海洋プラごみ回収とその固形燃料化による海洋環境保全と地球環境保全

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 1,503,000

150.3%

目標金額:1,000,000

達成率
150.3%
支援人数
80
終了まで
46
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年12月6日~2025年3月5日(90日間)

佐賀県NPO支援×NPO法人浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

国内では各地で海洋プラごみの漂着が問題となっています。唐津でも近年増加しており、海岸によってはその約7割が中国や韓国由来と考えられる家庭ごみや漁業系ごみです。これらの海洋プラごみは、漁場環境に影響を及ぼすとともに波や紫外線で細かく砕けて5mm以下のマイクロプラスチックとなり、海洋生態系にも影響を及ぼすことが懸念されています。
 
私たちは豊かな玄界灘を後世に残したいとの思いから海岸や海中の海洋プラごみの回収活動を行っており、さらにこれらを石炭燃料に代わるCO2排出量が少なく環境にやさしい固形燃料として有効利用する活動を行っています。

唐津の海洋環境保全とともに地球温暖化に少しでも貢献したいと考えています。ご支援よろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

海洋プラごみの海洋環境への影響と焼却処分によるCO2排出

近年、世界的にプラスチック使用量が増加し、同時に海洋プラごみが大きな環境問題となっています。さらにその焼却処分時に排出されるCO2も地球温暖化に大きな影響を及ぼしています。

プラスチックは分解しにくく、数百年から千年規模で自然界に残り続けるといわれており、2050年には魚よりプラスチックごみの量が多くなることが予測されています。

このことから、大阪G20サミットでは「海洋プラごみの追加的な汚染を2050年までにゼロとする」宣言が出され、2022年地球環境行動会議では、削減へ向けた協議が行われはじめました。

漁業者による海洋プラごみ回収による海洋環境と地球環境保全

漁業者による海洋プラごみ回収で海洋環境保全

私たちは2022年から漁業者を中心に回収が難しい海岸や操業中に見つけた海中の海洋プラごみの回収を行っており、これまでに約3,600kgの海洋プラごみを回収しました。

海洋プラごみの固形燃料(RPF)化による地球環境保全

回収した海洋プラごみは環境にやさしい固形燃料(RPF)としてリサイクルされ、工場等のボイラーで使用されており、これまで使用されている石炭に比べ大幅にCO2を削減することができます。

※固形燃料(RPF:Refuse Paper and Plastic Fuel)は、石炭等の代替燃料として開発された固形燃料で、次のような利点があり、近年は製紙会社等のボイラー用燃料として需要が増加しています。 CO2排出で問題となっている石炭燃料を「RPF」に置きかえることで、地球環境保全に効果をもたらします。

1.石炭と同等の熱量を発生
2.石炭に比べCO2の排出量は2/3
3.石炭に比べ低価格
4.ほぼ燃焼しきってしまう(石炭は約10%の石炭灰が発生)
5.石炭に比べ取り扱いが簡単

寄附金の使い道

1)目標金額 100万円

2)寄附金の使い道
・海岸集積海洋プラスチックゴミ回収 500,000円
  回収作業に必要な資材(75,000円)
  船舶・車両借上料(50,000円)
  ゴミ回収作業協力金(80,000円)
  ゴミ処理・リサイクル費(75,000円)
  事務費(220,000円)
・返礼品代金と送料 350,000円
・県手数料 150,000円

※目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
 目標金額以上の寄付が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

事業実施のスケジュール

1)海洋プラごみ回収
 ・場 所:佐賀県玄海地区海岸
 ・時 期:2025年(5回程度)
 ・内 容:海岸や海中の海洋プラごみ回収
2)回収した海洋プラごみの固形燃料化

海洋環境保全や地球温暖化に対する意識の高まり

現在、世界的にプラごみ削減が進んでいますが、まだプラスチックに代わる素材開発は進展中です。今、私たちにできることは、プラスチック使用削減とリサイクル、そしてとにかく海岸に集積した海洋プラごみを回収することです。

私たちは、この問題を広く消費者に理解していただくために、写真展や環境学習会等を開催し、子どもたちから大人まで幅広い世代の方々に海洋プラごみについて意識を高めてもらう活動を活動を行っています。

海岸に集積した海洋プラごみの実態とそれらが海洋生態系や漁場環境、そして焼却による多くのCO2排出等の影響を理解してもらうことで、プラごみの削減につながればと考えています。

【写真展を見学した子供たちの感想】

・ゴミの写真がたくさんありました。日本の海岸には、外国から来たゴミがたくさんあると知りました。私はゴミをすてないようにしたいです。

・ぼくの気づきは、他の国からもたくさんのごみが流れてきているということです。韓国や中国などの国からたくさんのごみが流れてきていることが分かりました。

・いろいろなプラごみがながれついていることがわかりました。ボランティアでごみをひろっていることもわかりました。きけんなものもあるから、きをつけたいとおもいました。

玄界灘の美しい海を後世に残したい

海洋生態系への影響を懸念 東宝丸(井上健一)

私は、玄界灘で漁業を営んでいますが、近年、海岸に集まる海洋プラごみが増えており、漁業や海洋生態系にとって脅威となっています。海は多くの生物を育むとともに、漁業生産の場でもあり定期的な回収が必要となっています。今回の取り組みで海洋環境保全に努めるとともに、少しでもCO2削減に貢献したいと考えています。

唐津の海を守る活動に貢献したい

㈱佐賀クリーン環境 代表取締役 篠原 和広氏

弊社は、RPFを製造する大型プラントを保有し、環境にやさしいRPFの消費拡大を図っています。今回のプロジェクトで、漁業者さんたちが回収された海洋プラごみを少しでもRPF化して、唐津の海を守る活動とCO2削減に貢献したいと考えています。

海洋プラごみのRPF化による課題解決が全国で展開されることを希望しています

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

現在、世界中で海洋プラごみが大きな問題となっています。国内でも各地の海岸にたくさんの海洋プラごみが集積し、各地で回収活動が行われていますが、そのプラごみのほとんどが焼却や埋立て処分されています。

今回の取り組みが国内でも広がることで、海洋生態系や漁場環境保全を図るとともに、C02削減による地球温暖化抑制にも寄与したいと考えています。ご支援宜しくお願い申し上げます。

お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。