【長岡市】中越大震災から20年|つたえる・つながる・そなえる

カテゴリー:災害 

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寄付金額 3,485,000

69.7%

目標金額:5,000,000

達成率
69.7%
支援人数
140
終了まで
65
/ 90

新潟県長岡市(にいがたけん ながおかし)

寄付募集期間:2024年9月9日~2024年12月7日(90日間)

新潟県長岡市

プロジェクトオーナー

長岡市では年を追うごとに震災を経験した市民が減少し、震災を知らない世代が増えつつあります。
そんな状況で、想像もしなかった年初めの能登半島地震の発生。長岡市も最大震度6弱で揺れ、映像などで能登半島の被害状況を知ることで、多くの市民が災害の恐怖を改めて実感しました。
過去に長岡市では同じように震災を経験しています。発生から20年が経過する今こそ、震災の経験や教訓を震災を知らない世代へ「つたえる」ことで、どの世代も災害を自分事化するとともに、いざという時に助け合えるご近所や地域と身近に「つながる」、普段から災害に「そなえる」行動をこの機会に広めます。
震災から20年の今こそ、経験をつたえ、身近な人とつながり、災害にそなえること。このことを全市民そして全国の皆様と共有するために、震災20年事業を実施します。
プロジェクトへのご賛同よろしくお願いいたします。

震災の経験・教訓を活かす

震災の教訓をみんなで共有して、災害対応力を身につける

長岡市はこれまで、戦災や自然災害などの多くの困難に直面してきました。とりわけ、平成16年の中越大震災は、市内の至る所で壊滅的な被害を生じ、市民生活や産業に多大な影響をもたらしました。

震災後は市民が互いに支え合うとともに、全国の皆様から多くの支援をいただいたことで、困難を乗り越え、復興を果たすことができました。災害で得た経験や教訓を地域で語り継いでいくだけでなく、全国へ発信することで支援に対する感謝の意を表そうと、これまで東日本大震災や熊本地震などに長岡の市民団体が現地へ駆け付け、支援活動を行ってきました。

近年、頻発する自然災害は激甚化する傾向にあります。奇しくも、震災から20年を迎えた今年の元旦に能登半島地震が発生しました。私たちは改めて、災害に対する日頃からの備えを怠ってはいけないことを実感したところです。

いつ起こるかわからない災害をみんなで意識し合うことで、一人ひとりの、引いては地域全体の災害対応力をより一層高め、全国へ広げていきます。

中越大震災20年事業

20年目の今こそ、「つたえる」「つながる」「そなえる」

1 災害の経験や教訓を共有する【つたえる】

当時経験したこと、さまざまな見聞を通じて実感したことを、家族や友人と話し、考える機会をつくります。

○追悼イベントの実施
例年開催の追悼行事で使うキャンドルの製作を通じて、震災という特別な経験を小中学生に受け継ぎます。

○民間主体による20年の振り返り
20年にわたる復興やまちづくりをリードしてきた方々にインタビューし、その知見や思いを冊子化して公開します。


2 地域や世代を超えて人の絆をつくる【つながる】

これまでの災害で培われた地域内外の絆に感謝の意を表すとともに、共感による結びつきを広げることで、助け合いの機運を育みます。

○フォーラムの開催
長岡ゆかりの星野知子さんと震災を振り返るとともに、震災を転機とした長岡ならではの生き方やビジネス、能登半島地震を踏まえたこれからの災害への備えについて、様々なパネリストから語ってもらいます。

○メッセージ展の開催
震災の経験の有無を問わず、幅広い世代から震災に対する思い、実感をメッセージとして募集し展示することで、震災を自分事化するとともに、みんなで共有する機会にします。


3 いつ来るか分からない災害に準備する【そなえる】

具体的な訓練や体験を通じて、日頃の備えを確認し、いつ来るか分からない災害に対する意識を高めます。

○「ブラックアウト大作戦」市民チャレンジ
発災後に起こる停電状態を模擬体験します。暗い中で食事し、防災の備えをチェックすることで、停電時にできることや事前に備えることを家族や友人と話して共有します。

【寄附金の使い道】

皆様からいただいたご支援は、震災20年事業の実施経費として活用させていただきます。

ブラックアウト大作戦は市内大学と市民団体が昨年度から始めた試みであり、
長岡初の取組みとして来年以降も継続し発信していきたいと考えています。

この事業は親子などで楽しみながら参加できるイベントであり、
他にもメッセージ展のように自分の経験や実感をみんなに共有するなど、
共感を通じて伝え広め、つながっていくことを目指しています。

フォーラムやメッセージ展、20年の振り返りの成果はWeb掲載することで、
全国の皆様にお伝えしてまいります。

各イベントの開催などもWebを中心に発信しますので、これを機会に長岡を訪れ、
一緒に災害を考え、備えを進めるきっかけとしていただけたら幸いです。

※目標金額未満だった場合も、本プロジェクトに活用させていただきます。
※目標金額以上に集まった場合でも、本プロジェクトに関連する事業や今
後の持続可能な地域づくりに関する事業に活用させていただきます。                                                                    

寄附者の皆様へ

長岡市長 磯田 達伸

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長岡市は中越大震災の発生から今年で20年を迎えました。
震災当時から現在に至るまで、本当に多くのご支援、励ましをいただき、幾多の困難を乗り超えることができました。あらためて感謝を申しげます。
復興の過程で様々な主体、様々な人々が協力し、未来を見据えて知恵を出し合い、汗をかきながら育まれた強い絆は、震災前にはなかった新たな日常を創造してくれました。
震災をバネに生み出された多くの財産は、震災前を上回る活力ある地域づくりの原動力として、今も地域を支えています。
20年の節目にあたり、長岡市では今後も、災害の経験を次世代につなぎ、市民の皆様とともに、安全・安心のために、災害に強いまちづくりを進めてまいりますので、本プロジェクトへのご支援とご協力をお願いいたします。

長岡市からのメッセージ

長岡市は、災害の経験を決して忘れず、災害を経験して得たものをしっかりと後世へつなげていく責任があると考えています。
そして、明日に向けてたくましく歩み、希望を持って暮らす姿を全国に発信することが、全国から得た支援の恩返しでもあるとともに、災害を体験した自治体としての役目であると考えています。

能登半島地震の発生に際して、いち早く支援に駆け付けた市民有志の団体、同年代の力になりたいとオンラインで交流し募金活動も始めた小学生。
そんな志を、当時震災からの復興を牽引してくれた方々から私たちは受け継いできました。

震災から20年が経過する今大事なのは、一人ひとりが災害を振り返って防災意識を髙め、身近な人とのつながりを深めることで、地域のさらなる一体感を醸成すること。
地域の防災力を高めることが、安全安心な地域と生活につながると信じています。
皆様からのご支援は、こうした災害に強いまちづくりに活用させていただきます。

お礼の品一覧