が見えないタイプの授乳服なら、安心して授乳することができます。母乳は「赤ちゃんが欲しい時に、欲しがるだけ」与えることが基本といわれています。
授乳服であれば、お腹を空かせた赤ちゃんを待たせることなく、スムーズに授乳することができますし、服が邪魔にならず赤ちゃんの顔を見ながらリラックスした姿勢で授乳することが可能です。

また、疲労で母乳が一時的に出なくなっても、子どもに毎日何回も吸ってもらっていると、また出るようになることもあるそうです。
授乳服は母乳を与える母親の負担を和らげるだけでなく、赤ちゃんが美味しくたくさん母乳を飲むためにも大切なものなのです。

個人差もありますが、生後3~4カ月頃までは授乳間隔が短く、1日中授乳とオムツ交換をしているといっても過言ではありません。
心身ともに疲弊してしまう災害時、お母さんの身体にかかる負担は限りなく軽くすることが大切です。

いただいた寄附金の使い道
皆様からいただいた寄附金はこのように活用させていただきます。
寄附金の使い道
授乳服とブラジャー各50着分:50万円
助産院宿泊費用:125万円
乳期の赤ちゃんとお母さんへの支援として岡山県倉敷市に授乳服を届けます。
※現在、岡山など他市からも問い合わせがあり、順次対応を検討しております。
※授乳服とブラジャー、宿泊費用の配分は変更となる場合がございます。

急激な環境の変化を伴う被災時こそ、なるべくストレスなく、赤ちゃんに授乳ができる環境が必要です。
被災地の乳児、お母さんに、少しでもストレスなく過ごしてもらえるように、皆さんのご支援をよろしくお願いいたします!
現在進捗情報はありません。
茨城県境町
「自然と近未来が体験できるまち」~そうだ!境町に行ってみよう!~ 境町(さかいまち)は茨城県の県西部、ちょうど千葉県と埼玉県の県境にある町です。
利根川と江戸川の分岐点に位置し、江戸時代には水運を活かした利根川随一の【河岸のまち】として、人や文物が行き交う文化交流の場として栄えました。 平成27年の圏央道「境古河IC」開通により、都心からのアクセスも約1時間になりました。
さらに平成28年度には、圏央道がつくば方面へ全線開通したことにより成田方面へも接続されるなど、ますます便利に快適に発展を続けています。
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