住民22人の地域を千年つづく里へ!【毛原の棚田】で新しいなりわいづくり
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 156,000円
目標金額:1,350,000円
- 達成率
- 11.5%
- 支援人数
- 13人
- 終了まで
- 受付終了
京都府福知山市(きょうとふ ふくちやまし)
寄付募集期間:2024年11月1日~2024年12月31日(61日間)
京都府福知山市×毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト
福知山市では、市民が主体となって取組む地域づくり活動を、活動に共感いただける福知山市民の皆さんだけでなく、全国の方と共に応援し、支える仕組みづくりをめざしており、福知山市が認定した団体が実施する地域づくり活動への支援を募ります。
今回、支援を募る活動は「千年つづく里づくり」をスローガンに、地域住民だけでなく、関係人口と一緒になって、棚田の保全活動に取り組む毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクトが新たに挑戦する「棚田農地を活用したなりわい」と「都市農村交流の仕組みづくり」です。
日本の原風景が残る棚田の里
毛原地区は、京都府福知山市大江町の北端、鬼伝説で有名な大江山のふもとに位置する住民22人12世帯の小さな集落です。集落には、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選定された約600枚の棚田をはじめとした自然豊かな日本の原風景が残っています。
小さな集落ながら、棚田の田植え・稲刈り体験や、棚田オーナー制度などを地域住民と関係人口をはじめとした様々な人が一緒になって棚田の保全活動に、約30年前から取組んできました。
今回は、関係人口のみなさんと一緒に「デジタルお米通貨」を開発し、新たな都市農村交流の仕組みを構築、棚田農地を活用した新たな生業(なりわい)づくりをするためにガバメントクラウドファンディングに挑戦します。
22人の地域に関わる500人の関係人口
2015年に「千年つづく里づくり」をスローガンに、毛原の昔から続く伝統や変わらない風景を守っていこうと地域住民だけでなく、関係人口と一緒に「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」を立ち上げました。
これまで、クラウドファンディングによって毛原で採れた野菜や果物を使った特産品を作る加工施設をつくり、全戸にスマートスピーカー導入による地域情報の共有と見守り活動、福知山公立大学と連携した電子地域通貨の開発等、様々な取組を実施することを通じて、毛原のファンづくりをしてきました。
このような関係人口と一緒に様々な取組をしてきた結果、小さな集落に約500人の関係人口が関わるようになり、5組の移住者が集落にやってきました。
それでも続く過疎・高齢化・・・棚田を活かした新たな挑戦!
しかし、それでも集落では過疎化と高齢化が進み、棚田の耕作放棄地が増えています。
このまま高齢化が進むと、労力のかかる棚田での米作りを諦めてしまう農家も増えて、離農・離村につながり、棚田の景観保全だけでなく、集落機能の維持すらも危ぶまれます。
そこで、これまで毛原に関わってきた関係人口のみなさんと一緒に、「デジタルお米通貨」を開発して新たな都市農村交流の仕組みの構築と、高齢者でもできる負担の少ない棚田農地を活かした新しい生業づくりの2つの新ビジネス開発プロジェクトに挑戦します。
お米が地域通貨に?!【お米デジタル通貨】を開発して新たな都市農村交流の仕組みを構築
毛原に訪れて、地域の困りごと(獣害対策、草刈り・収穫手伝い等)を手伝ってくれた方へ「お米」あるいは毛原の特産品や新作物を活用した商品と交換できる「デジタルお米通貨」によってお返しする米為替地域通貨システムを福知山公立大学情報学部と連携して開発・実証実験を行います。
人手が少なくても、高齢者でもできる棚田農地を活用した新作物栽培と商品化
高齢化が進み、人口が減少していることによって棚田の耕作放棄地が増えていることから、人手が不足していても、高齢の方でも栽培できる新たな作物を栽培し、商品化をめざします。
①専門家とともに知恵をしぼって、新たな商品作物を見つけます!
先進地視察を実施して新しいなりわいを興すためのノウハウを学び、農村里山での地域づくりの経験が豊富な専門家を招いたワークショップを地域住民や関係人口によって行い、新たに栽培する作物と商品化のアイデアを決めます。
②作物のお試し栽培を体験イベントとして、みんなで一緒に行います!
ワークショップで決まったアイデアの実現に向けて、新作物の試験栽培を行います。その際の植付・収穫作業は体験イベントとして市内外に広く呼び掛けて参加者を募ります。
③福知山公立大学の協力を得て、収穫した作物の商品化をめざして加工します!
専門家と福知山公立大学と連携して、新作物を活用した商品開発をはじめ、収穫した新作物の加工作業を行います。
④新商品を毛原でいつでも購入できるように。自動販売システムを作ります!
新商品や地域農作物を販売するための農産物直売所の設置にあたり、人手不足地域でも直売所が運営できるように自動販売システムを開発します。
毛原地区の住民と関係人口のみなさんが一緒になって、「お米デジタル通貨」による都市農村交流の新たな仕組みの構築、新しい生業づくりをするために、ガバメントクラウドファンディングを実施します。そして、将来は下記のように開発した新商品の販売などに取り組む予定をしています。
令和7年~:商品開発ワークショップ、試作作物栽培イベント、自動販売システムとお米デジタル通貨の開発・実証実験
令和8年~:開発した新商品の販売
令和9年~:農産物直売所の設置、自動販売システムの実装、お米デジタル通貨の運用開始
寄附金の用途
棚田農地を活用した新作物栽培・商品化にかかる経費、自動販売システム及び米為替地域通貨システムの開発経費を、本プロジェクトの広報も兼ねて寄附で集めたいと考えています。
【内訳】
①棚田農地を活用した新作物栽培・商品化
先進地視察先への謝金、商品開発ワークショップの講師謝金・会場使用料、企画開発
会議の講師謝金・会場使用料、試験栽培作物の植付・収穫作業の体験イベントに係る経費
②自動販売システムとお米デジタル通貨の開発委託費
【目標金額に到達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトへ活用させていただきます。その場合は、事業計画の縮小、計画を後ろ倒しして資金調達方法を模索しながら本プロジェクトが実現できるように実施団体で努めますので、あらかじめご了承ください。
【寄附金取扱いの注意点】
・今回の寄附募集では、返礼品を設定していません。希望される方には、今後団体が主催する活動や、成果報告会等への案内をいたします。また、福知山市民の方も本プロジェクトに寄附することによって、控除が受けられます。
・災害等何らかの理由により事業が実施できなくなった場合は、地域住民が主体となるまちづくり活動への助成金(例:まちづくり活動応援事業補助金等)の財源として活用させていただきます。
寄附者のみなさまへ
水口 一也さん(毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト代表 )
毛原には、世界一の美しさを誇る棚田があります。小鳥のさえずり、あぜ道、自然にある花や草など、まさに日本の原風景です。
毛原住民は、昔から棚田のある里山の環境で生活し、自然を守ってきました。こうした都会では忘れられてしまった素晴らしい環境を、未来の子どもたちに受け継いでいくことは、私を含め毛原に暮らす住民の使命だと考えています。
毛原が千年つづくように、毛原住民以外の多くのお力をいただきながら、高齢者でも営める負担の少ない棚田農地を活かした新しいなりわいづくりに精一杯取り組んでいきたいと思っています。どうぞお力をお貸しいただきますようお願いいたします。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
京都府福知山市
いろんな福を感じられるまち 京都・福知山
由良川流域の福知山盆地にひらける京都府福知山市は京都府北西部に位置し、京阪神と日本海側をつなぐ国道や鉄道が交わる北近畿の交通の要衝です。市街地の周辺には農山村地域が広がり、丹後天橋立大江山国定公園の大江山連峰などの山々に囲まれ、市の中心を流れる由良川水系とともに四季折々の風景を身近に感じながら暮らしています。
まちのシンボルでもある福知山城は、戦国武将・明智光秀が築城したお城として知られています。逆臣として語られることも多い明智光秀ですが、福知山では、まちの基礎を築いた英雄として慕われています。
福知山城を中心に広がる市街地には教育機関が充実し、生活の基盤がコンパクトにまとまっているなど子育てしやすい環境が整っています。
日本の原風景が広がる農山村地域には、酒呑童子などの鬼伝説が残る大江山や実り豊かな夜久野高原など美しい自然があります。春や秋にまちを覆う「丹波霧」が農作物を潤し、丹波栗や丹波黒大豆などここにしかない特産品を育んでいます。
ほどよく街でほどよく田舎な福知山の、いろんな“福”を感じてください。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。